tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

夏アニメ、印象的な声優さん~男性声優編

1日でいい。それ以上はいろいろと困るから、ほんと困るからたった1日でいい。

涅マユリ様になりたい。

そう思った『BLEACH』アニメ最新話、マユリ様の神々しさでした。

 

本題です。

7月から放送が始まった夏アニメも、2クール作品を除いてはあと少しで終了ですね。

てなことで毎クール恒例の記事です。そして毎クール、書いていますが『そろそろこの記事を書くころだなぁ』と思うたびに『この記事はこれでいいのだろうか』と悩む自分がいます。もはや恒例。

まぁ、でもこんなネットの大海に沈んでいるようなブログでの記事なので。

あとほんと『少しでも声優さんの演技に興味を持っていただきたい!』という一心で書いているのでまぁ、もう、なんでもいいや!(思考放棄)

 

ではでは。本日は男性声優さんでございます。

こちらの方からスタートです!

 

八代拓さん

・・・『でしょうね』と言うお声がどこからか聞こえてきそうなくらいですね。はは。夏アニメ始まってから散々、八代さんについては書き殴ってきたので、自分でも『今更だね!』と言う気がしないこともないのですが。

るろうに剣心』の相楽左之助も良い。最高。だけどもう私としてはとにもかくにも『アンデッドガール・マーダーファルス』の真打津軽が最高過ぎて言葉がない。

あんな味のある、それでいて津軽の本質である『飄々』『いい加減』を基本に、彼の心中にある様々な感情を演技で表現されている、そこの演技が、もう玄人の粋なんだよ。

 

そんな八代さんの津軽としての演技。それに対する称賛の言葉が、しかしどうあがいても見つからず『多分、書けば書くほど無駄に長くなっていくだけだろう』と予感した私はですね。ここは、ひとつ、八代さんに関する私が忘れられないエピソードを披露しよう、と決心しました。この記事の趣旨、どこいった!

 

えー。2017年のことです。杉田智和さんのラジオ『アニゲラ!ディドゥーーン』、237回と238回にゲスト出演された際にですね。まぁ、杉田さんのことですから、ぐいぐいと性癖にまで突っ込んでいくようなお話をされていくわけですよ。ええ。

その際にですね『くっころ系』の話が出てきまして。いや、もしかしたら詳細な設定としては違ったかもしれませんが。『くっころ系』、わかりますかね?

良い子は知らなくてもいい言葉です。

とにもかくにも、まぁ、大体としてはそんな設定の話であったこと。そしてそう言う設定に八代さんが興奮される、と恥ずかしそうに告白されていたのは確かなんですわ。

 

ただし、なんです。大方『くっころ系』で興奮するのは、虐める側、虐げる側の立場に自分を置くことで興奮すると言うタイプなのです。いや、詳しいことは知らんけど。知らんのかい。知るわけないじゃん!

ところがどっこい。この番組内で杉田さんの追及をかわせなくなった八代さんが告白されたのは、『くっころ系』の標的である女騎士。はたまた位の高いお姫様。そっちに共感して興奮すると言う性癖なのでした。早い話が『虐められて、酷い目にあってかわいそうだけど『どんな気持ちなんだろう』と想像したりすると興奮する』と言う感じです。

それをとても恥ずかしそうに、『これは話しちゃまずいだろうなぁ。でも杉田さんに突っ込まれてるしなぁ。引けそうにないしなぁ』と言う感じの、実に戸惑いながらも、生々しい口調で話されていたことを、私は今でもはっきりと覚えています。

私は『この人、爽やかイケメンなのになかなかになかなか・・・でもオタクとしては信頼できる!』と思い、またリスナーからも『逸材現る!』『ヤベー奴、出てきたぞ』と大絶賛の嵐だったのですが。

アイドルマスターSideM』で八代さんが柏木翼を演じられることが発表されて。そしてちょこちょことアニメで、そのお名前をお見掛けする機会も多くなり始めていた頃だったので、色んな意味で非常に注目を集めたわけです。

 

それから6年の月日が流れたのですね。当時はまだまだ駆け出しの役者さんだった八代さんも、今や私の中では『演技派』とつけたくなる、実に面白い、魅力的な役者さんになられました。

アイドルマスターSideM』の柏木翼としてのライブでのパフォーマンス。あるいは数々の作品での、変幻自在の演技を目の当たりするたび。八代さんの役者としてのブレイク、成長っぷりを目の当たりにするたび『『アニゲラ』の際のエピソードは、もはや私の胸にそっとしまっておいて、墓場まで持って行くべきなのかもしれない』そんな思いにも駆られていたのですが。

いや、ってか当時のリスナーさんは皆さん、知っていらっしゃることなんですけど。

 

何はともあれ、ほんと『アンデッドガール・マーダーファルス』の真打津軽と言う役。そこでの八代さんの演技は、八代さんのキャリアを代表する、そんな存在だと思います。本当に素晴らしいの一言。ほんともう、津軽の一言、一言を八代さんの演技で見るのが、聞くのが本当に楽しいです。なんだろ。本当に津軽が生きているんですよね。八代さんの演技によって、生き生きと、つまらなさそうに、でも楽しそうに、飄々と、人を食ったような顔して生きている。ありがとう。

この夏の個人的MVPは、間違いなく八代さんだよ!

 

櫻井孝宏さん

・・・いや、櫻井さんもまた『今更かよ』と言う感じが強いのですがね。そしてまた、もしかしたら『いや、この人の名前を挙げるか』と不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。

櫻井さんに関しては一連の騒動があった末に、いくつかの作品での役の降板が決定。実際にCVの変更も行われました。また『いや、単に『ドラマCDからアニメに合わせて』の変更ですよ。そんな、変に勘繰らないで下さいよ~』と理解しようと思えば理解できないこともないけれど、それでも『薬屋のひとりごと』や『新しい上司はど天然』でも、アニメ化に際しては櫻井さんが演じられていた役は、別の方が演じられます。

 

まぁ、この辺りに関しては。正直、考え方は千差万別だと思います。いや、こんなことは私が言うまでもないことですが。

私としては降板云々に関しては、もう公式さんに任せる、の一言です。だってもう『こう言うことがありましたよ』と知ってしまった時点で、どうあがいても、その方が演じていらっしゃる役を見た時、少なからずそのことは思い出してしまうものだし。

そして仮に別の方が演じられたとなっても、それはそれで『あぁ、そうか。前の方はこう言うことがあったんだよなぁ』と思い出してしまう人間なので、なんてかもう、どうしようもないと言うか何と言うか。はい。

 

そんな具合で『呪術廻戦』の夏油傑です。『懐玉・玉折』での夏油。彼のその生き様を櫻井さんの演技を通して見た時、私は心底『あぁ、櫻井さんから変更にならなくて良かった』と思ったのです。そしてまた心底『やっぱり櫻井さん、声優としては、役者としてはとてつもなく魅力的なお芝居をされる方なんだよ』と思い知らされたような気持ちにもなったのです。

うまいんだよなぁ。うん。もうなんか『全面降伏!』と両手を挙げてひれ伏したくなるくらいのうまさと言うか。うーん。うまい。

何と言うか、精密機械的なうまさを感じさせつつ、だけど人間の、生身の役者が演じるからこその、人間的なうまさ。人間味みたいなもの。それもちゃんと感じさせる演技と言うか。

語彙力、表現力がないのが心底、悔しいのですが、うまいんだよなぁ。ほんとうまいんだよなぁ。夏油の少年らしい潔癖さと、その裏側にあった葛藤。絶望と虚しさを突き付けられてからの、その潔癖さと葛藤に忍び込んできた暗さの表現。そしてすべてを振り切ってからの、圧倒的に暗い明るさ。それらすべての表現、演技が、もう本当に圧巻。凄まじかった。

 

もし夏油もまた櫻井さんから別の役者さんに、となっていたら。それはそれできっと、その役者さんもまた、その役者さんとしての最高の演技、最高の夏油を見せて下さっていらっしゃったと思います。

ただやっぱり、一連の演技を見た、見せつけられたからこそ、私は改めて『夏油を演じられるのは櫻井さんだけなんだよ』と痛感したのでした。

 

なんか非常に上から目線で申し訳ないのですが・・・ほんと、勿体ないよなぁ。個人的に一連の騒動、私の印象を一言で言うなら『下衆の極み』、だから降板云々と言うのも納得できるのですが。

夏油傑だけではない。数々の作品で耳に、目にしてきた櫻井さんの役者としての魅力。それを思うと、なんかもう、本と勿体ないなぁ、と言う思いが込み上げてきます。

どうしてあんなことしたのか・・・ほんと、お馬鹿さんだよ・・・。そしてやっぱり、こう言うことを思ってしまうと言うことは、『役と役者は別人間』は当たり前だけど『役と役者は別物』と考えるのは難しいんじゃないかな、と思う私もいるですが。

何にしても本当に勿体ない。その一言に尽きる。

 

・梅田修一朗さん

・・・『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』、不自然なタイミングで特別番組が放送された時点で『あっ』と嫌な予感はしていたのですが。ってか、この特別番組、これはこれで面白かったですよね。ゾンビについて真面目に研究している方がいらっしゃるなんて、初めて知りましたよ。

秋クールの放送期間内では最終回までの放送は叶わず。10話から12話までの放送に関してはまた後日のお知らせ、と言うことで・・・うーん、残念!

とは言え、万策尽き有様で無理矢理、放送されるよりは、と言う気持ちもあるので、ここは気長に待ちたいところです。ただ遅れると遅れるで、ついつい見るのを先延ばしにしちゃうんだよなぁ。ぐぬぬぬぬ。

 

そんな具合で異色のゾンビアニメ『ゾン100』の主人公、天道輝(『アイドルマスター』に詳しい方なら『どこかで聞いた名前だ!』とツッコまれたことでしょう(笑))を演じていらっしゃる梅田さん。

このブログでも以前に書きましたが、この天道と言う主人公。作品名で検索をかけるとサジェストで『頭おかしい』だの『嫌い』だの『気持ち悪い』だの散々な評判なのですが・・・容赦ないなぁ(苦笑)

まぁ、でもそう言いたくなる気持ちもわからなくはない。我が身に降りかかってきたのは、その世界に巻き起こっているのはゾンビパンデミックなのです。普通に考えたらもっとパニックになるだろうし『生き残りたい!』と言う切望はわいてこれど、それ以上に恐怖、混乱、絶望が勝ってあそこまでポジティブに、ご機嫌ポジティブになれるわけがない、と私は思うのです。

 

ただその一方、彼に関しては、多分、ゾンビパンデミックが発生する前の生活の方が、そこでの自分の在り方、生き方の方がよっぽど恐怖と絶望しかなかった。恐怖と絶望しかなかったと言うことに後になってから気が付くほどに、気が付けたほどに、人間性を奪われていたものだった。

だからこそ、自分から人間性を奪っていたもの=仕事をしなくてもいい。仕事だけだった日常があっけなく崩れたのだとわかった瞬間に、あれほどのポジティブさが湧き出てきたと言うのも、わかりみしかない気もするのです。はい。

 

で、この天道輝と言う主人公。イメージ的にもう少し男性らしい、青年らしい響きのあるお声でも多分、合っていた、しっくり来ていただろうなぁ、と思うんです。

ただそれだと多分、この主人公の主人公としての魅力。『頭おかしい』だの『うざい』だの叩かれている、だけどそここそが唯一無二の魅力なんだと言う部分。そこは多分、梅田さんが演じていらっしゃるよりは伝わってきていなかったんじゃないかなぁ、と私は勝手に思っています。

 

梅田さんのお声って、とにかくなんだろ。あどけなさとか可愛らしさとか、少年性とか。そう言うのを感じさせる元気いっぱい、瑞々しい少年ボイスだと私は思います。だからこその愛嬌であったり、なんだろ。こー、こちらの共感力をくすぐるような響きがあると言うか。変な言い方ですけれど、目が離せない、ついつい目で追いかけたくなるお声と言うか。うん。

そんなお声が魅力の梅田さんが演じていらっしゃるからこそ、私としては、この主人公は原作以上の愛嬌であったり、何か他人を巻き込む、他人を惹きつけてやまないような力。それを放っているのではないかなぁ、と感じます。

だから初めてこの作品を見た時から『いや、これはナイスキャスティング。ものすごく良い声の方が選ばれたよなぁ』とにまにましていたのです。

 

そして勿論、演技面でも素晴らしいですよね。圧倒的なポジティブさ。それが爆発した時のエネルギー。『楽しい!』『嬉しい!』『怖っ!』と言う感情、それが弾むような様を、実にエモーショナルに、鮮やかに演じていらっしゃる。その一方で、どうしようもない現実を突き付けられた時の圧倒的な悲しみであったり、虚しさであったり。あるいはそこから改めて、自分の人生に対しての思いを新たにした、その静かな決意であったり。そう言うシーンでの抑えた、だからこそ彼の人間性であったり、言葉にならない思いであったりが伝わってくる演技も、とても良い。胸にぐっ、と来る。

天道輝が思いのたけを叫ぶシーン。そこでの声が裏返るのも、ものすごく好き。なんかほんと『全身全霊で生きることを肯定して、楽しむ!』と言うのがひしひしと伝わってきて、胸が熱くなります。

 

なんだろ。梅田さんは今後、まっすぐな少年役は勿論だけど、大人なんだけど内面はまっすぐな子ども。子ども心を失っていない大人とか演じられると、ものすごくハマるだろうなぁ、と言うイメージが勝手にあります。そしてだからこそ、ものすっごい大人大人した大人(どんなたとえ)を演じられているのも見てみたいなぁ。

 

はい。そんなこんなで以上3名の方について、やんややんやと語ってまいりました。

八代さんに関しては盛大に趣旨がずれた気もするけど・・・いいや!(良くない!)

八代さんが素晴らしい役者さんであることが伝われば、私は満足です!

 

このお三方以外にも、『もののがたり』での武骨で熱く、実に男らしい主人公としての演技と『SYNDUALITY Noir』でのまっすぐなんだけどまだまだ色々未熟で、そして魅力的な女の子たちに振り回されっぱなしの演技の対比が、見ていて本当に面白いし『声優って、本と凄いよなぁ』と思わせる大塚剛央さん。

大塚さんに関しては多分、今後も『もういいよ!』と言うツッコミが飛んできそうなくらいに語ることでしょうよ!勢いが凄いよね!ほんとに!

 

あと『デキる猫は今日も憂鬱』で諭吉を演じていらっしゃる安元洋貴さん。それから『Helck』で死んだ魚の目をした上半身裸で何を考えているのかさっぱりわからないけど、とりあえず声だけはめちゃくちゃ良いヘルクを延じていらっしゃる小西克幸さん。このおふたりの演技も好き。

その、役としては勿論なんだけど、何て言うのかな。声優としての存在感みたいなもの。個々の強み、それを活かした存在感みたいなもの。そう言うのがひしひしと感じられて『若手声優くんたちよ。君たちの上には、こんな強い方々が活躍されているんだぜ。敵は強大だぜ』と、誰目線なのかよくわからない思いを抱かずにはいられないと言う。ってか本と、誰目線なんでしょうね!

あと『わたしの幸せな結婚』で面白い役を、とても魅力的に演じていらっしゃる深町寿成さんも印象的です。

 

ってかこれも毎回恒例ですが。もうすべての声優さんにただただ感謝なのです。架空のキャラクター、役に、命を吹き込む。その人間性に説得性をもたらす。立体性をもたらす。その演技はほんと、職人技だと心の底から思うのです。

 

てなことで次回は女性声優編です。よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!