てなことで予定変更で、昨日に引き続き、お送りしています。
本来ならばこの記事。休みと休みの間の、1日だけの仕事の時とかにお送りする予定だったんですけれども。
穴埋め記事、まさかの代打登場です。
うへへ。
GWも間もなく終了ですね。
いかがですか?10連休だった方とかいらっしゃるのかしら。
10日も連続で休んじゃったら、もう仕事行くの、嫌になりませんか?
私ならなっちゃうね!(自信満々)
てなことでタイトル通りの記事です。
20代の頃、猛烈に世界一周に憧れを抱いていた私。しかし時間はあれど、真面目に働いていなかったからお金がなく、だからと言って『目標のために真面目に働くぞ!』と言う根性もなく。
そのまま20年の月日が流れたわけですが。
最近になって、またぞろ『旅に出たい・・・世界一周がしたい。世界中の、いろんな光景を見たい』と言う欲求に駆られています。
お金は、20代の頃に比べたら少しだけ増えました。
でもその分、時間は、自分の好きなように過ごせる時間は、20代の頃に比べたら確実に減りました。
我々は人生の時間を捧げることでお金を得ているのだな。
世知辛いぜ!
そんな私の旅行欲求を満たすだけの記事です。
でも一緒に盛り上がっていただけると嬉しいです。
GW、どこかに旅行に出かけられた方は、ぜひ、その余韻を味わっていただけると嬉しいです。
もうしばらくしたら、世知辛い現実が始まるよ~(鬼か)
ではでは。本日はこちらの場所からです。どうぞ。
・九寨溝
・・・ご存じの方も多いことでしょう。前日の記事でも登場した世界遺産第2位、ただし自然世界遺産の数で言えば世界ナンバー1を誇る中国。この国が誇る自然世界遺産のひとつであり、観光地としても知られている九寨溝です。
九寨溝を初めて知ったのは、それこそもう20年以上前。多分、大学生くらいの時だったと思います。
その頃、スーパーの中に入っている旅行代理店。その店先にある海外旅行のパンフレットを持ち帰れるだけ持ち帰って、家でそれを見ては旅先の景色に思いを馳せていた私。
九寨溝を知ったのも、その流れの中でだったと思いますが、いや、初めてこの場所の写真を見た時の衝撃と言ったらですよ。
ものすっごい偏見としか言いようがないのですが。
『アジアにもこんな綺麗な場所が、こんな色彩豊かな場所があったんだ』と思ったのを、今でもはっきりと覚えています。
いや、ほんと。今もですが、当時も旅行なんてほとんどしていなかった20歳そこそこの小娘が、一体、アジアの何を知っていたと言うのでしょうか(汗)
九寨溝は山脈から流れ出た水が滝を作り、それが棚田状に、大小の湖沼を作り上げているのが特徴です。
そして何と言っても特徴的なのは、朝夕でその湖沼が見せる表情、色彩が大きく変化すると言う点です。これは、ひとつは山脈からの水が非常に澄んでいることが理由。そしてもうひとつは、山脈から流れ込んできた石灰石の成分、主には炭酸カルシウムとのことですが、それが沼底に沈殿しているのが理由です。
澄んだ水がたまった場所、その底に炭酸カルシウムが沈殿している。その炭酸カルシウムが太陽の光を反射することで、その時間の空の色が水面に映し出される。
九寨溝が、時間によりがらり、とその表情を変化させるのは、このようなメカニズムがあるからだそうです。
うーん、自然の神秘!
そして周囲の木々、それも季節によって表情、色合いを変えるわけですが、それによっても九寨溝の表情は変わってくる。
そんなわけなので、ぜひともネットで九寨溝を検索して、その絶景をおさめた写真を見ていただきたいのですが。
本当に、時間によって、季節によって、実に多彩な美しさを見せているのです。
私も改めて写真をいろいろと見てみたのですが。
春だとやっぱり桜が咲く。それと澄んだ青のコントラスト。また青の湖に桜が散った、その光景の美しさには言葉を失いましたし。
冬。冬よ、冬。雪に覆われることもあるようで、元々、幻想的な景色が、雪を冠することでよりその度合いを増すように感じられて。その凍てついたような空気が写真を見ているだけでも感じられて『はぁ~・・・冬だ・・・九寨溝に行くなら冬だ』と決心しまた。静寂、それが純粋な形のまま閉じ込められているような。
なんだろ。こう言う『あぁ、人類が滅びても、ここはこのままで、四季折々の景色がそのままあり続けているんだろうなぁ』と感じさせる景色見ると、なんかもう、得も言われぬ感情に駆られますね。
いや、でも紅葉色づく秋も捨てがたいぞ!新緑眩しい夏も良いぞ!
・ラグナ・コロラダとウユニ塩湖
・・・次に紹介するのも湖。ただし塩湖です。そして塩湖の紅白合戦です。言ってる意味が自分でもよくわからない。でも多分、詳しい方なら私の言いたいことは伝わるはずです。
『塩湖って何さ』読んで字のごとくです。塩の湖です。湖水1リットルあたり、どれくらいの塩分量かと言う値で塩湖か否かが決められているようですが、その基準は曖昧なようです。ま、このあたりはどうでもいい。
塩湖は日本にもいくつか、そして世界中には数多く存在しているのことですが、今回、ご紹介するふたつの塩湖は共に南米ボリビアに存在しています。
まずはラグナ・コロラダです。
ウィキの写真を見ていただくだけでもおわかりいただけるかと思いますが。
そうなのです。赤いのです。この塩湖、湖水が赤いのです。だから赤。紅。この写真だと比較的、優しい感じの赤色と言うか若干ピンクがかって見えないこともないように思うのですが、写真によっては、おそらくは撮影時、その日の天候、時間帯などによるのでしょうね。本当に血のような赤だったり、少しオレンジ、茶色がかったような赤を見せていることもあります。
良いですねぇ~。二度と同じ表情を見せることはない。大自然ならではです。
世界中にこんな感じの、赤色、ピンク色の湖水をたたえた塩湖はいくつかあるようです。で、この美しい赤の水、その理由は塩湖に生息している藻類の色素、またプランクトンの死骸が堆積しているのが理由だそうです。
ただし写真でも少し確認できますが、全部が全部、赤色と言うわけではなく。やはり水や堆積物に含まれているミネラルによって一部、白い部分があると言うのも、これ実に素敵ではありませんか。
ここはフラミンゴ保護にとっては非常に重要な地されており、それ以外の鳥類、食肉目のネコ科の生き物の生息地でもあります。
湖と同じような色をしていながら。でも決して、そこに溶け込まない、生物としての確固たる個性を持っているフラミンゴの美しい色。そのふたつが共存している様は、写真で見ても惚れ惚れするほどの美しさです。
南米おなじみ、もふもふした体と何とも味のある表情が愛らしいラマも生息しているようで、湖をバックに『ぼー』っと佇んでいるラマがおさめられている写真もありますよ。可愛い。何を考えているんだろ(笑)
自然が織りなす、生み出す色彩と言うのは、どうあがいても人間では生み出せないそれだと思います。それらが目と心を奪う絶景を生み出している、そんな場所は世界中に数多くありますが、まずは塩湖と言うくくりで、こちらを紹介してみました。
で、この次に紹介するのが塩湖の白代表です。『あぁ、名前くらいは聞いたことあるわ』と言う方も多いことでしょう。ウユニ塩湖でございます。
成程。塩湖と言うよりも塩の平原だから、正確には『塩原』と言うのですね。世界最大の塩の平原なので、このウユニの街の主要産業も塩の生産。またはこの塩湖に訪れる観光とのこと。
アンデス山脈が隆起した際に、大量の海水がそのまま山の上に残されることになった。乾燥気候であること、そして流出する川がなかったこと。それが理由で結果として海水が干上がって塩分が残り、この広大な塩ま平原はできあがったらしいです。
平然と『アンデス山脈が隆起』とか『海水がそのまま山の上に残されることになった』とか書いてますけど。
冷静に考えたらおかしい。アンデス山脈が隆起。海水が山の上に残される。
地球のエネルギー、どんだけ。凄いよなぁ。よくぞまぁ、そんな大地の上で人間、生かされてるもんだよ。
てなことでウユニ塩湖は見渡す限りの白です。白。塩特有のざらつきは感じさせるものの、白です。だから塩湖の白代表。
先程のラグナ・コルダナの赤に対しての、ウユニ塩湖の白。と言うことで、塩湖の紅白合戦なのでした。うふふふふ。
とは言え、南米特有の抜けるような青の空とのコントラストも、また実に美しい。美しいと言うか、もはや写真で目にしても『圧巻』としか言いようのない絶景なのですが。
やはりこのウユニ塩湖で有名なのは、降った雨が湖面に溜まり、それが鏡のようにして空を映し出すと言う現象、そして光景でしょう。
これはウユニ塩湖、その高低差が全体でも50センチに満たない、それくらいに平らであるが故に見られる光景だそうです。
アンデス山脈が隆起するほどのエネルギーに見舞われておいて、この繊細さ。
なんなん(笑)
あくまでも薄く、膜のように湖面に張った水の上は当然、歩くことができます。空を、雲を、天を、その一切の空気を映し出している湖面を歩く、その気持ちたるや一体、どんなものでしょうね。
想像してみても想像がつきません。ただあまりの美しさに『あぁ、このまま足元から吸い込まれてしまっても。反対に頭上から吸い上げられてしまっても、何の後悔もなさそう』と言う気はします。
勿論、時間帯、そして天候によっても広がる絶景は異なるので、できれば色んな時間帯、そして天候の景色を拝んでおきたいものですよね。
南米だもの。行くの、めっちゃ時間かかるもん。そして代金もそこそこするもの(笑)
なおこの広大な塩の平原の中央付近には『インカワシ島』と呼ばれる島もあります。別名、遠目からは島の形が魚のようにも見えるから『魚島』。土産物屋はあるらしいですが、居住者や宿泊施設はないとのこと。
そんな島の支配者は、サボテンです。サボテン。
あぁ、ロマン。もう広大な塩の平原。そこを訪れる数多の人間たちを前に、ひとつの島を支配したサボテンたちが何を考え続けているのかと。
考えただけで、もうロマンが止まりません!んはぁ~。
・レンソイス・マラニャンセス国立公園
・・・ラストはこちら。舌を噛みそうなレンソイス・マラニャンセス国立公園でございます。南米ブラジルにある広大な砂丘です。
ってか南米も良いですよね。当たり前だけど日本とは割と何もかもが異なっているじゃゃないですか。文化は勿論、気候とかも。だからほんと、想像しようとしてみても想像がつかないと言うか。どうしても己の想像力の限界を突き付けられるような気がして悔しいです。どこの何に悔しがっているのでしょうか(笑)
『レンソイス』はポルトガル語で『シーツ』を表すとのこと。東京都の約7割、大阪府の約8割にあたる面積に広がるは、まさしくまっさらで真っ白なシーツを思わせるような砂丘なのですが。
ここの最大の特徴は、砂丘を構成している砂の成分がほぼほぼ100パーセント石英だと言う点です。石英、クォーツですな。
なのでそれが太陽光を反射することで、砂丘なんだけれど白く光って見えると言う。そんな砂丘なのであります。
年月が経っている場所ほど、石英が研磨されているため白く輝いている。反対に時間がそれほど経過していない、いわば若い場所ほど、石英の研磨も不十分であり、不純物も多いので白の輝きは低い。その代わりに、また違った味わいのある色を見せてくれるとのことで。
人間もそうだよ。若い人も、年齢を重ねた人も、皆、素敵なんじゃよ。
で、それだけでもこの土地、美しい。まさに『地球と言う奇跡の大地が生み出した奇跡の絶景!』としか言いようのない場所なのですが。
主に1月から6月の雨季の終わり頃にはですね、無数の湖が出現するんです。期間限定、その間だけ存在するんです、無数の湖が。
砂丘を構成している石英、その層の下にある地下水の水位が雨によって上昇し、砂丘の谷間に湧き出てくる、と言うのが、雨期の終わり頃にだけ無数の湖が出現するメカニズムだそうです。
わからん。わからんし、もっとわからんのは、この湖が出現したら、そこに魚も出てくると言う話です。
ウィキペディアでも書かれていますが『じゃあ、湖が出現するまでの乾季の間は君ら、どうしてるんだ』と言うツッコミも入れたくなるところですが、それに関しては有力な説はあるものの、詳細、真偽のほどは明らかになっていないと言う。
凄いな!自然界の生きもの、ほんとに凄いな。
わけがわからなすぎて凄いな!
で、またこの無数に出現する湖、その色と言うのが実に形容しがたいのですよ。
単純に言えエメラルドグリーンなのですが、澄み切った水色もあるし、深く濃い青色もある。藍色もあるし、無色透明なところある。
ってかそうか。地下水なので澄み切っているのは当然なのか。
なおこの湖、泳ぐこともできるそうです。なので現地観光において水着は必需品らしいですよ。
南米は暑いだろうからな。そんな灼熱の大地で、白の砂丘の中に無数に存在する湖で泳いだ時の爽快感、解放感たるや・・・んはぁ~(悦)
この石英の砂丘ができた背景には、やはり自然が積み重ねてきた壮大な、本当に壮大な時間の流れがあります。
なんかそれを思うと改めて『人間、ちっぽけ。人間、小さい』そう思わずにはいられないのでした。
でもそんなちっぽけで小さい人間だからこそ、この広大で壮大な自然には心惹かれてやまないのでしょうね。
そしてこんな広大な砂丘の中心部には村があり、60人ほどの人たちが生活をしていると言うのも、またこれ・・・ロマンや・・・。
ね。この人たちから見ると、この地を訪れる観光客の人とかはどんなふうに映っているんでしょうね。
あー!見に行きたいよ!
はい。そんなこんなで本日もつらつら、行きたい場所について語ってまいりました。
今年のGW、円安の中で海外旅行に行かれる方へのインタビューで『向こうでできるだけ節約します』とか『小腹満たせるものをたくさん持っていきます』と言った返答をニュースで多く見ました。
『財布のことを思うと痛いけど、でも行ける時に行っておかないと』と答えてらっしゃった方もいらっしゃって『確かにそうだよなぁ~』としんみり、思った次第です。
財布の中身は、それでも、まぁ、自分の努力次第である程度はどうにかできるじゃないですか。ある程度ではありますが。
ただほんと、旅行は世界的に平和でなければまずできないものですからね。そしてそれは、自分の努力でどうこうできる範疇ではないわけでして。
コロナ禍もそうだけど、日本も含めて『平和』なんて、ある日、突然、無くなってしまってもなんらおかしくはない。
そんな状況の中で生きていることを思うと、ほんと。
旅行は行ける時に行っておかないと、ですよねぇ~。
んはぁ、行きたいよ。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました。