なんでしょ。
今年は記事にしたい話題が大渋滞です。えらいこっちゃ。
てなことで、本当は時期的に細谷佳正さんのお誕生日記念記事とか挙げたいんですけど、まぁ、ブログは逃げないし、毎クール恒例のこの記事もさっさと挙げてしまいたいので、今日と明日はこちらの記事をお送りいたします。
毎クール恒例の記事です(さっきも書いた)
アニメ作品を彩る楽曲、その中で個人的に印象的だと感じた楽曲について、やんややんやと好き勝手に語っていくだけの記事です。
今日はOP、明日はEDをお送りいたします。
毎回、書いておりますが、この記事でとりあげなかったからと言って、印象的でない、などと言うつもりは毛頭ございませんので、その点はご理解お願いいたします。
はい。ではでは早速、こちらの楽曲からどうぞ。
・『アイデン貞貞メルトダウン』えなこfeat.P丸様。
・・・『お兄ちゃんはおしまい！』のOPです。アニメは見てない。見たいんだけど配信と言うこともあって、現状1話のみ視聴しただけです。見てない。アニメは見てないんだけど、たった一度、目にした、耳にしたこのOPの絵、そして歌にもはや中毒で、しょっちゅう動画を見ている、歌を聞いている、そんな事態です。大変だ。
日本のみならず世界でも活躍されているカリスマコスプレイヤー、えなこさん。そしてマルチエンターテイナーとして幅広く活躍されているP丸様。による楽曲です。
まず絵。ぬるぬる動く。本作品、制作は『スタジオバインド』。そう、映画並みの超絶作画で話題になった『無職転生～異世界行ったら本気だす』を制作している会社です。この会社は『無職転生～異世界行ったら本気だす～』を制作するために作られた会社らしいのですが、その会社が『無職転生～異世界行ったら本気だす～』以外に初めて制作を手掛けたのが『お兄ちゃんはおしまい！』なのです。
てなことで、あの一切の妥協無しの超絶作画が、日常TS作品に活かされた結果、どうなったか。このOPです。めっちゃ動いてる。ぬるぬる動いてる。で、その『ぬるぬる』具合が、実にこの作品らしいと思うんです。
あと何だろ。多分、小学生男子とかがうっかり、このOP見ちゃったら、ちょっと性癖に影響が出てきてもおかしくないような。そんな気もする。何を言ってるんだ(笑)
そして歌。是非とも歌詞を見て頂きたいのですが、まず言葉遊びが面白い。ほとんど意味のないような言葉が、ただ単に利用されているだけの歌詞・・・なんだけど、でも音として読んでいくと、ちゃんと意味が通っている。
意味が通っていて、かつ『昨日まで男だったのに！天才妹との策略で、可愛い女の子になっちまったぜ！どうしてくれるんだ・・・でも、なんだ、この『嫌』ってだけじゃない感情は！？』って言うまひろの気持ちもしっかり歌われている。ここがお見事。
カオスでありながら、電波ソング的な意味のわからなさもありながら、だけど作品の世界観、キャラクターの心情を見事に表現している。そしてOPとして、作品に視聴者を引きずり込んでくれる。素晴らしい歌なんですよねぇ～。
あと何より、歌声が可愛い。どちらがえなこさんの歌声で、どちらがP丸様。の歌声なのかは、私はわからないのですが。
『そんなもん、どっちでもいいわい！』って言いたくなるくらいに、どちらの歌声もただただ可愛い。そしてこの『女の子としての可愛らしさ』が存分に伝わってくる歌声が、この作品のOPに流れてくると言うことに、妙に興奮したのは私だけでしょうか？
いや、ほんと作品。なんか妙に、妙に生々しいエロさがあると言うか。そんな感じがした作品で、それがこのOPからも伝わってくるんですけど・・・私だけか？(汗)
ちなみに本作品のEDも、OP以上にぬるぬる動いています。あとアニメーターさん？の個性が全開の作画もこの作品らしくて面白いです。
カオスを極めに極めた、そんな印象の作品でありOP、EDだなぁ。
・『Heaven’s falling down』sana(sajou no hana)
・・・クライマックスに突入してなお熱い『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のOPでございます。歌唱は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』など、数多くの作品の楽曲も担当されている3人組バント『sajou no hana』、そのボーカルであるsanaさんです。
本作品のOPと言えば『岸田教団＆THE明星ロケッツ』のichigoさんが歌唱されていた『STONE OCEAN』も好きだった。めちゃくちゃかっこよかった。
で。『STONE OCEAN』の方が、何と言うかロックだけどポップさもありつつ。それでいて徐倫たち、戦う女性の逞しさ、強がり、強さ、可憐さ、美しさ。そう言ったものを前面に押し出した楽曲だとしたら。
今回の新しいOP『Heaven’s falling down』は、個人的には、なんかもう、悲壮感すら漂ってくると言うか。徐倫たち女性陣だけではなく、エンポリオやウェザー・リポート、アナスイと言った男性陣も含めたこの一行の、それぞれの運命に立ち向かうと言う、悲壮感すら漂わせる決意。それがひしひしと伝わってくるんですね。歌詞もそうだし、静寂さ、だけどそこから湧き上がってくるような力強さを感じさせる曲調もそう。
そしてそれと同時、彼女たち、彼らが運命に立ち向かうことは、ひいてはこの世界全体の運命にもつながっているのだと言うことも感じさせるような壮大さもある。
ダイナミックでドラマティック。『運命』と言う目には見えない、自分ではどうすることもできない大きな力。それを前に、だけど決して屈しない、怯まない、諦めない、その運命すら『自分のもの』と受け止め打ち勝ってきた本作品の、いや、本作品だけでなく歴代の『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公たち。その、今作品に至るまでに脈々と受け継がれてきたジョースター家の、まさしく『血と運命』そのものを感じさせる楽曲のように感じます。
また同様に、ジョースター家に立ちはだかってきたDIO、そのDIOとの交流を胸に、徐倫たちの前に立ちはだかったプッチ神父側の『運命』、それを思って見てみると、また別の面白さがある絵も素敵。神風動画様様。
で、またね・・・歌詞がさ。ネタバレになっちゃうから詳細は差し控えますが。6部と言えばあのラストですよね。ね。あのラストを知っている身で、この曲の歌詞を読むと・・・もうめっちゃ胸に来るものがあるのです。歌詞の言葉、そのひとつひとつが本当に胸にずさずさ突き刺さってくると言うか。
そうなんだよな。『世界』を遺すための、戦いなんだよなぁ～。
ね。言えないけど。なんかほんと。絶対、6部のラストも含めての、この歌詞だと、私は勝手に思っています(笑)
そしてsanaさんの力強い歌声も最高にかっこいい。そしてかっこいいのに、やはり決意の強さ、たとえこの身が犠牲になったとしても必ずこの『運命』を乗り越ると言う悲壮感、凛々しさすら伝わってくるのが良い。聞いていて本当に気持ちがいいし、胸が締め付けられるようで、でも勇気づけられるようでもあるし。
当たり前だけど『sajou no hana』の曲とはまた違った歌声を披露されていて、いや、最初、聞いた時は驚いたなぁ～。
・『ドラマチックじゃなくても』花澤香菜
・・・最初、タイトルを『ロマンスじゃなくても』だと思い込んでYouTubeで検索かけたら、しっかり、こちらの楽曲が出てきました。さすが、私の趣味嗜好を熟知しつくしているだけのことはありますね。・・・怖。
てなことで『久保さんは僕を許さない』のOP。歌っていらっしゃるのは本作品でヒロイン、久保さんを演じてらっしゃる花澤香菜さんです。
いや、もうさ。久保さん、マジ天使か！？天使ってか、小悪魔なんだよ。小悪魔！小悪魔なんだけど、天使なんだよ！わかる！？わかっててやってるけとど、わかってないんだよ、久保さん！その透明感、純粋さ、ピュアピュアな部分と、あの小悪魔を思わせる部分とのギャップが、もう毎週、視聴していて『惚れてまうやろ！』と悶絶するしかないんだよ。可愛らしいんだよ！私も久保さんに振り回されたい！
はい。花澤さんの演技の、まぁお見事なことよ。透明感、ピュアさがありつつ、だけど意地悪な、小悪魔チックな部分のしっかり感じさせる。さすがの一言です。
花澤さんと言えば多分、去年『それでも歩は寄せてくる』のOPも取り上げさせて頂いたように記憶しています。
で『甘酸っぱい両片思いなのにすれ違い系青春ラブコメ作品』×『OP花澤香菜』の組み合わせって、もはやや最強なんじゃなかろうか、と。
いや勿論、花澤さんはアーティストとしてたくさんの楽曲を発表されています。なんですけど、やっぱり、やっぱりあのお声ですよね。うん。声優としても、そしてアーティストとしても唯一無二の、あのお声。
可愛い。もうめちゃくちゃ可愛い。甘い、だけど切なさってか、胸がきゅん、となるような切なさも感じさせるような。そして溢れんばかりの透明感。
苺だ。花澤さんのお声は苺だ。
で、やっぱり花澤さんのこのお声があるからこその『甘酸っぱい両片思いなのにすれ違い系青春ラブコメ作品』のOPなんだろうなぁ、と改めて思わさせたんですよ。はい。
OPって、作品に視聴者さんを誘う、招待状みたいな役割を果たしていると私は思っています。なので当たり前のことですが、OPはその作品の世界観なりキャラクターなりを少なからず、楽曲で表現して欲しいとも。
・・・なんだけど、でも同時、そのアーティストさんだからこその個性、魅力もまたそこにはあって欲しいとも思うわけで、なんてかそれってどんだけ贅沢で、どんだけ欲張りで、それ故に難しいことだも感じているのですが。
こと『甘酸っぱい両片思いなのにすれ違い系青春ラブコメ作品』における花澤さんのOPに関しては、もうそれが自然な流れで完璧に構築されているんですよね。花澤さんの、あの唯一無二のお声があるから。そしてそのお声、更にはアーティストとして表現力、個性を存分に生かしつつ、同時、作品の世界観などもしっかりと詰め込まれた楽曲が制作されているから。
でもやはり、この『作品の世界観などもしっかりと詰め込まれた楽曲が制作されているから』と言う部分に関しても、花澤さんのお声が果たしている役割と言うのは、めちゃくちゃ大きいのでは、と勝手に思っています。こー、『チーム『アーティスト花澤香菜』』が、花澤さんのお声、表現力に全幅の信頼を置き、そこに魅了されているからこそなんだろうなぁ、と。いや、オタクの勝手な推測ですけど。すいません(土下座)
なのでまさしく、アーティストとしての花澤さんの、自然でありながら最強の楽曲。そのひとつがこの『ドラマチックじゃなくても』なのではないでしょうか。
可愛い。甘酸っぱい。また歌詞も良い。『時間よ止まれ少しだけ』とか。もう、胸がキュンキュンする。経験したことのない青春時代の甘酸っぱい思い出が、何故か蘇ってくるよ！幻視幻視！
はい。てなことで3楽曲、語らせていただきましたが。
当然、他にもあるわけで・・・その一例をちょろっと語らせていただくと『シュガーアップル・フェアリーテイル』のOP。本作にも出演されている鈴木みのりさんによる『ミュージカル』は、変則的なメロディラインに、鈴木さんの圧倒的ながら豊かで、優しい歌声がとても印象的。ほんと『開幕』に相応しい楽曲だと思うし、たくさんのキャラクターが登場する絵。それがアンとシャルたちの冒険、その賑やかさを描いていて、またそこが『ミュージカル』と言うタイトルから連想される壮大さを思わせるのもお見事！
それから『ツルネ』のOPは、本作品ではおなじみのラックライフの『℃』です。いいよね。うん。もうなんか、清々しい鮮やかさ、瑞々しさ。熱量。そうしたものが、実に爽やかに詰め込まれ京都アニメーションによる絵。そしてそれを力強い歌声で、まさに湊たちの背中を押すように歌い上げる、あるいは楽曲を演奏するラックライフ。両者の全力が爽やかにぶつかり合って完成した、本当に素晴らしい、素敵な楽曲です。ほんと、なんか『青春』を詰め込んだ1曲ですよね。
・・・でも最終的にはやっぱり湊とマサさんなのね。私は嬉しいけど、湊、さすがに静弥が泣くよ。もう泣いてると思うけど。
幼馴染だから報われない・・・でもそれも最高じゃんか！
てなことで最後、若干、話はずれましたが(汗)、とにもかくにも、本当に素晴らしい楽曲を制作、提供して下さっているアーティストチームの方々には、ただただ感謝しかありません・・・ありがとうございます！
明日はED編をお送りいたします。よろしければ引き続き、お付き合い下さい。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました！
