タイトル通りの記事です。
本日は優勝パレードが開催されますね。お天気良さそうで良かった。
祝日で休日のはずの役所の方が、自治体によっては完全無休、ボランティア扱いでパレードにあたる、とか言うニュースも目にしたのですが。
せっかくおめでたいことなので、この辺りは何とかならないものかな、とか思うのですが。代休とか手当とか。これを機に『もう絶対、阪神もオリックスも優勝して欲しくないわ!』とお役所に思われたら残念じゃないですか。うん。
ちなみに私はですね。
『木曜だし、公休もらえるチャンス大きいし』とタカをくくっていたのですが、うっかりこのこと忘れて、明日と明後日に希望休入れた結果、出勤になっていました。
3連休にしてくれてもええんやで?(圧)
まぁ、いいや。あとでYouTubeとかでたくさん見よう。
てなことで野球の話、阪神タイガースの話です。
『あなた、今年になってから、しかも阪神の優勝が決まりかけてから、阪神、阪神とか言い出したけど・・・単なるにわかファンなんじゃないの?』と言うお声も聞こえてきそうなのですが。
まぁ、別にそう思われても良いのですが。
一応、すいません。星野仙一さんが監督に就任されてからのファンです。
てなことで11月5日ですね。
実力伯仲、がっぷり四つで第7戦にまでもつれ込んだ日本シリーズ。
オリックスとの激戦を制して、阪神タイガースが日本一に輝きました。
実に、実に38年ぶりの栄光!
球団としては2回目の日本一です。
こら!そこ!
『日本一になったの、まだ2回なのかよ、少なっ!』とか言わないの!
大事なのは回数じゃないのよ・・・。
どれだけ、人々の心に、記憶に、思い出に刻まれているのかってことなのよ。
はい。
てなことでですね、5日の夜。
正直、言うと、私は怖くて試合、見ていられませんでした。
ってかですね。もうぶっちゃけると『あぁ、日本一はオリックスだな』と半ば信じて疑っていなかったです。
理由ですか?
ひとつはオリックスの先発が、第2戦で敗戦喫した宮城投手だったから。
ひとつは前日、6戦で球界を代表する投手、山本投手にリベンジされ、流れ的にはオリックスに行ってるよなぁ、と勝手に思っていたから。
そして最後は阪神の先発が青柳投手だったからです。
全力土下座!
いや、でも。
でもでもでもでもでもでもでも!
正直に言いなさい!
あなたも『先発は青柳投手か・・・そうか』って思ったでしょう!?
試合前も『やはり宮城投手の方が優勢ですね』と言うような雰囲気だったように思うよ。知らんけどな(知らんのかい)
だからです。
だから正直、勝てるとは思ってなかったんです。
だから試合中継、見てなかったんです。負けるところを見たくなかった。
シーズン中に何度も見た『虎のエース』であり、しかし今季はなかなかその本来の姿を見ることが叶わなかった青柳投手が、『打たせて取る』ではなく、単純にぼこぼこと打たれる姿を見たくなかった。
あるいは第2戦のように、宮城投手を打ち崩せない打線を見たくなかった。
『せっかく・・・せっかく38年ぶりの日本一になれるかもしれないチャンスだったのにな・・・悔しいな』と。
今から思うと本当に失礼な、それこそもうファン失格と言われても仕方ないような。
そんな気持ちを勝手に抱いていて、見てなかったんです。ええ。
それでもやっぱり気にはなる(笑)
なるからツイッターで皆さんの盛り上がりを追いかけていたらですね。
『ノイジー』『3ラン』の文字が飛び込んできたではないですか。
そこで慌てて試合経過を確認したら。
なんと!
なんと!
ノイジー選手が!
3ランHRを打った!
宮城投手から!
どっひゃあー(古)ですよ。
そこから更に追加点が入ったとの情報を知り。
さすがの私も『こ・・・これはもしかしていけるんちゃうん・・・』とようやくテレビのチャンネルを試合中継に合わせることができたのです。
なので見始めたのは6回からだったかな?
『あかん・・・このままだと、胴上げの瞬間と入浴の時間がかぶっちゃう!』と。
慌てていつもよりずっと早い時間に入浴して、めちゃくちゃ慌てて、ほとんど体も温まっていない状態で風呂からあがった結果。
まだ試合は7回裏だったと言う(笑)
しかしそのお陰で・・・いや、あの時間帯ならいつも通りに入浴してても、余裕で間に合ったな(笑)・・・無事、胴上げの瞬間を見ることができました!
9回。
まさかの桐敷投手の登板には驚かされましたが。
あそこでの登板は桐敷投手にはいい経験になっただろうなぁ~。だし、あそこで投げさせてもらえるって、やっぱり投手にしたらめちゃくちゃ嬉しいよなぁ。
しかしその後、ベンチの選手、コーチ達に送り出される形で岩崎投手が登場した時は胸熱だったし。
直後、頓宮選手にHR打たれた時は、思わず苦笑いしちゃったけどね!
一矢報いた頓宮選手は、ただただお見事の一言。
いや、とにもかくにも胴上げの瞬間を見ることができ。
宙を舞う岡田監督、そして背番号24のユニフォームに涙し。
その後は、散々、迷った挙句、某チャンネルで放送された優勝特番の録画予約を済ませ、実に幸せな気持ちのまま、眠りについたのでありました。
そしてここ数日は、その優勝特番やらYouTubeで公開されているビールかけ、選手へのインタビューの模様を見ては、1人、にまにましてます。
楽しい。
いやぁ・・・しかし、どうですか?
日本シリーズMVPは近本選手でしたが(この人のバットは振ればヒットが出てくる打出の小槌か何かなのでしょうか?)、第7戦、青柳投手とノイジー選手の活躍。
両選手ともシーズン通して、決して好調とは言い難かった。ノイジー選手は日本の野球に慣れるのに、と言う部分はあったのかもしれない。
ただそれでも捕殺ナンバー1の成績は、お見事ですよね!
そして青柳投手に関してはもうほんと。『どうした、どうした!?』って思わされるようなピッチングが多かったではないですか。8月、9月は持ち直してきた様子も見られましたが。
とにもかくにも『虎のエース』にしては、あまりにも寂しいシーズンだった。そしてCSシリーズでも登板はなかった。
そうした最終登板からずいぶん期間も空いての、その登板が日本シリーズ第7戦、最終決戦の舞台だった。
そんな両選手が、最後の最後に『期待されている役割』を見事に、完璧な形で果たしたわけですよ。果たすことができたわけですよ。
すごくないですか!?
私はぶっちゃけ『こんなことってある!?漫画とかドラマの世界やで、こんなの』と思ったくらいです。『このために日本シリーズ、第7戦までもつれ込んだんじゃないん?』とすら思ったくらいです(オリックスファンの皆様、本当に申し訳ない(土下座))
『もはや神がかり的やん』と。
いやしかし、なのです。
これこそが、思い返せば今年の阪神だったのですよね。うん。
強かった。もう尋常じゃないくらいに強かった。
それこそドラマチックなまでに強かった。
都合よく記憶が改ざんされている可能性も否定はしませんが(笑)、ことごとく、岡田監督の采配が、思惑が、ハマりにハマった。
それは思い返してみても『神がかり的』と言う言葉がぴったりだと思います。
ただ『神がかり的』と言う言葉を使うと、個人的には『運や勢いが良かっただけ』的なニュアンスもあるような気がして嫌なのですが。
勿論、当たり前のことですがそこには監督、各選手の、各コーチ陣、スタッフ陣、裏方さんの努力と苦労、工夫などがあったことは言うまでもないことです。
それらがあったから『神がかり的』が生まれたと言うか。
そしてそうして生まれた『神がかり的』によって、選手をはじめとして、球団関係者さんのありとあらゆる努力、苦労、工夫がめちゃくちゃ噛み合っていった、と言うか。
『おれは(交流戦)借金三つでよういったと思うよ。はっきり言うて。もっと負けてるよ、普通やったら』
これは6月18日、交流戦を終えての岡田監督の談話なのですが(リーグ優勝時に発行された朝日新聞の別刷りより)。
日本一を果たした後、この別刷りで監督のこの言葉を改めて目にした時『ほんと、今年の阪神は『普通やったら』と言う言葉を寄せ付けない強さだったよなぁ』と私は改めて感じさせられたのでした。
もしかしたら岡田監督も、この交流戦を終えた時点でそれを実感されていたのかもしれないなぁ。
シーズン通しての、多少の好不調の波はあったにせよ、ほとんど独走状態だった強さ。
横田さんの追悼試合があった7月25日の試合から、リーグ優勝を決めた9月14日までが33勝8敗1分けだったとのことで。いや、もう尋常じゃない強さですよ、こんなの。
そしてCSシリーズ、日本シリーズで見せた強さ。
そのどれもが『普通やったら、なかなかこんなうまいことはいかへんで』と思わされるような強さ。それ以外の何物でもなかったように、私は思うのです。
日本シリーズの第5戦でしたか。
この試合なんてほんと、まさしく今年の阪神の、その強さ。
その象徴のような試合ではなかったでしょうか。
中野選手と森下選手のあのエラーです。
本当にこの試合を勝っていて、そして日本一になっていて良かったなぁ・・・。
負けていたら、日本一になれていなかったら、あのエラーは本当に、本当に後世まで語り継がれるの必至だと思うよ・・・。
『あら~、ほのぼの草野球しているおじさんたちがしちゃったエラーかな?』ってにこにこ笑顔で振り返れるのも、この試合を落とさなかったから、日本一になれていたからであって(汗)
このミスによって傾いてきた流れを、オリックスの中継ぎ陣が守り抜いた。
だけど8回の裏、その流れにほころびが生じた。
オリックスにもミスが出てしまったんですね。
そして結果的にはこの回、阪神は一挙6得点を挙げることになったわけですが。
逆転となる3点目を挙げたのが、先程、ミスをした森下選手だったわけです。
今年の阪神の『普通やったら』を寄せ付けない。ことごとく、その言葉を良い意味で否定していく、否定できるだけの強さ。
それをまざまざと見せつけられた感がする、そんなゲームだと、私はこの日本シリーズ第5戦には思ったのであります。
宇田川投手の涙も、ベンチでその宇田川投手をハグしているゴンザレス選手の表情も、めちゃくちゃ胸に来たなぁ・・・。
『その前にエラーして迷惑かけたんで。なんとか自分の前にランナーを出そうと先輩たちが必死になってくれたんで。あそこは絶対返すって言う強い思いで立ちました』
ヒーローインタビューでの森下選手の言葉ですが。
いや・・・ルーキーでさ。あんな大舞台でさ。あんな凡ミス(辛辣(土下座))してさ。
それでもなお、そんな気持ちを持てると言うか、持とうとできるのが、なんかもう、私としては凄すぎて『ほへー』の一言です。
いや、まぁ『プロ野球選手やぞ。当たり前やないか』とツッコまれればそれまでなのですが。すいません。
神がかり的な。
『普通やったら』を寄せ付けない。
その強さで2023年のシーズンを終えた阪神ですが、さて、それでは来年はどうなるのか、と言う話です。
ネットなどで見ている限りだと『阪神、黄金時代の幕開けや!』と言う意見が大半を占めているような気がします。
その一方で『金本監督、矢野監督時代から、結実こそしていなかったものの、投打の戦力が噛み合ってこそいなかったものの、戦力は十分すぎるくらいに育っていた。だからそれらがいよいよ結実した、がっちりと噛み合った今年の阪神の、その『黄金時代』は実は、2023年がピークなのかもしれない』と言う意見も見かけて『成程なぁ』と思いました。
満開の花は、いつか散るのが定めと言うものです。
とは言え、もうぶっちゃけ、この辺りは『そんなのわかんねぇよ!』と言うのが、プロ野球ファンの皆さんの思いではないでしょうか。
自分の応援しているチームや選手に対して、格別の、特別の気持ちを抱く。それはそれとして、別として。
ねぇ、ほんと。
こればっかりは開幕してみないと、そして開幕してもなお、色んな『まさか!?』が待ち受けているから、もうわからないですよね。
そこが、それこそが楽しくもあり、また、時にめちゃくちゃ腹が立つ時もあるんですけど(笑)
なので阪神に関しても個人的には『そりゃもう連覇して欲しいよ!そして岡田監督の監督ラストイヤー(今のところ)を最高の形で締めくくって欲しいよ!ってか、戦力的にも新たな力も台頭してきてるし、チーム内での競争も激化することで、結果的にますますそれがチームを加速させていくことだろうし!ま、大きくコケることはないだろうよ、わっはっは!』とか思いたいですけど。
ただ今年のこの『神がかり的な』『普通やったら』を寄せ付けない強さ。
それを試されるような、そんなシーズンに、来期はなるのではないかな。
そんな思いはぼんやりとではありますがしています。
だから今年のようにはいかないだろうなぁ、と。
つくづくへっぴり腰のファンでごめんね!
ま、でも、こればっかりは本当にわからないですよね。
わからない。
以上!
そんな具合でつらつらと、本当に好きなことを好き勝手に語ってまいりましたが。
今年の阪神。その強さ。その原動力のひとつが垣間見えたような思いがした、こちらの記事を貼り付けて終了にしたいと思います。
【阪神】岡田彰布監督胴上げ時の謎に注目 なぜナインは皆、2回ともに円の中心を向いていたのか - プロ野球 : 日刊スポーツ
私としては記事中にある通り。カメラを意識してそちらにアピールをする選手がいても、不思議に感じなかったと言うか。『だって嬉しいもんね!』って感じで受け入れていたし、今もその気持ちは変わらないのですが。
ただこの記事を読んだ時、本当に記事に書かれてある通り、この形を全員で共有でき、受け入れ、実現できたことこそ、本当に『23年岡田阪神』であり、その強さの源なんだろうなぁ、と胸が熱くなったのでありました。
岡田監督が『監督』としてやりたかった野球。作りたかったチーム。
それが実現したのが、この2023年のシーズンだったんだなぁ。泣く。
本当に今期のチームの雰囲気、良かったもんなぁ。
それこそ1つ1つの勝利に全力で、皆で目を輝かせる少年野球チームのような雰囲気すら感じたくらいです。
あと。ビールかけでの平田ヘッドコーチの昭和ギャグ(笑)
あれはもう平田ヘッドのにこにこ笑顔も相まって『んんっ!最高!』の一言だったのですが。
その中にあった『38年ぶり。岡田監督、平田ヘッドが選手の頃にやっと君らは追いついた。これからは追い越してみろ』の言葉が、もう最高でした。
かっこよすぎ!
こんな、こんなかっこいい、熱い、最高の激励の言葉、ある!?
あと、CM決定おめでとうございます!
はい。てなことで野球のお話は、ここまで。
普段の記事の内容とあまりにもかけ離れていてはなはだ、申し訳ない限りです。
ただ来年も、今年のように『もう大丈夫やろ・・・もう騒ぎだしても大丈夫やろ』と確信が持てた頃くらいに、阪神の話が出てくるかもしれません。
その時はどうぞ生暖かい目でスルーして下さい。
そしてできれば、そんな時がやって来てくれると、ファンとしては嬉しいなぁ~。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!