5勤も折り返し地点を過ぎましたが、気持ち的には折り返しでも何でもありません。
幼稚園児が口にして喜びそうな下ネタを叫び出しそうなくらいにはイライラしてきたので、昨夜は『男子高校生、はじめての』を聞きました。
ってか、イライラ度合いのたとえがいろいろとヤバいよ。ヤバいよ。
手元にあるのは4作品。さぁ、私が聞いたのは第何弾でしょうか!?
でもお陰様で癒されました。
あと2日です。まだ2日もあんのかよ(口が悪い)
本題です。
秋アニメの感想をお送りしています。本日がラストです。
ではでは早速、こちらの作品からスタートですよ~。
・『ミギとダリ』
・・・アホほど泣いた。めちゃくちゃ泣いた。アニメの最終回見てこんなに泣いたの『終末なにしてますか?(以下略)』以来のような気がするってくらい、ぼろっぼろに泣いた。ってかまさか、まさかこんなに泣かされるとは(笑)。1話の時には想像すらしてなかったぞ!
ずっと『2人』で生きてきたミギとダリ。『2人』だからこそ、どんな険しい道のりも、辛い思いも、苦しい思いも歩み続け、乗り越え、あるいは耐えることができた。
だけど最後の最後。『2人』でいることが叶わなくなった『1人』と『1人』であることを突き付けられてからのミギとダリの姿。その思い。それがもう見ていてただただ苦しかったし。
兄として、時にミギの前では強がる素振りを見せることもあったダリが『ミギの幸せのために』と、自分の存在を隠し通すことを決めたのも。そうダリには勿論のこと、自分自身にも言い聞かせていたのも。ものすごく皮肉に思えて。
でも当たり前だけど、そこに苦しみを感じて、孤独を感じて、恐れを感じて。それでも『どうしたい』かはわかっていても『どうすればいいのか』はわからない。ただただこらえるようにして生きているミギとダリ、2人の姿が本当にしんどくて。
そこからの、園山夫妻ですよ・・・もうほんと。愛。もうその言葉に尽きると思う。秘鳥が『1人』と『1人』であることに気が付いてからも、その理由を問うこともなく、夫妻はただただ『1人』と『1人』を見守っていた。その身を案じていた。愛していた。
『いつか』のタイミングを、夫妻はずっと待ち続けていたんだと思う。そうして迎えたクリスマスの日。その『いつか』であることを悟った夫妻からの、あのプレゼント、あの言葉ですよ・・・もうダメだった。そこから本と、涙腺決壊。
夫妻の言葉は勿論だけど、そこからダリに語りかけたミギの言葉も。あるいは堀江瞬さんの演技も、もうダメだった。涙が止まらなかった(わかったってば)
『自分が大切に思う『誰か』のために、その幸せのために。自分の人生を、気持ちを犠牲にする。それが自分の幸せだ』と言う生き方は、私は嫌いではありません。むしろそう言う生き方しか選べない、できない、その不器用さは大好物ですらあります(鬼か)
ただそれでもやっぱり、その思いをその人自身が自身に『言い聞かせている』時点で、あるいはその人自身の中に、そこに対しての何かしらの思いが出てきてしまっている時点で、それは生き方としては間違ったものなんだろうと思います。
『1人』の人生は、決して他の『1人』のために犠牲になるものではない。我慢を強いられていいものでもない。
『2人』でも『1人』と『1人』でも気づけなかったそれに、気づかせてくれたのが愛だった。無償の愛だった。泣くわ、こんなの。
いやぁ~・・・そうかぁ。これは、ほんと。予想だにしていなかった最終回。作品としてこれ以上ないほどにきれいにまとめられていて。かつ、そこにしっかりとメッセージも込められていて。最高の一言でした。
あとそれでいて、しっかりギャグが挟まれていたのもこの作品らしくて最高でした。
最終回までも面白かった。シュールなギャグに、パンチの強すぎる(笑)キャラクターを演じられる声優さんたちの怪演。そのコンボが毎週、毎週、クセになる、唯一無二の世界を作り上げていて面白かったんですけど。
最終回で一気に、更に印象が変わりました。自分の中、忘れられない1作になった思いすらする。
最終回。最後に画面に映し出された制作スタッフからの原作者、佐野菜見さんに対するメッセージも、ただただ涙ですよ。
『アバヨ』とこの世に別れを告げられた佐野さんも、きっと『多分もっと自由な世界』でこのアニメを見届けられたことと思います。
佐野さん、そしてアニメスタッフの皆さん。本当に素晴らしい作品、ありがとうございました!
・・・アニメ化発表から劇場上映、そしてテレビ放送まで結構な時間が流れたような気がするのですが。それでもなんでしょ。語弊ある言い方かもしれませんが、待った甲斐のある、待たされただけのことはある、そんな素晴らしい作品になっていたのではないでしょうか。最終回、『ミギとダリ』ほどではありませんが、うっすら泣きました。
ってか最終回のライブの描写。『センチメンタルヴィーナス』での、そのハプニングはミリオンの2ndライブ、その2日目に実際にあったこと。調べたら監督としてはそれを再現することが目的ではなかったとのことですが、それでもなんか『ミリオンライブ!』の歴史を、改めて感じさせられました。
あと個人的にはですね。白石紬の『瑠璃色金魚と花菖蒲』です。この曲をCVを担当されている南早紀さんが初披露された際のイベント。その夜の部、配信で視聴していたんですけれど。歌い出しで詰まってしまわれたんですよ。でもそれを受けて、と言う言い方も変かもしれませんが、それを受けての、何よりも自分自身に対しての悔しさ。それを燃料にしたかのようにして、曲の後半になるにつれてどんどんとギアが上がっていく様子が当時、本当に『凄っ』と衝撃で。
先に書いた音響トラブルがあって、それを受けて『自分が繋ぐ』と言う強い思いのこもった紬の圧巻のパフォーマンスには、私、そのことを思い出さずにはいられませんでした。あぁ、エモい。
ステージの立つアイドルたちにとって、会場のペンライト。あるいは歓声と言うのは、どれだけ勇気づけられるものだろう。その存在によって、どれだけ、自分の存在、自分のアイドルとしての存在、活動に対しての自信を得られるのだろう。
だからこそ人としても、アイドルとしても『もっと、もっと』と言う思いを胸に、経験を積んでいく。鍛錬を積んでいく。
そう言うのがほんと、未来、翼、静香を中心としてミリオンライブのアイドル達。あるいは、そうしたことをずっと経験してきたのであろう765プロの先輩アイドルたちの姿を通して伝わってくるような。
そして『ミリオンライブ!』、そのアイドルたちとPさんたち、そしてファンの人たちが紡いできた時間、思い。きらきらと温かく輝くそれが満ち満ちていた。そんな最終回であり『ミリオンライブ!』のはじまりを描いた最終回でもあったなぁ。エモ。
アニメとしても39人のアイドル、1人1人、出番の差はあったけれど、しっかりと描かれていて。ステージ上でも、それ以外の場面でも、1人1人の存在感がしっかりと示されていた。ここも良かったですよね。良かったってか、もう『SideM』のファンとしては、ただただ羨ましかったです・・・これ以上は言うまい・・・。
『何故、アイドルを目指すのか』『何故、アイドルでありたいのか』信号機3人を主に、それを主軸にして描き切った。軸のぶれていない作品であり、だからこそ全編を貫く『アイドルマスター』だからこその『アイドル像』みたいなもの。その熱量。『熱血』と言っても良いほどの熱量。それに胸を揺さぶられる、『アイドルマスター』シリーズのアニメ作品、そのひとつとしては勿論ですが、『アイドルアニメ』そして『頑張るすべての人の背中を力強く押してくれるアニメ』だからこその魅力にも満ち満ちた、たくさんの人に見ていただきたい作品です。
中村Pも良かった。なんだろ。ものすごく『年はそんなに離れていないお兄さん』感のあるプロデューサーで。そのプロデューサーが、シアター立ち上げに奮闘するアイドルたち。成長をしていくアイドルたちと一緒に成長していく姿も伝わってきて、なんかものすごく『このP・・・応援したいっ!』って感じできゅんきゅんしました。
来春放送予定の『アイドルマスターシャイニーカラーズ』のアニメでPを務められる夏目響平さんの演技も、今からわくわくするのだよ・・・。
・『Paradox Live THE ANIMATION』
・・・出演していらっしゃる声優さんを知ってる以外、何も知りませんよ。そんな状態で視聴したアニメでしたが。とても良かった。いや、なんか上から目線のような言い方になってしまって非常に申し訳ないのですが(土下座)
その理由としてまず挙げたいのが、めちゃくちゃわかりやすい作りになっていたこと。私のような『パラライ』に初めて触れるよ、と言う方にも、ものすごくわかりやすい作り、物語だったと思います。キャラターもたくさんいたけれど、チームごとの個性が際立っていた、そのメンバーの個性が際立っていた、更にそれぞれのチームごとの楽曲も個性が際立っていたので、その辺りの把握も非常にしやすかった。
それからもうひとつ、物語としてめちゃくちゃシンプルだったと言うのも、私としては理由に挙げたいです。
なんだろ。語弊ある言い方かもしれませんが最終回・・・そのひとつ前の話数含めて、そこで描かれていた展開って、目新しさはなかったように思います。定番と言うか『こう言う展開、見てきたよね』と言うような展開だったと、私は思うのです。
だけどだからこそのまとまりがあったし、わかりやすさがあった。シンプルさがあった。でもその中に、この作品、このコンテンツだからこその、これまでアニメで描いてきた熱さがあった。その熱量が最高潮に達した、その興奮みたいなものが見ていてめちゃくちゃ伝わってきた。そしてキャラクター同士の、チーム同士の『ライバルだけどHIP HOPを愛する、自分たちのチームを愛する者たち』と言う関係性も伝わってきた。
だから目新しさはなかったけど、私は見ていてめちゃくちゃ面白かったし1人で盛り上がったし、作品としてきれいにまとめられているなぁ、と思ったのです。
なんでしょ。勿論、コンテンツとして確立されている作品だからこそ、このようなアニメを制作することができたと言う面もあるのだとは思います。
それでもキャラクターが魅力的で、作品の核となるような要素がひとつあるのであれば、それを信じて、物語はシンプルに。凝り過ぎない、手を加え過ぎない。そう言うことの大切さを改めて感じさせられた作品でもありました。
ちなみに私はキャラとしては西門先生が好きですが、好きってかほんと拾って欲しいんですけど。チームと言うか音?楽曲は悪漢奴等が好きです。ノリがいい(簡潔)。でもキャラ同士の関係性で言うとcozmezが好き。萌える。あとCV小林裕介さんの悲鳴は、なんかこー、良い。萌える。鬼か。でも最終的には『めっちゃ悪そうな人たちに見えたけど、実はめっちゃ熱い男たちだったじゃん!』と良いとこどりの印象すら受けた武雷管が好きです。ってかみんな好きです(いえーい!)
てなことで・・・このアニメの続き?はコンテンツ内ではどんなふうに描かれているのかしら。新キャラ、新チームも出てきていますが、その活躍も見たいなぁ、と言う思いも込めて、アニメの続き、期待しています!
いやぁ、なんかいい意味で予想を裏切られた、とても見ごたえのある作品でした!
・『東京リベンジャーズ 天竺編』
・・・最終回。稀咲役の森久保祥太郎さんの演技が凄かった。稀咲の『死にたくない』と言う、心の慟哭。それが最後の最後の力で漏れ出た、あの言葉。
それを突き付けられた武道は、死の恐怖を何度も、何度も経験してきているからこその思いが、言葉にならない、できない思いが。もしかしたら憎くて仕方ない稀咲にすら、同情に近いような感情を抱いていたかもしれないと思うと、なんかもう、それこそ言葉が出てこない。胸にずん、と重石を乗せられたような気分。
『日向に愛されるため』ではなく、いや、勿論それもあったんだろうけれど。それ以上に『自分に無いものを持ち合わせている武道になりたくて』、稀咲のこれまではあったのかと思うと、なんかもう、辛い。しんどい。
その思いに、それまで目を背けていたその思いにようやく目を向けたのが、人生の最期であるその瞬間だったと言うのが、またこれ辛い。
で、その後の半間役の江口拓也さんの演技も良かった。それまで割と半間の台詞回しって、こー、エキセントリックさが際立っているような感じで。だからこその、あの、心底、疲れたような言葉の漏らし方が、すごい胸にぐっ、と来た。
この作品にはペアとなるような少年がたくさん出てくるけれど。その中でも稀咲と半間の2人はほんと、なんか。なんか、切ない(語彙力)。歪さを抱えたまま、最後の最後にその歪さに飲み込まれてしまったような気がして、やるせない。
てなことで『天竺編』終了いたしましたが・・・いやぁ、こちらも相も変わらず面白かったなぁ。そして相変わらず熱かったなぁ・・・。ねぇ~・・・なんかもう、言葉が出てこない熱さと言うか。
なんか多分、誰しもが願っていること、その中身は同じはずだろうに。その形が微妙に違っているからこそのすれ違い、ぶつかり合いが、もう熱いし、切ないし、切ないからこそ萌えるし・・・萌。
熱いのに萌える。最高か。最高ですね、ありがとう(五体投地)
あと各キャラクター、新キャラも含めてCVがぴったりなのも最高なんですが。個人的には武道を演じ続けていらっしゃる新祐樹さんの演技が。最初の頃を思うと、もうほんとに良い意味で余計な力が抜けてきているように感じられて。
それがなんかもう、すごく嬉しい。新人声優さんがメインを演じ続けられる。それを視聴し続けることで出会える喜びをひしひしと感じられて、私は本当に嬉しいのです。
いや、これも偉そうな見方で本当に申し訳ないのですが(土下座)。いや、でもほんと。よろしければ是非とも、1期1話、視聴されてみて下さい。懐かしい!
てなことで。ブログ内でも何度も書いてきましたが。ここまで来たんですもの。そりゃもう、原作も終了していることですし、ラストまでアニメ化、して下さい!
ってかやるでしょ。やるでしょ・・・やるでしょ?
楽しみに続報、待っています!
てなことで『呪術廻戦』の感想も、来年にいたしましょうか。こちらは続編アニメ化決定とのことで。原作も来年中には終了させる予定とのことですから、多分、アニメも原作ラストまで制作されるんだろうなぁ。うひひ。
そうです。その時にあわせて『秋アニメ、20本近く視聴予定作品挙げていたけどどうなったんですかね!?』の結果も発表しよう思います。
ふふ(遠い目)
そんな具合でいったん、2023年秋アニメの感想は終了です。
お付き合いいただきどうもありがとうございました。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!