tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

秋アニメ、印象的な声優さん~女性声優編

アイドルマスター』の合同ライブのダイジェスト映像。

公開されてから暇を見つけては見てるんですけど。

何回、見ても、メイキングダイジェストに収録されている松井恵理子さんの『男の子のチューリップよ』と言う言葉に『ふふ』ってなります。

男の子のチューリップ。

言葉の響きとしてはめちゃくちゃ可愛いのに、すいません。

どうしようもなく意味深な言葉に聞こえてしまうのは、きっと私の頭が腐りに腐っているからでしょうね。すいません。本当にすいません。

男の子のチューリップ。

ふふ。

 

本題です。

 

毎クール恒例の記事です。そのクールに放送されているアニメ作品。その中から、私が視聴している作品に限ってではありますが、印象的に感じた声優さんについてやんややんやと語るだけの記事です。

毎回、書いています。昨日も書きました。この記事を書く度、自分でも『何だかなぁ』と言う気は否めません。が、結局、毎クール、こんな感じで書いています。

なんかいろいろすいません。

どの声優さんの演技も、本当に素晴らしいの!

 

てなことで昨日は男性声優さん編でした。続きとなる本日は女性声優さん編です。

ではでは、早速。こちらの方からどうぞ!

芹澤優さん

・・・ハイテンション百合ラブコメディ『私の推しは悪役令嬢。』にて主人公、レイ=テイラーを演じていらっしゃいます。そうなのか。この作品もいわゆる『なろう系』なのですね。今、知った。『なろう系』も多岐にわたるなぁ。

はい。てなことで芹澤さんです。芹澤さんと言えば声優アイドルグループ、i☆Risの一員としても活動されていらっしゃいます。2014年から放送されていた、メンバーの皆さんが声優として出演されていた某女児向けアニメを見ていた(見てたんかい)私としては『そうか。もうあれから10年近くの月日が流れたのか』と感慨深いものが。

 

芹澤さんと言えば私の中では圧倒的に『あざといぶりっ子系腹黒キャラ』のCV率が高いと言う印象がありまして(笑)。

自分の可愛らしさを熟知していて。それがどれくらいの価値を持っているのかも熟知していて。それをうまーく利用して、強かに、世間を、人間関係の荒波を上手に、巧みにわたっていくキャラを演じられたら、まぁ、うまい。お声の可愛らしさも相まって、本当に『おのれ!あざといぞ!でも可愛いぞ、ちくしょうめ!』と歯噛みしたくなるくらいなのです。

 

ただ勿論、声優としてはそうしたキャラ以外もたくさん演じていらっしゃいまして。少年役なんかも演じていらっしゃるので、声優としては非常に引き出しの多い方。『アイドル声優なんでしょ』と言う色眼鏡を、実力で蹴飛ばす役者さんだと思います。

そしてこの『わた推し』のレイと言う役は、芹澤さんの声優としてのキャリアを代表するような役になるのでは、と言うか、現時点で既になっているのでは、と私は勝手に感じているのですが。

 

前世で自分を救ってくれた悪役令嬢クレア。彼女に対して、もはや変質的、変態的、盲目的なまでの愛情を抱き、猪突猛進。『クレアからの一切合切はご褒美以外の何物でもありません!』とばかりに驀進、邁進し続けるレイの、その熱量。

私は原作を読んでいないのですが、それでも『あぁ、これはもう『原作通り』なんだろうな』と強く感じさせるほどの『そのままの熱量』の宿った演技で、芹澤さんがそれを表現されている。その表現が『がっ!』と言う勢いで、作品世界に見ているこちらを引き込む力に満ち満ちていて、第1話から私はもう『セリコ!(芹澤さんの愛称です)』と感動しきりだったのです。

 

で、ですね。それでいてレイがただひたすらに願っているのは、クレアの幸せ。ただそれだけなんです。それ以外は何も望んでいない。自分と結ばれること以上に、ただただ自分を救ってくれたクレア。彼女の幸せだけを祈り、願っているんです。

その気持ちを時折、ぽつり、と。それでいてまっすぐに、クレアに対して言葉で伝える時の演技も、もう最高なんですよ!普段の猪突猛進、ハイテンション&クレイジー、変質者と紙一重(笑)の態度、そのインパクトが凄まじいからこそのギャップもあって、もうめちゃくちゃ胸を締め付けられるんですよ。言葉に、確かな温かさが宿っているんですよね。その温かさに『んんっ!ずるい!』と思わされる。

あと自分を『同性愛者だ』と言い放った時もそうなんですけど。こー、優しい、可愛らしい、温かみのある声で、だけど『ぴしっ』と言い放つ時の演技が、めちゃくちゃ良いんですよね。しなやかな強さを感じさせる。

こうした芹澤さんの演技があるからこそ、『わた推し』と言う作品の多面性であったり、その物語の深さみたいなものもめちゃくちゃ伝わってくる。

 

レイと言う少女の見せる『顔』のいろんな面。それでいて『思い』はただひとつだと言う、彼女の生き様。それを本当に、レイとして自然に見せて下さっている演技で。

『あぁ、声優さんによってキャラが生きているって、こう言うことなんだろうなぁ』とすら、私は感じさせられたのです。

いやぁ~、良いなぁ。こんだけ熱くて色んな意味でまっすぐな役まで演じられるなんて、芹澤さん、声優としてますます面白い役者さんになった感すらあるなぁ。

 

・寺澤百花さん

・・・『柚木さんちの四兄弟。』にて柚木家末っ子、6歳の岳を演じていらっしゃいます。『柚木さんちの四兄弟。』ね、何度も書いていますがもう少し、もう少し話題になっても良い作品のひとつだと思います。

大作、豊作揃いの秋アニメであること。BSでの放送時間が『呪術廻戦』と被っていること。そうした諸々の影響をいちばんに受けている作品ではないかなぁ。

 

ともすれば『お涙頂戴』的な作品と言う印象を持たれている方も多いかもしれませんが、そうじゃないのがこの作品の素晴らしい、素敵なところなのですよ。

『家族』と言う人間関係に付きまとう、ありとらゆる煩わしさ、ままならなさ。そうしたものをめちゃくちゃリアルに描いていて、時にそれは息を呑むほど。なのですけど、だからこそ、それでもそこにある『家族』の温かさ。あるいはそこを飛び越えた1人1人の人間同士の関係性、その温かさを描いている、とてもバランスに優れた作品だと思っています。だから見ていて、とにかく色んな感情に胸揺さぶられて、でも最終的には温かさに包まる、素敵な作品なのですよ。見てね。

 

で、寺澤さん演じる岳と言うのは、先程も書きましたが末っ子ちゃんなんです。いちばんの年下なんです。なんですけど『仙人』と呼ばれていることからもおわかり頂けるかと思いますが、本当に言動すべてが『あなた人生、何週目!?』とツッコまざるを得ないくらいに達観しているんです。熟成されているんです。でも当たり前ですが、いちばんの年下だから、喋り方は幼いんです。

その『言ってることはめちゃくちゃ達観していて、誰よりも大人でおじいちゃん』なのに、その喋り方は『誰よりも可愛い、幼い』と言う岳の繰り出すギャップが、もう寺澤さんが演技で、実に自然に表現されていて。

ただただ『可愛い・・・可愛い・・・』と頬が緩みっぱなしなのです。

 

声変わり前の男の子を若手の、新人の女性声優さんが演じられることは多いのです。多いのですが、ただその中、今回、この岳と言う男の子は『男の子』なんですけど、その性格とか言動がちょっと珍しいタイプだと思います。

だからこそ、その『多い』中でも、この特殊なタイプの『男の子』である岳に抜擢されたと言うのは、寺澤さんにとっては、より実り多い経験になっているのではないかなぁ、と勝手に思っていたりしています。そしてそれでいて、先程も書いた通り、岳を本当に可愛らしく、何より自然に演じていらっしゃる寺澤さんの演技力、そのお声には、個人的には今後も注目したいなぁ、と感じています。

なんだろ・・・いわゆる『のじゃロリ』キャラを演じられたら、寺澤さん、最高だと思うの。ショタのじゃロリとか、・・・ごめん、あまりにも私の性癖が漏れ出て過ぎていて、なんかごめん・・・ってかショタでロリってどういうことなの・・・土下座。

 

いや、でもほんと。ほぼほぼ新人で、この演技はやはり驚かされるばかり。だからまた、がらっ、と印象の変わったキャラの演技と言うのも、是非是非、見てみたいなぁ。

 

・佳原萌枝さん

・・・『アンデッド・アンラック』にて主人公の1人、出雲風子を演じていらっしゃいます。声優としてのキャリアは今年で3年目?くらいなのかな。でも本作以外にもいくつかの作品でメインキャラを演じていらっしゃる方なのですね。

『アンデッド・アンラック』、私は配信で視聴しているのでテレビ放送よりもかなり話数的には遅れてしまっているのですが。おっふ。

面白いですよね。うん。個人的には原作のバトルシーン。その迫力、叩きつけるように漫画として描かれている迫力が、アニメになったことでより迫力増して。圧巻のクオリティで描かれているのが、本当に嬉しいし、ただただ見惚れてしまうばかりなのです。

 

で、佳原さんです。最初に風子としての佳原さんの演技を聞いた時、感じたのが『生っぽいお芝居だな』でした。生っぽいお芝居、なんだけれど、当たり前だけれどそのお芝居が、風子ちゃんにぴったりだったし、不思議と『アンデッド・アンラック』と言う作品から浮いていなかった。

もう1人の主人公であるアンディ、彼を演じていらっしゃる中村悠一さんとの掛け合いもばっちりだったし、やっぱりその掛け合いの中でも、佳原さんの生っぽいお芝居は浮いていなかった。

あとお声がめちゃくちゃ可愛い。可愛いんだけど、何て言うのか。いやらしさのない可愛らしさと言うか。こー、風子ちゃんのまっすぐな可愛らしさ、それが滲みに滲んだ可愛らしさだな、と思ったのであります。

 

で、実際に放送が始まって、本格的に佳原さんの演技に触れたわけですが。

いや、なんかほんと、お芝居の生っぽさが、個人的にはめちゃくちゃ好きです。なんだろ。佳原さんの他作品での演技に触れたことがないのでわからないのですが、新人にして、この『完全にアニメ向きと言うわけでもなく、かと言って、完全に生々しい演技と言うわけでもない。生々しさに寄りかかりつつ、ちゃんとアニメ寄りの演技のニュアンスも滲ませている』と言う、絶妙の塩梅加減で繰り広げられている演技、最高。

そう言う演技だからこそ、アンディに対しての気持ち。それが少しずつ変化していく様も妙に生々しさがあって、めちゃくちゃドキドキさせられるし。あるいはジーナとの別れの場面も、やっぱり風子ちゃんの悲しさ。それが剥き出しのままで伝わってきていたように、私は感じたのです。変な飾り気みたいなものを一切、感じなかったと言うか。

 

あとそのお声の可愛らしさもね。なんだろ。柔らかな鈴の音を思わせるような。そんなお声だなぁ、と思うのですが。

若干の甲高さもあるんですけど、でもそれを、ふわっ、と覆うような柔らかさもある。だから甲高さが目立ちにくくなっていて、耳に優しい高さのある可愛いお声。そしてそこに、ぐっ、と力の入った強さもあるから、本当にまさしく『原作通り』の声なのではないかなぁ、と私は感じているのです。

 

佳原さんのキャリアの中でも間違いなく、大きなターニングポイントになっているであろう本作品。本作品のアニメの続編もじゅうぶん期待できますし、ここで得られた経験を武器に、佳原さんがますますブレイクされることを期待している私です。

 

てなことで男性声優さん同様、他の方に関しても少しずつではありますが。

この秋クール、いわゆる『いつもの』声優さんは勿論なのですが。上に挙げた方も含めた新人女性声優さんの演技が、本当に個人的には印象的です。何と言うか『今の新人声優さんって、もうここまでの演技ができるのが当たり前なんだろうなぁ』と思わされるくらいと言うか。

 

たとえば『柚木さんちの四兄弟。』で三男、湊を演じていらっしゃる櫻井みゆきさんの演技であったり。お兄ちゃんと学年一緒と言う、あの設定から繰り出される三男の苦悩。それをほんと、もう見てて涙出てきそうになるくらいにまっすぐに、まっすぐに演じていらっしゃって。それでいて年相応の元気さに溢れているのも最高。

『星屑テレパス』で宝木遥乃を演じていらっしゃる永牟田萌さんの演技であったり。永牟田さんの、8話でしたか?そこで瞬ちゃんに語りかけるシーンでの演技とか、その台詞の深さを一切、壊さない。それでいて一切、邪魔もしていない演技で『凄いなぁ』と唸らされたばかりでしたし。

主人公、海果ちゃんを演じていらっしゃる船戸ゆり絵さんも、あの震え声とか、言葉がうまく出てこない演技とか。『ほへー』ってなるレベルの、技術的なうまさが凄い。勿論、感情的な表現のうまさもやっぱり凄い。

あと『カミエラビ』で能島千歌を演じていらっしゃる阿部菜摘子さんも。『やっぱりチカちゃん、一癖も二癖もある、理由ありキャラだっだじゃないか!』と私は歓喜しているのですが、その一癖も二癖も、理由ありなキャラを、実にのびのびと演じていらっしゃって。

 

その一方、『ミギとダリ』の三石琴乃さん、斉藤貴美子さん、朴璐美さんと言う、ベテラン勢の演技も・・・もうなんだろ。凄すぎて笑っちゃうんですよ。怪演ってか、もうその演技が凄すぎて怖いくらいと言うか。怖すぎて、笑っちゃうと言うか。

なんだろ。私が理想とする、女性声優さんの到着点のひとつって、ほんと、このお三方が、この作品で披露されている演技だったり立ち位置だったりするんですよね。

ってか、なんで私が『女性声優さんの理想の到着点』を語っているのか、はなはだ謎、自分でも謎なんですけど。

すいません(土下座)

 

あと、そうです。

『柚木さんちの四兄弟。』で言えば霧島宇多を演じていらっしゃる松岡美里さんの演技も、もうなんか、いい意味で軸にとらわれてない。松岡さんらしい自由、奔放さに溢れていて、最高です。

頼むから、あなたはそのまま突っ走って欲しい(誰目線)

 

てなことで好き勝手なことを好き勝手に語ってまいりましたが。

女性声優さんも男性声優さん同様です。ってかもう、ほんとこの一言に尽きる。

すべての声優さんの演技にただただ感謝なのです。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!