『もうその話題はいい』と怒られそうですが。
土曜日に放送された『宇宙よりも遠い場所』の5話。録画したのを見て、またボロボロと泣いた。
あと『悪意に悪意で向き合うな。胸を張れ』はほんと、胸に刻みたい言葉だ。
あぁ、本当に清々しい、まっすぐな清々しさに満ちた作品だなぁ。
11月11日、11月25日、12月13日、そして2月22日。
以上も双子の日と言われているそうです。
ってかそうです。本当は11月くらいのこの記事を書く予定でした。
『川越ボーイズ・シング』に双子キャラが登場していて『アニメやゲームに登場する双子をCVの視点で見たら面白いかもしれない!』と思ったのがきっかけです。
そんな具合で本来なら数回にわけてお送りする予定だった内容を、1回にまとめてしまった記事です。
『2月5日に公開できなかったら、2月22日に公開しよ』そんな思いで書いています。
てなことで双子キャラです。アニメ、ゲームなどにおけるそのCVは、主には以下の3つのパターンに分けられるかと思います。
・CV=双子の声優さん
・CV=別々の声優さん
・CV=1人の声優さん
まず『双子の声優さん』です。
このパータンで言えば、そうです。皆さん、思い浮かべられることでしょう。
松田利冴さんと松田颯水さんご姉妹です。利冴さんがお姉さんで颯水さんが妹さんのおふたりは双子でいらっしゃいます。ただし生年月日は1日違いとのこと。
ちなみに男性声優で双子の方はいらっしゃらないのか。調べてみたら声優の大坪由佳さんがご出産されたのが双子の男児ちゃんだったと言う結果が出てきました(笑)
そうか。将来を楽しみにしておこう!(違)
てなことで松田姉妹さんが演じられてきた双子キャラを見ていきましょう。
まず認知度と言う点で言えば最も高いのではないかな、と思います。『呪術廻戦』の枷場菜々子と美々子ですね。本物の夏油、彼に対しての思いに散っていった、実に切ない双子姉妹ちゃんでした。
それから個人的には『かげきしょうじょ!!』の沢田千夏と沢田千秋が印象深いかなぁ。
なんでしょ。双子ってやっぱりキャラの設定が対照的であることが多いですよね。
この菜々子と美々子に関しても、千夏と千秋に関してもそうで。菜々子は出しゃばった言動が目立つ性格、すなわち何に対しても前のめり、積極的なんでしょう。一方の美々子は対照的に物静かな性格。
この2人に関しては菜々子を利冴さんが、美々子を颯水さんが演じていらっしゃった。
一方の沢田姉妹の千夏は明るく落ち着いているものの、内向的。千秋の方は明るく子供っぽいものの、コミュニケーション能力が高い。
で、こちらに関しては千夏を利冴さんが、千秋を颯水さんが演じていらっしゃった。
やはり、と言うか。利冴さんはお姉さんだから双子の姉を、颯水さんは妹さんだから双子の妹を演じられると言うのが基本のようです。
でもそうであっても、まぁ当たり前と言えば当たり前なのですが、作品によって全く真逆の『双子の姉』『双子の妹』を演じられているのが、個人的には面白いなぁ、と感じました。
『かげきしょうじょ!!』の沢田姉妹に関しては『双子で見た目は一緒』『だからこそ、シビアに努力と才能だけで判断される』、その現実に立ち向かう2人の姿がとても熱くて、エモくて、切なくて。
この辺りはやっぱり実際の双子さんだからこそ、感じられるものもあったんだろうなぁ、と思います。
あとEDのエモさよ・・・改めて聞いたけど、鳥肌立ったわ。
このED、歌唱するキャラによって歌詞が変わるんですけど。
この歌詞も、もうほんと。まさしく『双子』の宿命、それを美しく、しかし残酷なまでに表現していて最高なのです。
そして『かげきしょうじょ!!』2期はまだですか?
その他、数々の作品で双子役を演じていらっしゃる松田姉妹さんですが。
2021年『チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~』と言う作品では、まったく血縁関係のない、だけどめちゃくちゃ話すキャラクターを担当されたとのこと。
確かに。『双子だからこそ双子を』と言うのもわかりますが、おひとりおひとりの役者さんとして、やはりこれからも、双子ではない役でも共演されて欲しいですよねぇ~。
次のパターン。ま、言うまでもなくこれがいちばん多いですよね。『別々の声優さん』がCVを担当されていると言うものです。
個人的にもこのパターンがいちばん、何て言うんだろ。『双子だし、やっぱり声の質感が似ている方に配役されているのかな?』とか、いろいろ妄想が膨らんで楽しい(笑)
たとえば『アイドルマスター』内で見ていきましょうか。
『シンデレラガールズ』には久川凪と久川颯姉妹がいます。凪のCVが立花日奈さん、颯のCVが長江里加さんです。
凪の方は非常にマイペースでいまいち本心を掴みにくい性格。また基本的に口調が淡々としていてナレーション調なのも特徴かと。一方の颯の方は、快活な性格で自信家。感情豊かで礼儀も持ち合わせていると言う・・・やはり正反対設定ですね。
合同ライブで久川姉妹のパフォーマンス、初めて見たのですが。とにかく発狂するか思うほどの可愛さでした。可愛かった。ひたすら可愛かった。あぁ眼福。至福。
立花さんと長江さん、おふたりの久川姉妹としての声のトーンは、その話し方や歌い方も含めてほとんど似通った部分は、私は感じなかったです。でもだからこそ、それぞれのパフォーマンスの『ここっ!』と言う見せ所が際立っていたように思えて、結果、私は見事に沼に落ちました。ぼっとん。
それから『SideM』には蒼井悠介と蒼井享介がいます。ライブを配信視聴している私は、2人が組むユニット、Wが登場するたび、その可愛さのあまりPさんの、監督さんの偏差値がダダ下がりしていくコメントを見るのが本当に楽しいです(笑)
兄の悠介のCVは菊池勇成さん。性格は明るくて楽天的。考える前に体が動いてしまうタイプの少年です。そして弟の亨介は山谷祥生さんがCVを担当されています。頭脳派で冷静な性格。おお、やはりここでも正反対のキャラ付けがされているぞ!
ってかこの『兄よりも弟の方が、性格的にはいろいろしっかりしてる』って設定、萌えますよね、ええ、萌えますね。
菊池さんと山谷さんの悠介と享介としての歌声は、これ、凄いですよね。普段、話されている時とかだと全然、共通性、類似性は感じられない。そして歌も、個々で、あるいは同時に歌われている時も、ちゃんと1人と1人と言うのを感じる。
なんですけど、特に高音部分なのかな?そこで歌声が重なった時に、本当に『ぴたっ!』と、そのバラバラな歌声が重なるんですよね。本当に綺麗に。完膚なきまでに。一切の隙間も余白も許さないほどに綺麗に重なる。悠介と享介の歌声が、まるで1人の人間のようにして聞こえてくる瞬間が所々あって、そう言う時にはほんと『ふわぁぁぁぁ!』となるのです(語彙力)
そしてラストは『シャイニーカラーズ』の大崎甘奈と大崎甜花ですね。甘奈の方が妹でCVは黒木ほの香さんが担当されています。そして甜花の方が姉でCVは前川涼子さんが担当されています。
こちらもやっぱり性格的には真逆。甘奈はアウトドア派で天真爛漫な女の子。一方の甜花はゲーム大好きインドア派。更に人見知りも激しく、生活の大部分を甘奈に頼っていると言う、ちょっと怠惰な女の子であります。
甜花ちゃんはそれで良いんだよ!それで良いんだよ!
黒木さんと前川さんの甘奈と甜花としての歌声も、やっぱり『それぞれ』感が強いなぁ、と思います。と言うかこのおふたりに関しては声は勿論なんですが、歌い方。その違いによって、甘奈と甜花を表現されているのが素敵だなぁ、と。
甘奈の歌声は優しさ、甘さもありつつ、はきはきした感じがある。等身大の躍動感がある歌い方。甜花の歌い方は少し舌足らずな感じもあって、見ているこっちの庇護欲を掻き立てると言うか。同時に『頑張れ・・・甜花ちゃん、頑張れ!』と言いたくなるような健気な一生懸命さも滲んでいるような歌い方で。素敵なのです。
いかん。『アイドルマスター』双子キャラだけで語り過ぎてしまった。ふへへ。
その他の作品で見ていくと・・・そうだなぁ。『Re:ゼロから始める異世界生活』のラムとレムは、個人的にも印象深いなぁ。
あとそうか。『呪術廻戦』の禪院真希と禪院真依姉妹も双子でしたね。どちらも目つきの悪さが素敵な(褒めてます)キャラクターで、真希のCVは小松未可子さん。真衣のCVは井上麻里奈さん。
真希のぶっきらぼうな喋り方と真衣の穏やかでお上品な語り口調(だけど言ってることはえげつない(笑))の対比、実に素敵です。
そして冒頭に挙げました『川越ボーイズ・シング』にも日向行と日向進と言う双子が登場していました。CVは行の方が生田鷹司さん、進の方が伊瀬結陸さんです。
声が微妙に似ているように、私には感じられてそこが面白かったです。ちなみに一卵性の双子と明記されており、性格は行が『捻くれ者』、進が『兄同様、捻くれ者』と言うシンプルさ(笑)
そしてラストは『1人の声優さんが演じていらっしゃる』です。ギャラも2倍、払って差し上げて。そう思うのは私だけではないはずだ・・・。
こちらでまず思い浮かんだのが『アイドルマスター』の765プロオールスターズの双海亜美と双海真美です。CVは下田麻美さんが担当されています。
ちなみにアーケード版では亜美がお姉さん、真美が妹でしたが、Xbox360版以降は真美がお姉さんで亜美が妹と言う設定になっているとのこと。
暖色系の服を着て、向かって左側で髪を結っているのが亜美。寒色系の服を着て、髪を向かって右側で結っているのが真美と言うのが彼女たちを見分けるポイント。
まぁ、何が凄いって。下田さんのライブにおける、この2人の演じ分け、歌い分けですよ。そんなに765プロのアイドルたちのライブを見ているわけではないですが、それでも例えば合同ライブでも、パートごとに『はい!亜美!』『はい!ここは真美っ!』と入れ替わる下田さんの演技力、表現力は『凄い!』の一言。
そして下田さんはおひとりだけど(当たり前だ)、その体を通して、しっかり亜美と真美、2人の存在がステージ上には見える、感じられると言うのもエモい。
と言うか、そうです。合同ライブでもこの演出が採用されていましたが。
モニターに、ステージで演じられている下田さんが鏡で映し出したような左右対称で映し出される。そのことで見事に『亜美』『真美』がモニターに映し出されると言う演出、考えた人、天才。
ほぼ20年に渡り、1人で2人、元気いっぱいな双子を演じられてきた、ライブでもそれを表現され続けてきた下田さん、凄い。
それから『あんさんぶるスターズ!!』の2Winkの葵ひなたと葵ゆうたも斉藤壮馬さんがおひとりでCVを担当されています。
だいぶ昔の話ですが・・・『あんスタ』の配信番組かラジオかで、斉藤さんが『違うキャラクターとも掛け合いをしたい』とおっしゃっていたのを、今でもはっきり覚えています。1人の方が双子を演じるあるあるなのでしょうね。
ひなたの方が兄でリーダー。いたずら好きでやんちゃ好き。弟のゆうたの方は明るく元気な性格の一方、繊細さも持ち合わせている。またひなたに比べると体力がなく、インドア派。兄のひなたが保護者的役割を果たそうと、自己犠牲的にふるまうことを心配していると言う・・・おぉ、ここも割とぱっきり、その性格がわかれているなぁ。
歌声的にはMVなどで聞いた限りですが・・・ひなたの方が若干、強め、元気な感じ。ゆうたの方が若干、高めで甘い感じ?って言うのかな。ふわっ、とした感じがある。そんなふうに感じました。
ただ当たり前だけど曲によって印象ががらり、と変わるあたりはさすがだなぁ、と。
『双子』たからこその良さがあり、でも『双子』だけど『1人1人のアイドル』であり『2Wink』と言うユニットでもある。
そう言う部分での、実に細かな演じ分け、表現の使い分け、見せ方に対しての工夫と言うのは、本当に大変だろうなぁ。
ちなみに2Winkは、まだスタステ、声優さんがキャラとして舞台でパフォーマンスをされるライブですね、こちらには登場していません。
無理はされなくていい。
されなくてはいいが、斉藤さんがどう、パフォーマンスでひなたとゆうたを表現されるか。運営さんがどんな演出をされるのか。純粋に興味はあります。
願うのは、言うのはタダです。ふひひ。
そしてラストは『鬼滅の刃』の時透無一郎と有一郎です。有一郎がお兄さん、無一郎は弟で、どちらもCVは河西健吾さんが担当されています。
ちなみに河西さんと言えば・・・そうです。『東京リベンジャーズ』に登場する双子、河田ナホヤとソウヤもおひとりで演じられています。
単なる偶然でしょうが、どちらも弟覚醒系双子。ふふ。
『鬼滅の刃』に関しては『さぁ、有一郎はどなたが演じられるのか?河西さんが演じられるのか。それとも・・・』と言う感じで、河西さんの無一郎くんの声。そのトーンや感じに近いと思われる、何名かの声優さんのお名前を挙げていらっしゃった方も、私はネット上でチラチラ見かけました。
私も『どうなんかなぁ、どうなんかなぁ』とわくわくしていたのですが・・・結果としては河西さんが有一郎も、と言うことで。
いや、でもこれはもうなんか『そうだよな』と言う思いしかないと言うか。いや、多分、別の方が演じていらっしゃったらいらっしゃったで、やっぱり『うん。だよな』と言う感想を抱いていたと思うんですけど。
時透兄弟ほど、何て言うんだろ。一卵性だと勝手に思い込んでいるんですけど。この2人ほど『ひとつの命がふたつに分かれた』感の強い双子も、そうそうないよなぁ、と言う気がしていて。はい。
だから河西さんが、お兄ちゃんの有一郎も、弟の無一郎も1人で演じられると言うのも、すごいしっくり来たと言うか。
そして河西さんの演技、最高でしたよね。ただただ儚げな無一郎と、ただただ本心を素直に表現することができない、辛辣で、乱暴な物言いの有一郎。その演じ分けが実に鮮やかで、だからこそ見ていてひたすら切なかったです。
・・・ネタバレになっちゃうから詳細は差し控えますが・・・あのシーンでの河西さんの演技も、今からもう楽しみでなりませんよね。絶対に泣くわ。
はい。そんなこんなで本日は、双子の日と言うことでいろいろな作品に登場する双子。その双子ちゃんのCVについてつらつら語ってまいりました。
冒頭にも書きましたが、本来なら数回に分けてお送りする予定だった内容です。
なので案の定、これだけ語っておいて『足りない。全く足りない』と言う思いしかありません。なんてこったい!
またいつか。いつかの双子の日にお送りできれば、とも思っていますが、予定は未定。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!