tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

冬アニメ、印象的な声優さん~男性声優

長い4連勤、長い!

明日も仕事に行かなきゃならないとか、嘘でしょ!?

誰か嘘だと言ってよ!

言ってよ!

 

放送中のアニメ作品、その中で私が視聴している作品に限ってではありますが、印象的だと思った声優さんについてやんややんやと語る、毎クール恒例の記事です。

昨日は女性声優さん編をお送りいたしました。本日は男性声優さん編です。

女性声優さん編の時にも書きましたが、別にこんな記事にとりあげなかったからと言って、その方が印象的でない、その方の演技がまったく印象に残ってないなどと言うつもりは毛頭もありませんので、その辺りはご理解ください。

ネットの場末で、ただただ1人のオタクが、にやにやしながら自分の言いたいことを好きなように語りつくしているだけです(笑)

 

てなことで早速、本題にまいりましょう。

始まりは、個人的には『冬クール、男性声優MVPをプレゼントしたい!』とすら思っている、この方からです。どうぞ!

武内駿輔さん

・・・『ヴィンランド・サガ』のエイナルの演技が素晴らしすぎる。今期は『REVENGER』で筋肉自慢の町医者、徹破さんも演じていらっしゃって、こちらの演技も素晴らしい。実年齢に左右されない役を演じられるのが声優と言う役者の、その面白さ、魅力のひとつだとは思うんだけれど、それでも『25歳でこんな、こんな真面目の面被った破天荒なイケオジを生き生きと演じられるって、どう言うこと!?』と真剣に思わされるんですけど。いや、それ言うたら若干17歳で、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアニメでプロデューサーを演じられたんだから、って自分でツッコミ入れたくなるんですけど。

 

エイナルです。『ヴィンランド・サガ SEASON2』で初めて登場した彼。SEASON2の1話で、初めてエイナルの物語。エイナルの人生。その武内さんの演技に触れた時、もう打ちのめされたと言うか。圧巻のあまりに、それを称賛する言葉すら思い浮かばない。いや、どんな言葉を持ち出しても、この武内さんの演技の素晴らしさは伝えきることが出ないのではないか、とすら思うくらいに、本当に言葉を失ったのです。良い意味で。

それ以降、物語は当然、続いているわけなのですが(2クール作品なので、春クールも放送は続くのですね。嬉)、もうとにかく、ただただ武内さんの演技には『凄い』『凄い』『凄い』と阿呆の一つ覚えのようにして言葉を漏らすしかない、そんな状況が続いています。

 

なんだろ。もう圧倒的な説得力しかないんですよ。武内さんの演技、それによって構築されて存在しているエイナルと言う人間には。圧倒的な説得力しかない。

エイナルの、その精神力、その強靭さ、あるいは大らかさって、私からしてみると到底、理解が及ばないくらいのものなんです。何と言うか、理屈としてはわかる。わかるけれど、でもじゃあ、もし自分がエイナルと同じ境遇になった時、彼のような精神状態でいられるだろうかって考えたら、『土台無理』と即答するくらいです。

そうなんだけど、でももう、武内さんの演技によって存在しているエイナルを見ている、聞いていると、ただただ納得しかない。エイナルの、その強靭で大らかで、でも脆さもあって、それを自認しているからこそ、ある種の残酷さをもってして割り切っている部分もある、その精神の在り方。それがただただ納得でしかないんです。

 

奴隷にされられる前。彼は、貧しくとも彼は家族と共に、農業に勤しんでいた。働いて、食事をして、また働いて、疲れたら休む。そして朝になったら起きて、また働く。そんなシンプルで、だけど平穏で幸せであった、その暮らし。

それがあまりに理不尽な形で奪われてしまい、自分はそれでもなお生きている。

起きてしまったことをどれだけ憎んでも、奪われた命をどれだけ悔やんでも、愛しても、それがなかったことにはならないし、奪われた命が戻ってくるわけでもないし、自分が生きている現実が変わることはない。

ならば自分にできることは、自分がなすべきことは何なのか。

生きること、それだけだ。それしかない。

 

そうした複雑で複雑な思考、圧倒的に理不尽な故にシンプルな出来事を経た果ての、語弊はある言い方かもしれませんが、圧倒的な諦念。そうならざるを得なかったと言う悲哀、苦しみ、絶望。だけど、そうできる彼の、生来の、そしてそこに至るまでの生活で育まれ、守られてきた気性としての大らかさ、明るさ。

それらが、いわばエイナルの人生、そこで紡がれてきた彼と言う人間を構成する一切が、武内さんの演技で、本当に本当に、上辺だけでなく、その芯の芯、深淵の部分まで圧倒的にこちらに伝わってきて、しかもそこには説得力しかないんです。

 

だからもう、ほんと毎話、打ちのめされています。ってかこの作品自体が、もう『打ち!のめすっ!』って感じの(どんな)作品で、ただただ人間の本性、その愚かさ、おぞましさ、怖ろしさ、悲しさ、あるいはそれでも、その底にあるかもしれない微かな希望のようなもの。また何かしらの、大きな流れに翻弄されるしかない人間と言う存在の、そのもの悲しさのようなものも描いているような作品なので、もう、どうあがいたところで打ちのめされるのは必至なんですけれど。

その中にあっての、武内さんのエイナルの演技は、もう本当に言葉が出てこないのです。そして武内さんのエイナルが登場したからこそ、トルフィンの、上村祐翔さんの演技、トルフィンの悲しさや虚しさ。芽生える苦悩。そうしたものが一層、鮮やかに浮かび上がってくるのも素晴らしい。上村さんの演技も、もう素晴らしいの一言。説得力しかないし、ほんと『上村さん、前世はトルフィンでしたか?』と聞きたくなるくらいの凄さしかない。

 

頼むから皆さん、見て。SEASON2からでもいいから、見て(土下座)

まぁ、しかし武内さん。まだ、まだ25歳か!マフィア梶田さん曰く『稀に若気のイキりを発揮してしまう』とのことらしいですが、いいよいいよ!年齢重ねてからイキり散らかすより、若い内に若気に任せてイキり散らかす方が、よっぽど健全よ!散らかしてはいらっしゃらないけど。いやぁ、本当に今後の武内さんの、役者としての在り方、キャリアの積み重ねが楽しみです!

 

・山口諒太郎さん

・・・『UniteUp!』に、直江万里役で出演されていらっしゃいます。主人公、清瀬明良くん、そして五十鈴川千紘くんとPROTOSTARと言うユニットを組んでいる子ですね。金髪で、サングラスとマスクで顔を隠すのが習慣になっている彼です。

 

このブログでも書いてきましたが。『UniteUp!』で各キャラクターを演じていらっしゃるのは、声優を主として活動されている方だけではありません。歌手やモデル、俳優としての活躍が主でり、この作品で声優を初めて務めると言う方もいらっしゃいます。

なので作品名で検索したら、サジェストで『声優 下手』と出てくるのも、ある意味では頷けると言うか。『下手』と言うより、演技の仕方であったり質感であったり、そう言うものの違いが顕著なのは、その辺りが関係しているのだと思います。個人的には、その違いみたいなものがめちゃくちゃ面白いし、回を重ねるごとに『『声優』としての演技や表現に、この方、慣れてきていらっしゃる!』と嬉しくなることもあったりして、そう言うところもこの作品の魅力だと、勝手に思っています。

 

で、山口さんはと言うと、ソニー・ミュージックアーティスツ所属の声優さんです。主人公の明良くんを演じていらっしゃる戸谷菊之助さんと同じく、声優を主として活動されている方です。

『だから』と言うのは、何と言うか。この作品で初声優を務められている方、また普段は声優以外の活動を主とされている方に失礼になってしまうかもしれないのですが。でもやはり『だから』と言える部分はあると思います。

山口さんの、万里くんの演技は、声優を主とされている方だからこその、安定感が、最初からあったんですね。悪く言えばそれは『お約束通り』『定番通り』のものだったかもしれない。だけどだからこその安心感、安定感、うまさが私には感じられたんです。

 

そして何より、山口さんの演技、お声、私はめちゃくちゃ好き。何だろ。当たり前のことだけど、万里くんのキャラクターに、その愛嬌のある少年声がぴったり。そして明るくて、前向きで、でも実は自分に自信が持てないところ、だからこそ、自分を応援してくれているファンにはめちゃくちゃ感謝の気持ちを持っている、と言う熱く健気な感情の演技とかも、もう見てて、聞いていて、胸がキュンキュンするのです。

可愛い。なんだろ。声優としての出演作はまだ数作な山口さんですが、個人的には応援したいし、もっといろんな役を演じて頂きたい。

どんだけツンツンしたり、落ち込んだりしている時でも、声に何とも言えない愛嬌。隠しきれない人懐っこさみたいなのが滲んでいる、と言う点では、私は勝手に榎木淳弥さんの存在を重ね見ました。榎木さんのように売れっ子になってくれ!ファイト!

 

ちなみにPROTSTARのもう一人、千紘くんを演じていらっしゃる平井亜門さんは、俳優、モデルなどとして活動されている方で、多分、声優は本作が初。なのでその演技は、戸谷さん、山口さんのそれとは明らかに質感が異なっています。が、それが、最年少だけれど冷静沈着、真面目、でも年相応の幼さも抱えていると言う千紘くんにぴったりとハマっているのが強い。あとお声自体もちょっとクセのある、耳に残るお声をされているので、これを機に声優としての活動を始められるのも面白いのでは、と勝手にマネージャーさんみたいなことを思っています。すいません(土下座)

 

杉田智和さん

・・・私を声優沼に引きずり込んだ、そのおひとりです。2000年代から活動されている杉田さんですが、いや、ここ数年のアニメ出演数、凄いことになっているなぁ。ってか2023年、明けてまだ3か月しか経過していないはずなのに、既にその出演本数、勿論、予定作品も含めてですが、17本も掲載されているってどう言うことなの・・・最終的にこれ、何本になるの・・・。

メインキャラクターは勿論のこと、サブキャラクター、更には出番としては1話だけと言うキャラクターでも、圧倒的な存在感を放つ演技をされるのが杉田さんの声優としての個性、強みだと私は勝手に思っているので、まぁ、この出演本数の多さも、ただただ頷けるわ、と言う話なのですが。

 

『東京リベンジャーズ』の芝大寿ですよ。皆さん。いや、今期で言えば『ツンデレ悪役令嬢とリーゼロッテと以下略)』のバルドゥール役でも、杉田さんの演技には触れているわけで。バルドゥールの、あのとにかく真面目で良い奴で、だけどそこが時には欠点にもなっちゃう、それ故に、他のキャラより死亡率が高いと言う愛すべきキャラクターの演技、最高ですよね。最高なんですよ。

 

最高なんですけれど、もうとにかく芝大寿の演技がさ。もうさ、初めて登場した瞬間から、怖い。圧倒的に怖い。圧倒的なその存在感、巨大で強大で強力で、暴力を愛して、暴力にも愛されて、許すことをどこかに置き忘れてきていて、それ故、ただただ自分を苦しめる一切に対して暴力を振るうことしかしてこなかった人間の、だけれどそれ故のカリスマ性も身に着けてしまっている人間の、圧倒的な存在感。それが初めて登場して、言葉を発した瞬間から『ぶわっ!』と画面越しにこちらにぶつかってきて、圧倒されたんです。『怖い。怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い』ってなったんです。

こんなもん、もはや怪物やん。化け物やん。何と言うか、ニュースとかで家庭内暴力が取り上げられることがあって、それを耳目にした時には『怖いなぁ。ある意味、逃げ場ないもんなぁ』と思ってはいたのですが。

杉田さんが演じられている大寿を見る度、その私の認識がどれだけ甘かったか。その私の恐怖がどれだけ軽いものだったかを、つくづく思い知らされています。それくらに怖い。なんだろ、もうこんなのが家族の一員で、家族であるが故にこんなのと一緒に生活をしていかなくてはならない。家族であるが故、なかなか逃げ出すことも叶わない。逃げ出せば追いかけられる、あるいは他の家族が更なる暴力にさらされる、と言う状況は、これほんと、生き地獄じゃないか、圧倒的な絶望じゃないか。

八戒も柚葉も、今の今まで、よくこんな怪物と共に生きてきたなぁ。いや、勿論、そこにはそれぞれの、それぞれに対する思いがあったからこそなんだけれど。それこそ、もうそうせざるを得ないと言う状況に、2人が、大寿によって追い込まれていたからことなんだけれど。

 

圧倒的。暴力、それがそのまま人の形をとったような、そんな大寿の存在感、在り方が、杉田さんの演技で圧倒的にそこにあって、ただただ怖い。

そしてだからこそ印象的と言うか『はぁ~・・・杉田さん、凄いなぁ。凄いんだよな』と感嘆させられっぱなしなので、今回、お名前を挙げさせていただきました。

ってかやっぱり、強いんだよなぁ。若手声優さんの勢いも、本当に凄まじいけれど。やっぱりその上の世代、杉田さん世代の声優さん、強いんだよ。強いんだよ。

 

はい。で、女性声優さん同様、やっぱり他にも語りたい方がいる、と言うことで、以下、ちょろっとずつではありますが、語っていきます!

まずは細谷佳正さん。『大雪海のカイナ』や『TRIGUN STAMPEDE』で細谷さんの演技に触れていますが、多くは語るまい。私は!細谷さんの演技が!大好きだ!

それから武内さんの所でも触れました『REVENGER』に出演されている、笠間淳さん、葉山翔太さんも挙げたい。梅原裕一郎さんは、散々、これまでも語ってきたから今回は割愛よ(すいません(土下座))

葉山さんはいい加減なところも多いけれど、とにかく情に厚くて『気のいい兄ちゃん!』と声をかけたくなるような惣二の演技が、作中においてはめっちゃ癒し。

あと葉山さん、台詞回しと言うか、台詞、言葉の流し方みたいなもの、そのリズムの滑らかさ、流暢さがめちゃくちゃうまい方だなぁ、と言うのも感じています。あとご本人の地声、そしてあの『葉山ママ』と呼ばれる、気品すら感じさせる話し方を配信番組などを通して知っている身としては、『本当に惣二を演じている葉山さんと、あの葉山さんは同一の方なのかしら』と真剣に思います。声帯の不思議。

そして笠間さん。もうお声がさ、本当に良いのよ。無骨とか生真面目さとか、そう言うのがひしっ、と詰められているようなお声で。でもそこはかとない色気もあって。何てか、もう圧倒的に和なのよ。和の世界観なのよ。

だからこそ、自省も諦念もひっくるめて溜め込んできた感情が時に激しく、時に静かに爆発した時の演技、その熱量の凄まじさも、もう胸をがつがつと打ってくるのです。本作品の主人公も、そして『便利屋斎藤さん、異世界に行く』のキルスギも、不器用極まりのない生き方で。でも、その生き方の根底にある思いには、嘘偽りがないと言うのが、またこれ切なくて。そう言う部分が、笠間さんのお声、演技によって一層、熱く、切なく伝わってくるのが、もうずるい。

 

そしてその『便利屋斎藤さん、異世界に行く』からはモーロック役のチョーさん、ギーブル役の田所陽向さん、モンプイ役の本多力さんも挙げたいのです!

まずモーロック(いろいろと知った今でも、この名づけは最高だと思うし、酷いとも思う(笑))を演じられているチョーさんですが。もう、これもまたずるいですよね。うん。ずるい。耄碌している、物忘れの激しいおじいちゃん。魔法詠唱も頼りにならないことも多いけれど、時折、伝説の魔術師であった、その片鱗を見せつけることもある。記憶を失った、その過去も実に悲しいもので、非常にドラマチックな凄い人のはずなのに、今やただの耄碌スケベおじいちゃんと言う(笑)モーロックに、チョーさんの、とぼけた味わいのあるお声、そして演技がぴったりなのよ。ずるいのよ。ずるいのよ。

 

またこの『便利屋斎藤さん、異世界に行く』では、ひとつの場所を舞台に、そこに集う人たちの物語を並行して描くと言う手法がとられています。なので斎藤さんが所属しているパーティ以外にも、数多くのパーティがあって、個性豊かな登場人物が、斎藤さんたちと同じように冒険をしつつ、日々の生活を営んでいます。

出番としては、斎藤さんのパーティのように多くはない。だけど、確かに作品の中で生きている。そう言うキャラクターだからこそ、いざ、そこにスポットライトが当たった時には、何と言うか違和感があってはならない、と私は思うんです。うん。違和感と言うか、『この人たちも確かに、この作品世界の中で生きていて、斎藤さんたちと同じように日々を生きているんだ』と言う生活感みたいなもの、キャラクターの存在に、疑問を感じさせてはならないと言うか。

 

で、この作品に関して言えばこうしたキャラクター、出番は決して多くない。だけど確かに、そのこの作品に登場しているキャラクターを演じていらっしゃる声優さんの演技。本当にどの方のそれも、良い意味で地に足着いている感じ、『あぁ、この人たちもまた、ずっと冒険を続けてきていたんだなぁ』と言う生活感、またそのキャラクターの個性みたいなものを存分に感じさせて下さる演技で、見ていて楽しい限りなんですけれど。

その中で、特に印象的だったのがギーブル役の田所さんの演技と、モンプイ役の本多さんの演技だったのです。ギーブルは、ただただ戦闘力的にめちゃくちゃ頼もしいし、そのピュアピュアな純情乙女みたいな恋心が最高に可愛い。そのギャップが、田所さんの演技で更に楽しくなっているのが最高。

そしてモンプイ役の本多さんの演技に関しては、もう一言。ずるい。そうか、本多さんは、普段は俳優として活動されていらっしゃるんだな。いや、でも、小狡くて卑怯で、なのにコネクションまで持っていやがる(笑)モンプイに、本多さんのお声も演技も、本当にハマりにハマりまくっているんだよなぁ~。ずるいし、なんてか、モンプイに本多さんを選ばれた方に、私は袖の下を渡したいくらいよ!

 

はい。と言うことで長くなりましたが。女性声優さんの時にも書きましたが、こちらの感情を揺さぶる演技を見せて下さる声優さんには、ただただ感謝しかありません。

これからもどうぞよろしくお願いいたします(土下座)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!