大正義2勤！
2023年春アニメ、大体1話感想、その3です。どうなんでしょ。大体、全作品の1話の放送は終わった感じかしら？
そんな前置きをしていると記事がとんでもない文字数になりそうなので、さっさと本題に入りましょう。
大体1話感想、本日はこちらの作品からどうぞ。
・『魔法使いの嫁 SEASON2』
・・・他人を知ることで自分を知る。そのことで『自分を使う』『自分を消費する』以外の方法で、自分のしたいこと、他人の役に立てるのであれば、と言うチセのその思いが胸を打つ。打つと言うか、えぐると言うか『あぁ、チセだ』と言う感情に襲われると言うか。
私は1期と今回の2期、その間のOVAなどを見ていないので『久しぶり』のまほよめの物語、世界だったんだけれど、CV種﨑敦美さんとCV竹内良太さんのチセとエリアスの第一声を聞いた瞬間、なんかもう『まほよめだ・・・！』と、その物語、世界に帰ってきた感になったのが凄い。
チセもエリアスも。自分の中に芽生えた、あらゆること、あらゆる人に対しての感情に、手探りするように接していって。その様が、その不器用な様が、だけど見ていてとても愛おしい。
そしてチセは学院でたくさんの人と出会い、たくさんの人を知ることで。そしてエリアスは、そんなチセを知ることで、2人それぞれ、またその感情が揺さぶられていくんだろうなぁ。でもそれすらも『自分だけではない』と言うことを、特にチセは知っていくんだろうなぁ。ああ、なんか既に1話にして、こう胸がきゅっ、と締め付けられる感すらしてしまうよ。
静謐で美しく幻想的で。だけど決してそれだけではないダークさ、生々しさ、色んな方向性の熱さが息づいている世界観が、今回もしっかり映像としてアニメで表現されているのは、相も変わらず圧巻の一言。作画もしっかりしていて、特に登場人物たちの目、その力。それには息をのんでしまうほどでした。
学院でチセが出会う人物。彼ら、彼女らを演じられるのは若手実力派の声優さんばかり。ここがもう、個人的には楽しみでしかならない。この人たちの演技を、がっつりシビアな人間ドラマが描かれる作品で見られるってのが、もう嬉しくてならない。
・『Dr.STONE NEW WORLD』
・・・はいお帰りただいま！そうか。1話の冒頭はあれか。SPアニメの続きと言うことになるのか。いやなんだ。もうこちらの作品も始まった瞬間から、そこに物語が、世界が広がっていたと言うか。そしてそこに何の違和感もなく没入できたと言うか。
ご長寿作品だからこそのそれだけれど、でもご長寿作品であるにもかかわらずのマンネリ感が一切ない。ただただ新たな『ワクワク』があるってのが、もう凄い。
声優陣の演技も、もう安心感しかないし、なのに見てて相も変わらずワクワクするし、楽しいし『あぁ、キャラクターがそこにいる・・・そこに生きている！』とさせられるのが、もはや感動の域にする達するレベル。
いやぁ・・・やっぱり1人の声優さんが長きにわたって1人の役を演じ続けられるって良いなぁ。それじゃないと味わえない魅力、確かにあるもんなぁ・・・。
と言うことで1話。千空たちが取り組むことになったのは食糧問題。それが解決できたぞ！と思わせておいて、まさかの、別問題が発生したことでシェフが必要！となり・・・の流れで、フランソワさんが登場するのでしょうね。
この作品の何が素晴らしい、素敵、熱いかって、科学の力。ひいてはそこに力を注いで、人間の、文明のために、と頭脳を、体を、力を尽くしてきた人の思い。それを信じている、何よりも大切している。そうした人の思いがあるから知恵は生まれ、知恵が生まれたからこそ、人の思いは実現され続けてきた。それが『これでもかっ！』と言うくらいに描かれているのが、もう最高なのよ。熱いのよ。
失敗を繰り返しても繰り返しても、決して諦めない。そのことで失敗は失敗でなくなる。知恵のために必要な経験になる。それを千空たちの姿が教えてくれていて、ほんと胸が熱くなるのよ。それでいてエンタメ作品として面白いのも最高なのよ。
1話もそれが描かれていて、もう楽しいし胸が熱くなるしで、本当に最高でした。
OPでは今期で登場するのであろうキャラクターの姿も描かれていて、そこも楽しみなのですが。EDにメインで描かれていた千空、クロム、ゲン、龍水、羽京の5人の並びが、もう胸熱。なんだろ。1人1人の力は弱いかもしれないけれど5人揃ったことで生まれる強さ。互いが互いの弱点をカバーしあうことで生まれる圧倒的な強さみたいなものがびしびし伝わってきて、めちゃくちゃかっこよかったです。
第3期もただただ楽しみでしかありませんな！
・『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
・・・始まりました、Season2でございます。ってか皆、思い出して。1期の1話でのグエル先輩の嫌われっぷりを！それがどうよ！2期、放送されるや否や、グエルくんがトレンド入りするわ、皆がその身を案じるわ、OPの表情に『本作のヒロインはグエルくん』『OPのグエルくん、えっちすぎ』『未亡人オーラ半端ない』とまで言われるわで見事な愛されっぷりですよ！
呟きの中には『阿座上洋平さんの悲壮感溢れる演技を聞きたくないと言ったら嘘になる。むしろ栄養にしたいけどだからってグエルくんが不幸になるのは嫌なんですよぉ』と複雑な心境を吐露されている方もいらっしゃるくらいでしたよ！
どこで何をしているんだ、グエルくん！
もはや針のむしろ、胃が痛いことこの上ないね、ニカ姉！
マルタン、それ以上、突っ込むのは止めておくんだ！
エラン5号、1人が元気で楽しそうで無性に腹が立つぞ！(笑)
何でもいい。皆、頼むから幸せになってくれ(祈)
はい。てなことで2期、スタートですね。いや1話・・・なんか、どうなの。グエルくんが登場しなかったのも勿論だし、スレッタちゃんとミオリネも顔、合わせてないし。
ラストは決闘になったけど、いや、なんか相手が相手だけにこれ、今後の流れ次第では決闘の意味、学園内での決闘の意味、変わってきちゃう気がするんだけど。
そしてスレッタママ、相変わらず怖いし。怖いし。しかも何なんだよ。『戦争のない世界に書き換える』って。『書き換える』って何なんだよ。怖いわ！
なんだろ。一見すると『以前よりちょっとだけ変わった』学園生活が描かれていたような、そんな1話だったけど。その実『以前よりだいぶ変わった。深いところまで変わりつつある』その序章とも言えるような不穏な空気満々で・・・いや、ほんと・・・何でもいいからとりあえず、グエルくんを出して・・・お願い・・・。
・『私の百合はお仕事です！』
・・・おおう。これはこれは。なんか想像していた以上に、想像していた感じとは違った作品でした。『百合はお仕事』なのである程度は、こう言う感じかと想像はしていたけれど・・・思っていた以上に主人公ちゃんが腹黒。お姉さまもだいぶ腹黒と言うか強めな感じで『成程。これは騙しあい作品なのか』と思った次第です。
てか主人公ちゃん・・・これはもはや当たり屋に当たられたようなもんじゃないのだろうか。御子柴さん、腹黒ピンクやんか・・・。
で、ここからじょじょに1人1人の『ビジネス』ではない本心が描かれていく、と言うお話なのでしょうね。そこに入れば楽しめそうな気はするのですが。うーん。今期は他に見たい作品も多いので、なかなかそこまで待つのは厳しいかなぁ。
・『おとなりに銀河』
・・・アニメ放送に先立ってNHKでドラマの放送も始まりましたね。見てないけど。
いや、なんか不思議な味わいのある作品、そんな印象の1話でした。全体的にとてもほんわかした、温かい空気が流れていて。作画も綺麗過ぎない、でも崩れているわけでもなく。
無料公開されている原作漫画を読んだのですが、あー、成程。しおりさんの印象が、漫画とアニメだと全然、違う気がする。漫画の方は序盤なのでまだ作者さん的にもこー、描き慣れていらっしゃらない、そんな部分があったのかもしれない。だからしおりさん、ものすっごい表情が硬いと言うか。
でもアニメではその部分が最初からカバーされていて、硬い表情も硬すぎない。しおりさんの凛とした雰囲気は守られつつ、だけどふわっ、とした柔らかさもある。そんなふうに描かれていて、そこがアニメの全体的な雰囲気につながっていたのかなぁ、とも思ったり。
漫画に触れて、その物語の不思議さ、素晴らしさに心打たれて、自分なりに絵を描く練習をしていたって言うしおりさんの経緯が、なんかありきたりだけどとても素敵。その気持ちには共感しかないと言うか、流れ星の民の姫と言う、なんだかよくわかるようなわからないような(笑)、とにもかくにも地球人でない人にも、そういう気持ちはあるのか。そういう部分は何も変わらないんだな、と言うのが、とても私は嬉しい。
あとしおりさんが『気持ちを察することはできない』と前置きしたうえで『手伝いは必要ですか？』と2回、久我くんに問うた、その2回目の言葉を口にした時のトーンがめちゃくちゃ好き。好きってか、なんだろ。多分、しおりさんはわかっていたんじゃないだろうか、そんな思いもしてきて。それでも人に助けを求めるのが下手くそすぎる久我くんの背中を押すために、あえて、あのトーンで問うたんじゃないのかな、とも私は思ったんですが。
しおりさんを演じていらっしゃるのは和久井優さん。シャニマスで和久井さんを知ったとばかり思いこんでいた私ですが、違ったわ。『三者三葉』で主人公ちゃん演じていらっしゃったのね！
いや、もう、あのナチュラルな、透明感のある、温かさ、柔らかさと凛とした響きが同居しているお声がしおりさんにぴったり。そしてしおりさんのふわふわした感じ、不思議さもありつつ、だけどそれが浮ついて感じになっていない演技も最高です。
『漫画』を通して、住む世界も、種族も違う2人が出会った。そしてひょんなことから不思議な縁で結ばれることになってしまった。さて、そこから2人は、どんな物語を繰り広げていくのか。『漫画』顔負けの、どんな甘酸っぱい、胸キュンの、尊い物語を見せてくれるのか・・・あぁ、楽しみ。まったり、ゆったりした気持ちで視聴したい、そんな作品だなぁ。
・『カワイスギクライシス』
・・・正直、しょーじき『面白そうだけど、今期の中だとなぁ・・・1話切りだろうなぁ・・・』とか思ってたんですけど。
どうしようか。想像していた以上に面白かったよ！続き、見たいよ！
何がってまずは花守ゆみりさんが良い！花守さんの低めのお声による、ほぼ独壇場と言ってもいいような演技が、とにかく見てて楽しい！そうか。花守さんは本作品、コミック発売記念のPVでもボイコミでもリザを演じていらっしゃったの。いや、これはほんとファンとしては『変更しないでくれてありがとう！』の一言ですよ！
どんな作品の、どんなキャラクターを演じられても巧みに演じ分けられる花守さんの、また新たな一面を見せてもらったような気持ちです。
そしてお話も、これ、今までありそうでなかった着眼点で繰り広げられるお話ですよね。猫が地球を救ったよ！もふもふ万歳！
いや、でもわかりみしかないわ。猫は可愛い。犬も可愛いけど猫は可愛い。猫は天使。猫は神様。猫は全世界を救う。そりゃあんな可愛い生き物、初めて目にしたらリザさん、めろんめろんになっちゃうわよ。命、奪われなかっただけ凄いわよ！
・・・ってかこの人、調査隊、向いてない気がする。調査室長らしいけど、この人、向いてない。1話、見てて、それをしみじみと感じた(笑)
そんなリザさんが1話の最後に取った行動。『よぞら』と出会うことになった、その中で『よぞら』の前の飼い主に対して取った行動ですね。あの行動をどう思うかで、なんてか、その人と仲良くできるかどうかが、個人的にはわかる気がする。
私は！圧倒的に！リザさんの行動！支持しかなかったよ！
何ならあれでもまだ、生易しいくらいだよ！
過激派って言われていも良いやい！
あとEDよ・・・ファンサービスが過ぎやしませんかね・・・。あのお写真は毎週、変わったりするのかしら？
ヤバイわ。マジでカワイスギクライシスだわよ。
よし。今回はこのあたりにしておきましょうか。
6作品の感想を書きましたが、良かった。割と文字数、抑えられたぞ。
まだまだ春アニメ大体1話感想続きます。
ってかほんと春アニメ、面白い作品、多いわ(って毎クール、言ってる！)
よろしければ引き続きお付き合い下さい。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました！
