tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2020年春アニメの感想~その2

はい。と言うことでこの前、アップした春アニメの感想、その第2弾でございます。

ではでは早速スタートですよ!

 

・『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・』

・・・いや、めちゃめちゃ面白かったわ!視聴予定はなかったのですが、第1話後の皆さんの反響を信じて視聴して、本当に良かった!

とにかくもう、主人公のカタリナのキャラクターが本当に良かった!よもやこの作品で鳴くとは思いもしていなかったのですが(笑)11話の、カタリナを慕う皆が、カタリナのことを心配し、彼女との思い出を振り返る流れでは、もう本当に、皆の言うこと、ひとつひとつが本当に納得できる思いで。またカタリナの前世で友人だったあっちゃんの想いと言うのも、本当に素敵で。

 

ここまで愛されるカタリナと言うキャラクターの、だけどその愛される理由と言うのが、それまでの物語で本当に理解できていたので、なおのこと泣けたと言うか。

そう思うと、たとえ始まりは自分の破滅を防ぐためと言う理由だったにしても(そう言えばそうだったよね(笑))、そこから皆のことを親身になって思い、誰に対しても平等に振る舞う。曲がったことが許せなくて、でもちょっとお馬鹿で間の抜けたところもあるけれど、それすらも可愛らしくって、とにかく前向きで明るくて、本と、こんな友人がいたら心強いだろうな、と思わせるカタリナと言うキャラクターを、あそこまで自然に、説得力を持って演じられた内田真礼さんの演技と言うのは、本当に素晴らしいの一言だと思いました。はい。本当に見ていて、気持ちが良い演技だったと言いますか。うん。

 

そして最終回。序盤のシリアス展開で鳴かされたと思ったら、後半は『いや、そりゃこうなるわな』と言う予想通りの展開過ぎて、でもそれすら醍醐味と言うか(笑)。そりゃカタリナのこれまでの言動を振り返ったら、たとえ破滅フラグは回避できたとしても、修羅場フラグは乱立しまくりだよね・・・ふふ。でもわかる。本当に、それくらいにカタリナは魅力的だもんなぁ~。

勿論、カタリナ以外のキャラクターも個性豊かで、みんな好きだなぁ。あと何と言うか、嫌な奴がいないと言うのも良かったな。いや勿論、嫌な奴がいてもいいんですよ。うん。でも嫌な奴がいなかったからこそ、本当に最初から最後まで楽しく、安心してこの作品を視聴できたな、そして作品のそうした魅力が損なわれずにいたんだな、とも思うのであります。はい。

 

と言うことで来年には第2期が放送されるとのことで。さぁ、果たしてカタリナの修羅場フラグは(笑)どのような結末を迎えるのか。最終回にはちょこっと、新キャラらしきキャラクターの後姿?も登場していたので、その辺りも本当に楽しみですね。

 

・『グレイプニル

・・・おおっ、なかなか最初から最後まで、ダークでシリアスな雰囲気、ストーリーだったな、と。割と物語の初めからダークな感じだったんですけど、回を追うごとにどんどんとそのダークさが増していって。そしてそれがぎゅっ、と凝縮されたような、そこに込められた登場人物たちの様々な思いが胸を引き裂くような、切ないような物語だったなぁ、と。そうか、こういう着地点だったか。ちょっと個人的には意外だったなぁ。

 

前にも書いたと思うんですけど、主人公の修一役の花江夏樹さんの演技も、それから物語の後半で登場した男性キャラクターを演じられた声優さんたちの演技も印象深いのですが(個人的には、春日勇君を演じられた山本和臣さんの演技が、山本さんのあの声も相まって、ものすごく悲しくて胸に来ました)、とにかくこの作品、女性キャラクターを置演じられていた女性声優さんの演技が、ちょっと他の作品では見られないようなテイストで、とても印象的だったなぁ、と。

 

紅愛役の東山奈央さんの演技は強がりと悲しみとが共存していて、東山さんが得意とするツンツンする少女でありながら、でも、それだけではない、決して口には出せない、言葉にはできない思いを抱えながら生きている。そんな彼女が、修一と出会うことで、何かしらの光明のようなものを見出していく・・・と言う紅愛の変化を、ものすごく繊細に表現されていたし。その姉の江麗奈役の花澤香奈さんの演技は、もう、あの声のトーンからしてたまんないよね。そしてあの声のトーンに見合った・・・と言う言い方は失礼かもしれないけれど、そう、あの声の低さから、ぐわっ、とわきでてくるような、怒りとか、情念とか、愛憎とか。そう言った感情が、重ったるい感情がどんっ、どんっ、とこちら側にぶつけられてくるようで『あぁ~、花澤さんのこう言うトーンの、こういう演技も良いよなぁ』と思ったのであります。はい。

あと伊藤静さんとか、市ノ瀬加那さん、金本寿子さん、大地葉さん、石上静香さん、そして出番は少なかったけれど、もしかしたら物語が進むにつれ、とても重要なキャラクターになってくるんじゃないだろうか、と言う期待がしてならない三船奈々役の伊藤美来さんの演技とか。本当に、この作品だからこそ、のシリアスで、ダークで、感情をむき出しにするようで、でも肝心なところは隠し合い、騙し合いと言った感じのやり取りの演技が見られてたのは良かったなぁ~。

 

・『かぐや様は告らせたい?』

・・・3期、やろう。やらなきゃだめだ。やろう。やれ。やれってば!(どーん)。

はい。と言うことで贅沢にも11話と最終12話、連続して視聴したのですが、11話でも、12話の前半でも泣かされて、なのに12話のラストよ・・・(笑)。どうしてあの話を最終回に持ってきた!言え!女性声優さんに『しこしこ』って言わせたかっただけじゃないのか!・・・とも思うのですが、でも、この話がラストにきて、あくまでもコメディで、楽しく終わるのがまたこれこの作品らしいよなぁ、とにんまりですよ。ねー。うん。だからこそ、3期、やらなきゃ。やれってば(どーん)。

 

いやぁ、まぁ、しかしほんと。普通はね、やっぱり2期になるとどうしてもハードルは高くなりがちだから、『まぁ、1期に比べるとね』と言う雰囲気は出てきてしまうんですよ。うん。ただこの作品には、それが本当に無かった、と個人的には思うのです。うん。1期もめちゃめちゃ面白かった。でも2期は、1期によって私の中にできあがっていた作品に対する期待のハードルを、易々と軽々と超えてしまったのですよ、ええ。これは本当に凄いことだよなぁ。

ストーリー、演出、そして声優さんの演技・・・どれをとっても、本当に素晴らしくて、何と言うか、作品に対する制作陣の愛を、迸らんばかりの愛をひしひしと感じる作品だな、と個人的には思います。うん。こと、声優さんの演技に関しては、もう作品に対する愛も、キャラクターに対する愛も、そして現場の雰囲気の良さと言うものもひしひしと伝わってくるくらいで、なんかこー、アニメを見ていてもそう言うのが本当にうらやましく感じられたと言いますか。声優さんが、もう本当にキャラクターとして、アフレコの時間は生きてらっしゃったんだなあ、と言うのが本当に伝わってきて。うん。なんかもう、ほんと、どの瞬間、瞬間、どのセリフの演技も、全てが本当にキャラクターとしてそこにあった、と言うか。素晴らしかったんだよ(語彙力よ)。

元々、面白い作品があった。でも、そこに最高の愛が注がれたことで、更に、更に面白く、素晴らしい作品になった、その代表格のような作品だと思います。うん。声優さんの演技と言えば、メインキャラ陣の演技は言うまでもないのですが、11話のゲストキャラと言うか、石上君の過去に関わる2人のキャラクターに上田麗奈さんと河西健吾さんの2人をあてられたのは、いや、素晴らしいわ、と思いました。文句のつけようがないくらいの演技で、いや、本と素晴らしかった。ナイスキャスティング。

 

こうして振り返ってみると、この作品。勿論、白銀会長とかぐや様もの、なんとも不器用過ぎる、でも一途過ぎてピュアピュアすぎる恋愛にやきもきして、悶えて、にやにやしてむずむずして、くすくすする作品ではあるんですけれど。でも同時、人と人とが出会って、自分が変わる、その尊さやかけがえのなさ、素晴らしさを描いた作品だとも思うんですよね。そこがもう、たまらなく胸に響いてきて、だからとても羨ましくも思えて。ねー、ほんと。変わると言うのは時に怖いことだし、恥ずかしいことだし、でも、かぐや様も、石上君も。みこちゃんも。あるいは彼女たちや彼を変えた白銀会長自身も、彼女たちや彼と出会うことで、大きく変わったのかもしれなくて。そう言うのって、本当に素敵なことだなぁ、と思わせてくれるのもこの作品の大きな魅力だと思います。え?藤原書記?藤原書記もきっと、変わっているはず・・・は、ず・・・(汗)。

 

と言うことでね、ほんとにね、これは3期、やりましょう!ってか、きっとやってくれるはずだ!生徒会のみんなの青春物語、最後まで見届けたいよ!

 

はいっ!と言うことで、2020年春アニメの感想は以上かな・・・以上のはず。あと『フルーツバスケット』はまだ続くので、終了クールの時に書こうと思いますが・・・まぁ、重い。そして坂本真綾さんのただただ純粋すぎるくらいに病んでいる感じと、石見舞菜香さんのか弱くてもそれでも、それでもと食らいつくあの純粋な感じの対比と衝突が、本当に素晴らしいってか、石見さんは前世は天界の天使か何か?(どーん)。あの透くんとしての演技は、ほんと、ちょっと私の中では人間離れしているとしか思えないんですが・・・。

 

ではでは。夏クールの作品も楽しみにしつつ。

今回の記事はここまでです。読んで下さりありがとうござました!