昨日の続きの記事です。個人的に『見たい作品が多すぎて絞り込めない!大変なことになりそうよ!』と言う予感がしてならない秋アニメ。
その秋アニメで初メインを演じられる声優さんを紹介する記事。昨日は女性声優編で、本日は男性声優編でございます。
ちなみに男性声優さん、初メイン云々関係なしに『お名前多いな』と感じたのが小野賢章さん、石川界人さん、内田雄馬さんに梅原裕一郎さんあたり。いつものこと。畠中祐さん、八代拓さんのお名前が、2番手、3番手に多いのも私としては楽しい。
ではでは早速。そんな秋アニメでブレイクが期待される初メイン男性声優さんをご紹介してまいりましょう。
・古屋亜南さん
・・・『オーバーテイク!』にて主人公の浅雛悠を演じられます。『機動戦士ガンダムムーンガンダム』でも主人公を演じていらっしゃるのですが、こちらのアニメはゲーム内のショートアニメと言う形。なのでテレビアニメの初主演としては浅雛悠が初と言うことになります。
所属事務所はクレイジーボックス。大塚芳忠さんやきっと誰しも、一度は耳にしたことがあるナレーター、奥田民義さんなどが所属されている事務所です。
『オーバーテイク!』、作品概要が発表された時から楽しみで、その主人公を初主演の方が務められると言うこともとても楽しみでして。実際、ボイス入りPVを始めて視聴した時、悠としての古屋さんのお声、演技には『!』とさせられたのです。
それでもって8月の末だったかな?特番の中で先行上映された第1話を視聴して、その楽しみ、期待は更に膨れ上がり、古屋さんに対する『!』も『!!!』くらいになったわけなのですが。
いや、古屋さんは本当に楽しみ。今回のこの記事で紹介している方。皆さん、今後理ご活躍が楽しみなのは間違いないんだけれど、その中でも古屋さんは特に、個人的に楽しみにしたい役者さんのおひとりです。
声が良い。本当に良い。なんだろ。素のお声の印象としては千葉翔也さんと伊瀬結陸さんのお声を足して割った感じのするお声。とにかく声としてめちゃくちゃ綺麗。静かに森の中を流れる小川を思わせるお声と言うか、清涼感とか澄み切った感じとかが半端ない、本当に綺麗なお声。個人的に男性声優さんのお声に対して『綺麗な声』だと感じるのって珍しいから、それだけでも私としてはちょっとした衝撃。
悠のオーデイションには100名を超える方(作品全体では800名を超える声優さんが参加されたとのこと!)が参加されたらしいのですが、古屋さんに関しては監督のあおきえいさん曰く『皆でイメージを出し合っていたが、古屋さんに関してはほぼ全員一致だった。ぼくも聴いて悠だ、と思いました』とのこと。
でもこれ、凄いわかる。言い方としては難しいのですが『浅雛悠と言う少年として100点満点の声』だと思う。本当にぴったりと言うか、『あぁ、悠の声だな』と無条件に納得させられるだけの声と言うか。ハマり具合と言うか、合致具合が凄まじいと言うか。
そして1話でも感じさせられた、あの演技力。言葉少ない役ながらも、その言葉のひとつひとつに感情を熱く、冷静に込められるだけの演技力。
いやぁ、これは本当に作品含めて、古屋さんの演技が楽しみ。また初主演にして、この共演陣に囲まれて、と言うのもめちゃくちゃいい経験になることだろうなぁ。
小原悠輝さん、中西南央さん、伊瀬結陸さん、金子誠さん
・・・『初メインって、その『メイン』の境界線はどこ?』と聞かれれば、私も『わかんない!とりあえず何となくの感覚!』としかお答えできないのですが(土下座)
こちら『川越ボーイズ・シンク』は登場人物が多いのでなおのこと『メインとは。うごごごご』と迷ったのですが。調べてみたらこの作品で、アニメでは名前付きの役がお初と言う方もいらっしゃったので、まとめてと言う形ではありますが紹介させていただくことにしました。
『川越ボーイズ・シンク』はオリジナルアニメ。良いぞ!破天荒な元オーケストラの指揮者の強引な行動に半ば巻き込まれる形で、クワイア、聖歌隊ですね、こちらに励むことになる少年たちの姿を描いた作品です。これも楽しみにしていたんだよなぁ~。
まずは本作品でトリちゃんこと白鳥修二を演じられる小原さん。小原さんは俳優さんとして活躍されている方で、本作品で声優初挑戦となります。おおっ。
同じくITこと小橋快人を演じられる中西南央さんも俳優さんとして活動をされている方。ただし特撮での吹き替え経験はおありのようです。
『俳優』を主とされている方と『声優』を主とされている方の演技の、その感触の違いみたいなものって、個人的には面白いんですよねぇ。だからこのおふたりの演技には注目したいところです。
そして双子の日向兄弟、その片割れである進を演じられるのは伊瀬結陸さんです。VIMSのご所属。八代拓さんや梶裕貴さん、大地葉さんなどが所属されている事務所ですね。伊瀬さんに関しては『アイドルマスターSideM』好きの方なら説明ご不要かと思います。良い声の方だし、演技力も申し分ない方なので、どうぞこれを機にもっとブレイクして下さい!ってか伊瀬さん、まだ20歳なのかよっ!(驚愕)
もうお一方、オトメこと茨戸静男を演じられる金子誠さんは俳協の所属。池田秀一さんや池田昌子さん、諏訪部順一さんや佐藤利奈さん、熊谷健太郎さん和氣あず未さんなどが所属されている『唯一の俳優の生活協同組合』の顔も持つ事務所です。
俳協から初のメインで個人的に驚かされたと言えば、春アニメの『スキップとローファー』の江越彬紀さんがいらっしゃいます。江越さんのように『こんな役者さんがいらっゃったのか!』と金子さんも私を驚かせて下さい!
PVでは本当にちょろっとずつ、各キャラクターの声を聞くことができますが・・・いや、これ、ほんと1人1人のキャラクターの個性が立ちまくりで面白い。今回、ご紹介した方も含めて、どの役の配役もどんびしゃ。そしてその中、辛辣な言葉吐きまくりの春男役の興津和幸さんの演技も最高。クワイエもこれ、実際に声優さんが歌唱されるんですよね。いや、これは本当に楽しみな作品だ。ただちょっと作画が心配よ!(汗)
・小村将さん
・・・『七つの大罪 黙示録の四騎士』にて主役のパーシバルを演じられます。ちなみに2021年でのPVでは同役は悠木碧さんが演じていらっしゃいました。
小村さんはアーツビジョンの所属。鳥海浩輔さんや山下大輝さん、沼倉愛美さんなどが所属されている事務所ですね。ウィキペディアも未作成。で、事務所の紹介ページを見てみても、主な出演歴は数えられるほどだったので、多分、まだデビューされて間もないのではないかな、と勝手に推測しております。
いやぁ、そうか。恐らくは新人声優さんで(違ってたら本当に申し訳ない(土下座))、そこから注目作品の主演と言うことで。作品ホームページに掲載されていた、小村さんのメッセージ。そこで書かれていた高ぶる感情たるや、相当なもんだろうなぁ。うひゃぁ!
昨日の島田愛野さんの際にも書きましたが。こちらの作品。メインとなる4名の役を、実にフレッシュな方々が演じられるのが、個人的にはとても嬉しいし楽しみなのです。『いつもの方々』と言うのも勿論、最高なのですが。やはりこう言うキャスティング、フレッシュなキャスト陣でメインを、と言うのもあって欲しいよなぁ、と私は思うのですが。
そんな具合でパーシバルとしての小村さんのお声、演技をPVで視聴したのですが。なんだろ。『ものすっごい可愛らしい阿部敦さんボイス』だと思いました。王道少年漫画のど真ん中ストレートの主人公ボイス。そのまっすぐさ、熱さ。その辺りが思いっきり阿部さんボイスと重なる。
その上でパーシバルの年齢的な幼さ(正確な年齢は調べきれませんでしたが)、あの外見から抱かせる可愛らしさ、そう言うものが混ざったお声。可愛くて幼さも感じさせる、だけど熱さ、まっすぐさが満ち満ちているお声であり演技だな、と。
あとなんだろ。当たり前のことなんだけど、めちゃくちゃ演技に気合が、力がのっかってるのがひしひしと伝わってきた。で、これって多分、演じる役によっては逆効果なんだろうけれど、パーシバルと言う役に関しては、むしろこれこそが正解のような気もするから、ここもまた凄い。
初主演に対する緊張、胸の高鳴り。それはまさしく小村さんがおっしゃっていた通り、冒険に旅立つパーシバルの胸の内、そのものなんだと思います。だとしたらこの作品で小村さんがパーシバルとして、パーシバルと共に、どれだけ声優としても大きく成長されるのか。いや、想像したらわくわくが止まりませんことよ!
・梶田大嗣さん
・・・梶田さんはプロダクション・エースの所属。山本一臣さんや河本啓佑さんなどが所属されている事務所です。初主演を務められるのは『ビックリメン』です。まさかまさかの、令和に蘇ったビックリマンを描く作品でございます。
梶田さんが演じられる主人公、ヤマトは走ることが得意で、その足を活かして宅配バイトに励んでいるビックリ高校の1年生。いいぞ、とことん『ビックリ』を多用していく姿勢、嫌いじゃないぞ。あとそうだね。ヤマトのヤマトは、クロネコヤ(以下自制)
ビックリマンに関してはなんとなく知っている程度ですが、実はヤマト王子(過去に放送された『ビックリマン』アニメの主人公)の因子を持つと言う少年です。
緑の髪。着崩した学ラン。そしていかにも気の強そうな表情がとても印象的なのですが・・・早速、ボイス入りのPVを視聴してみました。
やばいぞ、このアニメ。いろいろやばいぞ。全性別、全性癖、取り囲むつもりだぞ。
話を元に戻しますと、梶田さんのヤマト。『いや、こんだけ傲岸不遜さすら漂ってくる表情してんだ。どんだけ生意気クソボイス(言い方)なんだろう』と勝手に予想していたのですが・・・見事にそれを裏切ってくれた、なんて爽やか主人公ボイス!
『ヤマト、いい子なんだな。気は強いかもしれないけど、それは正義感の強さにも通じていて、別にオラオラ系でも何でもない。弱きを助け強きを挫く、そんな男の子なんだろうな』と言うのが、梶田さんのヤマトとしてのお声、演技から私は感じたのですが。
ちょっと高めのお声と言うこともあって、梶裕貴さんを思わせるお声だな、とも感じました。特に母音が『あ』『え』の言葉だと、それを強く感じた。あとやっぱり少し高めのお声だからこその、少年ボイス特有の、無理のない可愛らしさ、愛嬌みたいなものも感じられて、そこも良い意味で予想を裏切られました。
ま、まさか・・・HPのキャラ紹介に掲載されているあの絵。あの表情してる子が、こんなにも真っすぐで、愛嬌ある声をしていたとは!
その一方、バトルものとしての一面もありそうなこの作品において、PVでちょろっと、その片鱗も見えたヤマトの熱さ。ヤマト王子の因子を持つ者としての血みたいなもの。それが覚醒した後の活躍で見えてくるのであろう、新たな一面。そこでの梶田さんの演技も、今から楽しみなのです。
そうか。いや、これは・・・あの梶田さんの演技は勿論なんだけど。この作品、多分、ニコニコ生放送とかでコメントありで見たら、なおのこと楽しいやつです。そう言う意味で、俄然、興味がわいてきました。とりあえずジャックとアリババが可愛い。
・内田修一さん
・・・ラストは『カミエラビ』にて初メイン、秋津豊を演じられる内田修一さんです。内田さんは、鈴村健一さんが代表を務めていらっしゃるインテンションの所属。
芸歴は今年で5年目。今年2023年のモブも含めた出演数だけでも20本オーバー。それ以前も数多くの作品に、主にはモブではあるものの出演されており、この辺り、踏んだ現場の数。そこで得られたであろう数々の経験が力になっているんだろうなぁ。
『カミエラビ』にて内田さんが演じられるのは、CV浦和希さん演じる主人公の悪友にして親友。ムードメーカーでなんでも卒なくこなすことができる。運動もできるし頭も良いし、口も達者で見た目も良いと言うハイスペ人間なのですが。
『こういう人間に限って、何かを抱えていたりするのよね~!』と思ってにやにやが止まらなくなったのは、きっとと私だけではないはずです(笑)
てなことで早速とボイス入りPVにて、アキツとしての内田さんのお声、演技を確認してみました。
なんだろ。あの、山下大輝さんとか梅田修一郎さんとか。このおふたりを思わせる可愛らしさがありつつ、そこに内田雄馬さんを思わせるような端整なイケボ感。それが入り混じったようなお声だなぁ、と私は感じたのですが。
すごく語弊ある言い方かもしれないんですけど。強く特徴のあるお声かと聞かれると、このPVを視聴しただけでは『そうでもないかな』と言う印象。
そうなんですけど、じゃあ似た声の質感がある声優さんは誰、と聞かれると、さっきも挙げた通り『山下大輝さんと内田雄馬さんをミックスさせた感じ』と言う答えしかなく、他にそう言う感じの声優さんがいるか、と聞かれると、私の中では『うむ。いない気がする』と答えるしかなく。
そう言う意味では、『個性はさほど強く感じさせないのに、何故か唯一無二のような気はする』と言うとても不思議な現段階での印象(笑)
ただ、です。このPV、特に前半部分に披露されている部分での演技って、ものすごくアニメアニメした演技。オーバー過ぎるほどの演技と言う印象。何かを隠すようなその演技は、あえてそうされているんだと、私は感じました。
で、多分、PVの後半でも登場していたようなシリアスなシーン、バトルシーンに入ると、そうした演技が一転して、隠されていた各キャラクターの本音、心情がむき出しになるような、さらけ出されるような演技になっているのではないかな、と。
だからそう言う意味では、この短いPVだけで内田さんのお声。そこで感じた不思議な印象をあれこれと語るのは、なかなかどうして難しいな、とも思いました。
だからこそ、このPVでは描かれていないアキツの一面。ハイスペムードメーカー少年が抱えている心情。それがさらけ出された時の、むき出しにされた時の内田さんのお声、演技。それを見た時に、このPVを見た時の印象がまたがらり、と変わるであろう瞬間が来るのが、今から本当に楽しみなのです!
『インテンションの内田と言えば、雄馬さんもいるけど、修一さんもいるよね!』と言われるくらいのブレイク、期待しておりますよ!
はい。そんな具合で男性声優さんは以上かな。
ちなみに。
『柚月さんちの四兄弟。』にて長男を演じられる岩崎諒太さん。
『ヒプノシスマイク』の白膠木簓でおなじみの岩崎さん。アニメだと、個人的には『僕のヒーローアカデミア』の夜嵐イサナ役が強かったのですが『メインはどうなのかな。この『柚月さんち』が初なのかな』と思いウィキペディアを調べてみたら。
なんと!
岩崎さん!
クレイアニメにて世界一有名なペンギン、ピングーを演じていらっしゃいました!
わお!
初主演がピングー!
わお!
ってか岩崎さんのウィキペディア見たのですが・・・方言の壁に悩まされたり、借金抱えていて劇団を一度、退団されたりと、白膠木簓でブレイクされるまでの道のり。なかなかに苦労されていたんだなぁ。
その辺りのご経験、そしてご自身も長男だと言う点が『柚木さんちの四兄弟。』の演技では生かされていたりするのかなぁ、と勝手に楽しみにしている私なのでした。
てなことで本日、ご紹介させていただいた方のブレイク、そして今後の活躍も楽しみにしつつ。
本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!