tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

秋アニメ、印象的な声優さん~男性声優編

はーい。てなことで、そのクールに放送されているアニメ作品。

私が視聴している作品の中で、個人的に印象に残った声優さんについて、好き勝手なことを好き勝手に語るこのシリーズ。

昨日は女性声優さんを取り上げさせて頂きましたが、本日は男性声優さんを取り上げさせて頂いております。

 

ではでは早速、こちらの方からスタートです!

 

内田夕夜さん

・・・『86』のエルンストを演じていらっしゃいます。いや、なんだ。出番としてはそれほど多くはないんです。2クール目の序盤に出てきて、それからしばらく間が開いて、また出てきたけど、すぐにシンたちとはまた別れたわけなんですけど。

なんでしょうね。その出番の少なさに反比例する、ある種の恐ろしさすら感じさせるほどの、圧倒的な存在感。

キャラクターとして『そう言うキャラクターなんだ』と言ってしまえばそれまでなんですけれど『それまで』のところに、役者として圧倒的な説得性を、視聴者に感じさせているところが、もう凄いよな、と思わずにはいられなかったので、お名前を挙げさせていただきました。

 

エルンストさん。めちゃくちゃ良い人なんだと思う。いわゆる『正しさ』に満ち満ちた人で、理想を一切、疑っていない人。理想の名のもとに行われることであれば、そこに一切の悪はないと、信じて疑っていない人なんだと思う。

良い人で、慈愛にも満ち満ちていて、正しい人ではある。だけど決して『善人』ではない、と言うところに、この人の怖さがあると思うんですよねぇ、うん。

2クール目の前半で、戦場に戻ることを決めたシンたち。彼ら、彼女らを見送る時に『必ず帰ってくること』と言うような言葉を口にしたエルンストさんの、そのやさしさは本物で。

それと同時、18話で戦場へと向かうシンたちを送り出したエルンストさんが口にした『子供たちを守ることができない世界なんて』的な言葉(どちらも覚束ない記憶で本当に申し訳ない(汗))を口にした、あの時のエルンストさんの怒りや、絶望、失望寸前のような感情も、そこにある、シンたちへの愛情を通り越して、ただただ自分の望む理想を実現したいと言う欲求のような気持ちも本物で、そうした表裏一体の感情の温度差、だけどどっちも本気と言うところが、この人の恐ろしさ、苛烈さ、得体の知れなさみたいなものを感じさせるよなぁ、と。19話での、『このまま僕の理想と心中してくれ』とか、もう、震えが走るくらいだったわよ。

そのエルンストさんを演じられている内田さんの演技は、本当にその恐ろしさや苛烈さ、不気味さ、それでもいい人であると言うエルンストさんを、演技で見事に表現されていて、なんかもう、見ていてただただ『怖いよ、この人、怖いよ』と感じさせられるのであります。はい。

 

で。ここからは別の方の話題に移るのですが。『takt.op Destiny』のザーガンを演じていらっしゃる花輪英司さん。こちら花輪さんのザーガンの演技にも圧倒的な存在感と説得力を感じさせられるのです。出てきた時から『この人、絶対、怪しいわ』とは思ってたけど・・・まさかまさか、でしたよ。

 

古川慎さん

・・・今期は奇しくも吸血鬼作品で大活躍されていて、その作品内での、ある意味、対照的な演技が実に魅力的に感じたので、取り上げさせて頂きました。

『吸血鬼すぐ死ぬ』と『ヴィジュアルプリズン』で、今期はその演技に触れているのですが・・・まず『吸血鬼すぐ死ぬ』は、もうほんと、アフレコ時にきっと汗がほとばしっていることだろうなぁ、と推測されるほどの、全身全霊でのツッコミっぷりが、見ていて気持ちがいいくらいです。1本分のアフレコ終えた時には、ぐったり、全HP持ってかれていそうだよなぁ~(笑)

 

そして個人的には『ヴィジュアルプリズン』のギル様がさぁ・・・本当にさぁ・・・。なんだろ。古川さんと同じくらいの年齢、キャリアの声優さんの中で、あそこまでギル様をギル様たらしめる演技をできる方が、はまる方がいらっしゃるかなぁ、と思わせるくらいに、とにかく素晴らしい。

かっこよくて、色気があって、ミステリアスで謎めいていて。そして耽美な雰囲気も漂わせつつ、カリスマ性もある。しかもフランス出身のイケメン(でーん)

文章で書くには簡単ですけど、このキャラクターを演じるの、そしてその演技で、このキャラクターに説得性を持たせるのって、めちゃくちゃ大変だと思うんです。なんか一歩間違ったら、ただのかっこつけ、あるいはちょっと様子のおかしい人になってしまいそうと言うか(いや、あくまで私個人の意見ですよ。はい)

 

なんですけど、古川さんのお声、そして演技によって、ギル様がギル様として、そこに何の違和感もなく存在しているんですよね。

古川さん、ほんとここ数年、様々な作品で様々なキャラクターを演じられていますが、やっぱり『こう言う役』(と言う言葉でまとめてしまうのは、本当に失礼極まりないのですが(汗))を演じられると、はまり具合が尋常じゃないよな、と。そして先にも書きましたが『こう言う役』を演じられた時の、その圧倒的な強みみたいなもので古川さんに敵う同世代の声優さんってちょっと思い浮かべることができないよな、とすら思うのであります。

 

『ヴィジュアルプリズン』に関して言えば、ほんと、各キャラクターを演じる声優さんの声、そのものの魅力、個性が、キャラクターに最大限合致していて、いいなぁ、と思うのです(語彙力)

 

OP記事の時にも書きましたけれどさ・・・OP『残酷シャングリラ』のギル様の歌い出しの破壊力も、半端ないじゃないですか・・・あんなんもう、歌唱力と色気の暴力ですよ。強いんだよ・・・強すぎるんじゃよ・・・。てか話は少しずれますが。古川さん、『ヴィジュアルプリズン』を手掛けていらっしゃる上松範康さんの新プロジェクト『テクノロイド』にも参加されていますよね。

・・・あの歌唱力、上松さん目をつけたな、と言う感じで今から楽しみです(笑)

 

東地宏樹さん

・・・『サクガン』のダメ親父(笑)ガガンバーと『月とライカと吸血姫』のナレーションで、今期はその演技、お声に触れています。

東地さんと言えば、個人的には渋くて、ダンディなキャラクター、と言うイメージがあっただけに・・・いやぁ、ガガンバーの演技は、私としてはとても新鮮です。もしかしたら、他にもこのようなキャラクターを演じていらっしゃったのかもしれませんが、すいませぬ・・・私にとっては、ガガンバーのようなキャラクターでの東地さんの演技を見るのは、聞くのは初めてでございます。

 

ガガンバー。女好き、酒好き、ギャンブル好き。自分の父親だったら、絶対に嫌だ(汗)そしてとにかく不器用。もうメメンプーとの、あの父娘喧嘩、もうあれが繰り返されるたびに『んんっ!』ってやきもきしたような気持ちになってしまう私です(笑)

いや、でも、そうだよな。なんだろ。わかるわ。わかるってか、そうだよな。やっぱり父親ってのは、娘に対しては不器用な生き物なんですよ。不器用な態度しか取れないんですよ。昔から、父親はそう言うもんだと決まってるんですよ(違うと思う)

 

自分よりはるかに年下の、しかも自分の子どもであるメメンプーに、割と本気でむきになっているところとかも、もう見ていてほんと、面白いやらあきれるやら。東地さんの演技がまた、良いんだよなぁ~。

だけど、だからこそ。瀬戸際に追いつめられてから、お尻に火がついてからの、メメンプーに対する愛情が爆発した時の感情表現、行動力は本当にかっこいい。そこでの東地さんの演技も、かっこいいんだけどかっこよすぎない、ガガンバーと言うキャラクターが保たれているうえでのかっこよさ、と言う気がして、にんまりしてしまうのです。

あと、やはりこちらもたまに見せる『大人』、人生を、子どもより長く生きてきた人間としての表情や言葉、そこに滲む渋さや後悔や諦念、そう言った感情の演技も、にくいくらいにかっこいいんですよ。

 

一方の『月とライカと吸血姫』の方は、キャラクターを演じるとはまた異なる、ナレーター、語りとしての存在感。控えめで、けれどしっかりと視聴者をナビゲートする、その存在感に、職人技を見ているような気持ちになるのであります。

東地さんのいいお声が実に聞き取りやすく、物語への、作品世界への没入感を高めてくれているように思います。

 

江口拓也さん

・・・なんだろ。4人目はめちゃくちゃ迷った。いろんな人のお名前が頭浮かんできて、どうしたものか、と悩みに悩みました。はい。そうした方のお名前、全部、挙げて語ろうかとも思ったのですが、夏クールアニメの際の反省も含めて(笑)、今回はコンパクトに、を心がけていたので、それは却下。と言うことで、4名で、と言うことにこだわった時に、なんかこー、どこまで行っても消えなかったのが(言い方(汗))江口さんのお名前でした。

 

てなことで江口さん。今期は私が視聴している作品だと『ヴィジュアルプリズン』と『王様ランキング』に出演されています。

『ヴィジュアルプリズン』では、あの荒々しさとカリスマ性あふれる歌声、低音が凄いなぁ、そりゃミストも魅了されちゃうはずだよ、愛してるって言っちゃうはずだよ!とつくづく、思わせるくらいの演技だと感じます。

 

なんですけれど、個人的には『王様ランキング』のドーマスの演技が、もうめちゃくちゃ良かった、めちゃくちゃ印象に残っているので、結果として名前を挙げさせて頂いたと言うことでして。はい。

ダイダの才能に魅了され、しかし純粋なボッジの人間性にも情を抱いている。そのうえでダイダにボッジ暗殺を命じられて、と言うところからの、ホクロとのやり取りなどを含めた、あそこの一連の流れでの演技が、もうめちゃくちゃ良かった。思わず『いい演技・・・』と呟いてしまってるくらいに、めちゃくちゃ良かった。ホクロ役の山下大輝さんの演技も、めちゃくちゃ良かった。

 

で、江口さん、もうキャリアとしては13年目に突入していらっしゃるんですね。そうか。それを知った時に、そして昨今の声優業界の、生き抜いていくことの厳しさのようなものを考えた時に、私は勝手に、ドーマンの演技に、江口さんのキャリアの変遷のようなものを、つくづく、しみじみ、感じたのであります。

メインキャラクターを演じつつ、だけどこうやって、メインのキャラクターどころを支えるキャラクターも演じることが多くなっていく。メインのキャラクターを支える役どころではあるけれど、でも時には、そのメインのキャラクターを食ってしまうような、そんな演技を見せてくれる・・・役者としては、やはりこう言うキャリアの積み方、変遷は理想的でもあるよなぁ、とやはり勝手に私は思ったのです。

 

・・・勝手に思ったばっかりの意見で申し訳ないのですが、でもほんと、ドーマスの演技、良かった(どーん)

てなことで江口さん、来年は超話題作『SPY×FAMILY』でメインもメイン、主役のロイドを演じられますね。その演技も今から楽しみです!

 

はい。と言うことで以上4名の方を挙げさせていただきましたが・・・他にも『大正オトメ御伽話』の珠彦の演技が、会沢紗弥さんの演じる夕月との対比や相性合わせて、実に心に訴えかけてくる小林裕介さん。『王様ランキング』でボッジを支えるカゲを演じていらっしゃる村瀬歩さんの演技は、脱帽の一言。

それから今回、お名前挙げようと迷ったけれど、どうせこの先、この方については語りつくすに違いないから、と言うことで今回はお名前を挙げなかった鈴木峻汰さんも、本当に良い演技。『海賊王女』での、あの端正なイケボ、フェナを思う不器用な、だけど一途な気持ちの表現は、本当に見ていて、聞いていて胸が締め付けられそうになるよ。す!すごいよ、す!

 

とにもかくにも、ほんと、毎クール、毎クール、私はあなたたちの演技に、日々を生きる力をもらっていますよ・・・感謝、感謝・・・。

 

てなことで、毎クール恒例、そのクール、個人的に印象に残った声優さんについて語る記事。無事、今クールもお送りすることができました。

ふぅ。なんか一仕事、終えた気分よ!(笑)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!