tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

冬アニメ、印象的な楽曲~ED編

昨日の記事の続きです。

毎クール恒例の記事、そのクールに放送されているアニメ作品を飾るOP、EDの中から、個人的に印象的な楽曲について語るだけの記事です。

昨日はOP編で、本日はED編をお送りいたします。

 

毎回、書いていますが。OP編でも書きましたが。

こんな記事にとりあげなかったからと言って『全然、印象に残らないよ!』などと言うつもりは全くありません。

あくまで何と言うか、私の好みの話です。

当たり前ですがどの楽曲も本当に素晴らしい。日本のアニソンもまた、間違いなく文化のひとつだと毎クール、感じさせられます。

 

ではでは早速、まいりましょう。まずはこちらの作品のこちらの楽曲です!

 

・『白花』鈴木このみ

・・・『異修羅』のEDです。『異修羅』面白い。面白いってか、まさしく『さぁ、いよいよ役者が勢揃い!面白くなってまいりました!』と言いたくなるような高揚感が7話から途端に強くなってきてわくわくします。

序盤の群像劇、この構成だったからこそのわかりやすさ。そしてこの構成だったからこその、それらが集結していくような興奮があると思うのですが。

ちなみに私の推しは鵲のダカイと星馳せアルスです。あと濫回凌轢ニヒロも好き。

ってか『星馳せアルス』の語感の良さ、尋常じゃない。無駄に口にしたくなる。

 

能力も人種も、性別も年齢も、何もかもがバラバラ。唯一の共通点は全員が最強であると言うことのみ。そんな個性豊かな修羅たちがいよいよぶつかり合う『異修羅』のEDでございます。歌うは数多くの作品で主題歌を担当されている鈴木このみさんです。

 

残虐で目を覆いたくなるような場面も多いのですが。だからこそ、と言う言い方もおかしいですが。修羅たちの野蛮な、暴力的なエネルギーが炸裂している、それに圧倒されるようなことも多くて。そして修羅たちの、そのエネルギー、思惑がぶつかり合うことによって、見ている内に血沸き肉躍るような、そんな気持ちにすらなることも、個人的には多い作品です。

だからこそこの歌の歌い出し『眠れや 眠れ祈りを捧げて』と言う歌詞が、ものもすごく胸に響いてくるのです。

本編を視聴して興奮している感情。あるいはそこで受け取った、修羅たちのエネルギーの熱量。そうしたものを、そっ、と冷ましてくれるような。

だから『おっ、こう言う作品で、こう言う感じのEDって、ちょっと新鮮だなぁ』と感じたのが、とりあげさせていただいた理由のひとつ。

 

そしてそれと同時、修羅たちの生き様とでも言うか。殺し殺され、戦いの中でしか『生きる』と言うことを実感できない。否、もしかしたらその中にあってなお、それを実感できないのかもしれない。ある者は自らの意思で、ある者は数奇な運命の果てに、修羅として生きることになった彼ら、彼女たちの、その生き様。

そこにつきまとう哀しみを歌っている、その哀しみ。彼ら、彼女たち自身も気が付いていないような哀しみをそっと受け止め、歌っているような歌だなぁ、と感じたのも、この記事でとりあげた理由のひとつであります。

修羅たちの哀しみを歌っていながら、総じて『戦い』に翻弄されるすべての人たち。その人たちの哀しみを歌っている。亡くなった人に対する鎮魂歌であり、同時に『それでいい ただ生きるだけ』と翻弄されながらもひたむきに生きるすべての人に対しての祈りに満ちた歌だと感じさせるのも、作品にぴったりだなぁ、と。

 

数多くのアニソンを歌唱されている鈴木さんは、個人的には非常にパワフルな歌唱が印象的なシンガーさんです。

この曲ではそんな鈴木さんのパワフルな歌声は勿論のこと。圧倒的な表現力、パワフルでありながら、どこか切なさや温かさが感じられます。

また『異修羅』と言う作品世界、そして『白花』と言う楽曲の世界。両方の世界が融合したかのようなPVも、とても見ごたえがあり素敵なのです!

 

・『明日は明日の風が吹く』LEEVELLES

・・・『姫様"拷問"の時間です』のEDです。タイトルに反して『異修羅』とは全く正反対の、実にハートウォーミングで尊い物語が毎週、繰り広げられている本作品。冬アニメの中でも、個人的にいちばん笑っている作品です。げらげら笑ってます。そして見終わった後には、ただただ心がほかほかしています。

かつて『拷問』とタイトルについていながら、こんなにも笑えて尊く、心がほかほかする作品があっただろうか、否、ない!(即答)

『世界中に溢れている争いと言う争い、拷問と言う拷問、それら全部が、この作品で描かれているようなそれになればいいのに!』と心底、願っている私です。

 

姫様、ちょろい。可愛い(笑)

 

てなことで本作品。OPも非常に印象的なですが、気が付けば鼻歌で歌ってしまっている、と言う点においてはEDの方が多いような気がする。と言うことでED『明日は明日の風が吹く』をとりあげさせていただきました。

歌唱するのは4人組のロックバンド、LEEVELLESです。『開拓を望む者たち』を意味する造語がバンド名の由来で、新しい音楽とバンドの未来を開拓していこうと言う意味を込めて名付けられたとのこと。

 

いや、なんだ。まず絵が可愛い。EDで流れている絵が可愛い。YouTubeで公開されているノンクレジットの映像。そこに『このイラストでグッズ出て欲しい』と言うコメントが寄せられていますが、本当にその通り。

可愛い。とにかく可愛い。ってかラストの絵。どう見てもおかしい。牢獄に監禁され拷問を受けたはずの少女が、何故、ああもお腹を膨らませ、幸せそうな表情で、大の字で横になっているのか(笑)。エクスにもし、表情があったのなら、一体どんな表情をしているのか。それを想像すると、もう笑いが止まらない。

ってかとにかく可愛い(可愛い)

 

そして歌も、本当に良い歌。ボーカルの方の柔らかな力強さ、温かな優しさを感じさせる歌声で始まる『明日は明日の』と言う歌詞から、もう、ぐっ、と耳が、心が惹きつけられるのです。

歌詞もまたいいんですよね。聞いている人の背中を優しく押してくれるような。迷うことも、間違うことも、負けちゃうことも。すべてを肯定したうえで『いつだって人生は素晴らしい』『楽しめる自分でいたいじゃない?』『明日は明日の風が吹く』と高らかに歌い上げている。

軽快なメロディ、ボーカルの方の歌声。それらも相まって、自然体の、押しつけがましくないエールソングに感じられるのが、私としては最高なのです。

 

作品自体が持つ、とても平和でやさしい世界観。だからこその尊さ。そしてそれを見た後の心のぽかぽか。それがぎゅっ、と凝縮されているようなEDだと思います。最後の最後まで、EDが終わってもなお、心のぽかぽかが続くのも素晴らしい。

 

・・・おかしい。姫様が拷問される作品のはずなのに。

どの作品よりも優しくて平和なの、おかしい!(笑)

 

・『白昼夢』Reon

・・・ラストはこちら。シーズン2が放送中の『HIGH CARD』のEDです。シーズン1の、特に序盤は『この作品はどこへ向かおうとしているんだろう』と不安になり、分割2クールであることが明かされてからは『あぁ、成程』と思い。

そうして始まったシーズン2ですが、個人的にはかなり、かなり制作サイドの気合と言うか。『ここからが本番ですぜ、お嬢さん』と言うような熱量を感じています。

どんな熱量。

シーズン1とは明らかに、同じ作品だけど色が違っている。雰囲気が違っているのが感じられると言いますか。はい。

 

で、それはOP、EDにも感じられることでして。OP編ですっかり語り忘れたのですがOPの『Showdown』もとても好き。かっこいい。シーズン2になってからの、フィンたちを取り囲む状況、そこに漂う緊迫感のようなものがスタイリッシュに表現されていて好き。私とは一生無縁の『クール!』って感じの雰囲気が(どんな)漂っていて、ボーカルの方の美しい高音も相まって、本当に好きなのです。

 

そしてEDです。平たく言えばOPが物語の幕開けにふさわしい『動』の曲なら、EDは毎週のお話を締めくくる『静』の曲だなぁ、と。

で、この『動』から始まり『静』で終わる、と言う流れこそシーズン1の時には見られなかったような、感じられなかったような、シーズン2だからこその特徴だと、私は感じたのです。

シーズン1はどうしても、何と言うか。『動!動!動!』と言うような流れで、それ故にのっぺりしたような、どうも何を訴えたいのかが掴みにくい部分もあった。

でもシーズン2になってからは、先ほども書きましたが、同じ作品とは思えないほどに緩急が感じられるようになった。『動』の中に、たとえば今にも弾けんばかりの緊迫感であったり。あるいはその後には、言葉にならないような寂寞、切なさが滲んでいたりして、結果としてものすごく面白味が増したように思います。

だからOP、そしてこのEDはシーズン2を象徴するかのような楽曲だなぁ、と。

 

繊細なメロディ、優しい歌声に乗せて流れる映像が、もうずるい。クリス、レオ、ヴィジャイ、ウェンディが2人1組で描かれている、2人で過ごす穏やかな時間が描かからの、1人、窓辺から外を見るフィンの姿が、もう、ぐっ、とくる。作品で描かれてきたフィンの過去。それを知っているからこそ、彼の、めったに表に出さない孤独がそこには描かれているようで、ぐっ、とくるのですが。

そこから曲がサビは入ると同時に、ピノクルの面々と楽しそうにお茶を楽しんでいるフィンの姿が描かれる。それがもう、これまでのフィンが歩んできた物語の重なり。そしてフィンにとってのピノクル、そのメンバーたちに対しての思い。それを如実に物語っていて、またこれ、胸がきゅっ、と締め付けられるような思いがするのです。

 

ただタイトルが『白昼夢』なのが・・・何とも意味深と言うか。歌詞もめちゃくちゃ切ないんだよなぁ。最後に映し出されるスペードの2のカード。すなわちフィンのカードの状態も・・・これ・・・。

 

以上3曲、好き勝手に語ってまいりましたが。

やはりOP同様、他にも語りたい曲があるので、その一部を少しだけ語っていきます。

 

まずはOPでも語りましたが。『勇気爆発バーンブレイバーン』のED、イサミ・アオとルイス・スミス、CV鈴木崚汰さんと阿座上洋平さんが歌う『相炎の肖像』です。

あのOP、そしてこのEDである(笑)。しかしその濃さに負けない本編が流れるアニメ、それがこの作品なのですが。

・・・それでもこのEDはダメだ。全部、かっさらっていっちゃう。

多分、イサミとスミスが上半身裸なのも、ねっとり恋人繋ぎを披露しているのも意味があるはずなんですよ。歌詞もよく読めば、めちゃくちゃ意味深なのですよ。

なのでいつか絶対に『あぁ、そう言うことなのか』と理解できる時が来ると思うんですけど・・・ダメだ。今のところ、全部、かっさらっていっちゃう。ダメだ(笑)

 

それから『薬屋のひとりごと』のED、wacciの『愛は薬』も挙げておきたい。

『愛は薬』と言うタイトルが、もうこれ、作品に実にぴったりで『天才か』と思ったのが一点。それからEDの絵、こちらは壬氏目線のそれなのですよね。作中ではなかなか描かれることが少なく、だけど視聴者には確かに伝わってきている、彼の孤独。あるいはその体にのしかかっているのであろう、様々な現実、思惑、重荷。

そうしたものに疲弊し、打ちのめされそうになって、それでも皆の前では堂々と、美しく、軽やかにふるまっている彼の、誰にも見せない姿。それが描かれている、その流れの中で登場する猫猫ちゃん。

『あなたの前じゃいつでも幼くて』『愛は薬』と言う歌詞が、ここで登場するのも、もう『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!尊い!』の一言なのです。

壬氏にとっては、猫猫ちゃんと高順、水蓮さん、この4人で過ごす何気ない時間が、何よりも、何よりも愛に満ちた時間であり、癒される時間なんだろうなぁ。

アニメ最新話。見ていて辛かったですが、一方であの展開は色んな意味でめちゃくちゃ熱かった!

壬氏と猫猫ちゃんの関係が、さぁ、ここからどう変わっていくのかも実に楽しみです。

 

あとそうです。こちらもOPで書き忘れていましたが。おっふ。

アニメ自体は視聴は断念してしまったのですが『俺だけレベルアップな件』のOPとEDです。

こちら端的に言えばOPは澤野弘之さんが手がけられていて、EDはTK(凛として時雨)が手がけられています。音楽家として、非常に強い個性を持たれているおふたりの楽曲。

なのでどちらの楽曲も曲が始まった瞬間、特にサビの部分を耳にした瞬間『あぁ~』とにやにやしちゃうくらいに、澤野さんの、TK(凛として時雨)の個性が全開なのも好きです。そしてどちらの楽曲も、流れる絵もかっこいいんだよ。

 

はい。そんなこんなで2日間にわたって一部ではありますが、冬アニメのOP、EDについて語ってまいりました。

この記事を書くと、本当に、心の底から思うのですが。

アニメを彩るOP、EDの多彩なこと。そしてどの楽曲も曲として聞いていて楽しいし、作品とのリンク具合が凄まじい。

それこそ『ババーンと推参!バーンブレイバーン』のような、作品のタイトルを連呼する、歌詞に取り入れる。そう言ったOP、EDが主流だった時代を知っている身としては、それ無しで作品の世界を表現している、今のアニメOP、EDにはただただ驚かされるばかりなのです。

なんだろ。語弊ある言い方かもしれませんが、もうOP、ED自体がひとつの物語。そのアニメ作品の物語になっている。そんなことすら感じるなぁ。

 

でも『ババーンと推参!バーンブレイバーン』みたいな、昔懐かし、ド直球ストレートど真ん中、説明しなくても何の作品の楽曲かわかる曲も、私は好きです。

皆さんもお好きでしょ、うふふ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んでくださりありがとうございました!