夏アニメも2クール作品を除いては『さぁ、ラストスパートに入りますよ!』って感じがありありと感じられて、今まで以上に視聴していてわくわくします。
いいですよね。一斉スタート時の『はいっ!始まりましたよ!』と宣言するような雰囲気も好きだけど、この『ここから、俺たち、私たちの生き様を見てくれ!』と宣言するような雰囲気も、私はとても好きです。ふふ。
てなことで昨日の記事の続きです。
そのクールに放送されているアニメ作品。その中、視聴している作品で個人的に印象的な声優さんについて、やんややんやと語る記事です。
毎回、我ながら『この記事はどうなんだろうね』と言う気持ちになっているのですが、そうは思いながらも結局、毎クール書いているので今更です。おっふ。
少しでも声優さんの演技、その魅力について伝われば。その一心で書いています。
『その割に、昨日の男性声優編の八代拓さんの内容はおかしくなかったか?』
そんなツッコミも聞こえてきそうですが・・・ご、ごめんなさい(震え声)
いや、でも私が足りない語彙力で八代さんの演技についての感想を述べるより、あの内容の方が、八代さんについて興味を持って下さる方は多いはず!(断言)
本日は女性声優編です。
ではでは、早速、こちらの方々(方々!?)からどうぞ。
・・・『若い頃は戦隊もので言うなら赤レンジャーや青レンジャー的な立ち位置の役しか演じたくなかった。でも年齢を重ねていくと、役者として面白いのは圧倒的に黄レンジャーや緑レンジャー的立ち位置の役だと気が付いた』と言うような発言を、昔、それこそもう10年近く昔になるかもしれない。ある声優さんがラジオで発言されていたのを聞いて『成程』と私は思ったのですが。
それから10年経過して、オタクとして様々な作品を見てきた人間としては、この言葉の意味が本当によくわかると言うか。『ですよね!』とこの発言をされた声優さんに握手を求めたくなるくらいと言うか。
赤レンジャー、青レンジャーは勿論、素敵です。そして面白いです。でもその立ち位置から少し外れた、と言い方は語弊があるかもしれませんが、そんな立ち位置にある黄レンジャー、緑レンジャーには独特の存在感があり面白さがある。そして黄レンジャー、緑レンジャーだからこそ許される幅の広さ、奥深さみたいなものがある。
だから声優さんの、役者としての新たな一面みたいなもの。それを見せつけられることが多くて、その度『この人、こんな引き出しも持っていたのか!?』と驚かされるばかりなのです。
ただ勿論、それも結局は、赤レンジャー、青レンジャーを任せられてもしっかりと演じられる、その演技力、表現力があるからこそ、なんですけれど。
前置き長くなりましたが(ほんとに)『わたしの幸せな結婚』で主人公の異母妹と継母を演じていらっしゃる佐倉さんと植田さん。その強烈なまでの存在感、毒々しいまでの存在感、だからこそ原色ぶちまけたような圧倒的な存在感に彩られた演技に、私はそんなことを思い出したのでした。
いや、もう、ほんと。最高じゃないですか?今、ウィキペディアを何気なく見たら、どうやらこの2役の出番はここまでのようなのですが・・・えー、私はもっと、佐倉さんと植田さんの強烈演技を見たいのですよ!
なんかもう、良い意味で笑っちゃうくらいの素晴らしい演技。それこそ黄レンジャー、緑レンジャー的立ち位置の役だからこその面白さを感じさせる、だけど役としてしっかりと確立されている演技と言うか。
あと割とこの手のキャラクターって『でも本当は、この作品であれば美世のことを思っていた』的なキャラが多いじゃないですか。でもこの作品のこの2役に限っては、そんなことが一切ない。徹頭徹尾、自分のことしか考えていない。そこももう、おふたりが本当に強烈に、苛烈に、そのままに演じていらっしゃって、私としては見ていてただただ清々しいばかりだったのです。
おふたかたの演技で、実に、じつにその辺りの人間臭さ、人間らしさが生々しく伝わってきたのも見ごたえありました。
先程も書きましたが、佐倉さんも植田さんも、赤レンジャー、青レンジャーを演じられても素敵な役者さんです。だからこそ、のこの役でのこの演技。うーん、最高。
・上田麗奈さん
・・・同じく『わたしの幸せな結婚』で主人公、斎森美世を演じていらっしゃいます。
なんでしょうね。上田さんに関してもまた、別にこの作品、この役に限らず、どの作品のどんな役も、なんかもう『あぁ』と感嘆するしかない、そんな演技を披露されているのですが。だから声優さんとしては、もう全幅の信頼しかない、そんな方なのですが。
いや、なんか改めてその演技力と言うか、表現力と言うか。はたまた上田さんのあのお声、それが放つ凄さみたいなもの。それを感じさせられるような、堪能できるような、そんな役だよなぁ、と思ったので挙げさせて頂きました。
なんだろ。何が凄いって、とりあえず(と言う言い方も誠に失礼なのですが)、あのウィスパーボイス。あるいは消え入るようなお声なんですよ。一言でいえば本当に弱い、か弱い、今にも消え入りそうなほどのお声なのに、なんであんなに台詞として、言葉としてちゃんと届いてくるのか。
どう例えればいいのかわかんないんですけど、滑舌の良さとはまた違う次元で、囁き、か弱き声なのに、言葉がちゃんと形を成していると言うか。
どんなメカニズムで、あのか弱き、かそけき声が、しかししっかり言葉が届くように発せられているのか、私は真剣に知りたい。とにかく凄い。
あと上田さんのお声って透明感溢れるお声なんですよ。そうなんですけど、その透明感の中に、様々な感情が澱となって沈んでいるような、言葉は適切ではないけれど一抹の濁りみたいなものがある。だからこそ、透明感からくる痛切さと、その時々の感情が見事に混ざり合っていて、何と言うか、もう感情そのものが言葉を発しているかのような。演技を聞いていると、そんな心境になる時が少なくないのです。
なんだろ。なんかよくよく考えてみると、ちょっと他にはいらっしゃらない感じのお声と言うか。澱なんですよね。澱。『かす』って意味が出てきて『うーん、かすではないんだけどなぁ』と思ったのですが。
でもほんと、その存在が顕著ではないんです。水底にそっ、と沈んで佇んでいる存在なんです。たったそれだけの存在なんだけれど、でもそれがすべてを物語る。そんな表現がしっくりくると言うか、自分でもちょっと何言ってるかわかんないんですけど。
あの、なんでしょ。総じて今更ですが『うまいよなぁ』の一言なのです。聞いててほんと、心に鳥肌が立つと言うか。ますます何言ってるか、わかんないんですけど。
この作品、そして美世と言う役に関しては、坊ちゃん役(名前で呼んであげて!)の石川界人さん、辰石幸次役の西山宏太朗さんともども、2021年に開催された朗読劇からの続投なのですが。
まぁ、あの、上田さんしか考えられないよなぁ。上田さん以外の美世なんて、想像もつかない、考えられない。
・立花日奈さん
・・・立花さんは『アイドルマスターシンデレラガールズ』にて久川凪を演じていらっしゃいます。で、双子の妹である久川楓、こちらは長江里加さんが演じていらっしゃいます、と共にmiroirと言うユニットを組んでいます。
で、今年2月の『アイドルマスター』の合同ライブ、2日目のこちらのユニットは出演されていまして。『O-Ku-Ri-Mo-NoSunday!』と言う持ち曲を、他ブランドの双子アイドルと共に披露されたんですけど。
その時に、もう私、miroirの2人の対照的な可愛らしさ。それに『ああぁぁぁぁぁ!がわ゛い゛い゛っ!んんっ!』となりまして。ほんと気持ち悪くて申し訳ないんですが、本当に可愛くて、もう発狂しそうになりまして。曲もまた、面白い曲なんですよ。
凪に関して言えば、凪を演じていらっしゃった立花さんに関して言うと、とにかくあの表情管理、あれがもう『飴と鞭の使い分けっ!』と叫びたくなるくらいに完璧で、もう『あ゛ぁ゛。がわ゛い゛い゛』と(以下略)
『ウマ娘』のサトノダイヤモンドを演じていらっしゃる。その程度の認識しかなかった私は『立花日奈さん、名前、覚えた』とこのライブで決意したのですが。
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の舞菜ちゃんですよ!舞奈ちゃん!主人公が生きる理由、頑張る理由である、頑張り屋のアイドル、舞菜ちゃんを演じていらっしゃったのが立花さんだったんですよ!そうだったのかよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
以上、私と立花さんの出会いを紹介させていただきました。
てなことで立花さんは夏クール『うちの会社の小さい先輩の話』にて、片瀬詩織里を演じていらっしゃいます。
ねえぇぇぇぇぇぇぇぇ!どの世界線に行ったら、前世でどれだけの徳を積んだら、こんな可愛くてやさしい先輩と一緒に働けるの!?ってか全体的にこの会社、ホワイト過ぎやしない?いい人しかいないことない?羨ましい過ぎるわ!こんな会社で、こんな人たちと働いたら、そりゃ毎日が楽しかろうよ!
はい。そんな私の喚きはどうでもよく。
いや、立花さん演じる片瀬先輩。とにかくもう可愛いの一言。なんだろ。作品的に『ちよっとこのキャラ、あざといぞ』と感じさせるような描写もあるわけですよ。でも全然、あざとさがない。
『彼氏いない歴=年齢』でしたっけ?違ったっけか?ちょっとその辺りはうろ覚えなのですが(すいません)、とにもかくにもその辺りの事情も相まって。そして多分、片瀬先輩の人としての性格みたいなもの。それも相まって、とにかくやることなすことが可愛らしい。そしてまっすぐ。
そう、まっすぐなんだよな。片瀬先輩。『今の今までよくぞ無事に生きてこられましたね!そんなまっすぐな性格で!』とあわあわするくらいにまっすぐ。
だから見ていて、ひたすら私は癒されるし『アーカワイイ』ともはや人様には見せられないほどに気持ち悪い表情を浮かべるしかないのです。アーカワイイ。
あと時折、篠崎くんに対してちょっとえっちな妄想抱いちゃうところも、めちゃくちゃ可愛い。その後にひとり、必死になってそれを打ち消そうとしているところもただただ可愛い。
役者さんなんだから当たり前のことだとは思うのですが。
しっかり『片瀬先輩の可愛らしさは『こう』』と言うポイントを押さえて、把握して演じていらっしゃる。片瀬先輩のような、ともすれば誤解されてもおかしくないキャラクターに対して、とても難しいそのことを自然に行われているのを毎話、感じているのでお名前を挙げさせて頂きました。
はい!そんな具合でここからは、やはり男性声優さん同様、その他の声優さんについても少しずつですが語っていこうかと思います。
まずは小松未可子さん。『Helck』や『うちの会社の小さい先輩の話』などに出演されています。なんだろ。『うまいなぁ~』と思う。『うまいよなぁ~』と。
当たり前だけどほんと、キャラクターごとに全然、印象が異なっていて『確かに小松さんのお声だから、演じていらっしゃるのは小松さんだ』とはなる。なるんだけれども『いや、しかし全然、違うやん。声の感じとか。そこから来るイメージとか』ってなって『うまいよなぁ~』とただただにやにやしちゃう。
同じような感じで日笠陽子さんとか大西沙織さんも、やっぱり色んな作品で色んな役を通してその演技に触れる度『うまいよなぁ~』とにやにやしちゃいます。
それから黒沢ともよさん、小市眞琴さんも挙げたい。『アンデッドガール・マーダーファルス』での、ただただ素晴らしい演技をありがとう。黒沢さんの鴉夜は、もうほんと、あの美しさとか漆黒の闇を思わせる色気。すべてを見透かしているような、なのにに何も知らない純粋さを装っているかのような言動、そのすべてがもう最高。
小市さんに関しては戦うメイドさん、静句さんの少し低めのお声が最高にかっこいいし、だからこそ、それが乱されちゃった時の演技とかめちゃくちゃ可愛いし、ドキドキしちゃう。そして『るろうに剣心』の明神弥彦も最高。やっぱ良い少年ボイスです。最高。アニメ、原作の最後まで続いて、CV小市さんのままの成長した弥彦も見たいです!
それから『呪術廻戦 懐玉・玉折』で天内理子を演じていらっしゃった永瀬アンナさんのお名前も挙げたい。
『サマータイムレンダ』の時にも書いたかと思うのですが。永瀬さんのお声って、ほんと温かいお声なんですよね。温かい。柔らかな温かさのするお声と言うか。だからこその、生命力を感じさせるお声と言う印象が個人的にはありまして。
だから理子ちゃんも、出番としてはそれほど多かったわけではない。だけど永瀬さんのお声、そして演技でもって出番以上の存在感を放っていた。
柔らかな温かさに満ちたお声で、切ない思いを抱えて生きていた理子ちゃんの、その感情の一切を見事に表現されていた。だからこそ、永瀬さんの理子ちゃんがあそこまで生きていたからこそ、のあの展開の痛切さがより際立ったんですよね。うん。
あと『デキる猫は今日も憂鬱』の福澤幸来役の石川由依さんの演技も好き。石川さんの凛とした響きのあるお声が、私生活は壊滅的だけど仕事は完璧。とても頑張り屋さんの幸来ちゃんにぴったりなのです。可愛い。
そして『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の楠木ともりさんも。7話の叫び、最高の演技でした。楠木さんの演技って、アニメっぽい演技でも、どこか生っぽさがあるように、私は思うんだよなぁ。あといい意味でお声に特徴があるわけではないんだけれど、妙な強さを感じさせるお声と言うか。だけどその強さの中に、そこはかとない色気とやさしさみたいなものを感じさせるお声と言うか。素敵だわ。
そしておふたりとも言わすもがな、演技力も最高なんですよね~。
そんな具合で今回も好き勝手にいろいろなことを書いてまいりましたが。
男性声優さんの記事でも書きましたが、もうすべての作品におけるすべての声優さんの演技によって、私は『あぁ、私の感情、まだ死んでない。ちゃんと生きてる・・・』と言うのを実感させられているのです。
ありがとうございます(土下座)
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!