『SK∞』の新作OVAのビジュアルが公開されました。大人組の高校生時代の話だよ!
たまりませんね、ええ、たまりませんね。さすがは内海紘子監督です。我々の需要をよくわかっていらっしゃる!
ちなみに『OVAか・・・テレビシリーズじゃないの?』と言う嘆きの呟きも見かけましたが・・・『確かテレビシリーズ2期も制作予定だったはず』と言う記憶のもと、調べてみたら、やっぱりテレビシリーズの続編も制作される予定です!
んはぁ、楽しみ。
新しい年の幕開けと共に放送が始まった2024年冬アニメも、もうすぐ3分の1が終了しようとしていますよ。
時の流れの早さよ(白目)
そんな具合で全31本でしたっけ?
1話視聴した作品の中から継続視聴することにした作品を紹介する記事を、今日から数日にわたってお送りしていきます。
あとタイトルにも書きましたが、本日は2023年秋アニメで放送が延期になっていた『川越ボーイズ・シング』の感想もお送りいたします。
ではでは早速、2024年冬アニメ視聴決定作品リストの始まり始まりです!
・『薬屋のひとりごと』
・・・今の今まであんまりこの作品に関して語っていないような気が。でも視聴しています。配信であるにもかかわらずちゃんと見ています。と言うか2~3話、まとめて視聴しています。
配信視聴。しかもまとめ視聴。非常に偉そうな言い方で申し訳ないのですが、私がそうするだけの、そうしてでも見たいと思えるだけの面白さ、魅力ある作品だと思います。
まずお話が面白い。ミステリなので私好み。知識欲も刺激されるし、事件の裏側にちゃんといろんな人たちの思惑、それが存在しているのも最高。謎解きとしては決して難しくはない。故に取っ付きにくさが少なくて、しかしミステリとして抑えるべき点はちゃんと抑えているから見応えがある。
それから猫猫と壬氏の関係性も最高。悠木碧さん、大塚剛央さんの演技もあって、もうにやにやしながら2人の関係には悶えています。玉葉妃と仲良くなれそうです(笑)
後宮と言う華やかな鳥籠。その中で懸命に生きる人たちの姿。思い。それらはどこか『特別』でありながら、でも、私たちのそれと何ら変わるところはない。そう感じさせる不思議な、そして切ない雰囲気を放っているのもうまいなぁ、の一言。
まとめて見ているからと言うのもあるのでしょうが。作品の世界、世界観。それが損なわれることなくアニメとして表現されている。故にどっぷりと浸ることができる。そんな作品だと思います。
・『異修羅』
・・・2024年、最初に見た冬アニメ作品。いろいろとショッキングな内容だったのですが、そのショッキングな内容、お話、世界観を通して伝わってきたエネルギー、メッセージに心惹かれたこと。またそもそもとして原作の面白さを聞いていたので、アニメ化を楽しみに待っていたと言うこともあって、結果的に継続視聴しています。
2話で一気に登場キャラクターが増えていくつかの国名も出てきて。それらを一気に把握することを余儀なくされた私は『ヤバい。これはついていけそうにないぞ』と焦ったのですが。
ありがたいことに本作、群像劇なんですよ。だから今のところ1話ごとに主人公が変わっている。故にたくさん登場人物は出てきているけれど、その全てを一気に把握する必要はない。ご丁寧に1人ずつにスポットが当たるから、めちゃくちゃ把握しやすい。原作小説もこのような形式がとられているようですが、これはほんと、私のような頭がポンコツな人間にはありがたい作りです。
またそのことで1人1人の修羅たちの個性であったり、人となりであったり。その特性であったり、考え方であったり。関係性であったり。そうしたものが把握できるのもありがたいし、物語としてもめちゃくちゃ魅力だと思います。
あと何より、修羅たちが発する言葉。そこにその修羅の考え方、修羅の生き方。それが存分に感じられるのがかっこいい。そしてそれを刻み付けるかのような、最後の土師孝也さんによる修羅の紹介ナレーションがかっこよすぎるんだよ!
そこも含めての、アニメだからこそのスタイリッシュで迫力あるアクションシーンも見所十分な作品だと思います。
・『魔法少女にあこがれて』
・・・何度も言いますが、こんなにも『うおっ、眩しい!』と言う謎の光さんが頑張っている作品、久しぶりのような気がして、それだけでも胸熱です。『何に対して胸を熱くしているのだろう』と言う気が、自分でもしないことはないですが。おっふ。
いいですね。10代の少年がこの作品をうっかり視聴しちゃって『この謎の光の先を見たい!』とやきもきしているのを想像すると、もうにやにやしちゃいます。ふふ。
謎の光が消滅した、かつ音声も完全にのっかっている版はブルーレイのみだよ!
面白い。個人的にはマジアアズールが案の定、Mに目覚めちゃったのが。『嫌よ嫌よも好きの内』状態になっているのが、こっそり何をされるのか期待しちゃっているのが最高です。
あとレオパルトのうてなちゃんに対するヤンデレっぷりも最高か。その彼女の感情の目覚めが、うてなちゃん、すなわちマジアベーゼに調教されてって流れも、もうちゃんとこの作品だからこその流れを踏んでいて大笑いでした。
また後の記事でも書くと思いますが。うてなちゃん、マジアベーゼを演じていらっしゃる和泉風花さんの演技が、とにかく良い。『こんなはずじゃなかったのに!』と言う、魔法少女にあこがれているからこその戸惑い。『どうしよう、どうしよう』と言う感情の滲んだ口調が、でも、そのあこがれの魔法少女が、強くて可愛い魔法少女たちが、自分の与える痛みに悶絶する姿にどうしようもなく興奮してしまう、その本性。それが顔を覗かせた瞬間に、暗さと恍惚さを溶け合わせたかのような話し方にじわり、と切り替わる。光に闇が、じわり、と滲むように切り替わる。
その切り替え方、そして切り替わった後のその話し方、声のトーンが、まぁ、聞いていてぞくぞくしちゃう。『うまいっ!』の一言なのです。
なんでしょうね。もう『そのままの君でいて』の一言です。突っ走って欲しい。10代の少年たちを悶々とさせて欲しい(何を言っているのか)
・『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
・・・なんだろ。この冬クール、個人的に『平成初期か!令和の時代に平成初期か!?』とツッコみたくなるような作品が多いのですが。話の内容云々と言うよりも、OP、EDとか。あと演出とかが。
そしてこの作品もそのひとつです。なんだろ。すっごい平成初期のトレンディドラマを彷彿とさせるような演出だよなぁ、と2話のラスト。安達と黒沢のシーンを見ていて思いました。
尤も私、平成初期のトレンディドラマ、見ていたわけじゃないんですけど(白目)
要は『ベタ』ってことなんです。そして『ベタ』だからこその面白さと安心感があるから、より一層のきゅんきゅん、尊さを感じることができる。ラブコメとしての醍醐味も、存分に味わうことができる。そんな作品だと思います。
原作でもこの『ベタ』さが描かれているのか。それは読んでいないのでわかりませんが『触れた相手の心が聞こえる』『同性の、会社のエースが自分のことをめちゃくちゃ好きだった』と言う設定の面白さと、この恋愛作品としての『ベタ』さのバランス。その取り方うまい作品だなぁ、と今更ですが感じています。
とまぁ、真面目腐ったことを書いてきましたが、そんなことはどうでもいいんだ。
ただただ毎話、にやにやしてます。にやにやが止まりません。どうしたらいいですか!?『尊いな、あぁ尊いな、尊いな』綺麗に575にまとまったよ!
ほんと安達の真面目さ。黒沢の好意に対して戸惑う一方だけど、でも決してそれを無下に利用したり、嘲笑ったりしようとしない。その人間的な真面目さが尊いし、黒沢の安達に対する恋心。その一途さ、健気さも尊い。時折、どうしようもなく本音が顔を覗かせるところもあるんだけど、でもその気持ちは本当に純粋な『好き』であり、そこにはやっぱり黒沢の、人間としての品格の良さみたいなのが滲んでいるからこその温かさ、尊さがある。
最高か。最高だね!
黒沢の自分に対する愛を知って。自分に対しての自信を持てないままできた安達が、どう変わっていくのか。そして『黒沢が好きだと思ってくれている自分』に対して、どう折り合いをつけていくのか。黒沢の気持ちにどう向き合っていくのか。
それが本当に楽しみだし・・・あと私としては、本当に柘植と綿矢が気になって気になって仕方ないのですが。
これ以上、私をにやにやさせて、どうするつもり!?
・『姫様"拷問"の時間です』
・・・この作品、私としては『吸血鬼すぐ死ぬ』にめちゃくちゃ近いものを感じています。『ひたすらゲラゲラ笑って『あ~!面白かった』と大満足。でも翌朝にはほとんど内容を覚えていないけど、また次のお話でもゲラゲラ笑って『あ~!面白かった』って満足感でいっぱいになってる』
そう言う感じです。
褒めてます。めちゃくちゃ褒めてます。ギャグ作品、コメディ作品としては、私としてはこれ以上ないほどの褒め言葉です、私としては。
こう言うので良いんです、こう言うので。こう言うのばっかりだと困るけど(笑)
1クールに1作品くらいは、こう言う作品があって欲しいものです。
そしてこの作品に関してはほんと、見事に『こう言うので良いんだよ!』と『1クールに1作品はこう言う作品、欲しいよね』の両方を満たしてくれている作品です。私の中では。
はい。てなことで、もう『面白い』の一言です。ゲラゲラ笑ってます。
お話の内容も、その展開も予想がつくことこの上なく、見事にその予想を裏切ることなく進んでいくにもかかわらず面白いんです。ゲラゲラ笑えるんです。凄いな。
姫様の即落ち4コマっぷりが、ただただ可愛いし愛おしい。
そこに突っ込むエクスの的確過ぎるツッコミも、実に素晴らしい。
そして姫様に拷問を行う拷問官の個性も、声優さんのハマり具合も、もう最高の一言。
ジャイアントCV茅野愛衣さんなんて、もう、なんだ。迸る母性がヤバかった。個人的に久しぶりに『CV茅野さんキャラの母性』を豪速球で投げつけられたような気がして、なんかもう、どうにかなるかと思った(変態か)
わ、私も拷問されたい・・・ジャイアントに拷問されたい・・・ジャイアントのジャイアントに埋もれたい・・・。
こう言うので良いんです、こう言うので。誰も傷つかない、誰も悲しい思いをしない。ただただ平和で、穏やかで、バカバカしい拷問ファンタジー。
『拷問』と『ファンタジー』、このふたつの言葉を組み合わせる日がやって来るとはね!書いてて自分でも驚きだぜ!
ただただ見ていて面白い、楽しい作品です。最高です。
はい。そしてここからは、こちらの作品の感想です。
・『川越ボーイズ・シング』
・・・ものすごい偉そうな感想になってしまうのですが。『勿体ない!』と言う気持ちがひたすら込み上げてくる、そんな作品だったなぁ、と言う感想に尽きます。
『クセ強めの元指揮者』『ボーイズクワイアに挑むことになった男子高校生たち』『主人公には過去、約束を破ってしまった友人がいる』
これだけの設定、これだけの素材が揃っているなら、もうそれで十分だと思うんです。あれこれとこねくりまわすことなく、そのまま、それを物語として描いていけばいいと思うんです。
登場人物を半分にする。これだけで話数が相当、浮きます。その上で物語の主体を主人公であるだんぼっちと、彼が過去、その約束を破った幼馴染である森村君にします。
春男の設定、性格とかはそのまんま。その上でボーイズクワイアに挑戦することになっただんぼっち達の姿を描いていく。
本編、練習シーンがあまり描かれていなかった割に皆、本番ではうまくいっていた。すごく歌声、綺麗だし重なっていた(まんまCD音源だったんでしょうね)。そのあたりの『・・・いつの間にそんなうまくなったん?』を解消するために、もっと練習シーンを中心に描く。
その中で歌うことの楽しさに再度、気づいただんぼっちは、だけど再会した森村君に動揺を禁じ得ない。それでもボーイズクワイア部の面々に励まされ、最終的にはクワイアを通して森村君と向き合うことを決心する。
そして迎えた全国大会・・・って感じで十分だと思うんですよ。うん。
こねくり回した結果、だんぼっちと森村君の関係性、それがあまりにも薄くなっていた、かつ唐突な感じが拭えなかった。最終回にそこを猛烈にプッシュされても・・・そこに至るまでにもう1つ、2つ、3つくらいは段階が欲しかったし。
ITの父親の起こした騒動、それによってITが転校を余儀なくされたと言うのも、まぁ、部活動の危機を描くためには必要だったのかもしれないけれど。そもそもとして『部活動の危機』を描く必要があったのか。そこから疑問だし。
キャラクターの魅力、それを描くための物語と、クワイアの腕前を上げていくための物語。そして主人公であるだんぼっちと森村君の物語。その3つが見事に噛み合っていなかったような気がして、そこがすごく勿体なかったなぁ、と。
私はそんな感想を抱いたのですが、まぁ、言うが易し行うが難し、です。
ただ見ているだけの人間は何とでも言えるんです。すいません(土下座)
そんな具合でお話はひたすら『勿体ない』の一言だったのですが。それでも春男役の興津和幸さんをはじめとする、個性豊かなキャラクターを演じていらっしゃった役者さんの演技は、瑞々しさもあったとても素敵でした!
てなことで明日もこちらの記事をお送りする予定です。
よろしければ引き続き、お付き合い下さい。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!