tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

冬アニメ、印象的な楽曲~OP編

毎クール恒例の記事です。

と言うか年明けと共に始まった冬クールアニメも、2クール作品を除いては折り返し地点を過ぎたのか・・・早いな。

 

そのクールに放送されているアニメ作品。そちらを彩る楽曲について、個人的に印象的だと思ったそれについて語るだけの記事です。

本日はOP編です。明日はED編をお送りします。

 

この手の記事を書くことが多いブログで、自分でも『なんだかなぁ』とは思ってはいるのですが。

当然ながら、この記事にとりあげなかったからと言って、全然、印象に残っていない。そんなことは露ほども思っておりませんので、その辺りはご理解いただければと思います。はい。

 

どの楽曲も本当に素晴らしい。

そしてこの記事を書くにあたって、アニメを見ながら『ふむふむ』とメモを付けたりしているのですが。

そのメモを見る限りだと、めちゃくちゃOPに偏っていて悩みました。

悩みに悩んだ末、『普段、何気なく口ずさんでいる、鼻歌で歌っている』を基準に選び抜いた4曲がこちらです。

4曲!

 

まずはこちらの作品のこちらの楽曲からです。どうぞ!

 

・『僕は…』あたらよ

・・・『僕の心のヤバいやつ』の第2期OPです。同作品は1期のOPもこの記事にとりあげた記憶があったので『どうしようかなぁ』とも迷ったのですが。やはりそんな迷いを吹き飛ばすほどに素晴らしい、とにかく『エモ!尊い!』と心を打ちぬかれたのでとりあげることにいたしました。

歌唱はあらたよさん。3人組のロックバンドで、バンド名は『可惜夜』に由来しているとのこと。『可惜夜』、某番組での芸能人の方々が俳句を作成するコーナーで、この言葉が登場した時には『なんて素敵な言葉!』とちょっと話題になっていたような気が。

 

1期のOPはヨルシカさんの『斜陽』でした。この楽曲について私は『『僕の心のヤバいやつ』と言う作品の裏テーマみたいなもの。それをものすごく感じさせる楽曲だと思う』と言うようなことを書いたと思うんです。

思春期真っただ中にあって、過剰でとびきりに繊細な自意識に振り回されて、それにただただ戸惑いつつ日々を過ごしている市川と山田ちゃん。自分でもどうしていいのかわからない自分。そこに息を潜めるような思いを抱く2人の、特に市川の姿を描いたような楽曲だったなぁ、と思うのです。

 

そしてその1期を経て、確実に変化した市川と山田ちゃん。あるいは2人の関係。それを描くにあたっての2期のこのOPは、まさしく一言で言うなら『ストレート!』だと、私は思いました。

窮屈でどこか色あせたように見えていた、感じられていた世界。息を潜めるように、息を詰めるようにして生きていたその世界、日常が、だけど『君』のお陰で、一瞬にして色づいて、鮮やかになった。そしてそんな世界の中で、日常の中で『僕』は前よりも少しだけ、息をするのが楽になった。そうして生きられるようになった。だから変わりたいと願うようになった。自分の気持ちにもっと正直になりたい、そう思えるようになった。

市川と山田ちゃん。2人が出会えたからこその、そして少しだけ特別な関係に慣れたからこその思い。互いが互いに向ける思いが等身大の言葉でつづられている歌詞には、切なさのあまり毎週、悶え狂ってしまうのです。

『あぁ、尊い。あぁ、尊い。あぁ、尊い!エモい!』と。

 

あとこの歌詞に合わせた、市川と山田ちゃん、2人の心境に合わせたかのようなOP映像もあれ、素晴らしくないですか?もうこの世のエモと言うエモを凝縮したような映像で、ただその眩しさ、尊さが『たまらん!』の一言なのです。

あの市川が、あの市川が、ダンスですよ、ダンス!泣けてくるわ!

 

何でしょ。『あぁ、こんな青春を送りたかった』とまさしく10代の頃、過剰で繊細な自意識に振り回されていた女版市川だった私は思うのですが。

でも『こんな青春』を送ることができなかった私だからこそ、この作品のキラキラに、胸が締め付けられそうな尊さ、涙ぐみそうなくらいのエモさを感じられているのだと思うと、それはそれでよかったのかもしれないなぁ。

そんなことを思わせてくるくらいの素敵な作品で、そして2期のOPも、やっぱりとびっきりに素敵な楽曲なのであります!アニメ最新話での入りも、実に斬新でしたよね。

 

・『はじめては全部君がいい』声にならない/『雪の音』Novelbright

・・・ええ、そうですね。いつもはこの記事で語る楽曲、3曲だったんですけどね。今回は4曲になりましたね。どうしてですかね。

 

この2曲をどうしても、どーーーーーーしても絞り込むことができなかったからです。

 

てなことで冬クールアニメ、割と尖った、と言うか。こー、ある特殊な方向にベクトル振り切った作品も目立っている一方で、『僕ヤバ』もそうですが、単純に言えば恋愛模様。誰かを好きになる尊さとか、そこに生まれる切なさとか。どうしようもなさとか。そう言うものを描いている作品も多いなぁ、と今更ながらに気が付きました。

で、その代表と言えるのが『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(以下『チェリまほ』)』と『ゆびさきと恋々』の2作品ではないでしょうか。

 

『はじめては全部君がいい』は『チェリまほ』のOP。歌唱されている声にならないよ、は2人組のバンドで『あなたの声にならない思いを歌に』をコンセプトに、2020年から活動を開始されているとのこと。素敵なコンセプトだなぁ。

一方『雪の音』は『ゆびさきと恋々』のOP。Novelbrightは5人組のロックバンド。こんな私でもテレビの音楽番組で歌唱されているのを見たことがあるので、ご存じの方も多いかと思われます。『リーマンズクラブ』や『青のオーケストラ』などのアニメでも楽曲を担当されていました。

 

まず『はじめては全部君がいい』に関しては、もうタイトルが『天才か!』と。

その、どうしても頭が腐っている人間なので『はじめて』と聞くと『むふふ』としちゃう部分もあるんですけど(土下座)。でもこの歌で歌われているそれは、そこまで飛躍したものじゃないんだろうなぁ、と。

この作品の主人公である安達にとっての『はじめて』って言うのは、多分『思いを寄せられること』そして『自分も思いを寄せること』であり、『思いが通じ合うこと』なんだろうなぁ、と思うんですよ。今まで経験してこなかったそれ。ずっと願ってきて、でも叶わなかったそれ。あるいはそれは黒沢にとっても言えることなんですよね。

 

その、何と言うかつつましやかだけど、実はとても幸福なことであり、温かなことである。そんな『はじめて』を安達も、そして黒沢も、相手に願っている。

あぁ!恋!これぞ恋!恋の切なさ、もどかしさ!素晴らしさ!(絶叫)

それが凝縮された歌詞、温かさを感じさせるメロディラインと、ボーカルの方の囁くような、寄り添うような歌声で表現されている楽曲で、もう最高!

そして『雪の音』も、これ、もう、毎週、このOPを見るたび、聞くたび『あぎゃぁぁぁぁ!』と切なさと尊さのあまりに発狂しそうになる私がいます。

42歳のおばさんの悶絶させて楽しいか!楽しいのか、ちくしょう、好き!

この楽曲もまた、主人公である雪ちゃん、そして逸臣さんをはじめとするキャラクターたちの心情。誰かを思う尊さ、切なさ、温かさ、柔らかさ。そうしたものをぎゅっ、と繊細に閉じ込めたような楽曲ですよね。

 

波紋と言う言葉を感じさせる楽曲だなぁ、とも思うのです。それぞれのキャラクターの心の動き。それが波のように皆に伝わっていって、新たな心模様を生み出す。

波紋って本来はあまりいい意味で使われる言葉ではないと思うのですが、この曲のそれに関しては動揺、衝撃は勿論だけど、それ以外のポジティブであったり、あるいは言葉にしがたい感情であったり。そう言うものも含んだ波紋。

『あなたが好き』『君が好き』『あなたのことをもっと知りたい』『私のことをもっと知って欲しい』そんなまっすぐで純粋で、切実な思い。

1人のそれが誰かの心に投げかけるいろんな波紋。それを本当に繊細に、美しく、抒情的に歌っている歌だと感じます。

 

そしてこの2曲。いずれも『恋』によって何気ない日常が色づいていく、それを歌っているように感じられるのも、もう『尊い!エモい!』の一言なのですよ。

そのことで、『日常の中の恋』を描いている、そんな地に足の着いたそれぞれの作品。それをしっかりと表現されているのも、本当に素敵だし、OPの絵でそれが表現されているのも、楽曲としっかりタッグを組んでいる感があって最高。

 

『僕は…』『はじめては全部君がいい』『雪の音』、この記事を書くにあたって3曲連続で聞いたけど、尊さとエモさのあまり、どうにかなるかと思いました。

 

・『My dream girls』NACHERRY

・・・ラストはこちらです。冬クール作品中で言うなら、ぶっちぎりでとんでもない方向に舵を切っている、切りに切りまくっている作品、『魔法少女にあこがれて』のOPです、ってか、この作品に関しては原作がそうなんだから、アニメに関してもそうじゃなきゃいけないわけで。そう言う意味ではアニメは『大正解!』の一言なんですけど。

相も変わらず謎の光さん、大活躍だぜ!眩しいぜ!何が映っているのか、当たり前だけど全く見えないぜ!でも大方『あぁ、ナニが映っているんでしょうね』と想像できてしまう、己の心の汚さが悲しいぜ!

 

ってかほんと、この作品。描かれている拷問、トレスマジアに仕掛けられるあんなことやこんなことの数々が、本当に何と言うか『あぁ、作者、天才やわ・・・ちゃんとわかってらっしゃる』と感心したくなるようなマニアックさで、凄いと思うの。

凄いと思うの。我ながら、何のどこに対して関心してんだとも思うけど。

 

はい。そんな謎の光さん大活躍でも『攻めてるなぁ』と笑ってしまう作品のOPを飾るこの楽曲。歌っているのは声優、村上奈津実さんと田中ちえ美さんによるユニット、NACHERRYでございます。

 

『Toot tulu tutu』と言う囁きにも似た歌詞がめちゃくちゃ印象的で、ことあるごとに口ずさんでいます。おふたりの可愛らしい歌声、そして表現力豊かな歌唱も相まって、普通に聞けば、夢やあこがれを抱いている少女、その少女のきらきらとした気持ちをポップに、元気よく歌っている歌と言う感じなのですが。

この作品のこと知らないで『魔法少女にあこがれて』と言うアニメ作品のOPと言う情報だけでこの曲聞いたら、絶対にそう思う。ただいかんせん『魔法少女にあこがれて』と言う作品のOPですからね。

 

歌詞がどんぴしゃすぎるのが、逆に笑えてくるのが素晴らしいところなんですよ(笑)

『心に芽生えた新しい力を信じるの』とか。『あこがれるだけじゃなくて 夢にみるだけじゃなくて』『なりたい変わりたい 好きが私の源』とか。『あこがれてきた世界は 導き出した正解は』とか。

歌詞のひとつひとつが主人公のうてなちゃんの心情を、現状を、あまりにもあまりにも具体的に表現しすぎていて、結果として『その結果、うてなちゃん!あなた、どうなっちゃつたよ!どうなっちゃったよ!もう戻れない、性の扉を開いちゃったじゃないの!』とうてなちゃんの肩をつかんで、がしがししたいような気持に駆られるのが、私としては最高なのです。

 

ってかまぁ、新しい性の扉、開いちゃったの、うてなちゃんだけじゃないけど。

 

あとどこか懐かしさも感じさせる、可愛さに振り切ったMVも最高です。このMV含めて、この作品にあえて、こんなにもストレートな楽曲を持ってこられたことが素晴らしく、また遊び心がきいているなぁ、と個人的には思います。

 

てなことて以上4曲、つらつら語ってまいりましたが。

やはり毎クール恒例、それ以外の楽曲についても少しずつですが語っていきます。

 

まずは『ダンジョン飯』のOP、BUMP OF CHICKENの『Sleep Walking Orchestra』です。相も変わらずいい曲を制作するなぁ。好き。

ファンとしてはバンプほど『肉体』、その存在であったり意味のようなもの。それを歌っている人もいないんじゃないかと思うのですが。

この曲に関しても『どうして体は生きたがるの 心に何を求めてるの』と言う歌詞が、『ダンジョン踏破の中でも、『生きるために食べること』は絶対に欠かすことができない』と言うことを描いているこの作品に、ほんとにぴったりなんですよね。

そこが素晴らしいし、『生きたがった末に、心に何を求めるのか』と言うその答えのようなものが、今後の展開で描かれていくのかもしれない。そんな楽しみを想像させるのも『うまい!』なのです。

 

それから中田花奈 feat. ぽんのみちオールスターズ『ポンポポポン』です。こちらは『ぽんのみち』のOPで、この作品は1話のみの視聴だったのですが、このOPに関してはそれ以降もずっと頭の中にこびりついています(笑)

メロディも歌詞、特に『ポンポポポン』が連呼されるところとか。もう何もかもの中毒性が高すぎて『こう言うのだよ!こう言うのだよ!』と初めて聞いた時からにやにやしてしまったくらいです。

麻雀を描いているアニメなので、麻雀に詳しくない私でもわかるくらいに麻雀用語が散りばめられた歌詞。それも麻雀を描きつつ、それに興じる登場人物たちの賑やかさも当時に表現しているのもうまい!

 

ラストは『勇気爆発バーンブレイバーン』のOP、『ババーンと推参!バーンブレイバーン』です。口ずさんでいる、鼻歌で歌っているランキングで言えば、この曲が圧倒的1位で、印象度で言っても圧倒的1位だよ、おめでとう、ブレイバーン!ただなんとなく、この曲を1位に挙げるのは悔しかったから(笑)、ここでの語りに留めておくことにしたよ!

なんでしょ。もう一言で言えば『曲そのものも、ブレイバーンさんの歌声も、映像も。そして2話から加わった、主張の強すぎるSEも、何もかもが完璧』です。

ってかSE、ほんとにやかましすぎやしない?毎回、笑っちゃうんですけど。

迸るエネルギー、そして熱量が一周回って暑苦しいくらいで、でも、そこがいい。それがいい。本当に最高。

 

そんな具合で以上、OPについて語ってまいりました。

冒頭にも書きましたが、明日はED編です。

よろしければ引き続き、お付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んでくださりありがとうございました!