tsuzuketainekosanの日記

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ブレイバーンも熱いことだし~ロボットアニメについて語ろう 前編

冬アニメも2クール作品を除いてはいよいよ佳境に差し掛かってまいりました。

『勇気爆発バーンブレイバーン』はどうなるのでしょうか?最新話の予告見たけど、これ、いよいよスミス、死ぬ?

自分で書いておいて『『いよいよ』とは何だ。『いよいよ』とは。楽しみにしていたみたいじゃないか!』と思いました。

・・・楽しみにはしてなかったけど『そうなったら熱いよな』と言う期待がうっすらあったことは否定しないよ(汗)

ちなみにこの作品。日本では毎週、非常に盛り上がっている印象を受けるのですが、海外のアニメファンさんたちの間では、日本ほどの盛り上がりではないらしいです。

面白いなぁ~。

 

てなことで本日と明日はロボットアニメについて語っていこうかと思います。

『勇気爆発バーンブレイバーン』はいろいろと振り切った作品ではあります。が、やはり、ド定番ロボットアニメとしての、その純粋な面白さ、魅力もしっかり描かれている作品ではないでしょうか。

そして個人的に『こんなにもロボットアニメに熱くなったのは、毎週、わくわくしながら視聴するのは何時ぶりかしら?』と思ったのが、今回の記事を書くきっかけです。

 

何をもってロボットアニメとするか。その定義は人それぞれだと思います。

それを語り出せば長くなるので割愛しますが、記事では『私が思うロボットアニメ』について語っています。

 

前編の今日は『私が視聴してきたロボットアニメを語るうえで、この3作品は絶対に欠かせないよね!』と言う作品について語ってまいります。

それがそうです。2013年に春クールに放送されたロボットアニメ、それもオリジナルのロボットアニメ、3作品でございます。

いやぁ~、懐かしい!来年で放送されてから干支が一周するのか~。

怖。

 

2013年春クール。奇しくも出そろったオリジナルロボットアニメ3作品。

・『革命機ヴァルヴレイヴ(以下『ヴヴヴ』)

・『銀河機攻隊マジェスティックプリンス(以下『マジェプリ』)

・『翠星のガルガンティア(以下『ガルガン』) 」

でございます。

 

放送前、このオリジナルロボットアニメが3作品も同時期に放送されると言うのは、結構な話題になっていましたよね。

アニメを視聴するようになり始めた頃だった当時の私は、それこそロボットアニメと言えば、昔、見ていた『勇者シリーズ』、あるいは『新機動戦士ガンダムW』あたりしか印象にない人間だったものですから『なんかよくわからんけど、とりあえず、ロボットアニメ3作品が同時期に放送されるって凄くない!?』と興奮したものです。

 

で、あくまで、あくまで私個人の記憶をもとに、放送前。3作品に寄せられていた声を振り返っていきますと。

まず『ヴヴヴ』です。本作品に対しては『とにかく制作陣が凄い!』『これは期待できる!』『声優陣もまさしく豪華メンバーだな』と言う声が相次いでいたような気がします。主題歌、水樹奈々さんとT.M.Revolutionさんのコラボも凄いですよね。

今の私も確かに、これらの情報を文字だけで確認したら、興奮すると思います。期待しちゃうと思います。

『期待値』と言う点から見れば、この作品が群を抜いていたような気が・・・いや、すべての期待値を調査したわけでもなんでもないので真実は知らんけど(知らんのかい)

 

一方の『マジェプリ』です。本作品に関しては『蒼穹のファフナー』などでキャラクターデザインを務めていらっしゃる平井久史さんのキャラデザ。そこに対して少々、辛口な意見が寄せられていた記憶が確かにあります。曰く『古臭い』『クセが強い』など。

また他2作品が割とスタイリッシュ、洗練されたビジュアルだったのに対して、この作品のビジュアルは、どうしても懐かしい雰囲気が漂ってくるようなそれだった。

そう言うこともあって、あくまで、あくまで私の感触としては、あまりポジティブではない声が多かったなぁ、と思います。

 

ラスト『ガルガン』です。この作品に関してはただ一点において、放送前にして、すでに皆さんの意見が一致していたのが強烈に印象に残っています。

『脚本は虚淵玄さんか。3話で絶対、キャラが死ぬな』『この平和そうなビジュアルも、3話以降は『詐欺だ!』って感じに見えてくるんだろうな』と言った感じです。

シリーズ構成の虚淵さんと言えば、特に2011年に放送された『魔法少女まどか☆マギカ』でその名前を、嫌と言うほど脳裏に刻み込まれた方も多かったのでしょう(笑)

かく言う私もその1人なのですが、とにもかくにもその虚淵さんが携わるロボットアニメと言うことで、放送前にはこのような声が相次いでいたように思います。

 

ちなみに私としましてはですね。

『ヴヴヴ』は主役の逢坂良太さんをはじめとして、とにかく声優さん沼に落ちて久しかった私にとっては『こんなに売れっ子の声優さんが出演されるんだもの!見なきゃ!』と言う感じだったので視聴しよう。

『マジェプリ』は浅沼晋太郎さんと日笠陽子さん、井口裕香さんのお名前に惹かれて視聴しよう。

そして『ガルガン』は虚淵さんがシリーズ構成と言うことで視聴しよう。あと主演が新人声優さんってのも楽しみだ。

そんな感じでした。

 

そして私の中の各作品に対する、放送前のイメージとしてはですね。

『ヴヴヴ』は『とにかく面白そうだし、なんか凄い作品になりそう!』『あとロボットのデザインがおしゃれ!』でした。

『マジェプリ』は『確かにキャラデザ、クセはあるけど、でも可愛いし親しみやすいと私は思うよ』『ちょっと昔見ていたようなロボットアニメの雰囲気があるよなぁ』で、『ガルガン』には『3話でヒロインが死んだりしませんように』『とか言いつつ、虚淵さんらしい陰惨で残酷な展開、私、嫌いじゃない』でした。

 

どうですか?2013年春アニメ。オリジナルロボットアニメ3作品。

当時を知る方、いかがだったでしょうか?

放送前、どの作品にいちばん期待されていましたか?どの作品が純粋に『面白そうだ』と思われていましたか?

 

『ヴヴヴ』は分割2クール、『マジェプリ』はぶっ続け2クール、そして『ガルガン』は1クールでの放送でした。

なので3作品、すべての作品に対しての感想が出そろったのは2023年末だったのですが。

 

3作品、全話、完走した私個人の感想も踏まえたうえで、それぞれの作品に放送後、寄せられた声などを振り返っていきますと。

 

まず『ヴヴヴ』です。間違いなく面白かったです。ええ。それは面白かったです。

再三、このブログでも書いてきましたが『暴走して乗客全員、振り落とした挙句、なお止まることなく、楽しそうに暴走し続けているジェットコースターを見ているような』そんな楽しさを味わわせてくれた作品だったと思います。

・・・褒めてますよ、間違いなく褒めてます。

 

ねー!面白かったですよね!ほんとに。今、思い返しても、ハムエルフさんの迷言・・・おっと間違えた、エルエルフさんの名言の数々であったり、主人公が呪いのせいとは言えヒロインの1人と無理やり肉体関係を結んだり、後半、怒涛の勢いでメインキャラクターたちが戦場に散って行ったり、挙句、ラストは胸像エンドだったり。

そう言う思い出がしっかりと思い出せること自体、私にとっては間違いなくこの作品『面白かった!』と胸を張って言える、その証だと思います。

ただ面白さのベクトル、方向性が、明らかに、私も含めて皆さんが想像していたようなそれではなかった(断言)

でも間違いなく面白かったです。こう言う『あれ・・・おかしいな?思い描いていた物語を思い描いたとおりに描いていたはずなのに・・・どうしてこうなったんだろうな・・・どうして、ジェットコースターの乗客、誰1人、残っていないんだろうな』と言う感覚を味わわせてくれる作品、私は好きです。

ただ放送前の期待値が高かった分。やはりこの、すべてを無理やり回収した、もしくは回収すること自体を放棄して勢いに任せて突っ走った感が否めないお話には、厳しい声があったのも事実かなぁ、と。

 

対して放送前の評価を、回を重ねていくごとに覆していった。そして最終的には視聴者のファンの方が『保護者』と呼ばれ、劇場版も制作された。

私としても純粋に3作品の中でいちばん面白かったと思った作品。またいちばん『ロボットアニメだった!(満足)』と思った作品が『マジェプリ』です。

 

とにかくキャラクター、特にメインキャラ5人、後に6人になる『チームラビッツ』ですが、その描写が素晴らしかった。アニメのキャラクターたちに対して『好き』とか『嫌い』とか『かっこいい』とかを超えた感情、ただただ、その強さも弱さも、不器用さも純粋さも、何もかもが『愛おしい!』と感情を抱いたくらいに、素晴らしかった。

そしてその、とても人間臭いキャラクターたちの描写、物語には、やはり平井さんのキャラデザ。古臭いと言われようとも、温かみが感じられ、決してかっこよすぎないこのキャラデザが必要不可欠なのだと、心底、感じさせられました。

メインキャラだけでなく、彼ら、彼女らを取り囲む大人たち、あるいはどうしても出番が少なくなりがちな整備班、また敵対するキャラクターまで。1人、1人が本当に丁寧に描かれていたのが、もう最高オブ最高だったのです。

 

そしてロボットアニメとしての描写も、もうめちゃくちゃかっこよかったですよね!

メインの6人が搭乗する機体、その1機、1機の強みと弱点。それを活かしつつ、互いが互いをカバーしあうと言う戦闘シーンも、迫力満点で緊迫感がたまらなかった。また1回ごとの戦況が、とても凝っていて。決して一筋縄では勝てない。頭を使わなければ、1機の強みを活かして、それをしっかりと残りがカバーしなければ勝てない、生き残れない。そう言う戦況が舞台として用意されているのも、実にうまい!

小惑星基地潜入作戦』『ケレス大戦』『オペレーション・アレス』と、少しずつ、この戦闘シーンに対する評価の高まりと共に、作品に対しての人気も高まっていって。

そして17話と18話、前後編で描かれた『都市学園防衛戦』で一気に、それが爆発したような。そんな気が、当時を振り返るとしています。

『チームドーベルマン』もほんと、めちゃくちゃかっこよかったよなぁ・・・。

 

正統派ロボットアニメの迫力、熱量、魅力。そして不器用でかっこ悪くてザンネンなメインキャラクターたちが、それでもひたむきに、1歩ずつ成長していく姿。それをやさしく見守る多くのキャラクターたちの姿。

物語としては決して派手派手しさ、目新しさはなかったものの、だからこそ破綻することなく、最後まで丁寧に、キャラクターたちが描かれていた。その成長が視聴者には、確かに感じられた。そしてまた、ロボットアニメの面白さも、戦闘シーンで『これでもかっ!』と言うほどに描かれていたことで、存分に味わえた。

ロボットアニメとしては勿論のこと。私の中ではとても強く印象に残っているアニメ作品のひとつ、それが『マジェプリ』です。

 

そしてラストは『ガルガン』です。こちらの作品も面白かったです。ただその面白さと言うのは、ロボットアニメとしての面白さ云々と言うよりは、なんだろ。

ボーイミーツガール作品としての面白さ。あるいは人が人と共同体を作り上げて、その中で自分の役割を果たしながら生きていく。自立して生きていく。それを描いた作品としての面白さ。そしてそれと共に、『それこそが人である』と言うようなメッセージ。そう言うのが胸に残る、そんな作品だったなぁ、と。

 

あと忘れてならない、忘れられないのが、本作品が初主演だった石川界人さんの存在ですね。

『めっちゃ良い声!あとめっちゃ演技が凄い!』と。

違う言語で自らの感情を伝えるシーンが序盤は多いのですが。その巧みさとか。

また地球の言葉を少しずつ覚えていってからの、ぎこちなくも自分の感情を伝えようする。あるいは相手の感情を理解しようとする、あるいは頑なに拒もうとする。その表現の多彩さとか、本当に『新人とは一体!?』と当時、大きな話題になっていたような気がします。

 

今、改めて振り返ってみると、確かに虚淵さんらしい『お、おぅ』と言いたくなるような要素が、描写がないことにはない作品です。でもそれこそ『魔法少女まどか☆マギカ』のそれに比べたら、全然、どうってことないレベルと言うか。

むしろ先ほども書きましたが、それによって人が人として生きる。社会の中で生きていく。自分とは違う人と生きていく。自分の役割を果たしていく。そう言うことが非常に鮮明に胸に響いてくるような、そんな作品になっていたように思います。

なので個人的には、社会に巣立つ前の10代の中学生さんとか高校生さん方に、ぜひとも見ていただきたい作品だなぁ、と言う気もしないことはないです。

お仕事アニメ的な側面もある、そんな作品なのかなぁ?

 

ちなみに本作品。本当はアニメ2期が予定されていたのですが、諸般の事情により困難になってしまったのです。

石川さん演じるレドの、その姿。テレビシリーズ、OVAの先にあったかもしれない、1人の人間として大きく変わっていたであろうその姿。見たかったなぁ~!

そしてそんなレドを演じられる石川さんの演技も、見たかったなぁ、聞きたかったなぁ!

 

てなことで本日は2013年春アニメに放送されたオリジナルロボットアニメ3作品について、やんややんやと語ってまいりました。

結論、3作品とも本当に面白かった。10年以上の時が経てなお、これだけ語れるくらいに面白かった。

 

明日はこの3作品以外の、個人的に印象に残っているロボットアニメについて語っていきます。よろしければ引き続き、お付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んでくださりありがとうございました!