tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

春アニメ、声優さん語り~女性声優さん編

響け!ユーフォニアム3』の最新話、見た。もう胸が痛かった。見てて苦しかった。

ただだからこそ、吹っ切れた久美子が皆の前で本音を吐露したシーンは、もう涙がぶわっ、でした。

この記事では少ししか触れていないし、この方の演技力については皆さん、ご存じだと思うんですけど。

黒沢ともよさんの演技、なんかもう、わけがわかんないですよね。

わかんない。生きてるんだよなぁ、お芝居が。

 

そんな具合で男性声優さん編に続いての、本日は女性声優さん編です。

当然ですが女性声優さん編に関しましても、男性声優さん編と同じような内容に変更になっております。

 

何がどう変わったのかは、書いた私もいまいちよくはわからない。

が、少なくとも、書いていて書きやすかったのは事実。

 

てなことで、なんだか男性声優さん編の前置きが長かったのでアレなのですが。

女性声優さん編、早速まいりましょうか。

スタートだよ!

 

安済知佳さん/戸松遥さん

・・・リアル寄りの、誇張のない、本当に生々しい演技をされる方。その話題に関しては、男性声優さんについては具体的なお名前出して語っているように思うのですが。女性声優さんについてはあんまり語ってないような気が。

てなことで個人的に女性声優さんで、そう言う傾向のお芝居をされる方。そう考えた時に、勿論、作品にもよりますが、ぱっ、とお名前が出てくるのがこのおふたりだったりします。他にもたくさんいらしっゃるのですが。

だからこのおふたりのお芝居、その第一声を耳にした瞬間、私、にやにやしちゃうんだよなぁ~。『またすごいお芝居されてる』って。

 

そんなこんなで安済さんと戸松さんです。『響け!ユーフォニアム』にて共演されていらっしゃいます。

主役を演じていらっしゃる黒沢ともよさんも、もうリアル演技の代名詞と言うか。やっぱりいい意味で、他とは異質の演技をされる方だと思うのですが。その黒沢さんの演技で存在している黄前久美子。彼女を取り囲む様々なキャラクターの中でも、特に重要な役割を果たしている、存在感を放っている2人を演じられている安済さんと戸松さんの演技が、なんかもう『あぁ』としか言いようがない。

 

あぁ。

 

安済さんは今期だと『終末トレイン、どこにいく?』にも出演されていて、まぁ、あの、うん。やっぱり1話で安済さんの演技に触れた瞬間『ふふ』となってしまったのですが。『響け!ユーフォニアム』で演じていらっしゃる高坂麗奈は、あまり感情を表にすることがない、でもだからこそ、内に秘めた熱いものが時折、顔を覗かせる。そこがたまらない。そんな不器用な少女だと思うのです。

普段はそれほど感情の起伏を見せない。でも時折、見ているこちらがはっとするほどの熱いものを、素直になれないいじらしさみたいなものを、実に生々しく表現されている安済さんの演技にはやっぱり『また凄いお芝居されてる』とにやにやなのです。

私が安済さんのお芝居が好きだと言うことが伝われば、それで良いです。

 

そして黒江真由役の戸松遥さんの演技です。怖い。怖い。怖いし、なんか言い知れぬ不安に駆られるし、シーンによってはイライラしてくる。オーディションを前にして、久美子と言葉を交わすシーンなんて『だったらお前の好きにしろよ!クソうざいんだよ!』と心底、怒鳴りそうになったくらいです。どうどう。

でも何だろ。怖いし不安に駆られるしイライラも覚えるんだけど。でも彼女の、あの慮り力と言うか。在り方と言うか。そこには一切の不純がない。彼女は彼女で純粋すぎるくらいに純粋に『部の輪が乱れないこと』『皆で楽しく演奏すること』を願っている。彼女は彼女で当たり前だけど真剣だと言うこと。ただどうしても、語弊ある言い方かもしれませんが転入生であるが故、やり方がストレートに見えて不器用過ぎるが故、そして『北宇治高校吹奏楽部』であるが故に、それがうまくなじまない。伝わらない。溶け込まない。そう言う部分もあって、その部分での切なさみたいなものも、私としては感じるわけで。

そう感じさせる戸松さんの演技も、やっぱり『ほへー』の一言なのです。

役としてはめちゃくちゃ難しい役だろうなぁ。そんなことを素人ながらに思うのですが、その役を『高校3年生、最後の大会を前にして主人公の前に現れたラスボス!』と言う雰囲気を確かに感じさせつつも、しかし同時に『邪気がない故の厄介さ』『純粋すぎるが故の悲しみ』みたいなものも感じさせる。演技で見せて下さっている。良い意味で黒江真由が鮮明に、周囲から浮いている。鮮やかに、悲しいくらいに浮いている。

うまいよなぁ。

 

内山夕実さん/茅野愛衣さん

・・・アニメ『無職転生異世界行ったら本気だす~』の続編にあたっては、主人公のルーデウスが青年期に入る。そんなわけで幼少期を演じていらっしゃった内山夕実さんも参加してのオーディションが行われた。その結果、内山さんが続投となった。

その話を聞いた時に、私は『マジかいな。いや、内山さんなら青年ボイス、全然、無理なく演じられる方なわけで。いや、そんなの続投しかないでしょうよ』と驚かされたものなのですが。

『積み重ね』と言う言葉を今期、この作品を見ていて本当に、心の底から感じるのですが。なんかそれはやっぱり、この作品がアニメ化された、その最初の最初から主人公であるルーデウスを演じていらっしゃる内山さんの存在、その演技の存在も大きいんだよなぁ、とひしひしと思う次第です。

ルーデウスとして。彼のここに至るまでの様々な思い。彼が経験してきた様々な出来事。それを味わい、演じてこられた内山さんだからこその、積み重ねなのですよ。

その中で内山さんご自身も感じてこられた思い。それがあるからこその、この、今のルーデウスなのですよ。

そりゃもう、このルーデウスは、内山さんにしか演じられないってば。

 

そして同じようなことをシルフィ役の茅野愛衣さんにも感じるわけでして。

と言うか茅野さんですよ。今期だと『この素晴らしい世界に祝福を!』でドMクルセイダー、ダクネスも演じていらっしゃるのですが、両作品を見て、茅野さんの演技に触れるたびに『声優さんって面白いなぁ』とにこにこさせられるのです。

声優さんの演技に際しては、表に出ているのは、見えているのはキャラクターだけじゃないですか。でもこれが、生身の役者さんだと、その生身の役者さんの姿が表にも出てくる。それを通じて演じられている役を見るわけで、どうしても別の役のイメージと言うか、別の役を演じられている時の『姿』が思い出されてしまうことも、私としてはあるのですが。

声優さんに関してはそれがない。だからこそ実にふり幅の凄まじい役を演じていらっしゃる茅野さんの演技も、同じ人が演じていらっしゃると頭ではわかっていても、全然、重ならない。

面白いなぁ。

 

無職転生異世界行ったら本気だす~』にしても、最初に書いた『響け!ユーフォニアム』らしてもそうですが。

やっぱり1人の声優さんが1人の役を長く演じられること。役の人生を続けて、続けて演じられること。日々をつないで紡がれていく役の人生を、1人の役者さんが紡ぎ続けること。それでしか生まれないものって、確かにあると思うのです。

アニメ制作においては、そうしたものも大切にされて欲しいよなぁ、と個人的には思ったりもするのでした。若手を育てると言うことにもつながりますよね。

 

・長谷川育美さん/千本木彩花さん

・・・ものすごく語弊のある言い方だと自分でも思うのですが。派手さはないけれど、確かなうまさ、存在感がある。若手女性声優さんの中でも『実力派』と言う言葉がものすごく当てはまる。そんなことを感じさせるおふたりです。

 

まずは長谷川育美さん。『WIND BREAKER』の橘ことはで私は今期、その演技を視聴しているのですが。うまいよなぁ。ことはは初回から登場していて、主人公の『その先』をある意味では決定づけたと言っても過言ではない役なのですが。

ねー。素敵な演技ですよね。1話から、もうその、長谷川さんの演技に魅了されちゃったもんな。

しっかり役が地に足付いていると言うのをものすごく感じさせる演技。ともすれば説教臭さすら感じさせる言葉なんだけれど、でも不思議と、それを感じさせない。それでいて確かな説得力、聞き入れたくなるような力がある。何より温かみがある。キャラクターの人間力、それが伝わってくるお芝居だと感じるのです。味のあるお芝居と言うか。

作中の紅一点でもあることは。彼女をどなたに任せるかと言うのは、なかなか難しいところがあっただろうなぁ、と勝手に推測するのですが。いや、もうこれ、完璧なキャストさんでしょう。

 

そしてもうおひとりは千本木彩花さんです。今期だと、冬クールからの続きで『ダンジョン飯』のマルシルで、私は千本木さんの演技に触れています。

千本木さんもそれこそもう、毎クールのように多数の作品に出演。そして実に様々な役を演じられていらっしゃるのですが。

うん。やっぱりそのたびに『うまいよなぁ』としみじみ、実感させられる若手声優さんのおひとりです。作品にもよるのですが、完全にアニメ寄りのお芝居ではない。リアルなお芝居と、アニメ寄りのお芝居。その混ざり具合、同居具合が個人的にはとても好きな、そんな声優さんだなぁ、と。

マルシル。可愛い。常識的な性格であるが故、何かと個性が強すぎる、特にライオスに振り回されちゃってるところとか。その真面目さ故の行動が空回りしちゃうところとか。冴えわたるツッコミも最高なめちゃくちチャーミングなのよね。そしてその一方で顔を覗かせる気の強さ。それからファリンに対しての友情。ってもはやオカン(笑)的な部分での熱量も、見ていてすごく胸にぐっ、と来るのです。

お芝居の緩急がきいていて、でもキャラクターとしてのブレを一切、感じさせない。千本木さんの可愛らしいお声も相まって可愛くて、でも、決してそれだけじゃない部分もしっかりとお芝居で見せてくれる。

 

ちなみに『ダンジョン飯』で言えば、イヅツミ役の神戸光歩さんもめちゃくちゃ気になる声優さんでございます。良いお声、そしてなかなかに自己中心的、打算的。でもライオス達と行動を共にしていく中で、そんな性格にもわずかながら変化が見える。そんなイヅツミを演じられている演技力。とても心惹かれるものがあります。

『NOW ON AIR』のメンバーで、現在は大沢事務所に所属されているとのことで。これを機に、ここからのご活躍にも注目したいお方です!

 

朴璐美さん

・・・『僕のヒーローアカデミア』のスターアンドストライプです。かっこよかったですよねぇ。熱かった。そしてだからこそ、そんな彼女が敗れたと言う事実には衝撃、絶望を感じずにはいられなかった。かっこよかったよなぁ。熱かったよなぁ(2回目)

 

とにもかくにもかっこよく、そして熱かった。それはそうなんですが、私がスターアンドストライプと死柄木弔との激戦。その中での朴さんの演技の、何に衝撃を受けたかと言うか、『すげぇ!』と思わされたかと言いますと。

重力なんですよ、重力。朴さんのお声、演技に、スターアンドストライプが激戦の中で感じていた重力。自分ではどうすることもできない重力。それをものすごく感じて。

『役が感じている重力を、役者さんが声で表現できるって一体、どう言うこと!?』となったと言う。いや、もうプロの役者さん相手に失礼極まりの無い感想なんですけど。

でもそれくらいに、あの激戦、そしてその命が終わる瞬間の演技。朴さんの演技、お声にはひしひしと『重力』と言うもの。それを感じさせられたのです。

 

凄くない?(語彙力)

 

戦っているのはスターアンドストライプであって朴さんではない。でも朴さんも、あの激戦を演じるうえでは確かに戦っていらっしゃった。その中で恐らくは朴さんも、スターアンドストライプの体が受けていた重力を感じてはいらっしゃった。意識はしていらっしゃっただろうとは思うのです。それがあっての、あの凄まじい演技だったとは思うのですが・・・それにしても、それを、その『重力』と言うものを。その受け方の変化を声で表現するって。

 

こう言う演技に触れるたび『いや、マジで声優さんって命削って演技されていると思う!』と叫びたい衝動に駆られるし、つくづく『声優さんって職人だよな』と思わされるのです。

 

命散ってなお、死柄木に対峙したスターアンドストライプの執念。その時のお声、演技もめちゃくちゃかっこよかったし、圧倒的深みのあるお声で放たれるそこには、ひたすら『壮絶』とぶつけられるような感覚しかなくて、ただただ言葉を失いました。

全体的な話数で見れば決して出番が多いキャラクターではない。でもそうとは感じさせないほどの、圧倒的な存在感。それを叩きつけるように刻み付けた朴さんの演技、いや、もう、凄い。

凄い(語彙力)

 

はい。そんなこんなでつらつら、女性声優さん語りをお送りいたしました。

あと『夜のクラゲは泳げない』のメイン4名を演じられている声優さんのお名前も、個人的には挙げたいです。

なんだろ。この作品の少女たちの限りないリアルさ。それをあそこまで生々しく、しかし生々しくも瑞々しく、鮮烈に、声だけの演技で表現されているって言うのが、もうちょっとよくわかんないです。

皆さん、素晴らしい。その上で、それでもやっぱり高橋李依さんの演技の、あの臨場感と言うか。もはや本当に演じられている役が、山ノ内花音と言う少女がそこに生きていると強く感じさせる立体感ある演技は、凄いなと思う。毎回、どの作品でも思う。

 

ふむ。やはり男性声優さん同様、めちゃくちゃ書きやすかったぞ。

変なこだわりを無くしたせいだろうか。

自縄自縛に陥るようなこだわりは、それはもはやこだわりでも何でもないぞ。

そんなことをしみじみ、感じた次第です。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました