tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

買ったBL、紹介してくよ!~あの作品も、この作品もまとめてどどっと!(商業編)

もう少ししたら春アニメについての記事をお送りする予定なので、ここいらで出しておかないと、このまま機会を逸してしまいそうな気がします。

逸しているものがこれ以上、逸したら、それはもはや悲劇です。

 

買ったけど、読んだけど、タイミングを逸して感想をお送りできていないBL漫画が多すぎる。てなことでそれらの感想を少しずつ、まとめてお送りするだけの記事です。

当然ながらこの記事、1回だけで、全作品の感想をお送りするのは無理な話。

また『個人的にはなにひとつ刺さらなかったんだよ』と言う作品もあるので、本当に『全体の一部。それもごくごく一部』のみの感想にはなりますが。

 

もう20年以上、読んだ本の感想を書き続けてきた。そんな人間なので、やはりBL漫画であってもそうしないと落ち着かないと言うか。自分の感じたことをまとめておかないと、作品や作者さんに対して申し訳が立たないような気持ちになってしまうのです。

 

てなことで本日は商業コミック編です。

ではでは。早速、まいりましょう!

 

・吉田屋ろくさん『先生はイケない××ニスト』

・・・新刊出てるじゃん!それを知れただけでもこの記事、書いて良かった!てなことで現状4巻まで単行本が出ています。人気あるんだなぁ~。

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生徒から没収したスマホで知ったSNSをきっかけに自慰行為にはまっていく教師。そして実はそのSNSに自慰の様子を投稿していた教師のお話です。

『この動画は、あの人なんじゃ』と気づいた攻によって受は半ば強引に抱かれます。で、それきっかけに互いが互いに好意を抱いていくと言う。以降は保健室、プールなどでやりたい放題です。

『ちょろい。そして先生たち、何やってんの』と言うツッコミは野暮です、野暮(笑)

 

絵柄に惹かれて購入しました。とにかく可愛い。『ほわん』と言う表現が似合うような絵柄だと思います。そして綺麗。

だけどたからこそのエロスがある。ちゃんとえっちと言う、そのギャップもとても魅力的な作品です。特に攻の独占欲、被虐心丸出しの悪い顔と、太陽を思わせるような曇りない笑顔。そして妙に未亡人めいた雰囲気を漂わせている受の発情した時の顔、気持ちよくてでも切なくて幸せで、と言うような表情の描写、最高です。

 

巻が進むごとに2人の関係もどんどん深まっていく。『もういい。胸焼けしそう』となるくらいに甘々なのが、私としては大変、良きかな良きかな。

その一方で現実的な問題について2人がどう立ち向かっていくのか。そうした面が描かれているのも、シリーズものらしくて素敵だなぁ、と思います。

3巻ラスト、プロポーズからのホテルでのナニは熱かった・・・!うっかり涙ぐんでいた私がいたよ。

ナニって何さ。ナニだよ、ナニ!

まぁ、ハメ撮り動画が同僚にばれちゃって脅迫されるのは、完全に自業自得なんですけどね。

ほんとに教師たち、何やってんだ。

 

・関原みつ豆さん『親友と子作りすることになりました。』

・・・オメガバース作品だと今の今まで思い込んでいたら、作中、多分、一度も『Ω』だの『α』だのと言った単語が出てきていない!マジか!

 

少子化対策で男性でも妊娠が可能になるお薬が開発されたと言う世界が舞台。

見合い話に頭を悩ませていた大企業の若社長は、大学時代の友人で今は秘書である男性から『跡継ぎなら俺が産もうか?』と提案される。かくして2人の子作り生活がスタートとする、と言うお話です。

 

『『ただの親友』から、その関係が変わっていくの、萌えるよね!たまらんよね!』と言う理由で購入。

案の定『ただの親友』『親友だし軽いノリで妊娠、出産の話を出してみただけ』と言う2人の関係は、子作り、体を重ねていく中でどんどんと変わっていきます。それと共に『ただの生殖行為』であったはずのナニの意味もどんどんと変わっていく。

受は攻のさりげない優しさに、攻は受の健気な気持ちに。そしてお互いがお互いの体に対して、心を惹かれていくわけです。

その変化に戸惑いながらも、なかなかそれを伝えられない。中盤からの2人の両片思いっぷりが『こう言うのだよ!こう言うの!私はこう言うのが大好物なんだよ!』状態で大変に素晴らしかったです。

ちょっと無骨な感じがする不器用な攻。聡いんだろうけど、肝心なところでほわんほわんしている受の設定も、個人的にはツボでした。たまらん。

 

あえてオメガバースの設定を持ち出してこなかったのは、『α』と『Ω』の間にあるどうしようもない身分格差。それを持ち出したくなかったからなのかな。

あくまでも『親友』、対等な立場である2人が、体を重ねていく。そうして気持ちが変化していく。そこを純粋に描きたかったからなのかなぁ、とも今更、感じています。

 

絵柄もとても綺麗です。肉体の描き方がとても生々しいと言うか。綺麗なんだけど生々しくて、妙にえっちなのもポイントかと。

あと瞳にとても特徴のある絵柄です。なので『目は口ほどにものを言う』じゃありませんが、気が付いたらキャラクターの瞳にひきつけられている、そんな感じです。

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・りーるーさん『どうせ掘るなら深い穴。』

・・・読んだ当時もそうでしたが、それからちょこちょこと読み返しても、そうして読み返した今も、心に染みてくるような何かが魅力的な作品だと思います。

とてもお話が現実的な作品なのです。それこそこの物語の主人公のような人は、何もかもが閉塞している片田舎で、自分のどうしようもない思いを持て余しながら、何かを諦めるようにしてでも諦めきれずに、もがくようにしてい生きているような人は、たくさんいるんじゃないのかなぁ、と思わせる作品であり物語なのです。

そこが私はとても好きです。読み返す度『いいなぁ』と思う。手触りがとても温かい、そんな作品だなぁ、と。

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主人公は都会から出戻りレンコン農家の実家を手伝うことに。幼馴染であり、姉の夫となった男性をずっと思い続けていた彼は、その彼を思いながら軽トラで自慰にふける日々を送っていた。

ところがその様子を、若手の農業従事を支援するため、東京から出向してきたと言う男に目撃されてしまい、と言うお話です。

 

ごつごつとした、がっしりとした線が印象的な絵柄は『ヤダ!綺麗な絵の、綺麗な体の、綺麗な男たちだけの絡みが見ていたいの!』と言う方には不向きかもしれません。

ただ派手さはないからこその素朴さ、温かさ。ステレオタイプな意味で『男性らしさ』をとても感じさせる絵だからこそ、この作品の、この物語が心に響いてくるんだろうなぁ、と私は思うのであります。

そうだ。生活感。それをものすごく感じさせる絵だし、物語なのです。

 

どうにもならない思いを抱えて、腐りそうになりながらも腐れなかった。本当に根がまじめなことを感じさせる主人公も。『策士』を思わせる一面を感じさせながらも、まっすぐな愛情で、その主人公の心を解きほぐしていく攻。それぞれの感情のやり取りが、とても緩急のきいた演出で描かれているのがまた最高。

そして主人公のお姉さんと、主人公がずっと思い続けてきた幼馴染であり義兄、この2人の心情も丁寧に描かれているのも、めちゃくちゃ好感。

主要4人の心情が、本当に温度をともなって伝わってくる作品なのです。

 

ともすればシリアスで、しみったれた、妙にお涙頂戴的なお話になりそうなテーマを扱っていながら、そうなっていない。あくまでコメディタッチで、からっ、とした作風に仕上がっているのも素敵だなぁ、と思います。

 

・まさき茉生さん『恋するミルククラウン』と『恋するヒプノティックセラピー』

・・・『絵が可愛いし、どっちの作品もBLCDの売り場で見かけたことがあるし』と言う理由で購入しました。

 

ミルククラウン』の方は前野智昭さんと佐藤元さんが出演。佐藤さんはこの作品で受けを演じられたとのことで。

それが前情報として頭の中にあったからでしょう。ってか正直に言うよ私はこのCVで脳内アフレコしながら漫画を読んでいました、悪いか!

 

なんかでも『たくさんのBLCDに出演されている前野さん』と『初受けの佐藤さん』と言う組み合わせでこの作品がBLCD化されたのがものすっごいわかるような。そんな作品だったなぁ、と読み終えた後、思いました。

勿論、おふたりとも演じられた役に対して声が合っている、ぴったりであるのは言うまでもないことなのですが。

作品を聞いていない私が語るな。はい、すいません(土下座)

 

ってか佐藤さんは基本『元気がありあまる猪突猛進熱血中型犬!』みたいな役をアニメで演じられることが多いんだけど。もっと『ツンとデレを飴と鞭のごとく巧みに使い分け周囲を翻弄する猫と見せかけた小型犬』みたいな役も、もっとアニメで見たいんだ。

以上、ただの願望でした。

 

大人で余裕があってスマートに見えて。でも実はそれなりの不器用さもある攻。そしてその攻からのストレートな愛情に、どうしても素直に身を、心を委ねることができない受。その2人の心模様が、とてもゆったりとしたペースで描かれていて。

基本ライトなんだけど、時折、差し込んでくるようなシリアスさ、熱量もある作品。でも基本的にはだだ甘。甘やかしの甘やかしと言うのも、私としては『ごちそうさまでした』の一言でした。相手の色に染まっていく、染められていく。その甘酸っぱい戸惑いと幸福が魅力的な作品です。

 

もう1作品『ヒプノティックセラピー』の方は石谷春貴さんと天崎滉平さんが出演されています。

漫画、読み始めて早々、2ページ目で飛び込んできた受くんの笑顔を目の当たりにした瞬間『んはぁ~、こんなのCV天崎さん、ぴったりやん』と思いました。そこからもう、彼が口にする言葉、漫画を読みながら脳内では何の違和感もなく天崎さんボイスで聞こえてきましたことよ。

攻に睡眠マッサージされてからの台詞回しは、そりゃ、天崎さんのあのお声、そしてとろん、とした口調での演技は最高だろうよ。

最高だろうよ。

 

攻は石谷さん。石谷さんもアニメではいろいろな役を演じていらっしゃる印象がありますが、こう言う少し強面で無骨な役を演じられるといいよなぁ、と。

なのでこちらも漫画を読みながら『聞こえてくる・・・石谷さんの低音ぶっきらぼうボイス、聞こえてくる・・・破壊力抜群やないか』と興奮しきりでした。

 

こちらのお話も基本的には甘々。にこにこ笑顔の受けくんの過去のお話とかをもう少し読みたかった気もするのですが。あえてそれは最低限に抑えて、代わりにその笑顔に隠されている受けくんの気持ち。それが攻によって癒されていくような。

あくまで2人に焦点を絞ったお話は、やっぱりどこかゆったりしていて微笑ましかったです。

可愛らしく綺麗な絵柄ながら、がっつりえっちなのもポイント高し。

 

・桐式トキコさん『躾けてとかして暴いて愛でて』

・・・『ヤクザ様のおもちゃ』やその番外編『花の芥』などにハマったので、同作者様の作品と言うことで購入しました。

こちらもBLCD化されています。阿座上洋平さんと赤羽根健治さんが出演。脇カプは興津和幸さんと増田俊樹さんです。

初めて作品を読んだ時はBLCDにははまっていなかったのでアレですが。

このCVをもとに原作、読み返してみたら『ヤバイ』の一言でした。

いろいろ抱えつつも、なんだかんだで光属性甘やかし系攻のCV阿座上さんもヤバいけど、特に受のCVが赤羽根さんって言うのが、ハマりすぎだと思うんだ。

思うんだ!聞いてないけど、CD!

 

『支配したい』『管理したい』『甘やかしたい』『守りたい』のDomと『支配されたい』『管理されたい』『躾けられたい』『構って欲しい』のSubが設定のお話です。

『コマンド』と言う設定が『わぁ~、ゲームみたいで面白いなぁ~』と思いました。

・・・この感想、必要?

 

Subとしての願望を持て余していた受が、高校時代の後輩でヤクザのDomに出会い、徹底的にその願望を満たされていく、と言うお話。

展開していく物語の中で描かれているのは、受の抱えている欲求、願望は、本当にSubだから、それだけの原因によるものなのか。あるいは『支配されたい』と『甘やかされたい』はイコールで結びつけて良いものなのかと言った点です。

 

幼い頃から何でも完璧にできた。周囲からの期待にも応えてきた。優等生として、自分の本心に蓋をして、ずっとふるまい続けてきた。

そんな受が、攻と出会って、自分の欲求、願望に忠実になっていく。それと共にどんどんと『Dom/Sub』としても、そしてそれを超えて、ただただ1人の人間としても攻のことを好きになっていく。愛していく。そこにすべての信頼を置くようになる。そうして徹底的に甘やかされていく。

 

自我の解放と言うとさも大げさかもしれませんが。誰かと出会ったことで良くも悪くも自分自身と言うものを突き付けられる。その結果『自分はこうしたい』『自分はこうされたい』と言う、自分自身の本心に従って生きることを決心していく。

BL作品において描かれる、こうしたキャラクターの物語。生き方の選択が、私は大好きです。

 

ちなみにこの作者さん商業作品の同人誌もたくさん出されています。『ヤクザ様のおもちゃ』『花の芥』共々、同人の方も読んでいるのですが。

獣耳尻尾ブームが作者さんの中には吹き荒れているのでしょうね。同人でも、そして商業コミックの方でも、登場キャラクターたちが獣耳尻尾をはやしまくっていて『ふふ』となりました。

 

てなことで本作品も同人誌が発売されていますが、やっぱり登場カップルのSubには耳と尻尾が生えています。

ちなみに同人の方では貴重なSub×Domである脇カプも描かれている模様。

大きくて不愛想で受に執着しまくりのSub×飄々としているようでSubのことを大切に思っているDom・・・CV興津さん×CV増田さん・・・こんなん最高すぎるでしょうよ。

この同人の存在を、この記事を書くにあたって知った私は、やはり『この記事、書いて良かったじゃん』と思いました。

 

・外岡もったすさん『俺の生徒はかわいくない』

・・・外岡さんの作品については新作の感想を近々、挙げる予定です。

文字数が思っていた以上に多くなったので、この作品の感想もそちらで改めて書こうと思いますが、とりあえず、これだけは覚えて帰って下さい。

外岡作品に登場するキャラクターの笑顔は世界を救う。

以上!

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はい。なんてこったい、感想をお送りできたの、全体の1割にも満たないじゃないか!

笑う。

まぁ、あの、はい。またいずれ。こんな感じで感想をお送りできていない作品について語れればな、と思います。

てなことで明日は同人作品の感想をお送りしていきますので、よろしければ引き続きお付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んでくださりありがとうございました!