tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2023年秋アニメ、1話視聴感想~その1

さぁ、始まったわよ!4連勤!

違う!4連勤も始まったけど、違う!

激戦必至、大作、話題作の殴り合い、2023年秋アニメが始まったわよ!

去年の今頃も同じようなことをわめいていた気がするけれど。

でも年末迎える頃には『思ってたより・・・思ってたよりだったな』とひとり、こっそりと思っていたような気もするんですけど。

果たして今年はどうでしょうかね!

 

てなことで2023年秋アニメ、1話視聴感想記事です。

『大体1話視聴感想』から『1話視聴感想』に変更になりました。なので正真正銘、1話視聴した段階での感想しか書いていません。

記事がアップされた段階では2話以降、放送されている作品もあるかもしれませんが、そんなことは知ったこっちゃない(言い方)

あくまで1話。1話を視聴した感想のみしか書いてません。はい。

 

なので、と言うわけではありませんが。

気持ち的には『よーし。1話だけなら、全作品制覇くらいの気持ちで見てやんよ』と言う気持ちで臨んでいます。

『もっと他に頑張ること、あるだろうよ』と言うツッコミは甘んじて受け入れます。

 

前置きが長い(いつものこと)

ではでは、2023年秋アニメ1話視聴感想。スタートはこちらの作品からです!

 

・『お嬢と番犬くん』

・・・OPの始めの方の絵。あれで本編もやろう。無理か。無理だろうな。てなことでオーイシマサヨシさんの楽曲もあわせてOPは最高。

やっぱり絵が怖かった。主人公の一咲ちゃん。彼女の瞳がちゃんと少女漫画の登場人物らしくきらきらと光入りで描かれているからこそ、啓弥の死んだ魚のような目が気になって気になって仕方ない。怖い。

原作の、あの柔らかい感じのタッチをアニメ絵に落とし込むのは、なかなかやっぱり難しかったんだろうなぁ。瞳の描写だけでなく、全体的な作画からそれを痛感させられました。まだ1話なのに(汗)

 

CV梅原裕一郎さんのいつも通りの低音クールボイスは勿論のこと。『男子高校生』と振舞っている時の、爽やか男子高校生ボイス、ツンデレの匙加減絶妙な演技も楽しめる作品。鬼頭明里さんの低めボイス、頑張る主人公の複雑な心境を表現する演技力もさすがの一言。

 

・『葬送のフリーレン』

・・・監督は去年大ヒットした『ぼっち・ざ・ろっく!』で監督を務められた斎藤圭一郎さんです。調べてみたらご年齢、30歳。アニメ作品の監督はOVA含めて3作品。本作品が3作品目と言うことで。こりゃまた、楽しみなお名前が増えたなぁ。

『ぼっち・ざ・ろっく!』に関しては私、最終回の後。本編の最後を飾る絵。あるいはカメラワーク。そしてぼっちちゃんの台詞。あそこがめちゃくちゃ印象に残ってまして。あそこのシーン、何と言うか『言いたいこと、描きたいことは全部(その前の)ライブシーンに置いてきた!』と言わんばかりの心地良い疲労感すら伴う満足感。まためちゃくちゃ贅沢な時間の、余白の使い方がされているなぁ、と感じたんです。

『葬送のフリーレン』を見た後、改めてそのシーンを見て、なんかひとり勝手に『あぁ』と納得するような思いがした限りです。はい。

 

登場人物の心情。不器用でやるせなくて、でもまっすぐで、繊細で。言葉にするのが、口に出すのがとても難しいようなその感情。

それを時間をかけて、余白をかけて丁寧に、丁寧に伝える。こちらに届ける。そうした一面を持つ『葬送のフリーレン』の監督に斎藤さんが抜擢されたと言うのが、もはや納得しかないと言うか。

 

てなことで2時間SPとして放送された第1話。正の字で3回まではカウントしていたけど、途中から『ええい!もうどうでもいいわい!』と思わされるくらいに泣かされた2時間でした。

ずるいわ。もうずるい。原作も1巻は読んでいたからお話の筋は知っているはずなのに、声優さんの演技がつくと、ここまで胸を打つか、と。ここまで胸を穿つか、と。ここまで優しく、強く胸を揺さぶるか、と。

特に私としてはヒンメルのCVが岡本信彦さんと言うのが、かなり意外だったのですが。いや、もうずるいわ。このヒンメルはずるいわ。ずるい。

種﨑敦美さんは、もう、ほんとね。わけわかんない。この人の演技力、演じる役に対しての解像度の高さ、わけわかんない。

登場人物たちが口にする言葉。それが持つ意味。そこに込められている意味。そうしたものが時に重く、時に軽やかに存在感を放っている作品でもあるからこそ。

『役に命を吹き込む。声で、役の持つ言葉にも命を吹き込む』と言うプロフェッショナルである声優さんの力。それをまざまざと感じさせられました。

 

更に漫画のシンプルで素朴で、それ故に温かさを感じさせる絵。それを維持したままアニメ絵として再現されている絵の力。色の力。ケルト音楽って言うのかしら?異国情緒を感じさせる音楽の力も相まって、もうほんと。

まさに『どっぷり』と言う感じの2時間でした。浸ったわ~。そして染みたわぁ~。

YOASOBIのOPも最高でしたが、個人的にはmiletさんのEDが・・・もうこれもほんと、最高の人選ではないでしょうか。

 

既にいろいろと語りたい気持ちが抑えきれない。連続2クールでの放送。これから毎週、この『どっぷり感』を味わえるのかと思うと、まぁ、なんと贅沢な、ですよ!

 

・『カミエラビ』

・・・とりあえず最も気になったのは、思春期の年代の男女が着用するには、あまりにも脇の処理に対しての気遣いが求められる制服でした(そこかい)

 

CGなんですよね、この作品。CGと言えば、やっぱりあの『つるっ』とした感じ、質感。それからどうしても動きが滑らか過ぎて、故に不自然だと感じる部分もある。更に言うと個人的には手描きに比べると『温もり』みたいなものに欠ける。そんな印象があって、嫌いではないけど作品によっては『うーん』と思わないこともない。そんな印象を持っているのですが。

この作品に関しては、少なくとも1話視聴した段階では、そのCGだからこそのデメリット、弱点みたいな部分を逆手に取っているな、と感じさせられました。

ものすごくキャラの動きも滑らかで、存在もつるっ、としていて生命の温もりみたいなものもいまいち稀薄で。だからこその『作り物めいた感じ』が、ヘヴィなテーマをはらんでいながらも、それすらも妙に道化めいた調子で描かれていく。その物語運びにぴったりだなぁ、と。

 

何と言えばいいのかな。CGだからこそ、主人公の置かれている境遇や巻き込まれた状況。その深刻さが、辛苦が、いい意味で正しく伝わってこない感じがあると言うか。だからこそ、主人公の憐れさが際立っていると言うか。なのに滑稽さすら漂わせていると言うか。

パペットと言うか。ドール劇。そんなジャンルがあるのかどうかも知らんけど、それを見ているような錯覚すら覚えたと言うか。うん。

 

そしてやっぱり、そのCGのデメリットを生かすべく、声優さんの演技もこれ、あえてオーバー気味にされているんだろうなぁ。特に日常パート。で、そこからの落差で、恐らくは各キャラクターの本心が剥き出しにされる戦闘パートでは演技が生々しくなる。そんな感じなんだと思います。これはこれでめちゃくちゃ面白い。

展開の早さは少し気になったものの、非常に個性、と言うかもはやアクの強い登場人物たちや、主人公の魅力。あるいは時折、哲学的、シリアスな言葉などが飛び出す展開など、作品の魅力が十分に伝わってきてその先の展開が楽しみになる、実に1話らしい1話ではなかったかな。面白かったです。

 

・『め組の大吾 救国のオレンジ』

・・・『それはもはや、あなたの聴覚がどうかしているのではないか?』とツッコまれるかもしれませんが。自分でも『そうなのかもしれない』とも思うのですが。

出演されることを事前に知っていたのに、やっぱりわからなかったよ、CV八代拓さんよ!斧田駿として出演されることは知っていたけど、そのキャラクターの顔までは把握していなかったからさ!

だから番組冒頭からずっと喋ってるキャラクターのCV、『誰だろう。聞いたことない声だよなぁ』とずっと首をひねっていて、それで『斧田駿』ってテロップが出た時の『CV八代さんのキャラ、君やったんかい!』と言う驚きったらね、あはははは!

 

八代さんの、キャラごとに変わる声の印象と言うか。もはや声そのものと言うか。その演技力と言うか表現力。もはやよくわかんないや。わかんなーい!
・・・いや、これ、ほんとに八代さん?(そこから疑うのかよ)

 

はい。てなことで1話。卒なく、きれいにまとまっていたなぁ、と言う印象です。掴みはオッケーと言いたくなる1話だったな、と。主人公は大吾であるけれど、斧田目線で進んでいく、語られていくから、斧田と同じように見ているこちらも大吾に対しての謎が膨らむ、故に彼に対しての興味も膨らむ。だからこの先の物語も気になる、と言う構成もうまいではないですか!

しかしアレですな。テレビとかでも時折、放送されているけれど。こう言う人命救助の前線に立たれる方の訓練、あるいは人命救助の現場って、本当に過酷の一言ですよね。凄いわ。体力は勿論だけど、ほんと、そこで求められる精神力の強靭さと言ったら。想像してもしきれないくらいだわ。

原作漫画、私は読んでいないのですが、恐らくはそちらでもしっかりと描かれているのであろうそうした点が、アニメ1話でもしっかりと描かれていて伝わってきたのも、とても良かったなぁ。

 

・『ラグナクリムゾン』

・・・強盗のバカ!お前らがケーキ屋、閉店に追い込んだせいで!せいで!

 

失礼ながら本当に軽い気持ちで、1話だけと言う気持ちで視聴したのですが、思いのほか面白かったです。中二病とファンタジーが絶妙な塩梅で融合している、そんな作品だと言う印象を受けました。

何より、私の、この年だからでしょうか。未来の自分から過去の自分に対して否定の言葉、『俺はお前を許せない』と放たれるほど苦しいこと、しんどいこともなかなかないでしょうよ。この、過去のラグナと未来のラグナが相対し、その思いをぶつけ合うこのシーンで一気に作品に引き込まれた感があったくらいです。

限界を超えた強さを手に入れ、にもかかわらず『守るものがなにひとつ残っていない』、その絶望と虚無に嘆く、老いたラグナ。そのラグナを演じていらっしゃった神奈延年さんの熱演も圧巻だった。

絶望から生まれた圧倒的な強さ。しかしそれを手に入れた未来の自分には、守りたいものがなにひとつ、残されていない。だからそれを、その強さが生まれる理由にもなった絶望に相対している今の、過去の自分に託す。成程なぁ。

 

そうして圧倒的な強さを手に入れた『今』のラグナ。しかしそのことが、彼が守りたいものの筆頭としているのであろうレオニカ。彼女との関係にも微妙な変化をもたらしていくのだろう、その予兆みたいなものも描かれていて『おっ』と思わされました。

・・・ってかヒロイン、レオニカじゃないんだ(うっかりネタバレ)

竜側のキャラを演じられる声優さんたちの演技も楽しみだし、主演の小林千晃さんの演技も良い。そして何より『謎めいている』こと以外、何もわからないクリムゾンを演じられている村瀬歩さんの、あの暗い艶と色気の光る演技よ。

 

・『シャングリラ・フロンティア』

・・・小市眞琴さんがゲームの中では女性キャラ。リアルでは男性と言うキャラクターを演じられます。良いな。

全2クールでの放送が発表されている本作品。なので、かどうかはわかりませんが、1話はかなり、かなり導入部的色合いが強かったなぁ、と感じました。

そこをどうとらえるか、だよなぁ~・・・うーん。私は、すまぬ。導入部的色合いが強すぎて、いまいち物語に入り込めなかったと言うか、興味が持てなかったと言うか。

多分、この先、大作ファンタジーにふさわしい物語が繰り広げられていくのだと思う。間違いなく、面白い作品なのだとは思います。それは感じられたけど・・・。

 

むしろ『フェアリア・クロニクル・オンライン~妖精姫の祈り~』での主人公の苦労っぷり。それを嘲笑うかのようなヒロインの傍若無人っぷりをこのまま描いてもらった方が楽しめるのでは・・・と私は思ったくらいでした。

見て見たくないですか?このゲームのありとあらゆるクソさ加減。ちょっとしか出番なかったのに、実にムカつく傍若無人っぷりのヒロインを演じられていた潘めぐみさんの演技も最高だっただけに・・・私は・・・こちらの物語が見たい・・・。

すまぬ・・・。

 

てなことで本日は5作品の1話視聴感想をお送りいたしました。

うーん、始まりましたね!(笑)

いいなぁ、いいなぁ。わくわくするなぁ。

 

わくわくするけど、ほんと、録画の時間かぶりだけ何とかなりませんかね(涙)

 

てなことでまだまだ1話視聴感想記事、続きます。

『その2』は、偶然なのかはたまた運命なのか。

自動車レースを主にした2作品の感想から始まる予定です。よろしければ引き続き、お付き合い下さいませ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!