tsuzuketainekosanの日記

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2024年春アニメ1話視聴感想~その3

2024年春アニメ、放送された1話のみの感想をお送りしている記事。その3です。今日こそ、今日こそ1つの感想のボリュームを抑え、できるだけ多くの作品をとりあげたいところです。頑張る。

 

てなことで早速、まいりましょう。今日はこの作品からスタートです。

 

・『僕のヒーローアカデミア

・・・7期の物語の放送は5月に入ってから。と言うことで4月いっぱいはメインキャラクターを主軸にした総集編が放送されるようです。

なので正式な1話感想ではないのですが。

 

デクくんとマスキュラーとの激戦の振り返りがあったじゃないですか。本放送時もここのシーンでの、デク役の山下大輝さんの演技には、なんかもう『ただただ凄いわ・・・こんな演技、凄いわ』と言う言葉しか出てこなかったんですけど。

それから月日が流れて、改めて見て見ても、やっぱり『山下さん、この演技で一体、どれだけ魂、削ったんだろ』と真剣に思いました。

その魂削った演技に、作画が、演出がしっかりと合っているのが、とても嬉しい。

 

アニメとしての第7期。そして山下さんがデクくんを演じ続けること、ボイコミ時代のことも考えると、約10年。うーん、月日の流れ、その重みをひしひし感じるぞ。

7期も熱い物語、そしてボンズクオリティ、楽しみにしております!

 

・『となりの妖怪さん』

・・・ローマ字表記ではありますがライデンフィルムの制作です。『神は遊戯に飢えている。』とのクオリティの差よ・・・。

 

何でこのアニメ、深夜枠で放送されているんだろう?Eテレで土日17時くらいに放送すべき、放送できるアニメだと思うんですけど。PV見た時にもしみじみ、そう思ったけど、1話見て、その思いが更に強くなったと言うか。

変な言い方『大人だからこそ染みる』作品である、そう言う部分がある作品だとも思うのですが、それでもこのクオリティ、そしてこのお話は夕方アニメとして放送すべき。お子さんにも見てもらうべき、そんな作品だと思います。

そう言う意味では、この大作、話題作揃いの春アニメでの放送と言うのが、またこれ、何とも勿体ない気がしてならない・・・良作であるが故に、どうしてもこのクールだと埋もれちゃってる気がしてならないです。ぐぬぬ

 

とにかくゆーったりとした、温かな雰囲気に満ちた作品です。どこか懐かしさすら感じさせるような風景の中、人間と妖怪が共存している社会。そこで営まれている日常。

その中で描かれている物語もまた、どこまでも優しくて温かい。じんわりと胸に染みこんでくる。そして1人、1人のいろんな思いが丁寧に描かれていたからこそ、胸を締め付けられる部分もあって、それもまた良いアクセントになっている。

猫又になったぶちおとお母さんの会話シーンなんて、もう優しさと愛情が溢れに溢れていて涙がぶわっ、でした。

主人公の少女、むーちゃんを演じるは、今年ブレイクが期待される結川あさきさん。天真爛漫、だけど誰にも言えない、言葉にできない思いを抱えているむーちゃんの演技の素晴らしさには『新人声優さんとか、絶対に嘘だ』の一言です。

 

丁寧な作画、そして丁寧な物語。個人的には『ここまで魅力的な作品だったとは!』と良い意味で驚かされただけに、返す返す『この春クール、本当になんなん!』と言う気持ちでいっぱいです。ぐぬぬ

 

・『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』

・・・新婚さんじゃん。女の子が天使って設定なだけで、こんなのもう、実質、新婚さんじゃん!新婚さんの生活を覗き見させてもらっているようなもんじゃん!

最高でした。終始、きゅんきゅん、にやにやが止まりませんでした。ありがとうございます。

 

可愛い(可愛い)。とわちゃん、天使ちゃんですね、とわちゃんがとにかく可愛い。どうしたらこんな天使、来てくれるんでしょう?夜中、窓を開けっぱなしで寝ていたら、翌朝、私の部屋のベランダにもこんな可愛い天使が降臨してくれていますか?

健気で優しく、純粋無垢。そして可愛い。CV遠野ひかるさんの甘々ふわふわ、優しさと純粋さだけでできているようなお声も演技も、最高に可愛いしぴったり。

なんだただの天使か。そうです、天使なんです。

感情が昂っちゃうと羽が出ちゃうのも、最高に可愛い。

 

そしてそこに『出ちゃってる、羽、出ちゃってる』とツッコむ主人公くんも可愛い。高校1年生にして1人暮らしとかえらいねぇ~。お小遣いあげようねぇ~。

こちらもCV梅田修一朗さんの等身大の少年ボイス、演技が実にぴったり。お人好しで面倒見がいいと言う部分が、もう梅田さんのお声からして伝わってくると言う、この梅田マジックよ(意味不明)

 

この作品もまた、良い意味で目新しさはそれほどない作品だと思います。でもだからこそ、とにかくこの手の作品のお約束がぎゅぎゅっ、と込められていて、好きな人にとってはたまらない仕上がりになっている。そんな印象を受けた1話でした。

今後、可愛い女の子たちもたくさん登場してくるようですが・・・個人的にはもう、とわちゃんと主人公くんの『むずむずきゅんきゅん、どきどき満載の新婚生活!』だけ描いてほしい。そんな気もします。んはぁ~。

 

・『烏は主を選ばない』

・・・大紫の御前を演じられている田中敦子さんの破壊力よ・・・いや、確か冬アニメでも同じようなこと書いた記憶があるのですが、もはや強いのよ。強すぎるのよ。強すぎるが故に、ただただずっこいのよ。ずるい。こんなの、勝てる気がしない。

 

面白かったです。人間関係とか人物の名前とかが少し複雑そう、覚えるの大変そう。お馬鹿な私はそんな先入観を抱きつつ1話、視聴したのですが。そこは声優さんのお声、その個性に引っ張られる形で難無くクリアできました。

お后候補の女性たちによる、実に緊迫感溢れるやり取り。たまりませんでしたな。『怖っ』とぞくぞくしちゃったし『やっぱりこの手の作品には、こう言う描写がなくっちゃね!』とぞわぞわする部分もあり。

様々な思惑渦巻くあの世界で、箱入り娘だったあせびちゃんが、果たして無事、生きていけるのか・・・ってか『あせび』と言う名前を授けた、その理由が推測であるものの語られた時にもやはり『大紫の御前、怖い!CV田中敦子さん、怖い!』と心の底から思った私です。

 

あせびちゃんは勿論のこと、他のお后候補の女性にも。そしてそれ以外の登場人物にも、それぞれの立場があり思惑がある。朝廷、更には時代と言う大きな世界、大きな存在の中で生きるその人たちの、その物語がどう絡まりあい、どんな絵を見せていくのか。壮大なファンタジー、そして時代物としての重厚感を楽しめそうな作品、そんな印象を抱いた1話でございました。

 

・『夜のクラゲは泳げない』

・・・冬アニメに『宇宙よりも遠い場所』を見ていたからでしょうか。本放送が今から6年前であったこの作品と、2024年の、令和の今の時代に制作され放送されている本作品を、思わず比べてしまっている私がいました。

そうして1話を見終わった際に、私が思ったのは『令和の『宇宙よりも遠い場所』かもしれない』と言う感想でした。

 

『自分の思い』を発信するための手段として、皆が当たり前のようにしてSNSを使っている時代。単純に考えると、それは『誰しもが『自分の思い』を発信できる時代』と言うことなのかもしれないけれど、裏を返すと『『自分の思い』が何なのかわからない』『『自分の思い』はあるけれど、それを表現する方法、技術がない』人たちにとっては、むしろどこか息苦しさ、生き苦しさ、『『自分ではない自分』』を強いてくる』時代なのかもしれないなぁ。

 

その狭間で『キラキラ』『憧れ』と『普通』の狭間でもがいて、あがいて、でもどうしていいのか、どうしたいのかもわからない主人公。

その姿も、そして『自分が何者かであったと言う証』『量産型女子高生』と言う言葉にも、42歳の私は『今の時代をうまいこと切り取っているなぁ~』と感心し、そしてまた『もし、私が彼女たちと同世代だった頃にこの作品に出会っていたら、きっと胸を抉られるような気持になっていただろうな』とも感じました。

ただそれは少なくとも私にとっては他人事ではなく『私も10代、20代の頃には、そんな急かされるような、じりじりするような焦燥感、抱いていたよなぁ』と懐かしいような気持ちにもなり。

 

そんな主人公と対照的でありつつ、やはり同じような思いを抱えている花音。彼女の造形も、とても素敵。『私をバカにした人、みーんな、歌で見返してやる』『それが私だとわからないまま、みーんなを泣かせてやりたいの』と、クラゲのアイコン『もう1人の私』にすべてを込めている、託している彼女の思い。

『見返してやりたい』と言うその言葉に、とびきりの清々しさ、熱量を感じたのは、きっと私だけではないはず。『私は負けたくないんだ』『誰かに負けて自分が自分でなくなるのが嫌だ』と言う言葉も、良い。

どこの小淵沢報瀬だ(違)

 

時代が変わっても、手段が変わっても。

多分、抱えている思い、そこにある葛藤と言うのは変わらないんだなぁ。

 

1人では足りない。クラゲも1人では泳げない。でも『私』と『あなた』ができることを組み合わせれば、力を合わせれば、大きなものを生み出せる。

外から光をため込んだら、やがて自らも輝けるようになるクラゲのように。

『私』と『あなた』で、と言うメッセージも、私にはとても眩しかったです。

 

さぁ、量産型女子高生。思いはあれど、その正体が自分でもつかみ切れていない。それ故に一歩、踏み出すことにすらためらいを抱いていた主人公が、花音と言う色に出会って。そしてこの先、たくさんの、自分と同じような、違う人たちと、色と出会って、どう変わっていくのか。共に何を生み出していくのか。

期待以上のエネルギーに満ちていた第1話でした。あとほのかに百合チックな香りがするのも良いよね。最高。

 

・『戦隊大失格』

・・・『正義の味方』に一方的にやられて退散していく側に対して応援の気持ちを抱く。敗者に対して敗者だからこそ『頑張れ』と言う気持ちを抱く、その最初のきっかけはもしかしたら、それこそ戦隊もの番組だったのかもしれない。

そんなことをふと感じた1話でした。『悪役』と言う言葉の響き。『悪い役』と言う言葉の響き。まさしくその役を演じることを余儀なくされている、甘んじている主人公の姿には、お仕事アニメとしての悲哀も感じたのですが。いかがでしょうか。

そこにうんざりし、怒りを覚え、反旗を翻すことにした戦闘員Dの今後やいかに。小林裕介さんは、熱血負けん気ひねくれ少年、本当にうまいよなぁ。

 

そしてその『悪役』の前に立ちはだかる、茶番を茶番たらしめている存在の一端を担っているドラゴンキーパーの面々。まぁ、何がずるいってその中心。まさしく『正義の象徴!』とも言えるような存在である赤、レッドキーパーを中村悠一さんが演じていらっしゃると言うことですよ。こんなもん、もう、ずるいわな。こんなもん、どうあがいても勝てないし、どうあがいても、皆、味方するに決まってるじゃん!

『有無を言わせぬ』と言う彼の存在感。それをそうたらしめているCV中村さんの力にも引き込まれて1話でしたが・・・化けの皮がはがれた時の演技も、もう今から楽しみでならん。

 

あと矢野優美華さんの演技、お声。死んだ魚のような目をした錫切夢子を演じる、そのお声が既に死んだ魚のような目で(褒めてます)、でも妖しさもあって素晴らしい。

彼女と、梶田大嗣さん演じられている青年が、戦闘員Dとどう絡んでいくのかも楽しみです。

 

『正義の味方』と『悪役』の茶番に熱狂する一般市民。その熱狂の虚しさを歌い、嘲笑うかのような、けれどだからこそ、予定調和のそれからはみ出んとする戦闘員Dのふつふつと燃える感情を後押しするかのような。キタニタツヤさんの『予定調和』も、もうぴったりすぎて『最高!』の一言です。

 

・『響け!ユーフォニアム3』

・・・おかえりなさい。京都アニメーション、ありがとう。

いやぁ~・・・なんか1期から作品を見てきた身としては『あの『失言王』とすら呼ばれていた黄前久美子が部長とは・・・大きくなったね・・・』と言う感慨で胸がいっぱい。シリーズものならではの歴史、時の流れを感じさせる第1話でございましたね。久美子と麗奈の関係性も、もう尊いわ・・・。

 

おなじみの3年生は勿論のこと、2年生の面々の存在感が大きくなっていた、その描写が今までのシリーズ以上に多くなっていたのが、個人的には嬉しかったし楽しかったです。奏ちゃんの破壊力よ(笑)

更に新入部員として登場した1年生も、作中でも言及されていましたが1人、1人のキャラが濃い!

 

さぁ、そしてそんな中におそらくは来週から本格参戦してくるのでしょう。ええ。もはや『登場』なんて生易しい言葉では足りない、そんな存在感が既にひしひしと伝わってきています。『参戦』です。

黒江真由でございます。CVは戸松遥さん。

彼女との出会いのシーン。そのラストでこの作品恒例、久美子の『そして次の曲が始まるのです』と言う台詞も非常に懐かしかったのですが・・・もう、今回のこの台詞のトーン、それが今後の波乱に次ぐ波乱。それをひしひしと予感させるトーンだったのには、ぞわぞわした感覚ありつつ、今後への期待がますます高まるばかりでした。

戸松さんの演技も、生々しさ全開の演技も、もう今から想像するだけでにやにや。

 

金賞を目指す北宇治高校吹奏楽部、その部員たち。そして主人公である黄前久美子の、最後の物語がいよいよアニメでも開幕です。

登場人物たちの、実に生々しい感情のぶつかり合い。それか織りなす熱い物語、ただただ楽しみだ!

 

・『夜桜さんちの大作戦』

・・・BSでの放送はありますが、まさかの放送日時、『ユーフォ3』とダダ被りと言う。入っててよかったアマゾンプライム(どーん)

 

シスコンこじらせた長男、怖いし厄介(笑)。糸目だけどイケメンでCV小西克幸さんのイケボ、でも怖いし厄介。そんな思いに駆られた1話でしたが、主人公である太陽くんが言及していた通り、この2人、同じなんだよなぁ。

失った太陽、失いかけた凶一郎兄さん。だから極端に失うことを恐れて、太陽は『ならばもう持たない』と決心し、凶一郎兄さんは『ならばもう離さない』と決心した。

その思いの方向であったり、それを実現させるために選んだ方向は違えど、2人の思いは同じだった。

 

だからこれからはきっと、義兄弟として仲良くなれると思うよ!

 

あらすじをしっかりと把握していなかったので、てっきり太陽くんと六美ちゃんが普通に結婚するもんだと思っていたのですが・・・成程。勿論、2人の思いが通じ合っているのは当然のことなのでしょうが、スパイと言えど家族殺しはご法度。そう言う決まりがあるからこその結婚、と言うのは、うまいなぁ、と思いました。

夜桜さんちの他のキャラクターも、見た目、能力、どれをとってもめちゃくちゃ個性的なのも、見ていて楽しい。それぞれのCVを担当される声優さんのお声、演技も実にぴったりで、凶一郎兄さん含めて、彼らたちと太陽くんの絡みも楽しみです。

 

『もう二度と失いたくはない。だから持たない』、そう心に決めていて、でも本当は、そこにしんどさも感じていた太陽くん。その彼が、スパイ一家の一員としてどんな成長を見せていくのか。それに対してシスコン凶一郎兄さんはどう接していくのか。彼もまた、太陽くんと同様、変わっていくのか。

2クールでの放送が予定されている本作品。じっくりと、太陽くんが『夜桜さんち』の『家族』の1人になっていく姿が、一人前のスパイになっていく姿が描かれていきそうで、いや、これまた続きが楽しみな作品です。

 

はい。てなことで春アニメ1話視聴感想。

恐ろしいことにまだまだ続きます。おっふ。

よろしければ引き続き、お付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。