tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

『ビックリメン』について語ろう~7話の脚本家はあの方でした!

うむ。休みだったはずなのに、疲れたぞ。

むしろ疲れがたまったぞ。

なのに今日から4連勤です。わぁ~(白目)

 

現実はいつだって残酷だ!

くそう!

 

タイトル通りの内容です。プラス『脚本家さんによってこんなにも1つの作品で違う味わいの話が生まれるのか』を語っています。

ちなみに『『ビックリメン』と言う作品を、正しく知りたい』と言う方には、到底、適していない内容です。

これで今回の内容、察して下さい(汗)

内容が多いので早速、本題。

 

『ビックリメン』です。こちらはかつて一世を風靡し、今も根強い人気を誇っている『ビックリマン』を題材にしたアニメです。

ビックリマン』と言うお菓子にはおまけとしてシールが封入されているのです。そのシールにはいくつかのシリーズがあるのですが、中でも『悪魔VS天使』シリーズはめちゃくちゃ人気を集めまして。複数回、アニメ化、コミック化がされています。

懐かしいなぁ。私が小学生くらいの時はおまけ目当てに『ビックリマン』を買って、お菓子のチョコウエハースを捨てる、と言う現象が社会問題化されていたような記憶があります。

 

『ビックリメン』の舞台は現代。過去以上に『ビックリマン』シールが価値を持つと言う世界です。その中で『ビックリマン』シールコレクターである人間が集う2軒のコンビニの、実に激しい争いを描いているのが『ビックリメン』です。

 

嘘です。

 

いや、表向きの作品紹介はこんな感じなのですが。『看板に偽りあり』です(笑)

『『ビックリマン』シールのためなら、たとえ火の中水の中。女装だって厭わない!そんな『ビックリマン』シール強火オタクの可愛い少年たちと、『どう考えてもこの2人、過去に何かあったよね!ね!もしかして付き合ってたとか!?』としか思えない正反対の色気たっぷりの大人2人が繰り広げる、シリアスが長続きしない物語』です。

ごめん。腐った頭のオタクである私が見たら、もうどう頑張ってもこんなあらすじしか浮かんできませんでした。本当に申し訳ない(土下座)

 

あと、その可愛らしい少年たちと色気たっぷりの大人が変身します。

変身シーンがあります。上半身の裸が描かれます。わお!

『成程。公式が『これが、令和のビックリマン』と大々的に訴えているのは、こう言うことか。令和の今だからこその、少年の変身シーンなんだな』と私は妙に感心しました。

多分・・・否、絶対に違う。本当にごめんなさい。

 

ちなみに公式サイトのあらすじ。その5話~7話のサムネが全部、登場人物の上半身裸シーンなのには大笑いです。

公式も絶対、狙ってるじゃん!

anime-bikkuri-men.jp

はい。まぁ、あの正直『思っていたのと違う』『これは別に『ビックリマン』じゃなくてもよいのでは』と言う感は否めません。

ただ私としては『とにかく出てくるキャラクターが皆、可愛い』『可愛いキャラクターたちのわちゃわちゃは、自律神経を整わせる』『お話のぶっ飛び具合が何も考えなくて最高』と言う感じで毎週、視聴しています。

 

ではでは。キャラクター紹介をば。全員紹介すると長くなるので、今回はメインキャラのみと言うことで。

まずはヤマトです。主人公。公式サイトの絵を見た時は『どんだけクソ生意気な少年なんだろう』と予想していたのですが、それをまんまと裏切ってくれた、めちゃくちゃ優しく熱い心を持った、めちゃくちゃ良い子です。ナチュラル人たらし。そして韋駄天。CVは梶田大嗣さんで、この梶田さんのお声のナチュラルな可愛らしさ、少年らしい可愛らしさもヤマトにぴったりなんですよ(にこにこ)

それから牛若です。美人枠。自分以外はアホだと思っている節があるのですが、そう言う子にありがちな、時折、見せる天然っぷりがたまらなく愛おしい。ヤマトに落とされた被害者の1人(言い方)

CVは森嶋秀太さん。こんだけアニメ見ているのに、私、CV森嶋さんのキャラに触れるのって、初くらいのような気が。『すん』とした芯のあるクールボイスが最高です。

 

そしてジャックです。この子も公式サイトで紹介されている絵から受けた『ほんわか系の少年なんだろうなぁ』と言う予想を見事に裏切ってくれた子です。『ビックリマン』シールにかける情熱がおかしい。そしてアホの子です。ベースが弾けます。4話では、見事なベースの腕前と歌声、そして驚異的なコミュ能力を見せてつけてくれました。

CVは橘龍丸さん。橘さんの変幻自在な演技力、声の引き出しの多さがこの役でも存分に発揮されています。『『Fate/Strange Fake』のジェスターの人だよ!』と言っても、多分、誰も信じてはくれまい。もっと売れろ(個人的願望)。

それからフェニックスです。大人組、その1。ヤマトたちがバイトしているコンビニの店長です。公式サイトのキャラ絵を見れば、大体わかる。迸る色気が凄い。もはや『人妻です』と言っても誰もそう信じて疑わないレベル。その色気と包容力で、ヤマトたちをやさしく見守っています。

CVは斉藤壮馬さんです。もう『色気×色気』みたいな計算式しか存在しないじゃないか!絶対公式、わかっててやってるだろ!いいぞ、もっとやれ!

以上のキャラは『エンジェルマート』と言うコンビニを拠点にしているキャラです。

 

その『エンジェルマート』と敵対関係にあるコンビニが『デビルストア』です。

こちらを拠点にしているキャラクター1人目は、大人組の2人目であるマリスです。エリアマネージャーと言う立場で、眼鏡をかけて髪を結んでいます。イケメン。やだ、もうえっちじゃん!迸るSオーラがたまりません!絶対、過去、フェニックスと何かあった。私はそう信じて疑ってない!

CVは小西克幸さんです。いい加減にして欲しい。見た目がストライクな上に声までストライクとか、ほんといい加減にして欲しい。この先、マリスの変化を小西さんがどんなふうに演じていらっしゃるのか。んはぁ~、楽しみでならぬ。

お次はフッドです。この後、語る7話のヒロインです。7話の紹介サムネで上半身裸をさらしている彼です。ついでに言えば、作中、最初に変身シーンが披露されたのも彼でした。ある意味、公式から愛されている子だと私は思います。可愛い。とある事情でレアな『ビックリマン』シールを回収するために、マリスとつるんでいます。

CVは阿座上洋平さん。幼少期のCVは小市眞琴さんです。最高かよ、最高だなオイ!CV阿座上さんなので、当然、父子関係は複雑で(某ガンダムだけじゃん!)、当然、非情なように見えて情を捨てきれないと言う役です。ほんと、この手の『煩悶する少年』を演じられている時の、阿座上さんの演技、たまりませんな。

 

それからピーターです。6話紹介サムネで上半身の裸をさらけだしている子です。なんだ。この子に関してはCVが榊原優希さんと言うのがすべてだと思います。CV榊原さんと言えば、天下一品の煽り芸でしょう。そう言う子です。そう言う子だけど、そこがたまらなく可愛い。愚直を絵に描いたようなフッドとの対比も鮮やかで、ひたすら可愛いし楽しい。

6話ではCV榊原さんだからこその、もうひとつの強み。『何の違和感もない女性ボイス』も発揮されていて『ふふっ』ってなりました。

ラストはアリババです。5話紹介サムネで裸になっている彼ですね。亀の甲羅が割れて、その中から生まれてきた美少年です。ぽわぽわしてて、儚げで、無気力オーラがたまらない色気を醸し出している美少年です。マリスに拾われたと言う経緯があることから、マリスに対して色んな思いを抱いている一方、ヤマトの人たらしの被害者でもある少年です。可愛い。

CVは田丸篤志さん。ヤバいぞ。田丸さんの、この手の役の、一周回って『んんっ、なんだもっと君を苛めたくなるぞ!』と言う感じのお声、演技は本当にヤバいぞ。

 

本当にヤバいのは、私の頭だ!

 

で、ですね。

先程から書いている通り、基本的には『可愛くて元気いっぱいな少年たちが『ビックリマン』シールを手にするためと言う名目のもと、わちゃわちゃしている』と言うお話が続いていたのです。

『頭空っぽにして楽しめるぞーい!』『バンドに走ったり、亀から美少年が生まれて『幸福とは何ぞや』と哲学してみたり、女装してみたり。何でもありだね!』って感じだったのですが。

 

7話です。先週に放送された7話は、明らかに毛色が違っていたのです。

先程も書きましたが、この回のヒロイン・・・もといお当番はフッド。

フッドは中国マフィアのボスを父に持つのですが、そのファミリーは、ビックリマンシール三億枚事件で大打撃を受けていました。

ビックリマンシール三億円事件』に関しては『三億円事件の『ビックリマン』シールバージョンだ』と言うくらいに思っておいてください(いい加減)

彼はその打撃のダメージを払拭するために、マリスとつるんでレアなシールの回収に励んでいたのです。

 

亡き母の故郷である日本。その土地での、ままならぬシール回収に焦るフッド。更に敵であるはずのエンジェルマートが親善ラクロス大会に誘ってきたものですから、フッドの苛立ちは募っていくばかりです。

『ねぇ、フッドくん。ラクロスって知ってる?』ってフッドを誘うフェニックスの声が、もうえっち。『本当に誘っているのはラクロスなんだろうか?もっと別の何かじゃないんだろうか』って思わされるくらいにえっち(熱弁)。あとヤマトの人たらし、こう言う時にも発揮されちゃってるんだよなぁ~(でっかい独り言)

 

ところがある時、彼は誰かの落とし物と思しきラクロスのスティックを手にします。

すっごい偶然!(でっかい独り言)

その彼に声をかけてきたのが、ナナカと言う少女です。

彼女は中学のラクロス部でマネージャーを務めています。そのナナカに言われるがまま、ラクロスの腕前を上げていくフッド。自主練までするのめり込みようです。

おいおい、やっぱりこの子、本当は人と話したかった、仲良くなりたかったんじゃないか!可愛いな、おい!(でっかい独り言)

 

フッドとナナカの距離も縮まっていく中。ナナカが『悪魔』でも『天使』でもない。『お守り』の『ビックリマン』シールを道具に貼り付けているのを目にしたフッドは、そこから『マネージャー』と言う役割に抱いている思い。『誰かを手伝うのが好き。だからマネージャーをやっている』『誰かに『ありがとう』と言われると、すごく嬉しい』と言う彼女の思いに触れます。

『お守り』のシールは、かつて、フッドの母親が好きだと言ったシールでした。それもあってフッドの胸には様々な思いが去来します。

 

ナナカのチームの試合当日。試合会場へと向かうナナカが乗ったバスが、バスジャックされます。

なんてこったい!(でっかい独り言)

しかし偶然、外を歩いているフッドの姿を確認したナナカは、お守りシールに『バス ジャック』と書いて、それをバスの窓のわずかな隙間から投げ捨てます。

そしてそれを奇跡的にも、フッドがキャッチ。かくしてフッドは拳銃を持った犯人に支配されているバスに乗り込み、ナナカと乗客を助け出すことに成功するのですが。

すっごい偶然!すっごい奇跡!(でっかい独り言)

 

ここからです。7話、ここからの展開が素晴らしかった。

『あぁ、そう言うことだったのか!』と言う驚きもありつつの、フッドの葛藤とナナカの葛藤。それらが綺麗に重なって、ボーイミーツガール作品としての味わいすら醸し出していて。

 

『いつものノリ』が体に染みついている私としては、『え?え?あれ?これ『ビックリメン』だよね?』と私は軽く混乱すらした(笑)

 

割り切れない思い。それでも、それを必死に飲み込んで、それぞれの場所へと戻っていったフッドとナナカ。

『マネージャー』と言う立場で、チームを鼓舞するナナカの姿を目にしたフッドは、ある思いをマリスに問いかけます。

それに対してマリスが返した言葉は大人組だからこその重み、深み。また『そうだよな。それもひとつの真実だよな』と思えるような言葉であったのも最高だったし、この言葉でマリスの過去、フェニックスとの過去(決めつけ)に期待が高まったのも最高だった。

そしてその言葉の意味するところを噛み締めるように考えたのであろうけれど、それでも7話を締めくくる台詞として返した、フッドの言葉も最高だったのですよ。

 

『・・・明らかに7話、おかしくね?(誉め言葉)』

『『ビックリメン』と言うハチャメチャが売りの作品から、まさかこんな、こんなお話が生まれるなんて・・・!』と私は驚き、戸惑いと共にうっすら感動すら抱いて。

 

『おい!脚本は誰だ!?』とEDで確認して。

『あんたかよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』でした。

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なんだろ。

大河内一楼さんの、この『何年かに一度、シリーズ作品にゲスト脚本家として参加された時に『25分の尺とは思えないほどに濃密な人間ドラマ』『それでいてしっかり作品、キャラの魅力も維持している物語』を生み出す技、すごくね?』と改めて思いました。

いや、勿論、それ以外の時も、色んな意味ですごいんですけど。

個人的には『スペース☆ダンディ』の5話を思い出したわ。

 

25分尺でこんな素晴らしい脚本書けるのに、どうして2クールの『革命機ヴァルヴレイヴ』はああなったのか。いや、あれはあれで好きですけど。大好きですけど。

 

どうなんだろ。今後も大河内脚本の回はあるのでしょうか?

私としてはもう1話くらいは期待したい。

 

はい。てなことで『ビックリメン』7話。

これ単体で視聴されても問題なく楽しめるお話ですので、よろしければ各種配信サイトなどで見てみて下さい。

なお最新話の8話はまだ見れてない。うぅ。

 

ちなみにナナカを演じていらっしゃったのは諸星すみれさん。

『マネージャー』としてひたむきにチームを支えたいと言う思いを口にした時の。そしてそれに、恐らくはぴったりと張り付いていたのであろう本音を吐露した時の演技も、ナチュラルさがあるからこそ、こちらの胸を打ってきて素晴らしかったです。

あとチームのキャプテンを演じていらっしゃったのは河瀬茉希さん。

『だよな。そりゃ、もうCV河瀬さんのキャプテンなら、憧れちゃうよな』と私はひとり、いっそナナカちゃんに同情したくらいです。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!