tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

春アニメ、声優さん語り~男性声優さん編

昨日の『WIND BREAKER』、梶蓮のCV発表のステージ、配信で視聴していたのですが。

アニメの、あの一言だけで岡本信彦さんを予想された方、本当に凄いよなぁ。

その能力、私にも少しで良いからわけてくれ。

 

えー。

これまでならですね。『春アニメ、印象的な声優さん』と言うタイトルで書いていた記事になります。

前々から書いていたのですが、どうにもこうにもこの記事。書いている私も、なんか、何か言葉にしがたい違和感・・・と言うか、なんかこー、疑問みたいなのが拭えずにいたのです。

一応、この記事を書くにあたっては『あ、良いな』と思った声優さんの演技をメモして、で、その中から3人を選ばせていただいて、と言う感じで書いていたのですが。

 

春アニメもそうしていて、いつも通り、この記事を書くつもりだったのですが。

やはり書くにあたって『なんか・・・なんか!』と言う気持ちが拭いきれず『このままでは書けそうにない!と言うか、書いてもろくな内容になりそうにない!』と思うまでに至りまして。

迷いに迷った結果、何でしょ。

いつもの記事みたいに、なーんにも考えず、春アニメに出演されていらっしゃる声優さん、男女別に語りたいように語ろう。

そんな記事にすることにしました。

結局、そうは言っても語ることになるのは『私が印象的だと思った』声優さんが主になるのですが、以前の記事のように『演技』と言うものを無理やり、私のつたない語彙力、表現力でかっこつけて語ろうとしていた記事よりは、ずっと私の主観、好みが反映され、それ故に、少なくとも私にとっては違和感、疑念が少ない内容になっている。そんな記事になるのではないかな、と思っています。

 

何が言いたいのか自分でもよくわからなくなってきました。

 

とりあえず書き始めましょうか。手探り、手探りでやっていきましょう。はい。

ちなみに記事を書いている時点と、記事公開までには若干の間があるので、もしかしたらアニメの最新話と照らし合わせたら『?』となる部分もあるかもしれませんが。

その辺りはご了承ください。

あと加藤渉さんと戸谷菊之助さんは、語ろうと思えばまだまだ語れるのですが、以前の記事で散々、語ったので今回は語っていません。でも語りたい。

てなことで前置きが長くなりましたがスタートです!

 

・福西勝也さん

・・・『怪獣8号』にて主人公、日比野カフカを演じていらっしゃいます。

カフカは32歳です。作中では『おじさん』扱いされたり、本人も寄る年波には勝てないことを、悲しいかな自覚している、あるいは突きつけられる、そんな存在として描かれています。

32歳。絶妙な年齢だよなぁ。42歳の私から見たら『32歳なんて今、振り返ってみたらめちゃくちゃ元気だったよ!』としか言いようがないのですが。いやほんとによ。一方、10代の人たちから見たら32歳は確かに『大人ぁ~!』と言う感じ、もしくは『おじさん』と言う感じが強くするのかもしれないなとも思います。

そうか。市川レノが18歳だから、彼とは一回り以上の年の差があるのか。

 

アニメ1話視聴の感想で『『おじさん』と呼ばれるにしては福西さんの声は、少し若い感じがする』みたいなことを書いたように思うのですが。

ただこれも今思うと『じゃあ、おまえが思う『32歳のおじさん』の声ってどんなだよ』と自分で自分にツッコミを入れたい気持ちでいっぱいと言うか。

結局、その年齢に対してどんなイメージ、印象を抱くかは、視聴していらっしゃる方によって大きく変わるわけですしね。

 

それを思うと福西さんのカフカは、年齢がどうのこうのと言うよりも何よりも、カフカと言う1人の人間の、男性の、その人間性。そこにものすごくハマっているなぁ、と感じるのです。声は勿論なんだけど、演技からそれが伝わってくる。

見ていてすごく親近感を抱ける。防衛隊員になると言う夢破れ、諦めたふりをしながらも、それでも自分の生活のため。そして社会のためにと、日々、自分の役割、仕事に従事して、その狭間に垣間見える、叶わなかった夢の存在に胸を疼かせている。この辺りが、もう視聴していてひたすらに親近感しかない。だからものすごく応援したくなる。

そして人のことをちゃんと思い、その危機を救うためならば、自分の命、立場をもなげうつ優しさ、無謀さ、勇気、情の深さ。そうしたものも暑苦しいくらいに感じられる。

 

『32歳のおじさん扱いされている男性』と言う記号的な感じじゃなくて『日比野カフカ』と言う1人の人間としての存在感が確かにあるよなぁ、と。

『声優さん役を演じるって、こう言うことなんだろうなぁ』と福西さん演じられているカフカを見ていると、そんなことを感じるのです。

 

で、この福西さんのカフカがいるからこその、加藤渉さんの市川レノなんだよなぁ。

不格好で暑苦しさすら感じさせるほどの人情味と、スマートでクールさ、危うさすら感じさせるほどの情熱と。カフカとレノのその対比、そして似ている部分みたいなものが、おふたりの声質の違いも相まって、実に鮮やかで、それも見ていて私はひたすらに悦なのです。

ビバ、レノカフ。

 

福島潤さん

・・・『弱虫ペダル』の鳴子くんか『琴浦さん』の真鍋くん。私が福島さんを初めて知ったのはこのどちらかの作品でありキャラクターです。

ただし語弊ある表現かもしれませんが、役を通してではなく、福島さんご本人としての印象が強烈に残っているのは『琴浦さん』の放送直前特番。ニコニコ生放送で配信されていた番組でのお姿であったりします。

凄かった。凄いテンションだった。そして自由過ぎる進行だった。正直、当時、福島さんのことをあまり知らなかった私は『この人、大丈夫なん?』と思ったくらいに。

以降も何回かこの特番・・・ラジオかな?ちょっとその辺りの記憶は曖昧なのですが、とにもかくにも配信されていて視聴していたのですが、福島さんのテンションの高さ。そしてフリーダム過ぎる言動は本当に凄かった。

 

当時の、その衝撃のようなものをまざまざと思い返すのは他でもない。『この素晴らしい世界に祝福を!』の3期がやっぱり面白くて、そして福島さんの演じられる主人公、カズマが相変わらずなのがひたすらに嬉しいからです。

なんだろうな。安定感しかないのに面白い。安定感しかないのに刺激がある。安定感しかないのに新しさがあって、でも変わらないカズマがそこにいる。

3期まで視聴してきて、それでもなお『そうそう。この感じ!』と言いたくなるようなお約束感がありつつの、だけど新しい面白さがあるって、これもう神業。

そしてその中心にいるのは、まぎれもなく主人公であるカズマで、そのカズマを演じていらっしゃる福島さんの存在感。座長としての存在感があるからこその『チーム『このすば!』』の雰囲気の良さが、そのまま、作品を通して伝わってくるんだろうなぁ、と心底、感じさせられるのです。

福島さんの『このすば!』に対する、カズマに対する、パーティーメンバーに対する愛情、めちゃくちゃ深いもんな。

 

そしてことあるごとに、福島さんの『このすば!』、そこに登場するキャラクターに対する溢れんばかりの愛を耳に、目にするたび。

琴浦さん』関連の番組でテンション高く、実にフリーダムにふるまっていたのは、演じていた真鍋くんと言う役柄に合わせてのことだったと言う話。共演されていた女性声優さんからも『普段は真面目で丁寧で優しいお兄さん』とラジオで暴露されたと言う話を思い出し、私の胸には尊さがこみあげてくるのでした。

 

ちなみに。『このすば!』でアイリスと中身が入れ替わった際の福島さんの可憐少女ボイスの演技には『真鍋くんや鳴子くん、そしてカズマでブレイクする以前は、BLCDにも多く出演されていたし、この人のショタボイス、最高なんだよなぁ』と、かつてニコ生で流れてきて印象に残っていたコメントを、時を経てまざまざと思い出した次第です。 

 

あと福島さん。以前は日ナレで講師をされていらっしゃいました。その時の教え子さんには鈴代紗弓さん、市川太一さん、千本木彩花さんなどがいらっしゃるんですよねぇ。教え子さんとの共演も、さぞかし嬉しいことだろうなぁ。

 

・渡部俊樹さん/丹羽哲士さん

・・・春アニメ初メインとなるおふたり。まず渡部さんは『黒執事-寄宿学校編-』にてエドガー・レドモンドを演じていらっしゃいます。

あの美しき、麗しきビジュ、原作漫画のそれを十分に再現しているCloverWorksさんの作画に負けない、渡部さんのレドモンドとしてのお声。華やかなお声には、彼が登場するたびに、ふわぁ、とどこからともなく花々が舞ってくるかのような錯覚を抱くのです。

ただ華やかなお声なんだけど、線が細くない。女性的すぎないと言うか、しっかりとした線の太さ、男性の声としての太さ、低さもある。ここが良いなぁ、と。そして何よりあの喋り口調。彼の人格、出自、それらからくる全てが滲んでいるかのようなあの口調。実にお芝居がかっているあの喋り口調には、彼が抱える真実を知っているからこう思えるのかもしれないけれど、それでも時折、『人格』『出自』が滲んでいるからこその、どうしようもない暗さみたいなものが顔を覗かせる、そんなふうに感じられるのが最高なのです。

なんだろ。彼のわかりやすい魅力と、外側からは決して見えない魅力。それらが絶妙な塩梅で混ざり合っている、そんな渡部さんのレドモンドとしてのお声であり演技だよなぁ、と。良い意味で決して一筋縄ではない、それを強く感じるのです。

この時点ではもう放送されているかもしれませんが・・・P4含めた、彼らの真実が明らかにされた時の演技も、今から楽しみ。

 

そしてもうおひとりは『喧嘩独学』で主人公を務めていらっしゃる丹羽さんです。新人さんらしいフレッシュさあふれる演技が、見ていて実に『たまらん』の一言。

全体的にハイテンションな作風。そして主人公を取り囲むキャラクターたちもハイテンションと言う作品にあって、主人公として物語を引っ張っているその演技。『ハイテンションに必死に食らいついていってやるぜ!』と言う演技には、新人離れした力量を感じずにはいられませんし、そう言うところが、次々と強者たちに対峙することになる主人公の姿にも重なっているように感じられるのが最高に熱い。

朝宮夏帆役の石川由依さんが『主人公、志村を演じる丹羽くんも、キャラクターと共にどんな成長を見せてくれるのか楽しみです!』と実に愛溢れるコメントを寄せられていたのですが、その言葉通り。まさしく志村と一緒に、丹羽さんも、他の役を演じられている凄まじい声優陣にもまれにもまれ、どんどんと成長されていっている。

そう言うのが見ていて本当に楽しいし、やっぱり熱い。

 

再三、ブログでも書いてはいるのですが。別に『メインだから良い!』『サブだから悪い!』『意味がある!意味がない!』などと言うつもりは、毛頭、ございません。

が、やっぱりメインだとそれなりに出演シーンも多い、台詞も多い傾向にあります。勿論、当然ながら例外もありますが。

なので『新人声優です!』『若手ですがメインは初です!』『今までは吹き替えが主で、アニメは初出演です!』と言う方々。私個人がこれまではそのお声、演技に触れてこなかった方が初メインを担当されると、そこにはものすごく新鮮な出会いが生まれて『あぁ~、こう言う新しい声優さんを知れるのって本当に最高』と言う気持ちになるのです。ありがとう。

 

中村悠一さん

・・・私が中村さんを初めて知った役。そしてその後に視聴した作品で演じられていた役。このふたつの役の影響が大きいのでしょうね。私の中でCV中村さんと言えば『だいぶ空気の読めない丁寧語で話すイケメン』なんですけど。

なんですけど、勿論、そうした役も、そしてそうじゃない役もめちゃくちゃ演じられていらっしゃる方です。それはもう、皆さん、よく知っていらっしゃることでしょう。

なんだろ。年齢関係ない業界だろうなぁ、とは思うのですが。それでも今の20代、30代の男性の若手声優さんの前に立ちはだかる、めちゃくちゃでかくて分厚くて強い壁。そんな気が勝手にしています。

 

春クールでは『WIND BREAKER』で梅宮一、『喧嘩独学』では扇達也などを演じていらっしゃるのですが。

強い。役が強い。いや、自分で書いていてよくわかんない言い方だけど強い。ってか思い返せばCV中村さんキャラの強者率の高さよ。『るろうに剣心』の比古清十郎も演じられるんだもんな。CV中村さんキャラ集めたら、もうそれだけでちょっとした部隊並みの戦力じゃん!

 

でもそこに全然、違和感を抱かせない。強いキャラが強いまま作中、生きている。そこがもう凄いんだよなぁ。

中村さんのお声、そのものがもう強いんですよね。強い。そしてずるい。そこはかとない色気もある。だから説得力があると言うか、それが半端ないと言うか。

その上で『イケメン』『強い』と一口に言っても、その実情は様々な役を毎クール、毎クール演じていらっしゃる。勿論、そうじゃない役、3枚目的な役を演じられてもうまいし存在感が半端ない。そこもまた凄い。でもそれも頷ける、その演技なんだよなぁ。ほんと見入っちゃうし『ヤダ、かっこいい』ってなっちゃう。

ずるい。ずるいぞ。

 

ここ数年、若手声優が演じられる役を束ねる、導く、率いる、そんな役を多く演じられているような印象があるのも、制作サイドの、その演技に対する圧倒的な信頼の証なんだろうなぁ、とも思うのです。

強い。強いぞ。

 

あと時折、役と声優さんをいろいろ結びつけて、いろいろ推測するのが好きな、いろいろとついつい知りたがっちゃう私のようなオタクに冷や水ぶっかけてくれるような『役者』として在り方も、個人的には好きです。

 

熊谷健太郎さん

・・・春クールのこの記事でも書いた。その上で『ダンジョン飯』の最新話で見せた熊谷さんの演技。ウミガメのスープに苦しむセンシに対して一瞬、確かな同情、労りのような表情、言葉を見せてからの、聞かせてからの『じゃ、食べてみるか。そこのグリフィン』の言葉の言い方。落とし方。あそこの演技、感動した。

『こんな・・・こんな『上げて落とすっ!』を絵に描いたような、素晴らしく緩急のきいた演技をされるようになったのか』と胸いっぱいです。

やっぱり無駄な力を抜くことを覚えられたんだろうなぁ。

まったくもって気持ち悪いオタクの、実に偉そうな感想なのですが。個人的には、1人の役者さんの成長を改めて目の当たりにしたような気持ちになったので、少しだけですがこの記事にも書いておきます。

 

はい。そんなこんなで、ふむ。

何だろ。やっぱりこれまでの『印象的な声優さん』に比べると、書いている私はめちゃくちゃ書きやすかったです。

何がどう違うのか、自分でもわからないのですが。

 

やっぱり人数を謎に区切っていたのが良くなかったのか。あるいは妙に『ちゃんと書こう』と言う意識が強すぎたのがいけなかったのか。『100パーセント、私が思っているこの声優さんの演技力の魅力を伝えなくちゃ!』と言う意気込みが空回りしていたのかもなぁ。

己の文才を考えろ、文才を。土台、そんなことは無理に決まってるでしょうが!

 

よくわからないし、読まれている方がどう思われているのかも、やはり私にはわからぬことですが、書いた本人は『めっちゃ書きやすかったじゃん!』と大変に満足しております。

 

これでいいのだ。

 

てなことで女性声優さん編もこんな感じでお送りしていきます。

よろしければ引き続き、お付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。