tsuzuketainekosanの日記

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2024年冬アニメ視聴決定作品~その2

タイトル通りの記事です。昨日の続きです。

2024年冬アニメ、私が視聴することにした作品を紹介していくだけの記事です。

1話に関してはおよそ30作品、視聴しました。

頑張りました。

 

てなことで早速、昨日に引き続き、視聴決定作品のご紹介です。

どうぞ!

 

・『ダンジョン飯

・・・またこの枠、被ったか。秋アニメでもBS11の『柚木さんちの四兄弟。』と地上波の『呪術廻戦』が被っていて『ぐぬぬ!』となっていたのですが。

最初はBS11でこちら、録画視聴していたんですけれどね。ええ。見事に裏で放送されている某アニメ作品に吹き飛ばされ、結果、配信視聴に相成りました。

 

『配信でも視聴したい』と思ったのは、純粋に面白いからです。なんだろ。いい意味でTRIGGERらしくなく、でもTRIGGERらしさが全開になっているところもあって。その絶妙なバランスの保たれた作画、演出、動き。それと、この作品自体が持っている面白さ。そして各キャラクターを演じていらっしゃる声優さんの演技。それらの一体感がとても心地いいし、TRIGGERであるからこその安心感があって。

だから物語のスリリングさはありつつも、作品としては本当に面白く、安心して視聴できる作品だなぁ、と感じています。

 

変な言い方かもしれないですが。『TRIGGERが絵本を作ったらこうなった!』みたいな感じがするなぁ、と(笑)

漫画作品をアニメ化するのが初であるTRIGGERが、その原作の持つ面白さを存分に描くために、作画であったり演出のクセを抑えつつ。だけど要所要所、特に魔物とのバトルシーンとかでは、ダイナミックかつ滑らかで、軽やかなんだけど迫力もある。そう言う『らしさ』を見せつけている。3話の12分あたりの動く鎧との戦闘シーンなんか、すごくそれを感じた。ってか3話の絵、めちゃくちゃ特徴的でしたよね。でもそれも味があって良かったし、作中のぬるぬるした動きにぴったりだった。

ものすごく原作に対しての敬意を感じるし、同時、それを殺すことなく『我々はTRIGGERである』と言う自己紹介感もあって、それがもう最高なのです。

 

とりあえず前にも書いたけど、顔も声もいいのに魔物に対しての思いが強すぎるライオス。いろいろと罪深いぞ!(笑)。そしてマルシルがただただ可愛い。

この先の物語の展開も楽しみ!

あ、あとBUMP OF CHICKENのOPも良いよね!良いよね!

 

・『HIGH CARD』

・・・前にも書きましたが、私の中で渦巻く『アップルさん黒幕説』、それが正しいかどうかを見届けるために見ています。

と書くと『それだけかい!』とツッコまれそうな気もするのですが、勿論、そんなことはなく。せっかく1期、見たことだし。1期のあの、やや本筋からは脱線していたイメージの強いわちゃわちゃが、2期では果たして、どんなふうにまとめられるのか。そこが楽しみでもあると言うのも、視聴決定した理由です。

 

14話で登場したソニックムーブ。この人のキャラクターとか、この人との掛け合いとかにめちゃくちゃ1期のテイストを感じて。『おっ!?またこれ、だらだら行っちゃうのかい!?』とも思ったのですが、さすがは2期ですね。ラストにクリスの異変、能力の代償が描かれていたことでものすごく引き締まった印象があったし『やっぱりな!2期は違うぜ、2期は!』と言う印象を改めて強く受けました。

2期は違うんです!制作側のそうした気持ちを、本当にひしひしと感じるんです!

 

1期のわちゃわちゃがあったからこその、2期での緊迫感。そしてフィンとクリス、ハイカードの面々の関係性、そして様々な組織の思惑。そこに所属しているキャラクターたちの活躍。

2期ではそれらが余すことなく描かれ、ラストには綺麗に結実していることを期待したい作品です。

とりあえずアップルさんは絶対に黒幕だと思うの(もういい)

 

・『メタリックルージュ

・・・『成程。こう言う方向性で行くのか』と思った2話でした。ロードムービー的な味わいを感じたのは私だけはないはず。

ルジュとナオミの凸凹コンビが繰り広げる小気味いい会話。2人が出会う、何かしらの思惑を抱いていそうな人たち。それらを極力、説明を省いた静かなタッチで描きつつ、最後にはアクションで魅せるっ!みたいな。

基本的には静寂なんだけれどルジュとナオミの関係性もあって、決して静かになり過ぎていない。静と動のバランスがきれいに、キャラクターによって保たれている。なおかつボンズお得意のアクションシーンの美しさ、迫力もあることで、より静と動の対比が際立っている。そんなふうにすら感じました。

 

その上で今後は『人間』と『人造人間』、そこをもっと深く描いていくのかなぁ、とも思うのですが。もしかしたらそこすらも明確に描くことはなく、『人造人間』でありながら同じ『人造人間』を殺害していくルジュの姿。その内面の変化を通して、それらを訴えかけてくるのかもしれないなぁ、とも思うのですが、はてさて。

こー、わかりやすく、あからさまに、声高に。メッセージを叫ぶような作品ではないと私は思ったですが。

あと2話やEDを見て感じたのですが。静と動のバランスが美しい、ルジュとナオミの掛け合いが楽しい、基本的には明るいロードムービー的な味わいがある。それはそうなんですけど、その中に私は、どうしても拭い去れない悲劇。その仄かな予兆すら感じたのです。

『だからどうした。それはあくまでお前の感覚だろ』とツッコまれればそれまでなのですが、どうですかね(知らんがな)

 

欲を言えばもう少し、何だろうなぁ。なんかこー、ベタなくらいに『人造人間』の悲劇みたいなものを描いた方が、お話としても惹きつけられやすいのでは。

いや、描かれてはいるんですよ。描かれてはいるんですけど、その悲劇性みたいなのがいまいち強く伝わってこないと言うか。そんな気が、私はしてしまっています。

そうも思うのですが。まぁ、もしかしたら今後、そう言うお話が出てくるのかもしれないし、出てこないかもしれない。

現時点で『なんか惜しい』感が拭えてはいませんが、アクションシーンは爽快だし、まだまだここから面白くなるだろうと言う期待を込めての継続視聴です。

 

・『百妖譜』

・・・1話のお話が完全に私を狙いに来ていたとしか思えず、また小林親弘さんのお芝居に泣かされたので『1話の続きを見なければ!』と言う感じで継続視聴決定です。

灰狐と少年の物語、その結末。泣いたわ・・・またこれ2話でも泣かされたわ・・・。

 

自分を助けてくれた、酒に酔って旅に出る夢を語った少年を助けたかった。その灰狐の言葉が、思いが、もうめちゃくちゃ切なかったし、それでもその気持ちはものすごく、私は理解できた。

少年と別れて、40年、修行を経て、そして少年だった大人と再会した。そう言うのがあったからこそ、なおのこと、灰狐にとっては少年は少年のまま。そう言う思いが強かったんだろうな。そしてそう思わなければ、どうしようもなかったんだろうな。どうしようもなくて、それでもやっぱり、灰狐はどうにかしたかったんだろうな。

なにがどうこうできるわけではない。そうわかっていたけれど、それでもかつての使用年に、その少年が成長した大人に、何かをしたかった。

『人間の姿になることはできたが、その心はわからない』

これは灰狐がかつて少年だった人物に向けた言葉でもあるし、もしかしたら、その人物の蛮行、残虐非道さを目の当たりにしながら、それでもそこに対して働きかけてしまう己自身。そこに向けた言葉なのかもしれないなぁ。

人であっても、人の心はわからない。他人のそれも、自分のそれも。

 

少年の声を聞いた灰狐。少年のもとに駆け寄った灰狐の姿が人間の姿になっていたのは、もう涙涙ですよ・・・。

『私は生きていたい。この世の中をもっと見ていたい』

そう語る灰狐である男の言葉が、またこれ泣けた・・・。

 

はい。そんな具合で私の中華アニメに対するイメージ。イメージってか、今までの作品で感じてきた『難しさ』、それを全く感じることがなかった作品です。

主要登場人物は3人。あとは基本的には2話で完結する、そう言うお話だからかな?あと1話、2話、見た感じだと、そのお話の内容もめちゃくちゃわかりやすい。いい意味でベタだから、私のようなポンコツ頭でもすんなり理解できる。

その上で、その中にしっかり『妖怪と人間、それぞれの感情』が描かれているのも素晴らしいの一言。

 

少しぶっきらぼうなところもあるけれど、決して弱者を見捨てることはできない。そんな桃妖。そしてただただ可愛らしい、その可愛らしさ、純粋な優しさが救いにすら感じられる磨牙。それぞれを演じていらっしゃる東山奈央さん、村瀬歩さんのお声、演技も最高にはまってます。残る1人を演じられる河西健吾さん、そしてゲストキャラを演じられる声優さんの顔ぶれ、その演技も楽しみだなぁ。

 

・『ゆびさきと恋々』

・・・1話視聴感想時に『主人公ちゃんの設定的に、決してアニメ化に向いているとは言い難い作品だと思う』と言うような感想を書いたと思います。

その思いは変わらないんですけど。変わらない一方で、なんだろ。たとえば他の作品だったら言葉で語り、伝え合う感情を、この作品では登場人物の表情。そこに託している部分が多い。あるいはメッセージアプリを利用したやり取り、文字でのやり取りでそれが描かれている場面も多々ある。

だから何と言うか『ちゃんと視聴すること』を求められる、求める、そんな作品だなぁ、とも感じました。

そう言う意味で考えると、逆にめちゃくちゃアニメ化に適している、アニメ映えする、そんな作品、原作なのではなかろうか、と。

 

『いや、別にこの作品じゃなくてもどのアニメもちゃんと見てやれよ』とツッコまれることでしょう。それはそうなんです。その通りなんですけど。

でも私はそうなんですが。どうしても、特に仕事から帰ってきた日の夜とかは時間が足りないのもあって『アニメを見ながら別のことをする』と言うことも多いんです。

限られた時間の中で、ついついひとつでも多くのことをやっちゃおうとする。質よりも量を求めてしまって、そのことに満足しちゃう。

オタク時間においては、どうしても効率や生産性(なにひとつ大したものは生み出していませんが(汗))を求めて、重視しちゃってる。

 

でもこの作品は、それを許さない。許してくれない。『ちゃんとこの作品を見ること』『画面を見ず音を聞くのは勿論だけど、画面に映る登場人物たちの表情、文字でのやり取りをちゃんと見ること』、そこに専念しないと、この作品の肝である登場人物たちの心の機微。それをとらえることができない。そしてそれができなくなったが最後、この作品の魅力を味わうこは不可能だと思うんです。うん。

だから私はこの作品。最大限の賛辞を込めて『時代に逆行、かつ挑戦状を叩きつけているアニメ』と秘かに思っています。

そこも含めて、本当に演出面などに、制作陣の気概みたなもの。それをひしひしと感じる作品だなぁ、と。

素敵です。素晴らしいです。

 

はい。てなことでがっつり、頑張って視聴してします。

もう主人公の雪ちゃんが可愛らしすぎて、きらきらした大学生活が眩しすぎて、いっそ気恥ずかしさすら感じることもあるのですが、それすらもはや愛おしい。

私の灰色一色だった大学生活の記憶が、この作品を視聴することによって都合よく塗り替えられている。そんな幻想すら見る思いです。おいおい大丈夫か。

あとほんと。雪ちゃんに諸星すみれさんをあてた方。天才だと思う。諸星さんじゃなかったら、雪ちゃんのこの可愛らしさ。『純粋な可愛らしさ』は絶対に表現されていなかったと思う。

 

あとですね。何よりですね。桜志です。この桜志と逸臣さん。雪ちゃんを取り囲む2人の青年。この青年の雪ちゃんに対しての思いであったり、その人間性の器のでかさみたいなものであったり。そう言うものの対比がめちゃくちゃ鮮やかで。

それ故に桜志の人間性の未熟さ。雪ちゃんのことを思っているのに、見ているこちらとしては、それを表す彼の言動にどうしても狭量さ、不器用さ、繊細さを感じずにはいられない。そのことによって、純粋に雪ちゃんの世界に興味を持って、それを知りたいと思っている逸臣さんの人としての器のでかさが一層、際立つと言うのが、もうこれ、ひたすらに見ていて楽しいのです。

ってか桜志、いいわ。最高だわ。見てて飽きないわ。可愛いわ~。両キャラクターとも、またこれ、中の人の演技がいいのよね。ほんと、そのキャラクターを体現されている演技で。

 

そしてエマちゃんも、いいぞ。こう言う女の子も、やっぱりこの手の作品にはいて欲しいですよね。こちらも東山奈央さんの演技が、もう、もう!

 

『少女漫画かぁ~』『恋愛作品かぁ~』と言う理由だけで本作品を視聴しないのは、絶対に勿体ないです。

きらきら、ふわふわした、甘々モード全開のビジュアルを良い意味で裏切るような、制作陣の迸る気合が感じられるアニメ。

『そう言えば最近『ちゃんと』アニメを見ていなかったな』と言う私と同じような方にこそ、見ていただきたい作品です!

はい。てなことでその2はここまで。

明日のその3でラストですね。

よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!