tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2021年秋アニメの感想~その2

本来ならば27日にアップするはずだった記事です。

はは。

 

てなことで秋アニメの感想記事、その2でございます。

年内にどうにか、全部の感想記事を、と思っておりましたが、どうあがいても難しそうだと気が付きましたので、ここからはマイペースにお送りしようと思います(笑)

 

ではでは、引き続き、視聴した順に感想をお送りしていきます。どうぞ。

 

・『海賊王女』

・・・最終回、若干の超絶展開を受けて、私は思った。

『ここまで話を複雑にする必要はあったのか』と。と言うか、嫌な感じの予感としては最終回のひとつ手前のお話で、既にあったのだ。

アベルの、あの終わり方。ちょこちょこ前の話数から、やたら意味不明なことを呟いていたコーディが突然、現れたこと。

そして最終回、あの展開を受けて、私は嫌な感じの予感が的中してしまった、と思わず額に手を当ててしまったのだ。

 

はい。そうです。そう言う気持ちになったんです。最終回。ええ。

なんですけど、なんかもう、その後の展開がもうなんか切なすぎて、なんかもう、『これでいいんだよおっ!』とと言う気持ちになりました。

具体的には、それまで強がりに強がっていたフェナの口元がアップになって、それがへの字になっていった、ぐっ、と泣くのをこらえるような表情になったのを見た瞬間です。あそこでもう、涙腺崩壊しました。

 

・・・とは言え、やっぱりこんな複雑にする必要あった?(やっぱり言うんかい(笑))

 

いや、うん。ね。まぁ、そう言いたい気持ちはまだあるんですけど、でもさ、なんかさ、もうさ、フェナと雪丸のさ、ってかさ、瀬戸麻沙美さんと鈴木峻汰さんの演技だよね、もうね、ほんとね。泣いたわ泣いた泣かされた。

守られてきたから、今度は私が守る。大好きな皆を、私が守る。

そりゃそうだよな、あの3つの選択肢の中からだったら、これしか選びようがないよな。そしてこの結末を選んだフェナの、その気持ちの中心には、雪丸がいてくれたから、雪丸がいてくれるから、と言う信頼、愛情があったんだろうな。

そうして迎えた結末は、めちゃくちゃ切ないものだったけれど・・・でもこの作品らしいですね。切ないけれど、でも暗くはない。最後の最後まで明るく、前向きで、どこまでも楽しく。

そしてラストのあの雪丸の笑顔ですよ!

 

なんかもう、これでいいや!言いたいことはいろいろあるけど、いいや。大満足さ!思い出はこれから、たくさん、たくさん作っていけばいいんだよ!

 

お幸せに!

 

いや、ってかそうなんだよなぁ。私としては、こんな話を複雑にしなくても、アベル雪丸が戦って、もうヘレナさんの存在抜きにして、満身創痍で雪丸が勝つ。で、皆も無事でハッピーハッピーで終わったとしましょう。うん。

そうするとここまで物語を引っ張ってきた『エデンに向かい、そこで待ち受けている何か』の存在をどうするか、って問題が出てきてしまうんだよなぁ・・・。

金銀財宝なんてあまりにも陳腐すぎるし、アベルとの決着で雪丸が死ぬ→エデンの力でよみがえらせると言う流れも、なんだかなぁ、と言う気がするし。

 

そう考えると『選んだと思っていたここまでの道筋が、実は選ばされてきたものだった』と言う展開があった上で『そこに待ち受けていたものは、少なくともフェナや雪丸たちにとっては微塵も望んでいないものだった』と言う絶望的な状況が生まれてきますわな。はい。

そうすると『だけど、確かにそうかもしれないけれど、選ばされてきた道筋の中で生まれた感情や絆には、なにひとつ嘘偽りはない』『選ばされてきたからこそ、それらが生まれる旅路を送ることができた』『そしてそれこそ、フェナや雪丸たちが望んできたものである』と言うメッセージが生まれる。

そして実際、フェナはそこに全てを託したわけです。選ばされてきた、その道筋の中で生まれた確かな思いで、感情、絆を守り通すために、それを信じて、3つの選択肢の中からあの結末を、自分で選んだのです。

 

知らず知らずの内に受動だったフェナの運命が、エデンにたどり着いたことで、能動になったわけなんですね。うん。いや、勿論、あまりにも切ない結末には変わりないんですけど。

でもそう言うことを考えると『エデン』の地に待ち受けていたのは、フェナが運命から解放される、その選択だったんだろうな、と言う気もしてきまして。

それはそれで皮肉かもしれない。けれど、それを経たことで、ようやくフェナがひとりの少女として、何を背負うことなく雪丸たちと思い出を作り上げていくことができるようになったのかもしれない、と思うと・・・ねー。なんかねー。切ないわ。切ないけれど、先ほども書いたように、皆の日常がいつもの調子で描かれていたのが、とても救いのようにも感じられました。はい。

 

はい。そんなこんなで、どうですか?個人的にはアベルとの決着、そして最終回での若干の超展開がちょっと残念だなと言う気はするのですが(しつこい)、それでもめちゃくちゃ楽しませてもらった作品でした。

和の要素と洋の要素が見事に融合していて、そこに冒険譚としてのわくわくやドキドキ、フェナと雪丸の不器用過ぎる関係性の変化や、個性豊かなキャラクターたちの魅力も加わって、ほんと毎週、楽しみにしていました。この楽しみともお別れかと思うと・・・寂しいなぁ~。

あとやっぱアニメですよね、絵が綺麗と言うのは、もうそれだけで強いわ。風景の美しさや、あと戦闘シーンでの動き、あれももう、惚れ惚れするくらいにかっこよかったもんなぁ。

 

これからもフェナと雪丸たちの旅路は続いていくんでしょうね。

いいなぁ~。『白い砂のアクアトープ』の時にも思ったんですけど、作品は終わった。だけどそのキャラクターたちの、その後の物語が、日常が続いていくのだと、素直に思える作品、そうしてそれを容易に想像できるって、作品として素敵ですよねぇ。

作品が終わってしまったのは素直に寂しいけれど、ふとした時に、フェナたちの旅路を想像して、きっと楽しい気分になれるんだろうなぁ、と言う気持ちが、今は胸の中にあります。毎週、楽しい時間をありがとうございました!

 

・『無職転生異世界行ったら本気だす~』

・・・あんな終わり方しておいて、よもや続きなし!とかはないですよね?ってか、制作会社自体が、この作品をアニメ化するためだけに、その制作をするためだけに立ち上げられた会社なわけですから、そりゃもう、続きも制作してもらわないとね。

 

ね?(真顔)

 

はい。

そんな具合で最終回。いやぁ・・・見るのがしんどかった。でも実にこの作品らしい内容だったな、と。『人生を生きるとはどういうことなのか』『自分の足で立ち上がり、一歩を踏み出すとは、どういうことなのか』そういったことを真正面から、しっかりとと、徹底的に描いていた内容だったように感じました。

もともと2クール予定だったわけで、だとすればここがいったん区切りなわけですね。そういう意味でも本当に素晴らしいまとめ方、転生してからここに至るまでのルーデウスの生き様、それらすべてがぎゅっと凝縮された、その末に踏み出されたあの一歩。うーん、力強かったなぁ。

後悔だらけの前世。そしてその時と同じような絶望、虚無、虚脱感に襲われた今。ただ、前世にあれほどのしんどい思いをしてきたからこそ、今のルーデウスは立ち上がることができたんだろうなぁ・・・。

それがまた、母親を救いたい、救わなければと言う思いから、と言うのも、すごく納得できるものだったのも良かったです。

 

どんなに周囲から手を差し伸べられたとしても、言葉をかけられたとしても。

最後の最後、踏ん張って立ち上がって、一歩を踏み出すか否かを決められるのは、そうやって動けるのは自分自身でしかない。

だけど人との関係性が、その『自分自身』に、ポジティブなエネルギーを与えてくれるのだとすれば・・・前世で『そうしたくてもできなかった』ルーデウスが、生まれ変わった今度こそ『そうしたいようにする』と体当たりで挑んで、築き上げていった他者との関係性によって、踏み出せなかった一歩を踏み出すことができた。

 

うーん、胸熱。

 

はい。てなことで、いや面白かったな。そして相変わらずの作画のクオリティの高さよ。あと大原ゆい子さんには、ほんともう一作品ファンとして、頭が上がりませんことよ・・・本当に素晴らしい楽曲を何曲もありがとうございました・・・。大原さんの楽曲のお陰で、間違いなく、作品への没入度は増し増しでした。

これはもう、アニメが続く限り、OPとEDはずっとと大原さんにお任せするしかないと思います・・・ってか大原さん以外、もう考えられませんよ・・・。

 

あー、しかしほんと、振り返ってみると、実に丁寧に転生後の人生、そのひとつひとつの出来事を描いていましたよねぇ。ひとつひとつの出来事にちゃんと意味があると言うか、こー、人生を生きていくうえで逃げたいけれど、でも逃げていてはダメなこと、そう言ったこともしっかりと描いて、それを通してルーデウスがしっかり成長していると言うのが、本当に伝わってきたよなぁ・・・。

またルーデウスだけでなく彼とかかわった人たちの物語、その変遷も描いているのも魅力的だなぁ、と思いました。特にエリスよ・・・強すぎるよ・・・その思いをせめて一言でも、あの書置きに残してあげていれば、とも思うんだけど・・・でも言えないよなぁ・・・エリスの性格上、絶対に言えないし、言わないよねぇ・・・ねー。

 

人生を生きる。自分が生きる。他者と共に生きる。

そう言ったことを真正面から描いている、本当に骨太な作品。

 

てなわけで冒頭にも書きましたが・・・ラストには、懐かしいあのキャラクターの姿もちらり、と映し出されましたし。こりゃ続き、やらないわけにはいかないでしょう。

エリスとの再会も気になるし、ゼニスがどうなっているのかも気になるし。

生きることに、改めて、真正面から向き合ったルーデウスの、年齢を重ねていくことで生まれる変化みたいなものも、めちゃくちゃ見てみたいし。

続き、やって下さい(土下座)

 

・『takt.op Destiny』

・・・最終決戦、まさかの肉弾戦!(笑)

いいぞ!いいぞ!『運命』ちゃん、強い!

 

・・・てなことで、まぁ、この回でまとめなきゃいけなかったから仕方ないんだけど、ちょっとあっさりしてなかったですかね、ラストバトル。『地獄のオルフェ』より『地獄』の方が単体で強かったんじゃなかろうか、とも思えようなアレでしたが、まぁ仕方ないか。・・・でもちょっと拍子抜けした感は否めない・・・CV三石琴乃さんだっただけに、もっと強くても良かったんじゃなかろうか・・・。

 

はい。とは言え、でも最終回、良かった。泣いた。映像美と、物語しての美しさと言うんでしょうか。めちゃくちゃベタな美しさだったけれど、でもすべてを終えて浜辺でふたり、横たわっている姿。そこからの会話、そして最後の、あの別れと言うのは、もうめちゃくちゃ美しくて、切なくて、胸を打たれました。

そしてやはりこちらの作品も、伝えたいメッセージがしっかりとしていた、ぶれなかったのが良かったなぁ、と思うのです。

 

音楽の素晴らしさ。その音楽を作り、奏でてきた人たちの思い。その音楽に支えられ、勇気づけられ生きてきた人々の、その営みの尊さと素晴らしさ。あるいはその音楽が何気なく、当たり前に存在し、人々の人生を様々に彩っている、その時間の尊さ。物語を通して描いてきたそのメッセージが、タクトと『運命』2人が守り通そうとしてきた、そして守り通したそのメッセージが最終回、大輪の花のように咲き誇り、視聴者の胸にも強く焼き付けられたように感じました。はい。

 

そうそう。アニメ最終回後にゲームの事前登録スタートの告知がされましたが、ずっと気になっていたんですよ、ゲームでは『運命』を本渡楓さんがCVされていることに。

『なんか意味があるんかなぁ、どうなんかなぁ』と思い続けていたのですが・・・最終回を見たことで、その理由が納得できました。

成程なぁ・・・タクトとコゼット、『運命』が確かに主人公ではあったけれど、でも常に3人と言うか、2人の傍にはアンナお姉ちゃんの姿があったもんな。だからこれは、アンナの物語でもあるんだよな・・・。

それを考えると、ラストのラストの彼女の選択には、胸が熱くなる思いです。アンナにとっては、あれが『自分にしかできないこと』と言う思いだったんだろうな。

大好きな2人が守り、残してくれた世界を、今度は自分が守る。

OPは勿論だけど・・・最終回のEDが、特に染みました・・・ねー。

 

てなことで、どうでしょう。私は、こちらの作品もやはり毎週、楽しみにしていた作品のひとつでありました。

ロードムービー的な魅力もありつつ、美しい映像と音楽は見ているだけで、聞いているだけで『はぁ~』と目と耳が幸せ、心が満たされるようなものでしたし。そして激しいバトルシーンは圧巻でしたし、ヒューマンドラマとしての魅力もあり、全体がきゅっ、と引き締まっていた、そんな作品だったと思います。

てか『海賊王女』の時にも書きましたけれど、やっぱり作画が綺麗だと、動きの緩急があると、もうそれだけで見惚れてしまうわ・・・。

 

ゲームのストーリーも気になるなぁ・・・もしゲームの方も好評で、こちらのアニメの円盤の売れ行きも良かったりしたら、ゲームのストーリーでアニメも制作されたりするかなぁ・・・。

ゲームの方、よりたくさんのクラッシック名曲の名前を冠したムジカートが登場するようで。CV担当される声優さんの演技も気になるなぁ・・・見たいなぁ・・・。

見たいなぁ・・・でもそもそもとしてMAPPAだからなぁ~。スケジュール的には余裕、全くないだろうしなぁ~。あと、言うてこのご時世、スマホゲームは生き残るのがめちゃくちゃ厳しいですからね。まずはどうにか軌道に乗ることを祈るばかりです。

 

そんな具合で話は少しそれてしまいましたが、こちらも本当に毎週、楽しみにし、そして楽しんで視聴させていただいた作品でございました!

 

はい。と言うことで、本日はこの3作品の感想をお送りいたしました。

個人的には秋アニメの中でも『大作っ!』と言う印象が強いラインナップだな、と言う気がするのですが、いかがでしょうか。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

秋アニメ感想、まだまだ続きますので、よろしければ引き続きお付き合い下さい。

読んで下さりありがとうございました~。