tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2023年春アニメ感想~その1

気が付きゃ7月がすぐそこまで来ているよ。

早いね。

 

そんなこんなで夏の訪れと共に、4月から放送されております春クールアニメも終わりを迎えております。

てなことでその感想記事をぼちぼちとお送りしていきます。

 

いやぁ~、どうでしたか、春クール。

私は再三、ブログでも書いてきましたが。

ここ数年、記憶にないくらいの、個人的には大豊作のクールでした。

視聴している作品、全部が本当に、本当に面白かった。しかも『もはやこれは神がかり的なのでは!?』としか思えないレベルの面白さで、正直、びっくりするような気持ちすらあるくらいです。

ほんと、アニメは実際に視聴してみないとわからないもんだなぁ。

 

前置きはここまで。ではでは、春アニメ感想記事、こちらの作品からスタートです!

 

・『Dr.STONE

・・・3期となる『NEW WORLD』、その第1クールが終了。続きは10月、秋アニメでの放送が予定されています。

最終回、私の目にはうっすら涙が、ですよ。百夜が千空に、千空だけでなく後世の人間に託したもの。そのために、その命を削るような思いでプラチナを集め続けていたこと。今までの物語の中でも百夜が、千空を信じて、人類を信じて託したもの、残したもの、そうしたことが描かれていたけれど・・・ここに来て再び描かれていたそれには、やはり胸熱。『かっこよすぎだよ・・・親父』と見る見るうちに画面がぼやけていったのでした。藤原啓治さんから後を継がれた三上哲さんの百夜も、ほんとにかっこいいんだよ・・・こんな親父、こんな大人、ずっこいじゃん。かっこよすぎじゃん。

 

3期になっても相変わらず、面白さも熱さもそのまんまと言うのも本当に素晴らしい。ひとつひとつの困難を、1人1人の個性、力、技術、得意を持ち寄って、それらを合わせてクリアしていく。そのためにかかる時間は長く、その結果は成功が約束されているとは限らない。それでも失敗は失敗ではなく、成功のためのヒント。

ただただひとつの結果だけを信じて、そのために皆が力を合わせ試行錯誤していく。信じて、信じて、ただただ繰り返していく。失敗しても、失敗しても、それを糧として、成功につなげていくために繰り返していく。

 

タイパ重視とも言われている今の世の中。私も『ええい、こんなちんたら時間をかけていられるか!結果はすぐに欲しいんじゃ!』と言う短絡的かつせっかちな人間で、つい効率の良さを求めてしまいがちなのですが。

そのやり方、その歩み方では決してたどり着けない結果と言うのもあるんだよな、とこの作品を見ていて実感させられました。

なんだろ。世の中的にももう少し、時間をかけることや失敗すること。それでも再び挑戦することに対して寛容であって欲しいなぁ、と思いますよね。そこからしか生まれないもの、そうしないとたどり着けないものって、絶対にあると思うのです。

 

はい。てなことで3期になっても面白さ、熱さは変わらぬまま。登場しているキャラクター、1人1人が主人公と言わんばかりの活躍っぷり。そしてそんなキャラクターを本当に活き活きと演じられている声優さんの演技。知識×思い×個性が織りなす、実に胸を熱くさせるドラマと、どこをとってもただただ満足しかない前半戦でした。

さぁ、10月からの後半戦。石化解除されるであろう仲間たちの活躍。そしてその先の展開も、今から本当に楽しみです。ってかこれはもう、原作ラストまでアニメ化、されますよね?ね!?(圧)

 

・『僕の心のヤバイやつ』

・・・この2人、これでまだ付き合ってないとか、嘘だろ(1回目)。

最終回。お姉ちゃんが山田ちゃんに対して『ありがとう』って言ったシーン。あそこで涙腺が崩壊して『ヤダヤダ。年を取ったらほんと、涙もろくなるわね』と思いながらそれでも見続けたラスト。山田ちゃんが市川を抱きしめてよしよしして、涙を浮かべた市川が山田ちゃんを抱き返したシーンで、また涙腺が崩壊した。ってかもはや決壊だ、決壊。これは決壊である!

 

はい。そんなこんなで2期制作放送決定おめでとうありがとう。これだけの反響を巻き起こした作品だもの。前にも書いたけど逆に2期無かったら驚くし怒るわ、ぷんぷん。

 

いやぁ・・・なんでしょうね。もうほんと。息苦しいまでの切なさといじらしさともどかしさと葛藤と。青臭いまでの一途さと生々しさと。それらが絶妙のバランスでまじりあい組み立てられて出来上がっていた、そんな作品ではないでしょうか。

私は原作漫画は読んでいません。が、アニメ化決定の時から原作漫画がかなり面白い、と言うことは耳目にしていました。

ただ原作漫画がどれだけ面白くとも、素晴らしくとも、それがそのままアニメになるわけではないのが、アニメ化の面白い所であり怖い所でもあります。

そう言う意味ではこの作品、本当にアニメ制作陣が原作の面白さ、魅力、個性、漫画としての存在に敬意を払っているのがひしひしと感じられた。そして原作漫画の魅力をあますことなく、しかしアニメとして徹底的に落とし込み、時に繊細に、時に大胆に表現することに注力されていてるのが、本当に毎週、毎週感じられた作品でした。

『絵』で表現する漫画、アニメでありながら、時折、文学的な香りを感じさせるような表現が、演出が多かったのも私はめちゃくちゃ好きです。

なんだろ。原作のある作品をアニメ化する際には、是非ともこうあって欲しい。そんなこと感じさせるくらいの姿勢、作品だったなぁ。

 

本当は自分を知って欲しくてさらけ出したくて。でもそうして否定された時に傷つくのも怖いから。だから自分を守る鎧だけを武器に、ひたすら孤独を貫いてきた市川。その繊細な自意識の在り方とかも、もうめちゃくちゃ生々しくて、私にはただただ共感しかありませんでした。

ただこの作品の何が素晴らしいかって、ともすれば暗くなりがちな、湿っぽくなりがちなこうした題材をシリアスに、差し込むような痛みをもってして描く一方で、とてもコミカルに描いている、と言う点なんですよね。

特に中学生男子の性欲。それと絡めて描いているシーンなんかは、本当に私はもう笑えて仕方なかったです。最終回でも出てきてたし(笑)。ゴミ箱が空だと安心しているシーンですね。中学生男子だもん、それがほんとだよね。その生々しさがあって、だけどその生々しさすら馬鹿らしく、それ故に愛らしくすら感じられてしまうところが、もう本当に凄い。

作風として一貫したことが描かれていながら、だけどそれの描き方に実に緩急がきいていた。それ故、変にシリアスになり過ぎず、しかしだからこそ登場人物の何気ない一言、何気ない表情、それらの破壊力が凄まじいまでに胸に響いてくる、そんな作品だったな、と。

 

そして何より、再三、このブログでも書いてきましたが市川と山田ちゃんを演じられた堀江瞬さんと羊宮妃那さんの演技よ。素晴らしい。それ以外の言葉が、私の貧弱な語彙力では思い浮かばないくらいに、素晴らしいの一言。

素晴らしい原作があり、素晴らしい制作陣によって、素晴らしいクオリティでもってして1つのアニメ作品として放送された『僕の心のヤバイやつ』。

だけど最終回まで視聴し終えた今なら、このおふたりが、堀江さんと羊宮さんが市川と山田ちゃんを演じられたからこそ。その過剰で繊細で柔らかで頑なな自意識を、誰かに心を惹きつけられてしまう怖さと、それでもその素晴らしさを。自分をさらけ出す怖さと嬉しさを。心が少しずつ、少しずつほぐれていく、その健気さを。溢れんばかりの思いにままならない、そのおかしさと切なさを、このおふたりが本当に素晴らしい演技で見せて下さっていたからこそ、アニメとしての『僕の心のヤバイやつ』は完全な形で存在し続けていたのだと心の底から思います。本当に、本当に素晴らしかったです。

 

てなことで第2期は来年1月より放送ですか。・・・ってか冒頭にも書きましたがこれでこの2人、付き合ってないとか嘘だろ、と言うのが、またこの作品らしくて本当に素敵だなぁ、と思うの。

なので2期では2人の関係にどんな進展が訪れるのか。それが楽しみだし、仮に進展が訪れていなかったとしても、もうそれはそれで良いと思うの。あぁ尊い(尊死)

 

・『鬼滅の刃

・・・『刀鍛冶の里編』終了です。続編となる『柱稽古編』のアニメ化も発表されましたね。そりゃそうでしょう。そしてそのまま『無限城編』もアニメ化されるんですよね。劇場版3部作くらいですかね。わかってた流れとは言え嬉しいですわ。嬉しいですけど。

 

これでまた『活撃 刀剣乱舞』の劇場版が延びましたね!ははははは!もう6年も待たされてんだい。今更、怖いものなんてあるもんか!(嘘です)。

はい。他の作品の名前を出すのは止めなさい。はい、ごめんなさい。反省。

 

そんな具合で、いや、まぁ、あの。今更、何を語ることがありましょうか、と言うのがこの作品ではないでしょうか。今回も毎週、毎週、圧巻のクオリティ。もはや毎週、劇場版。制作陣の凄まじい熱量、そして演者陣の凄まじい熱量。それらが重なってとんでもない作品、とんでもないクオリティだったなぁ、と。こりゃもう、誇るべき日本文化のひとつとして世界にどんどんと発信すべきだと思うよ。いや、既に世界からも高い人気を得ているんですけど。

 

無一郎くんの『霞の呼吸』の描写とか。蜜璃ちゃんの日輪刀の描写とか、あの動きとか。もう『はわぁ~』と見惚れるばかりでしたよね。凄すぎて。原作の描写が、アニメではこんな描写、こんな動きになるのかと。

 

はい。てなことで最終回、涙腺崩壊でした。禰豆子ちゃんの命と、半天狗に追われている人たちの命。それを天秤にかけてしまい、その決断ができない炭治郎のシーンとか。そこから『お兄ちゃん、助けに行って!』と言わんばかりに、禰豆子ちゃんが炭治郎を蹴飛ばしてからの回想とか。そして炭治郎が半天狗に最後のとどめを刺していくシーンとか。

炭治郎、禰豆子ちゃん、2人の感情。それがどばどばと流れ込んでくるようで、もう見ていて本当に辛かったし切なかったし、自分だったらどうするだろうと考えて気が狂いそうにもなったし。

原作で読んでいるから知っているはずなのに、もうダメでした。絵も素晴らしいし、やっぱり漫画では文字だけだった登場人物の台詞、モノローグに声優さんの声、演技が付くことの破壊力ね。

なんかもうほんと何度も思ってきたことだけど『声優さんって凄いわ』とか『アニメってほんと、何て素晴らしいコンテンツなんだろう』と改めて強く感じさせられました。

 

声優さんの演技で言えばなんですけど。皆さん、本当に素晴らしくて、かつこれも今更なんですけど。玄弥役の岡本信彦さんの、あのトーンの叫び、半天狗に首絞められている炭治郎を助けに行った時にあの叫びって、すごくないですか?

ほんと職人技だと思う。あんな喉を潰したような叫びでありながら、玄弥の年相応の少年性であったり、その健気さみたいなものが滲んでいて、聞いているこちらの胸が締め付けられるような叫びになっているのが、もう信じられないくらいに凄い。

叫びが印象的な声優さんって個人的にはたくさんいらっしゃるけれど、岡本さんの叫びって、ちょっと他の方にはない、できない演技だと思う。改めて思わされた。

 

てなことで『柱稽古編』は原作で言えば9話なので。だいぶアニオリを組み込んでのアニメ化になるのかな?それはそれで楽しみだ。この制作陣なので、もはやアニオリ展開でも絶対の信頼感しかないぞ。

そしてその後は『無限城編』ですか・・・あぁ・・・楽しみだけど、楽しみだけど、そりゃもう、想像するだけでしんどいわな。辛いわな。今回の最終回で流したのとはまた違う感情からくる涙でぼろっぼろになりそうなの、目に見えてるよね。ほんと。

とにもかくにも今回も『大!満!足!』の一言でした。

 

・『久保さんは僕を許さない』

・・・この2人、これでまだ付き合ってないとか、嘘だろ(2回目)。

はい。そんなこんなでこちらは冬クールからの仕切り直し放送でしたね。いやしかしなんだ。尊さ満載、きゅんきゅん満載、甘酸っぱい青春の瑞々しさてんこ盛り作品のオンパレードだった春アニメにふさわしい、むしろ本当は春クール放送だったんじゃないか、と思わされる作品でしたよね。

 

最終回。久保さんがどうして白石君に興味を持ったのか。その経緯が語られたけれど、これがすごく良かった。

なんか、久保さん役の花澤香菜さんの演技、お声もあって、ものすごく胸がほわほわするような。ほわん、と温かくなるような。微笑ましくなるような。そんな感情がどんどん、どんどんと満ちていって、で、そこからのあのラスト。

白石君にとっては勿論のことだけれど、久保さんにとっても白石君のいる毎日、白石君と過ごす毎日は、本当にきらきらと優しい輝きに満ちた時間なんだろうなぁ。そう言うのが本当に柔らかく、温かく伝わってきて『あぁ尊い』と浄化されそうになる私がいました。

なんだろ。白石君の存在感の薄さはもはや神がかり的だと思うんだけど(笑)、でもそれが決して『悪意から無視されたそうなっている』とか、そう言う描写でなかったのも良かったなぁ。だからこそ、どこまでもくすっと笑えて、温かい気持ちのままで視聴できる作品だったと思います。

 

そんな神がかり的な存在感の薄さを持つ、でもとても優しくて気遣いもできる白石君を演じられていた河西健吾さんは勿論のこと。久保さんを演じられていた花澤さんの演技ですよ。

久保さんの、あの小悪魔的なんだけど、でもちっともいやらしさがない。あざとさギリギリラインをつくような、それでいてまっすぐな純粋さを滲ませた演技、お声は、もうさすがの一言。可愛い。ずるい。可愛い。最終回、白石君の心理テスト、その答えを知って1人『はしたない』って呟くシーンなんて、もう、もう(消滅)

あと久保さんのお姉さん、いや彼女も久保さんなんですけど(笑)を演じていらっしゃった伊藤美来さんの演技も良かったなぁ。最終回の、このお姉さんの妹に対しての思いには、胸がきゅっ、となりました。素敵な姉妹だなぁ~。

 

リスタートと言う形をとったことで、作画面などのクオリティが維持されていたのも嬉しかったです。にやにや、きゅんきゅんしながら視聴できた尊いブコメ。原作は最終回を迎えているとのことなので、アニメの続編も期待したいなぁ。

 

はい。てなことで本日は4作品の感想をお送りいたしました!

うーん、どれもこれも、本当に面白かった!尊かった!

この4作品だけ振り返ってみても、この春クール、どれだけ豊作だったかがしみじみと実感できるくらいですわ。

まだまだ春アニメ感想記事、続きます。

よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!