tsuzuketainekosanの日記

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第18回声優アワード、受賞された方を見ていこう~女性声優さん編

ブレイバーンさん、アニサマ2024への出演、おめでとうこざいます!

そして私は今日から4連勤です!おめでとうございます!吐きそうです!

吐いたら正々堂々、早退できるし休めるだろうから、吐いてきます!(やめなさい)

 

3月9日に受賞者さんの発表、そして授賞式が開催された『第18回声優アワード』、そちらを振り返っていくだけの記事です。

今回は女性声優さん。明日は男性声優さん編をお送りいたします。

なお毎度のことですが、記事内でとりあげさせていただくのは新人賞と助演賞、そして主演賞の受賞者さんのみでございます。あしからず。

 

ではでは早速、新人賞から見てまいりましょう!

・伊駒ゆりえさん

・・・今までの新人賞受賞者さんの流れを考えて、私は『受賞は来年じゃないかなぁ』とか予想記事では書いていたのですが、今年、受賞されましたね。

メイン1役務めて即、受賞された方って新人賞では前例がないような気が。穿った見方で申し訳ないのですが『【推しの子】』が去年の春クール放送だったのも大きかったように思います。声優アワード、本当に作品の放送時期の影響、大きいですから。

なので正直『おおっ、伊駒さん、来たか!』と驚きましたが、でも勿論『納得』の受賞であるのも事実です。

 

『【推しの子】』のルビー役に大抜擢された伊駒さんですが、微塵のプレッシャーも感じさせない、その堂々たる演技は『凄い!』の一言でしたよね。それでいて新人としてのフレッシュさが、いい具合に演技にも影響をもたらしていた。ルビーちゃんのひたむきさやまっすぐさ、アクアとは違ってすれていない感じ、その内面に合っていたのも、もはや運命的な気すらしたくらいです。

 

あと授賞式でのご挨拶を聞いていて改めて思ったのですが。伊駒さんのお声ってぱっ、とその場の雰囲気を明るく、華やかにさせるような。それでいて親しみやすさもあるようなお声ですよね。こー、耳を惹きつける、そして声に対して使うのはおかしいかもしれませんが、目を惹きつけるようなお声。『おっ?』とその声に対して、思わず視線が動いてしまうような、そんな引力のあるお声だと思いました。

『【推しの子】』2期が楽しみなのは勿論なのですが。伊駒さんのこの明るい、華やかで、親しみのあるお声。そのイメージを覆すような役を演じられているのも見てみたいなぁ、と個人的には思います。今後の活躍がひたすらに楽しみな、大型新人さんです。いつか『個人的には伊駒さんと言えば、ルビーちゃんも勿論なんだけど。迷うなぁ』と私を悩ませてください!しかし、81プロデュースに所属されてまた3年経ってないとか・・・嘘でしょ・・・。

 

原菜乃華さん

・・・『すずめの戸締り』で主人公を演じていらっしゃいました。声優は初挑戦でいらっしゃったのか。俳優としての活動がメインの方で、おおっ!いろいろ話題になっている『【推しの子】』の実写版では有馬かなを演じられるのですね。

 

てなことで『すずめの戸締り』を私は見ていません。なので授賞式でのご挨拶、またこの記事を書くにあたってPVなどを見ての感想になってしまいますが。

授賞式でのご挨拶、そのお声の、まぁ、涼やかなこと!涼やかなんだけど柔らかな響きもあって。『楚々』と言う言葉がそのまま具現化したようなお声だなぁ、と思いました。

私は新海誠監督作品、1つも見たことがないのですが(おっふ)、それでも新海監督の作品の、あの美しい世界観。澄んだ空気。そうしたものにぴったりな、とても親和性の高いお声ですよね。

一方『すずめの戸締り』のPVを視聴しての感想は、俳優さんが声優をされた時の、その生っぽいお芝居。それでいてアニメーションから浮いていないお芝居、そのバランスがとても絶妙。そんな印象を受けました。

今後もジブリ映画とかに出演されそうな、そんな俳優さんだなぁ。

 

・羊宮妃那さん

・・・授賞式翌日の記事にも書きました。私はガチで、何の疑いもなく、羊宮さんは去年、新人賞を受賞されたと思い込んでいました。ありもしないはずの記憶すら存在していたくらいです。・・・ほんと、この記憶はどこから出てきたものなのでしょうか(怖)

羊宮さんも青二に所属されてからまだ4年。そして去年、準所属になられたばかり。年数の問題もあるのでしょうが、未だ正所属ではないと言う・・・うーん、やっぱり大手事務所は厳しいなぁ!

 

とは言え、今や事務所を代表する若手女性声優のおひとりと言っても過言ではない。そんな活躍を見せていらっしゃる羊宮さん。

柔らかな響きのある唯一無二のお声。そしてキャラクターの心情を瑞々しく、繊細に、丁寧に、寄り添うように演じられるその演技力には、いくつもの作品で心を惹きつけられております。とにかくお声に癒されるのだよ・・・。

 

特に、と言う言い方もおかしいですが。やはり羊宮さんの出世作のひとつでもある『僕の心のヤバイやつ』の山田杏奈役は『原作から山田杏奈が飛び出してきたぞ~!』の一言。もはやご本人降臨レベル。

柔らかな響きのあるお声だからこその、山田ちゃんのひたむきさ。市川に対しての思いのひたむきさ。そう言うものが羊宮さんの演技力も相まって、より色濃く伝わってきていてひたすら胸を締め付けられるばかりなのです。

 

また大人気コンテンツ『バンドリ』から誕生した『MyGo!!!!!』ではボーカル、高松燈も演じていらっしゃいます。そしてライブでは役として歌唱もされています。初めてその歌声を聞いた時には、いい意味で羊宮さんのイメージを覆されるような。とてもアグレッシブでエモーショルながらも力強い歌声。感情のすべてを絞り出すような歌い方は衝撃的ですらありました。かっこいい!

同バンドはアニサマへの出演も決定しています。あの大舞台で、羊宮さんが役としてどんなパフォーマンスを見せられるのか。楽しみだなぁ。

 

今後、放送予定の『戦隊大失格』や『小市民シリーズ』『真夜中ぱんチ』などにも出演が決定している羊宮さん。その柔らかなお声、そして役の心情を丁寧に表現される演技力を武器に、ますます躍進されることでしょう!

 

お次は助演賞を受賞された方々です。

石見舞菜香さん

・・・2019年に新人賞を受賞されている石見さん。そうか、もうキャリアとしては7年目になられるのか。高校卒業と同時に業界に入られて、厳しい世界の中でも着実にキャリアを積まれ、実績を残されてきた。凄いなぁ。心の底から尊敬する。

 

耳を優しくくすぐるようなウィスパーボイスが特徴の石見さん。そのお声を武器に様々な役を演じられてきました。去年も大活躍、ウィキの出演作品本数見たらとんでもないことになっていたのですが・・・その中でもやはり、と言うべきか。

『【推しの子】』の黒川あかねは凄かったですよね。アイを憑依させたあの演技。あれは本当に、何て言うんだろ。息遣い、それまでもが高橋李依さんが演じられていたアイのそれ、そのまんまだったのが、もはや怖いくらいでした。

憑依。まさしく憑依。黒川あかねが星野アイと言う人物を完全に憑依させた。それ以外の表現が当てはまらないぐらいに、ただただ凄かった。

『凄っ』ってなった(語彙力)

 

石見さんご自身もおっしゃっていましたが。努力家な少女を演じられることが多い印象のある石見さん。

黒川あかねも人知れず努力を重ねてきた、そして苦悩を味わってきた少女です。容赦ない誹謗中傷にさらされ、しかしそこからアクアの存在もあり、再起していく姿は、これまで石見さんが演じられてきたキャラクターを彷彿とさせつつ、新たな一面が加わっているかのような。それによって石見さんの新境地とも呼べるような演技を見せてくれた、そんな役だったように、個人的には感じます。

人間のダークな側面を描いた本作にあって、黒川あかねを演じる石見さんの、その透明感あふれるウィスパーボイス。そして透明なまま、しかし同時に力強い黒さも纏っていくような演技は、本当に圧巻の一言なのです。

 

ちなみに、個人的に石見さんが演じてこられた役で印象深いのは『多田くんは恋をしない』のテレサ。それから『フルーツバスケット』の本田透も挙げたいです。

どちらもそれぞれの役のひたむきな感情を、本当にまっすぐに演じていらっしゃって。『フルーツバスケット』の最後の方は、ほんとに泣かされたよなぁ。

あとお声が本当に可愛らしいから『鬼滅の刃』のチュン太郎みたいな、言葉を話さない役を演じられても、その破壊力たるや、なのです。

 

石見さんもまた、今後、放送予定の作品への出演がいくつか発表されています。『【推しの子】』2期での黒川あかねの演技共々、そちらの方もただただ楽しみです。

 

能登麻美子さん

・・・ウィキペディアを見てみたら、アニメの初出演が1998年になっていました。なのでもう25年近く、第一線で活躍され続けていらっしゃるのか。凄いな。

あとアニメオタクになって10年ちょいが経過しているわけなのですが、どの作品で触れても、能登さんのお声って濁りがない。プロなんだから当たり前なのですが、そのお声の変わらなさにもただただ驚かされるばかりなのです。

透明感と柔らかさに溢れたお声。だからこそ、その澄み切った水に、演じられている役の感情が滲んでいく、そしてそれを染めていくような演技には、時にぞわぞわする感覚すら味わうくらいです。

 

そんな能登さんやはり2023年で言えば『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のプロスペラママ役が・・・強烈ですらありましたよね。ストーリーの進行上、その正体がミスリードされていたのもあって、初期の頃から『プロスペラママは本当に良きママなのか』『何かあるぞ、絶対あるぞ』と視聴者さんの間でもそわそわした感じがあったように思います。

蓋を開けたみたら個人的には『やっぱり!』と言う思いと、『怖いよ!怖いよ、プロスペラママ!』と言う思いで、毎週、プロスペラさんが登場するたびに『ひぃっ!』となっていました。私だけではあるまい。

ただ当然ですが、そこにあったプロスペラとしての思い。そしてエルノラとしての思い。復讐心に駆られ娘を利用しながら、それでも最後の最後、人しても親としても非常に徹しきれなかった、その情の深さ。そうしたものが、そのプロスペラでありエルノラである1人の女性が見せた葛藤。それが見え隠れする演技には、心揺さぶられました。

個人的、このプロスペラさんの結末にも『水星の魔女』がガンダムを冠していながらも、優しさを感じさせる作品であると感じます。

 

個人的には能登さん言えば『有頂天家族』の弁天の演技が印象深いなぁ。色気。奔放さ、大胆さ、不遜さがありつつも、人間であり天狗でもある、その己に対しての、それ故に決して正常な形では報われることがない矢三郎に対しての、一抹の寂寞、苛立ちを感じさせる演技が忘れられません。

あと『宇宙よりも遠い場所』の藤堂吟さんも好き。この人が抱え続けてきていたもの。背負い続けてきていたもの。それらを、決して多くはない台詞で表現されていた能登さんの、その演技力よ。

 

今後も様々な役で能登さんのお声、演技に触れられることを楽しみにしております!そうです!『はたらく細胞』のナレーションも最高です!

 

そしてラストは主演賞です。主演賞を受賞されたのはこの方!

 

市ノ瀬加那さん

・・・シグマセブン声優アワードの歴史が動いたぞ!

はい。いや、まぁ、あの、うん。あくまで憶測ですからね。これ以上の言及は止めておきましょう。でも叫ばずにはいられなかったのです。

てなことで主演賞お一人目は市ノ瀬加那さんでございました!おめでとうございます!市ノ瀬さんに関しては2020年に新人賞を受賞されています。それから3年の月日が流れての主演賞受賞。受賞が発表された際『ダリフラのイチゴちゃんから応援してきたオタクとしては感慨深い』と言う呟きも見かけましたが、私もその1人ですよ!(古参アピ)

ダリフラ』こと『ダーリン・イン・ザ・フランキス』が2018年の作品ですから、それから6年ですか。今や数多くの作品に出演される、人気実力派声優さんですものね。

大きくなって(感涙)

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女』では、シリーズ初である女性パイロット、スレッタを演じられていました。様々なプレッシャーもあったことだろうと勝手に推測するのですが、それを感じさせない演技。様々なことに翻弄されながらも、自分を見失いながらも、1歩ずつ、1人の人間として大切なことを学んでいく。そして変化していく。そんなスレッタの姿を、まさしく彼女として生きているかの如く、それを感じさせる演技で表現されていましたよね。

 

ひたむきなスレッタの姿は作品を通して多くの人に愛されていた、そんな印象がありますが、間違いなくそこには市ノ瀬さんの演技によるところ。市ノ瀬さんがスレッタのひたむきさ、幼さ、純粋さ。そこからくる未熟さ、残虐さ。そこに気づかされ、悩む真面目さ。そうしたものを丁寧に、繊細に演じていらっしゃった、その演技によるところも大きいと思います。

また市ノ瀬さんのふわふわっとしている、それでいて凛とした響きのあるお声も、スレッタにぴったりでしたよね。ミオリネさんに振り回されて『はわはわ』しちゃってる時の演技とかお声も、もうめちゃくちゃ可愛かった。

 

あと受賞の際にも作品名だけは紹介されていました。2022年の秋アニメだったので必然、2023年扱いになったのでしょう。『Do It Yourself!!』のぷりんちゃんも、個人的には印象深いなぁ。

主人公の幼馴染ちゃん、彼女の広がりを見せていく世界に対して、どうしても素直になれずにツンツンしちゃうところ。その不器用な部分の演技が、もう毎週、視聴しながらにやにやさせられっぱなしでした。

CV市ノ瀬さんのツンデレ、最高だぞ。

あと初主演『Fairy gone』のマーリヤや『キャロル&チューズデイ』のチューズデイも挙げたい。全体的に少女の、等身大の様々な感情。そこに対しての市ノ瀬さんの演技がめちゃくちゃ印象に残ってるなぁ~。

 

春アニメは勿論、それ以降、放送される予定の作品に関しても出演が決定している市ノ瀬さん。今後もますます、その演技を目に、耳にする機会は増えていくことでしょう。これからのご活躍もただただ楽しみでございます!

 

てなことでまずは女性声優さんの受賞者さんに関して、つらつら語ってまいりました。

 

ちなみに石見さんは主演賞を受賞されれば、そして市ノ瀬さんは助演賞を受賞されれば3冠達成なのも、授賞式後、話題になっていたような気がします。

どちらもその可能性が実現のものになりそうなのが、ファンとしてはただただ楽しみですよね。ふひひ。

 

あとやはり放送時期的に去年の作品扱いだったのだろうな。

それをしみじみと感じさせられた『結束バンド』の歌唱賞受賞。

『これ、ワンチャン、メンバーのどなたか1人、個別の賞での受賞もあり得るんちゃうん!?(特に長谷川育美さん、鈴代紗弓さん)』とか期待していたのですが、それもなくて少し残念ではありましたが・・・。

それでも、とりあえず、2022年『リコリス・リコイル』と共に、その年のアニメ界を代表するくらいに大ヒットを見せた『ぼっち・ざ・ろっく!』にも、声優アワード、ちゃんと目を向けていたことがわかったので良かったし嬉しかったです。

『結束バンド』の皆さん、受賞、おめでとうございます!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!