tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

紳士淑女の皆様!~『異種族レビュアーズ』が一挙放送されますよ!

いつ?

27日の日曜日に!

どこで?

ニコニコ生放送にて!

タイムシフト予約もできるのでリアタイ視聴が難しい方も、後日、楽しめますよ!

 

はい。そんなこんなで『異種族レビュアーズ』のお話です。

ってかそうか、日曜日の18時からの開始なんですね、一挙放送。

どうせなら前日、土曜日の18時くらいからやった方が視聴者数、多く集まったように思うのですが、まぁ、いろいろ難しかったのでしょう。

 

本題。

 

『異種族レビュアーズ』は2020年の年明け早々1月から放送が開始された作品です。

原作は『平穏世代の韋駄天達』や『33歳独身騎士女隊長。』などを手掛けていらっしゃる天原さん。作画はmashaさんが手掛けていらっしゃいます。

 

私は当時、ニコニコ生放送タイムシフトでこの作品を視聴していたのですが。

 

2020年1月と言えばその前年、2019年の12月から中国の一部地域で謎の感染症が拡大している、そんなニュースがちょろっと報道されていた時期だったように記憶しています。

後にその感染症は新型コロナであることが判明。瞬く間に中国、日本はおろか世界中に感染は拡大。全世界的にどえらいことになるわけですが、当然、2020年1月の段階では誰もそんなことは予想していなかったことでしょう。

 

2020年と言えば、そうです。

本来であれば東京オリンピックが開催されるはずの年でありました。

結局、2020年の開催は断念され、翌年2021年に開催されたのですが。

 

第1話放送時。ニコニコ生放送にて『オリンピック開催の年に、こんな作品が放送されるなんて!』『全世界震えろ。これがクールジャパンだ』『よりによってどうしてオリンピック開催のこの年に』と言うコメントが相次いで流れてきたのを、私は今でもはっきりと覚えています(笑)

 

そう言う作品です。

『異種族レビュアーズ』と言う作品は。

 

国内でも地上波での放送はされていたのですが『地上波チキンレース』での敗北が相次ぎ、つまりは途中で放送が中止されてしまうと言う事態に。

更に北米での配信もストリーム配信の対象から削除されると言う事態になったのですが、結局これも、大方の方にとってみれば『予想通りだね!』と言う展開であるのが、何ともこの作品らしい。

一方で世界最大規模の画像掲示板のサイトには、英語で『今世紀最高のアニメ』と評するコメントも寄せられていると言うのも、忘れてはならない事実です。

大げさ(笑)

 

はい。

じゃあ一体『異種族レビュアーズ』ってどんな作品なの、と言うところを説明していきましょう。

 

作品の舞台はあらゆる種族が共生している、ファンタジックな世界です。その世界でレビュアーとして活動している主人公たちの姿、クロスレビューする姿を描いているのがこの作品です。

 

では主人公たちは一体、何をレビューするのか。

 

エルフや妖精と言った、あらゆる種族が働いている風俗で受けたサービスです。

 

もう一度、言います。

エルフや妖精と言った、あらゆる種族が働いている風俗で受けたサービスです。

 

そりゃ『地上波チキンレース』も敗北確定だってば(苦笑)

 

ちなみに。作中では『風俗』と言う言葉は使用されていません。

淫魔であるサキュバスインキュバスにのみ、そのような営業活動を行うことが認められている、ただし実際にはサキュバスインキュバス以外もそうした活動を行っている、と言う設定から『サキュバス街』や『サキュバス嬢』と言った単語が使用されています。

 

そうなんですね、この作品。

主人公の人間のスタンク、エルフのゼル、両性具有の天使のクリムヴェール、ハーフリングのカンチャル、その他、獣人や悪魔、ラミア、フェアリーなどの多種族にわたるレビュアーたちが、やはり様々な種族が属している風俗、そこで受けたサービスに対して真剣に、熱くクロスレビューを繰り広げる、そんな作品なのです。

 

ちなみにCVはスタンクが間島淳司さん、ゼルが小林裕介さん。クリムヴェールが富田美憂さん、カンチャルが湯浅かえでさんでございました。

『富田(さん)の家族を解放しろ!』と言うコメントが怒涛の勢いで流れていたのも、やはり私ははっきりと覚えているよ・・・。

 

いや、でも両性具有の天使に、富田さんのあのボーイッシュで、それでいてめちゃくちゃ可愛らしいお声、そして演技、ぴったりでしたよね!

あの富田さんの演技で新たな性癖に目覚めた10代の少年少女も少なくなかったはず、と私は信じて疑ってないよ!(興奮)

 

はい。

 

で、このあらすじだけ見られると。

あるいはこの作品が『地上波チキンレース』にて敗北を喫した経緯だけ見ると『どうせエロだけの作品なんでしょ』と思われる方もいらっしゃるかもしれません。あるいは『風俗で働いているいろんな種族ちゃんの、お涙頂戴の物語も入ってたりするんでしょ』とか。

 

ところがどっこい。

この作品。

確かにエロいと言うか、『むふふ』なシーンが全くないとは言いません。

ただし直截的な描写はほとんどなく(無いとは言ってないよ!)、間接的、匂わせ的、視聴者側の想像力の限界を試すような(笑)描写が多く、それによってスタンクたちレビュアーズがどんなサービスを受けたのか。それを伝えてくるのが、いやこれ、表現としては素晴らしいな、と私は思ったのであります。

 

ま、ただしほんと、想像力の限界は試されてますからね。

だからタイトルにも『紳士淑女の皆様』と書いた次第です。

良い子は見ちゃダメ。

 

また底抜けに明るい、徹底的に明るい。

スタンク達、レビューする側も、そして風俗サービスを提供するいろんな種族の人、人ではないけれど、とにもかくにも異種族たちも、徹底的に明るくノリノリである

なんてか『この人たち、楽しそうに生きてんなぁ~』と言うハッピーオーラしか伝わってこないのも、この作品の魅力だと私は思っています。

 

だから良い意味で、バカバカしさを極めている作品なのです。

『がははっ!』と笑って、『あー、面白かった』と満足して終了。

で、一晩寝て起きたら、なにひとつ覚えていないと言う(笑)

 

そして何より、そんなバカバカしい作品でありながら『異種族』とタイトルにもついている通り、異種族間の認識の違い、感覚の違い。それらが描かれていて、そこから伝わってくるギャップのようなもの。それが実に面白い、そんな奥深い作品でもあるんですよね。うん。

 

ま、そんな高尚な作品ではないとは思うんですけれど(笑)

 

たとえばアニメの1話早々、この奥深さが描かれています。

1話では何故、スタンクたちがクロスレビューを繰り広げることになったのか。その発端となった物語が描かれているのですが。

 

エルマと言う、エルフのサキュ嬢がいます。彼女はエルフなので当然、長寿。現在500歳を超える、ぶっちゃけ化け物なのですが、見た目はとにかく可愛い。なので人間には人気があるのですが、他の種族からは散々な言われようなのです。

そして1話で登場するもう1人が、ミツエさんです。ミツエさんは齢50歳を超える人間のサキュ嬢。大ペテンランです。ただし人間の、三十路のスタンクにとって、50歳を超えるミツエさんはぶっちゃると論外、一刀両断なのですが、他方、齢200歳を優に超えているエルフのゼルにとって、50歳オーバーのミツエさんは、まだまだピチピチ。内在している生命力も、若い人間のサキュ嬢に比べると豊潤なので良い、と公言するほど。

 

もともと悪友としてつるんでいたスタンクとゼルの2人が、エルマとミツエさん。互いが強く推しているサキュ嬢の魅力で衝突したことが、クロスレビューを繰り広げるきっかけであった、と言うお話なのですが。

 

『はぁ~・・・成程なぁ』と1話を見た時。

私、ほんとに、割と真剣に感心しまして(笑)

『異種族であること、ファンタジックな世界であることが、しっかり生かされている作品だなぁ』と。

 

本作品は1話に限らず、全話通して、いろんな種族のサキュ嬢が登場します。

そして先程も書きましたが、そのサービスをレビューするレビュアーズ側の種族も、実に多岐にわたっています。

 

性サービスを、実にあけっらかんと楽しく描きながら、そこを通して浮かび上がってくるのは、1人1人の、どうしようもない好み、性癖、こだわりです。

それはレビュアーズ側にも言えることですし、サキュ嬢側に対しても言えることです。

そのどうしようもない、1人1人の好み、性癖、こだわりを、レビューと言う実に正統で、まっとうな形で戦わせているレビュアーズの姿には、いっそ清々しいものすら覚えるくらいです。

 

近年、多様性と言う言葉を耳にすることが多くなりましたが。

その言葉の浸透性とは裏腹、やっぱり私自身も含めて、周りを見てみると『○○はかくあるべし!』と言うような考え方が根強い、そんなふうにも感じます。

そしてそこから少しでも外れたり、少しでも自分の理解が及ばない考え方、生き方があると、徹底的にそれを責める。

そんな風潮が日本では強いなぁ、と思うのです。

勿論、それがいい具合に働くこともあるでしょうし、多様性とは言っても、やはり問答無用に『いや、それはアウトやろ。人としてアウトやろ。なに寝ぼけたこと言ってんだ』と突っ込みたくなることもありますが。

 

そう言うことを考えると。

この『異種族レビュアーズ』と言う作品は、多様性の望ましい在り方。相容れない他者の考え、認識、好みなどにどう対するのか。またそれと自分の考え、認識、好みをどう戦わせるのか。

そう言ったことを描いていた、そんな作品のようにも思えてくるのです。

 

多様性と言う言葉に対して、今よりもまだ馴染みがなかった2年前。

コロナに全世界が揺れに揺れる、その直前であった2年前。

その2年前に放送されたこの作品は、もしかしたら、今の、この時代、この社会にこそ、必要な作品なのではないだろうか、と。

多様性の名の下、しかし亀裂、分断が深刻化してきている今こそ、必要な作品なのではないか、と。

 

ま、でも、多分、そんな高尚なことを訴えているような作品ではないはず(笑)

 

はい。

 

そんなこんなでアレです。

とにもかくにも個人的には『バカバカしくも奥深く、何よりめちゃくちゃ笑った作品』と言う印象がある作品であることは確かなのです。

性の世界の奥深さ、そこで生きる多種族他の、実にあっけらかんとした楽しそうな生き様がつまりにつまった作品、よろしければ是非ともご覧ください。

 

ちなみに私が特に印象に残っているのは・・・3話。女体化。それからバカバカしさの極みと言っても良いでしょう、4話のサラマンダーのお話。あとは『これぞまさしく『異種族間の認識の違いだぜ!』』を見せつけられた7話。業が深い(笑)、ここらあたりが印象が強いかなぁ。

ってかなんだろ。ただ自分の印象に残った話数を紹介しただけなのに、自分の性癖をも明かしてしまったかのような、ちょっと複雑なこの気持ちは(笑)

 

あと本作品を語るうえで欠かせないのが、OPとEDです。

OPが『イこうぜ☆パラダイス』、EDが『ハナビラ音頭』。

既にタイトルからして色々アウト!

しかもEDの映像は、放送途中で規制強化がかかっちゃったと言う!

いや、でも両楽曲とも、めちゃくちゃ明るくて、非常に口ずさみやすいメロディなのですよ。アニソンとして非常にずるい楽曲と言うか。

 

そんなこんなで27日、18時より一挙放送されます『異種族レビュアーズ』。

本放送時に盛り上がった方も、噂は耳にしたことがあるけれどまだ見たことがないと言う方も、ぜひぜひ、お時間が合いましたらご覧ください。

私はタイムシフト予約をばっちりしました。

ふふ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!