tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2024年春アニメ1話視聴感想~その6

今回で終わります。終わらせます。

一体、私は何作品の1話を視聴したのでしょうか。

 

そんなこんなで2024年春アニメ、1話視聴感想、その6でございます。

今日、ご紹介するのは先週末、土曜日深夜に放送された作品が主です。

ビッグタイトル続きの2024年春アニメの中でも、特に注目作品が放送されたような気がするのですが、皆さんはいかがだったでしょうか。

 

ではでは、こちらの作品の感想からスタートです!

 

・『声優ラジオのウラオモテ』

・・・『なんてタイムリーな・・・』

そう思ってしまったのは私だけではないはずです(汗)。

いや、何でもないです。すいません(土下座)

 

めちゃくちゃ面白かったです。楽しみにしていた作品ではあったけれど、正直、この面白さは嬉しい誤算だぞ。

ねー。なんかすごい考えさせられる作品でした。声優と言う職業を取り巻く環境、あるいはそこに対する世間の受け止め方、考え方の変化って言うのは、ここ数年、目まぐるしいものがあるように感じます。また声優さん自身に対しての『キャラ付け』みたいなもの。それは昔から結構、言われているように思うのですが。

とにもかくにもそうした要素を、実に赤裸々に、あけすけに描いていて『これはもしや、ノンフィクションなのではなかろうか・・・』と思わされたくらいです。

 

自分とはかけ離れたキャラを、登場人物としてではなく、『声優』である1人の人間として演じなければならない。自分がキャラクターにならなければならない。そしてそれを演じなければならないと言う、その苦悩や葛藤。そうしなければ、そもそもとしてあまりにも数が多すぎるが故に、自分の存在を打ち出すことすら難しいと言う現実。

そしてそうして自分の存在が打ち出せたとしても、自分の理想が必ずしも叶うわけではないと言う厳しさ。あるいは、そもそも何をもってして評価されているのか。それが決して明確ではない『演技』の世界の厳しさと魅力。

 

やすみと夕陽、佐藤と渡辺。2人の声優と2人の女子高生。その2人の姿を通して描かれていた物語には、時に胸が締め付けられるような感覚すら抱きました。

声優さんが好きで、声優さんのラジオや配信番組なんかも嬉々として視聴している私にとっては『だよなぁ・・・やっぱり皆さん、いろーんな思いを抱えていらっしゃるんだよなぁ・・・』と突きつけられたような思いすらしたと言うか。

 

ただだからこそ、1話のラスト。公開収録を前に緊張する渡部を前に佐藤が言い放った一言には、救われたような思いがしたと言うか。あるいは、私たちの存在、ファン、オタクの存在が、声優さんにとっても重荷ではなく純粋な支えになっていればいいのになぁ。そんなことを心底、思わされたと言うか。

そしてまた、『アイドル声優』として悶々とした思いを抱えつつも、そこに対して腹を括っているやすみの、佐藤のプロ意識。それを垣間見た気がして、私は一気にやすみのファンになったのであります。

 

やすみ、佐藤のキャラクター造形は勿論のこと。それに対する夕陽、渡部のキャラクター造形も良い。仕事の場面においてすら、あまりにもコミュニケーションが下手くそな彼女には、個人的には共感しかないし。でも彼女自身も『これじゃダメだ』『でも声優としては、演技がすべてだし』と言う思いの狭間で苦しんでいるのだろうことも想像できて、やっぱり応援したくなっちゃう。

うーん、これは面白かった(2回目)。何もかもが正反対で、でも『声優』としての思い、その熱さだけは共通している2人の物語が、今後、どんなふうに転がっていくのか。

続きが見たい!でも余裕がない!うぎゃぁ!

 

・『黒執事-寄宿学校編-』

・・・右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、斜めを見ても、どこ見ても、顔が良いキャラクターしかいないっ!

黒執事』なのです。わかりますね?お話が面白いのは勿論、言うまでもないことなんです。でもやはりこの作品を語るうえで、枢やなさんが描かれる絵の美しさ。それも絶対に欠かすことができない要素なんですよ。ってか漫画は全部、そうなんですけど。

 

アニメ1話、もう見事に、原作の枢さんの美麗な絵が、そのままアニメ絵として表現されていて。PV見た時から、それはある程度、わかっていたんですけど。

なんかもう、とにかく24分のアニメとして見たら、その凄さがひしひしと感じられて。ひたすら『ありがとう!ありがとう、CloverWorks!』と言う気持ちしかありませんでした。

この作品もそうだし『WIND BREAKER』もそう。細い線で紡がれる、キャラクターの美しさ、力強さ。原作がある作品において、そのキャラクターの見た目、それがそのまま崩れることなくアニメ絵で表現されていると言うのは、ただただ『ありがてぇ』の一言なのです。ありがてぇ・・・!

 

てなことで1話。作画の美しさ、1話として『掴みは完璧!』としか言いようのないお話。何もかもが『パーフェクト!』と拍手喝さいを送りたくなるレベルでございました。

まつ毛とか髪の毛、その1本、1本の描きこみ具合とか、ほんと半端なかったですよね。背景、建物の描写も本当に『一切の妥協、許さん!』と言うのが感じられるレベルで、だからこそ、作品の世界観、その雰囲気が存分に感じられたのも素晴らしかった。

 

そしてその美しい絵で描かれた、美しきキャラクター。そちらを演じていらっしゃる声優さんたちのお声、演技のハマり具合も『最高かよ・・・最高だよ』でした。

語弊ある言い方になるかもしれませんが、絵の美しさ、キラキラに、声優さんのお声が、演技が浮いてない。素晴らしい。坂本真綾さん、小野大輔さんは勿論のこと、今回から登場したP4の面々を演じられている声優さんも、ほんと・・・ってかエドガー役の渡部俊樹さんは、本当に、実に素晴らしい役者さんを抜擢して下さったことよ。

サブキャラを演じていらっしゃった白石晴香さん、石毛翔弥さん、戸谷菊之助さん。そして今後、登場予定の堀江瞬さんの演技も、実にキャラにぴったりだったし、今から楽しみでしかないのです。

 

1期から数えること、実に16年の月日が流れての新作アニメ。これまでアニメの制作を担ってきたA-1 Pictures、その中のひとつのスタジオがブランド化されたことで生まれた制作会社によって制作されたそれは、何もかもが『最高!(感謝感激)』でございました。ただただこの先が楽しみでなりませんことよ!

 

・『怪獣8号』

・・・原作を読んだ時、市川レノは私、逢坂良太さんのお声で脳内再生されていたのですよ。ちょっと低め、かつ硬めの逢坂さんボイス。アニメの1話見て、加藤渉さんが演じられているレノの第一声を聞いた瞬間『原作通りの声!』と全身、ポジティブ鳥肌が立って、それ以降、もう『おのれ、原作通りの、私のイメージした通りのレノを演じて下さって!加藤渉さん、許さんぞ!好き!』と思ったことをご報告しておきます。

逢坂さんと加藤さんのお声が似ているとか、そう言うことを言いたいのではなく、何てかほんと、マジで私が思い描いた通りのレノが、そこにいたんですよ!かっはー!

加藤さんもほんと、引き出しの多い若手声優さんだよなぁ~。

 

楽しみにしていた作品のひとつ。期待通りの面白さでした。冒頭の怪獣とのバトルシーンは制作会社、Production I.Gの制作会社としての魅力、強みが存分に発揮されていて見入ってしまいました。今後も迫力、臨場感、緊迫感のあるバトルシーンが描かれるとこを期待しちゃうよなぁ~。

主演は福西勝也さん。正直『もう少しおっさん臭いお声でもよかったかも』と言う感じを最初は抱いたのですが。でも、何より、そのお声、演技からはカフカ人間性。やさぐれ、思い描いた理想からはあまりにもかけ離れた日常、仕事にくたびれ、だけどそこに対しても必死に何かを見出そうとし、何より真面目に、使命感を持って仕事にあたっている。勇敢さもあり、人が良い。そうした部分が伝わってきたのが最高でした。

なんだろ。こう言う見方は自分でもよろしくないとは思うのですが。それでもやっぱり、福西さんのこの作品に賭ける熱量。カフカを演じるにあたっての思いの強さ、深さ。それが、カフカと言う役の思い。そこにきれいに重なっているように感じられて『あぁ、なんて素晴らしい相乗効果』と私は思いました。

カフカとレノ。福西さんと加藤さんのお声の、その対比。そして演技の熱さ。その相性の良さが1話で存分に感じられて、私はご満悦です。

亜白ミナ役の瀬戸麻沙美さんに関しては、もう何も言うことはあるまい。

 

1話、個人的にはカフカの姿に共感しかなかったです。だから『すげぇリアルなお仕事アニメじゃん』と思ったくらい(笑)

忸怩たる思いを抱えながら、未だに胸を疼かせる理想を噛み殺しながら、それでも日々、人々のため、自分の生活のためと言い聞かせ。清掃作業に勤しむ彼の姿の、なんとまぁ、切なくも尊いことよ。

『『お仕事』がしんどいのは、その中で『自分』を突き付けられるからかもしれないなぁ』とすら、私は思わされました。

 

そんな日々を経て、ひょんなことから討伐される側、怪獣になってしまったカフカ。さぁ、果たして彼の運命やいかに、と言うことで。

続々、登場予定のキャラクターも、そしてそちらを演じていらっしゃる声優さんの演技も、ただただ楽しみでしかない本作品。

あまりにも思い描いていた形とは異なる形で、手段で、理想を叶える機会を得たおじさんの奮闘、楽しみたいと思います!

 

・『ささやくように恋を唄う』

・・・土曜アニメは瀬戸麻沙美さんナイト。まぁ、ほんと、良いお芝居されますよね。ナチュラルなんだけど、アニメとして浮いていないお芝居と言うか。

てなことで、その瀬戸さんが演じられている依先輩の、まぁ、可愛いこと。ちょろすぎるよ・・・純情すぎるよ・・・ってかその見た目で、その性格で、恋したことがないのは別として、恋されてことないとか嘘でしょ・・・絶対に後輩から告白されたこと、あるはずだよ(決めつけ)

 

『一目ボレ』、その残酷なまでの(ほんとにね!)すれ違いを描いた百合作品です。

 

瀬戸さんの凛としたお声。役の感情をリアルに、繊細に演じられる演技力。それも相まって、先ほども書いた通り、初恋に戸惑い、そしてドキドキしちゃってる依がただただ可愛かったです。

そして同じくらい、主人公のひまりちゃんも可愛かったです。CVは本作で初メイン、初主演を務められている嶋野花さん。とにかく声が可愛い。もう、ほんとに、何のいやらしさも、屈折もない、純粋無垢な天然ものの可愛らしさがあるお声が、無自覚の内に依の心をかき乱し振り回しているひまりちゃんにぴったり。

こんな可愛らしいお声で『一目ボレしました!』と言われちゃって、おまけにあんな可愛らしい笑顔を向けられた日にゃ、そりゃもう、依先輩じゃなくても心を奪われちゃうことよ・・・なんて罪深き可愛いモンスター・・・。

 

『憧れ』と『恋心』、そのすれ違いを描いた作品ですが、1話の感想としては、その切なさは勿論。でもそれ以上に、とにかくそこに一喜一憂する依の可愛らしさ、無邪気なひよりちゃんの可愛らしさ。そんな2人のやり取りが、ひたすら尊く微笑ましかった、そんな印象です。

脇を固めるキャラクターたちも個性的で、この先、彼女たちの物語も描かれていくのかな、と思うとそれもまた楽しみ。

あとバンドシーンもなかなか力が入っていて。楽曲の良さ、依の歌唱を担当されている笹倉かなさんの透明感ある歌声共々、こちらも今後が楽しみです。

脇カプ好きとしては『真理ちゃんと香織ちゃんはくっついたりしませんかね?』と邪な妄想を膨らませているのですが・・・原作を読まれている方、どうなんでしょうか!?

 

制作は横浜アニメーションラボとクラウドハーツ。横浜アニメーションラボと言えば、個人的に『作画面が心配と言えば心配』と言うイメージもあったので『おおっ、今作は1社での制作ではないのね!』と喜んでいたのですが・・・クラウドハーツは、実質、横浜アニメーションラボみたいなものでした。

同制作会社は今期『THE NEW GATE』も制作されていて、こちらにも瀬戸さんは出演されています。

1話見た限りだと、作画はめちゃくちゃ綺麗でしたが・・・このクオリティが全話、続いてくれ、と願うばかりです。はい。

 

本作、元々は冬クールでの放送が予定されていたようです。でもこの作品の甘酸っぱさ、『すれ違いの始まり。恋の始まり』を描いていると言う内容を考えると、春クールでの放送がむしろ運命的なことのようにも思えます。

純情な2人の少女の、すれ違いと恋。私をたんと悶えさせておくれ!

 

はい。てなことで、視聴できていない作品、視聴したい作品もまだまだあるのですが。

2024年春アニメ、1話視聴感想、ここまででございます!

 

頑張った(遠い目)

もっと他に頑張ること、頑張らなきゃいけないことあると思うんだけど、でも、私、頑張った。アニメ見るのを頑張った。

 

てなことで春アニメ、1話視聴した作品本数は・・・38作品!

ここに『ダンジョン飯』と『わんだふるぷりきゅあ!』を加えたら40作品!

5月から放送開始の『鬼滅の刃』も含めたら41作品ですね!

 

おそらく過去最多。

どうりで1話感想記事だけでその6まで行くはずだわ・・・。

 

いやぁ、しかし春アニメ。事前に予想していた通り、面白い作品が多すぎます。

正直、視聴決定作品選び、めちゃくちゃ難航しています。頭を悩ませています。

 

『分散』と言う言葉を知らないのか、2024年春アニメ。

 

てなことで視聴決定作品に関しては、また近い内、記事にしたいと思います。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。