tsuzuketainekosanの日記

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2023年春アニメ、大体1話視聴感想~その4

まだまだ続くよ!2023年春アニメ、大体1話視聴感想。

録画かぶりが本当に多くて泣く。配信で見ればいいだけの話なんですけど。

『大切なのは切る勇気』を胸に、どうにかここから作品を絞り込んでいきたいと思います。見られるものなら全作品、見たいけど。

 

ではでは。本日はこちらの作品からどうぞ。

・『鬼滅の刃

・・・刀鍛冶の里編、スタートでございます!いや、もう、毎回のことだけど圧巻のクオリティでしたね。無限城の作画なんて、もう凄すぎて笑っちゃったもん。凄すぎてちょっとよくわかりませんでした!

そして放送に先んだってCVが解禁された上弦の鬼、その本格的な声も披露されましたが、もうどの鬼もこの鬼もぴったりが過ぎて笑うしかなかったです。いや、声優さんなんだから当たり前なんですけど。なんかほんと、声優さんの、その声を使ってキャラクターを演じる、キャラクターを表現するって、ほんと凄い技術だよなぁ、と改めて思い知らされたと言うか。うん。

語り出せばきりがないんですが、とりあえず童磨が黒死牟にたしなめられて放った一言、『あー、成程ね』の一言。『宮野真守さん、天才か』と思いました。いや、もう宮野さんの童磨の演技、ちょっとわけがわかんない。凄すぎてわけがわかんない。キャストコメントにもあったけど、宮野さんの心の準備、存分に感じられる、発揮されている演技だわよ。

 

また鬼に対峙する側のキャラクターを演じられている声優さんの演技も、もう素晴らしいの一言。甘露寺蜜璃ちゃんは花澤香菜さんなんですけど・・・もう可愛すぎやしない?可愛いのよ。凄くない?(語彙力!)

人って、あんなにあざとさの欠片もない、ただただ純粋に可愛らしい声を発することができるものなの?

可愛い。

そしてようやく・・・ようやく出番が来たよ!不死川玄弥と時透無一郎!1話でもそれぞれ、岡本信彦さんと河西健吾さんの声、演技を聞くことができましたが・・・この刀鍛冶の里編を通して変化していく2人の少年。その内面をおふたりがどんなふうに演じられるのか。今からもう楽しみでならないよ。ってか無一郎くん、美少年過ぎるやん。泣くわ。CV村瀬歩さんの小鉄、可愛すぎるわ。

 

・『スキップとローファー』

・・・黒沢ともよさんが、またとんでもない演技を披露している・・・。なんだろ。ほんと、黒沢さんの演技、ちょっともうよくわかんないんですけど。『あぁ、この主人公なら、そりゃ黒沢さんだわな。黒沢さんだわ』と思うしかない、そんな1話でした。

井の中の蛙、小さな町で『神童』と呼ばれ、のびのびと育ってきた主人公の美津未。物語の中、時折、覗く彼女の自尊心、自意識が嫌みすれすれのところで留まっているところ。嫌み寸前、だけど思春期だからこその愛嬌に彩られているところに、黒沢さんの演技の凄まじさを感じるのです。

この美津未に、ずれていて純粋すぎて、それ故に良くも悪くも周りに影響を与えまくる、なのに本人にはその自覚がないと言う美津未に、皆が感化されていく、と言うのが本作品らしいのですが、成程。そりゃ黒沢さんのこの演技、この演技による美津未でなければ、この物語をアニメで描くにあたっては説得性が出てこないわ、とすら思いました。はい。

 

1話でもちょろっと登場していましたが、その美津未に振り回されるキャラクターたちの設定と言うか造詣が、またこれ最高なんですよね。1人1人のキャラクターを見ていくたびに『あぁ、この作品は見たい。美津未と彼女たち、彼らの物語が見たい』ってめちゃくちゃ思わされましたもん。

そしてイケメン、志摩くんを演じていらっしゃるのは江越彬紀さん。あのナチュラルな良いお声。そしてやはり自然なお芝居と言い、黒沢さんの美津未との相性が最高。芸歴15年近くになる方なのか・・・そうか。この作品、志摩くん役で一気にブレイクして欲しいぞ。

 

・『アイドルマスターシンデレラガールズ U149』

・・・財力を感じた。いやらしい話ですけど。財力を感じた。シンデレラガールズのライブの販促動画とか見る時に感じる『あぁ~、財力があるんだなぁ』と言う感覚を、このアニメでも開始早々に感じました。そしてこの作品、アニメ化発表されてから丸っと1年が経過しているのですが、その1年の時間の意味も、やはり開始早々に感じさせられました。

 

何が言いたいか。凄まじいクオリティ。もうなんだろ。後で書きますけどお話は勿論、面白かった。面白かったんだけど変な話『この絵だけ見ていたい』『この絵は見惚れてしまう』と思うくらいの、細部にまで美が宿っている美しく、可愛らしい作画。

しかも監督は岡本学さん。そう。やはり超絶クオリティで話題になった『無職転生異世界行ったら本気だす~』の監督さんです。

だからもう『超絶×超絶』でとんでもないことになっていた、そんな1話でした。冒頭のシーンとか、あと帰宅したありすが玄関にたたずむ、その横顔が水槽越しに映し出されて、それを金魚が横切るシーンとか、めちゃくちゃこの監督っぽいと思ったのは私だけでしょうか!

いや、放送されてからそのクオリティの高さは話題になっていたので期待してはいたのですが。正直、その期待を軽々と飛び越えるクオリティでしたわ。これはほんと、見ちゃう。確かな意思を持って制作されている、と言うのがひしひしと伝わってきたもん。

 

てなことでお話も面白かったです。わかりやすいお話の中、ありすの抱えているいろんな思い。言葉にできないそのもどかしい思いが、いっそ不穏な雰囲気も醸し出していて。その緩急にもめちゃくちゃ引き付けられました。なんだろ、ものすごく文学的な色合いを感じる1話だったなぁ。

ってか第3芸能課所属のアイドルちゃんたち、可愛い。あー可愛い。語彙力無くすわ。だけどその可愛らしさを過度に描いていない、あくまでも自然に描いているところ。そして可愛いけれど年齢もまだまだ幼いけれど、でも1人のアイドルとして皆が志を持っている、と言う部分をしっかり描いているのにも、めちゃくちゃ好感が持てました。

米内Pも、このアイドル達だからこその米内Pと言う感じが出ていて最高。そのひたむきさと愛情で、きっと誰よりも彼女たちのファンに、理解者に、共に歩んでいく人になっていくんだろうなぁ、とひしひし感じました。

 

さて、本作品の中でアイドルにとってのPの意味、Pとアイドルの関係のようなものが語られる場面がありますが、これは別にこの作品に限った話ではない、『アイドルマスター』の世界、そのものにおけるPの存在、Pとアイドルの関係なんだと思うんです。

・・・ここでSideMの話題に行こうかと思ったんですけど、語り出したら最後、文句しか出てこなさそうなのでやめておきます。かっは。

 

いや、とにもかくにもこれは凄い。このクオリティの高さゆえ、『アイドルマスターシンデレラガールズ』を知らない方でも楽しめるような作りになっているのが、またうまいじゃないですか!

・・・羨ましいなぁ(ぽつり)

 

・『君は放課後インソムニア

・・・佐藤元さん主演作、2本目。不眠症を抱える主人公と言うことで『よふかしのうた』のコウを思い出した私なのですが、当然ながら今作品の主人公とコウは全くの別人。

本作の主人公は不眠症を抱えていて不機嫌がち。つい言葉が刺々しくなってしまい、それ故に他者との間に勘違いが生まれやすくそりも合いにくい、と言う中見と言う少年です。まったくそんな描写はなかったけど、なんかとりあえず勉強はできそう。

で、またこれが佐藤さんの演技、ほんとお見事なんだわ。『ここにきてまた、また役者としての新しい一面、新たな引き出しを見せてくれたか!』と思うばかりで。

君はどこまで役者として大きくなっていくんだ!

 

一方、ヒロインを演じていらっしゃる田村好さんの演技も、またこれ良い。可愛らしいお声なんだけど、決して無理して、作っている可愛らしさではなくて。お芝居のナチュラルさ、そして過度になり過ぎていない感じが、ほんと、曲と言う少女にぴったりで。

佐藤さんと田村さん。おふたかたが演じる役、その役が発する言葉の一言、一言に色を、温度を、魂を声で宿していらっしゃるのが伝わってくる、そんな演技なのです。

 

あと脇を固めるキャラクター、彼ら、彼女らを演じていらっしゃる声優さんの演技も、ほんとに良い。最高。その演技によって中見くんや曲ちゃんの生活、その高校生活に色が帯びていくと言うか。一気に中見くんの、曲ちゃんの物語の世界に幅が生まれるのがわかる。そんな演技、存在感のある演技をされていて、ここもすごい胸熱。

 

あと作画、めっちゃ綺麗。ライデンフィルムと言えば、それこそ『よふかしのうた』も制作されていたわけですが。ほんと、あの夜の街の雰囲気。特に『青』の色の繊細な使い分けとか。夜が明けていく手前の、僅かな時間の美しい色とか。見ていて胸が締め付けられる思いすらしました。

なんだろ・・・語彙力無くてひたすら申し訳ないけど、ただただエモかったよ・・・。

 

『楽しくしてても辛くても同じ朝が来る』と1話の中で曲ちゃんは口にします。この台詞に、私はBUMP OF CHICKENの『ロストマン』の歌詞、『どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は同じ』と言う一節を思い出したのです。

 

楽しくしてても辛くても。眠れなくても、ぐっすり眠っても。やってくる朝は同じで、昇る日は同じもの。それはその通りなのですが、それが圧倒的現実なのですが。

曲ちゃんと密やかに心を通わせていく中。中見くんが『今日の朝は、いつもと違うような気がする』と感じたりするようになるのか。そんな日がやって来たりするのか。

そんな楽しみすら抱いた第1話でした。エモい。

 

・『事情を知らない転校生がグイグイくる。』

・・・小学生の物語なんですよね。あー、なんかそれがすごい、すごい伝わってくる1話でした。茜ちゃんはその目つき、あるいは雰囲気から『死神』と呼ばれている。皆もそれを臆することなく口にしている。面白がって口にしている。多分、そのことに大きな疑問を感じることなく、茜ちゃんを『死神』と呼んでいる。

誰が最初にそう呼び始めたのかはわからないけど『皆がそう言ってるんだから』と言う感じで、流れで、皆、茜ちゃんのことを『死神』と呼ぶようになったんだろうな。

その残酷さって、ほんと小学生ならではだと思うんですよね。明確な、強い悪意らしい悪意がない、その残酷さ。これが中学生くらいになると、多分、悪意と言うものがそこに出てくると思うんです。

それがない。それがないからこその残酷さ。そこが見ててめちゃくちゃ胸に突き刺さりました。

 

でも物はとらえようです。高田くんの『死神』に対する憧れたるや凄まじいものがあって、そこにくすり、とできてしまうのがこの作品の凄いところなのでしょう。

茜ちゃんが抱え続けている孤独。お父さんにまで嘘をついている辛さ。1日、誰とも喋らないでいることに慣れてしまっていた痛み。それらがもう、じわり、じわりと胸を穿ってくる。だけどそれを一瞬で、高田くんの『死神』への憧れが、ひいてはその無邪気な明るさが覆いつくしてくれる。そしてくすっ、とさせてくれる。

両極端な要素が、すんごいバランスで成立している作品です。ええ。

 

そして茜ちゃんを演じていらっしゃる小原好美さん、高田くんを演じていらっしゃる石上静香さんの演技も最高。あるいはやはり本作品も、先に感想を書いた『君は放課後インソムニア』同様、脇を固めるキャラクターを演じていらっしゃる声優さんの演技が実に良い。

小学生の邪気のなさ、悪意のなさ、だからこそ際立つ残酷さみたいなもの。演技からそうしたものが確かに伝わってきていて、この作品の肝である『小学生であるからこそ』と言う部分の説得力が、アニメでも十分に発揮されていると感じました。

 

高田くんと言う存在に出会ってしまったことで、茜ちゃんはもう二度と以前のような状況には戻れないことでしょう。あるいはそうなったとしても、茜ちゃんはやっぱり、それすらも諦めて、飲み込んでしまうのかな。でもやっぱり高田くんは、それを、そんなことをさせない、許さないと思うのです。

高田くん、茜ちゃんと出会ってくれてありがとう。本当にありがとう。そんな気持ちにさせられた1話でした。尊い

 

はい。てなことで本日は5作品の感想を書いてまいりました。

さぁ、まいったな。

どれもこれも見事に面白い。

そして冒頭にも書いた通り、録画が見事に被っている作品もあって、ほんとどうしましょうかね。

まいったな。

 

春アニメ大体1話視聴感想は、多分、次のその5で終わるはずです。

よろしければ引き続き、お付き合い下さいませ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!