tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

毎クール恒例~秋アニメ、印象的なED その2

はい。と言うことで全4回にわたってお送りしてまいりました、秋アニメの印象的なOP、EDを語る記事も今回がラストでございます。

総括めいた文章は後程として、早速、ED編の続きをどうぞ。

 

大原ゆい子さん『風と行く町』

・・・『無職転生異世界行ったら本気だす』のEDでございます。いや、この作品と言えば大原さん、で個人的にはOPについても語りたかったのですが・・・OP、凄いですよね・・・『え?1つの作品で、何曲、OPとして使用するの・・・贅沢すぎへん?』と思うくらいの曲数。しかもそのひとつひとつのクオリティが、内容が、物語の流れや舞台となる土地の雰囲気のようなもの、それらをしっかりと取り入れていて、まぁ、高いこと、高いこと。ほんと、繰り返しになりますが、何と贅沢な!

 

と言うことで、そのOPの素晴らしさも含めて、OPに負けないくらいに素晴らしい、またクオリティの高い楽曲であるED『風と行く町』を取り上げさせて頂きました。

 

1クール目のED『オンリー』がちょっとロックな感じのする、疾走感ある楽曲であるのに対して、今回の楽曲はどちらかと言えばしっとりした感じで、だからこそ、魔大陸に飛ばされて以降のルーデウスたちの様々な思い、またルーデウスだけでなく彼と関係する様々な人たちの様々な思いが伝わってくるような。そして曲を聴くことで、その思いに、こちらの思いを馳せたくなるような、そんな楽曲だと思います。

あとこの作品と言えば、やはり作画が非常に綺麗、丁寧であることも挙げられると思うのですが、いやぁ・・・EDの絵も、良いですよねぇ。曲の入りの部分で魔力が暴走して、大陸が破壊されていくシーンが流れるところなんか、めちゃくちゃぴったり。

で、その後、曲に合わせていろんなキャラクターが映し出されるんだけど、多くの人の表情は見えないまま。肝心のルーデウスの表情も、と言うか、その姿も途中まではシルエットのままで、曲の途中。彼自身が立ち上がり、窓を開くことでようやく、その姿が露になる・・・と言う流れが、とてもこの作品の根幹を描いているようで印象的です。

 

あと大原さんの歌声も、力強さもありつつ、だけどどこか儚さも感じさせるようで。何より、めちゃくちゃきれいな歌声、人間臭いこの作品にぴったりな、人間のありとあらゆる感情や姿、それらすべてを内包した末の、人間が生きていく美しさのようなもの。それらを感じさせるような、そんなきれいな歌声だと、個人的には思うのです。

 

・リーガルリリー『アルケミラ』

・・・『86』2クール目のEDでございます。作品を視聴している方はどのような曲か、ご存じだと思いますが、もし、作品を見ていないので、と言う方は、まずはこちらで聞いてみて下さい。


www.youtube.com

はい。で、私は同作品、ニコ生のタイムシフトで視聴しているのですが。

このEDに対しては、なかなかどうして、厳しい意見のコメントなども見かけるのですが、まぁ、あの、気持ちとしてはわからなくないと言うか、確かに私も最初、聞いた時には『うーん・・・ちょっと作品に合わないような気がする』と思ったんですが。

ものすごくボーカルの方の歌声が個性的であること、ともすればちょっと可愛らしさすら感じさせるようなその歌声が、あまりにも厳しい世界で生きている登場人物たちの姿を描くこの作品には合わない、と言う感じだったのですが。

 

ところがどっこい(古)

 

回を重ねるごとにじょじょにじょじょにしっくりとくるように思えてきまして。ええ。何と言うか、こー、シンたちの『声にならない声』『うまく言葉にできない感情』、それを力の限り歌っている、そんな歌声だと思いはじめまして、以降、どうにもこうにも個人的にめちゃくちゃ気になっている、そんな楽曲です。

13話のEDでは『普通の生活』に置かれたシンたちの表情が描かれており、どのキャラクターの表情も本当に印象的でした。その中でもライデンの、あの、置かれている状況とはあまりにも正反対な、居心地の悪そうな、辛そうと言ってもいいようなあの表情が特に印象的で、かつ胸を穿つような、そんな感じがして。

 

あの時の、あのEDで描かれていたそれぞれのキャラクター、その胸の内に流れていた感情。言葉にできない、何とも言いようのない感情。それを歌っているのがあの歌声であり、そしてこの『アルケミラ』と言う歌なのではないかな、と今では思っています。

シンたちの生きざまは、その選択は、あまりにも不器用と言うよりほかないと思います。コメントにもあったけれど、かつての仲間たち、その死が、シンたちを縛めている、そしてシン達はその死に縛り付けられてしまっている、そういう見方もできるのかもしれません。

 

でもシンたちが、そういう生き方しか選べない、できないと言う理由も、わかる・・・と言うのはおこがましいと言うか、でもめちゃくちゃ共感できると言うか。納得できると言うか。今までの彼らが置かれてきた状況、彼らが生きてきた時間と言うものを考えれば、そりゃそうだよな、としか言いようがないと言うか。

こういう生き方しか、もはや選べない、できないよな、と。

 

そんな彼らの悲しいくらいに潔く、前向きも後ろ向きもない、ただただ純粋な生き方、だけどそこに至るまでに吹っ切ってきたたくさんの言葉にできない思い。それが詰め込まれたような今楽曲は、また歌詞もめちゃくちゃ、意味深なんだよなぁ・・・。

『気持ち悪いこと治してからでいい 世界の平和を見ること』の歌詞なんか特に、もう13話でのシンたちが抱いた感情、そこに彼らが抱いたであろう『違和感』や『気持ち悪さ』みたいなもの。それらと向き合った末に、また彼らが戦場へと戻る、戻りたいと口にした、その一連の流れを如実に歌っているようで・・・ねー・・・。

『気持ち悪いこと』を治すつもりなんて、彼らはないんだろうな。それを抱えたまま、あるいは置き去りにしたまま、彼らはただただ進んでいくんだろうなぁ。

 

・Chima『ありふれたいつか』

・・・『月とライカと吸血姫』のEDです。そして今更ですけど、『吸血鬼』ではなく『吸血姫』であることに初めて気が付きました・・・おっふ・・・今までの記事『吸血鬼』になっていると思います・・・お詫びします・・・ちゃんと確認しないと、思い込みだけで動いちゃダメ(どーん)

 

はい。そんなこんなで本作品。なんだろ。いい意味で、めちゃくちゃ軽く見られる作品だな、と言う印象です。内容的には決してライトではない作品なんですけど、なんだろ、演出と言うか描き方がうまいのかなぁ。シリアスとコメディのバランスとか、あと心がぽっ、と温かくなるような描写とかの入れ方がうまいような。物語の描き方として、過剰になっていない、それ故の、見やすさなのかなぁ、と言うふうに勝手に思っています。はい。

 

で、その本作のED。OPはまさかのALI PROJECTと言うことで期待していたのですが・・・ALI PROJECTと言う点で言えば言うことなし。だけどこの作品に合っているかどうかを問われれば、個人的には微妙だよな、と言うのが正直なところです。

一方のこのED曲は・・・いいですよねぇ~。まず絵が好きです。ほとんど動きのない絵なんですけれど、それがまた良い。この作品らしくて、とても良い。

そしてその絵にぴったりな、とにかく心に染み入るような、やさしいメロディ、優しい歌声が印象的なのがこの楽曲。レフとイリナ、2人の感情、その変化を、丁寧に、やさしく、温かい視線で切り取って表現されているよなぁ、としみじみと思うのです。

歌詞がいいんだわ・・・語弊のある言い方かもしれませんが、決して珍しい歌詞ではなく、それこそ『ありふれた』歌詞なんですけど。でもレフとイリナ、双方の心情を表現した、ほんと、なんかもう歌詞を読んでいるだけでも、胸が切なくなってくるのです。

 

人間と吸血鬼。種族の違う2人が、憧れの宇宙へ、と言う思いを通じて少しずつ、心を通わせていく。様々な偏見や無理解、そうしたものに対して、毅然と立ち向かっていきながら、交流を深めていく、やがて特別な思いを抱くようになる、その姿と言うのは見ていて清々しいものがありますし、めちゃくちゃ応援したくなりますよね。

レフとイリナにとっての特別な日々が、だけどいつか『ありふれたいつか』になるよう、そんな世界になるよう、そんな願いも感じられるような楽曲です。

 

堀江由衣さん『虹がかかるまでの話』

・・・『先輩がうざい後輩の話』のEDです。同作品はOPも取り上げさせて頂いたので、EDは・・・と最後の最後まで迷ったのですが、やはり取り上げたかったので、語らせていただきます。

歌っていらっしゃるのは声優の堀江由衣さん。堀江さんは同作品には、CV早見沙織さんの桜井桃子の弟、優人役で出演されています。ショタボイスがたまらんのですよ。

 

はい。てなことで、こちらのED。

もうさ!キュンキュンしますよね!胸が!

 

ほんとメロディと言い歌詞と言い、作品の内容にぴったりなんですよ!五十嵐ちゃんと武田先輩、あるいは桜井さんと風間くんの、もう甘酸っぱすぎる、見てるこっちのやきもきが止まらない、ニヤニヤも止まらない(笑)様子が、これ以上ないと言うほどに詰め込まれているな、と。

そして何より、堀江さんの歌声なんですよ!なんだろ、もうあの可憐で、可愛らしい歌声が、この曲だとなぜか、ものすっごい涙腺を刺激するんです。それと共に、はるか昔、こんな私でも味わったこととのある初恋の甘酸っぱさ、それを思い出させるような、切ないまでのノスタルジーをも抱かせると言うか。

胸がキュンキュンして、五十嵐ちゃんや武田先輩たちのことを思うんだけど、そうこうしている内に、なんかもう、本当に甘酸っぱさとキュンキュンが限界突破して、切なさのあまりに泣きそうになる、そんな歌声なんですよ!

 

破壊力、抜群やないか・・・。

 

役で聞く堀江さんの声は、勿論、役にもよりますけど可愛らしさがあったり、あるいは芯の強さや凛々しさ、そうしたものを感じさせてくれます。一方で歌手としての堀江さんの歌声は、私はそれほど多く、堀江さんの楽曲を聞いているわけではないのですが、やっぱりどこか懐かしさや、そこから来る甘酸っぱさ、切なさ、そうしたものを呼び起こすような、そんな力に満ちているなぁ、と改めて、この楽曲で思い知らさせたような、そんな感じです。

歌詞の秀逸さは言うまでもないんだけど、個人的にはこのタイトル『虹がかかるまでの話』ってのも、もうめちゃくちゃ良いっ!

 

そして虹がかかったら・・・2人はめでたく結婚するんでしょ!

お幸せに!(悶)

 

はい。と言うことで本日は全4曲のEDについて、やんややんやと語ってまいりました。

いやー・・・しかし本当は、視聴している作品のOP、ED、全部を取り上げて語りたい気持ちなんですけどねぇ・・・本当はそうしようかとも思ったのですが、ストックの都合上、それをしていると間に合いそうになかったので断念と相成りました。

はい。

他にも『海賊王女』のED、鈴木このみさんの楽曲や『王様ランキング』のKingGnuの楽曲、それから『takt. OP Destiny』のED、中島美嘉さんの楽曲なんかも取り上げたかったのですが・・・許して下され・・・。

 

まー、しかしほんと。

今期、視聴しているアニメ、本当にどれもこれも面白い。今までにないくらいに視聴本数としては多いのに、全然、そんな圧迫感を抱かせないほどに面白い作品ばかりなので、嬉しい限りでございます。

 

そしてそして。

もう間もなくして月が替わって12月になりましたら『鬼滅の刃』の遊郭編もスタートしますね。楽しみ。

遊郭編のOP、EDはAimerさんが担当されるとのことで、こちらも今から本当に楽しみでなりませんよ・・・あぁ、わくわくする。

 

ではでは。本日の記事はここまででございます。

読んで下さりありがとうございました!