タイトルの『競馬』と言う文字を見て『興味ないわ』と思われたそこの貴方!
ちょいとだけ、ちょいとだけでいいので待っておくれでやんす。
気持ちが先走り過ぎて語尾が超絶おかしなことになっちゃったよ!
こんな場末のブログでこんな記事を書いたところで、と言う思いはあるのですが。
どうしてもソダシちゃんの美しさを皆さんに知ってもらいたかったので、こんな記事を書くことにしました。
この記事を目にしてしまったそこのあなた様。
競馬、お好きですか?お好きと言うか、競馬にどんなイメージを持たれていますか?
『ギャンブル』『動物虐待に近いこと』『馬がかわいそう』そんなイメージを持たれている方も多いかと思います。かく言う以前の私がそうでしたから。
そして今も『55キロくらいの人間を乗っけてそこそこの距離を全力疾走させられるって、ほんと冷静に考えたら『うーん』となっちゃうよなぁ』と言う気持ちがないこともないのですが。
『ウマ娘』のゲームをプレイし始めてから、コンテンツ内にも登場する様々なお馬さんの生涯、歴史を知るようになって。そしてそこから競馬に興味を持ち、G1レース主体ですがそのレースの模様をテレビで見るようになってからですね。
『確かに競馬は、いろいろと考えさせられる部分もある。だけど一方でそれだけではない魅力があるのも確かだ』と思うようになりまして。
競馬の魅力。にわかファン以外の何物でもない私が思う魅力。
たとえば、やっぱりそれは人間側の都合でしかないわけですが、馬主さんや騎手の方のお馬さんに対する気持ち。それが生み出すドラマ。人間とお馬さんと言う、種別を超えた動物同士が生み出すドラマ。それがたまらなく熱く、また時にはたまらなく悲しく、たまらなく切なく。たまらなく愛おしいと言うのがひとつ。
そう言うのを知れば知るほど、どんどんそのお馬さんのことが好きになる。
また当たり前だけれどお馬さんにも個性があって、それが実に楽しいと言うのも競馬、と言うよりこれはお馬さんの魅力と言ってもいいかもしれませんね。
『ウマ娘』はそのお馬さんの個性を、擬人化したウマ娘ちゃんたちに実に巧みに反映させているわけなのですが、ゴールドシップのあの破天荒っぷり、気まぐれっぷり、ゴーイングマイウエイな存在感とか、現役時代のゴールドシップの歴史を知ると首肯しかないもんなぁ(笑)
それからもうひとつは、レースを走るお馬さん。その姿が実に美しいと言うのも声を大にして言いたい魅力だと思います。
本当に美しいのです。レースを疾走するお馬さんの姿と言うのは。
最初から全力疾走の逃げ馬にしても、レース終盤に、それまでの枷を外す、否、『外す』なんて言う生易しい言葉はふさわしくない。もはや薙ぎ払う、蹴り飛ばすと言ってもいいほどの勢い、苛烈さすら感じさせるようなそれで鋭い差し、驚異的な追い込みを見せてくるお馬さんにしても、とにかくその走る姿と言うのが、本当に本当に美しい。
個人的には『馬』と言う動物、その生命力の輝き、そして本能の愚直なまでの力強さ、輝き、それらすべてが解放された喜びを目の当たりにしているかのような気持ちにすらさせられるのです。
で、ですね。
どのお馬さんの走る姿も美しいんです。
美しいんですけど。
ここで登場するのが、タイトルにも書きました。そして冒頭、既にお名前を出していますがソダシと言う1頭のお馬さんです。
えー、ソダシちゃんについては、にわかファンの私が圧倒的に足りない語彙力でどうのこうのと語るより、こちらの動画を見ていただいた方が早いと思うので。どうぞ。
去年のヴィクトリアマイルのレースを収めた映像です。
わかりますよね?ソダシちゃんの圧倒的な個性。
そうなんです。白毛なんです。混じりっけなし、純度100%の白毛なんです。
サラブレッドの毛色には8種類あり、それに合わせて競走馬の毛色も分類されています。で、その中、いわゆる茶色や黒色ではない、その反対を行く白に分類されるのは芦毛と白毛の2分類のみなのですが、芦毛が原毛色は栗色、鹿毛、青毛等で被毛全体に白毛が混生している。そして年を重ねるにつれ、白色の度合いが強くなる、と言う特徴があるそうです。
それに対して白毛は文字通り白い。生まれた時から、大半が既に白い。圧倒的に白いと言うのが最大の特徴だそうです。
詳しくはこちらからどうぞ。
で、『生物で白色』と聞くと私もそうだったのですが『アルビノ?』と思われる方も多いかもしれませんが。
上のホームページにも記載されている通り、目には色素があり、皮膚の一部には有色の斑点もあるからアルビノではないらしい。
発現のメカニズムがまだ解明されていない、非常に謎多き毛色、それが白色らしいのですね。はい。
不思議だ・・・。
ちなみにソダシちゃんの場合、血統表を見てみると父の父は栗毛。父の母は芦毛。母の父は鹿毛。母の母はシラユキヒメの名の通りの白毛。そして父は芦毛で母は白毛です。
非常に珍しい、世界的に見ても珍しい白色の馬。しかもG1馬でありクラッシック(桜花賞をはじめとする、3歳馬が出走できる5つのレースの総称です)でも勝利を収めていると言うこともあって、日本のみならず世界的にも話題になっている、それがソダシちゃんなのです。
特に日本においてはアイドルホース的な立ち位置にあると言っても過言ではなく、私がにわか競馬ファンになり始めた時にも、既にその名前だけは耳目にしたことがあったくらいです。
で。
皆さん。
先程の動画、見ていただきましたでしょうか?
ソダシちゃんの走り、見ていただきましたでしょうか?
美しすぎやしません?
私、初めてソダシちゃんのレースをちゃんと見たのがこのレース。去年のヴィクトリアマイルのレースだったんですけど。
なんかもう、その言葉通り、ソダシちゃんの走る姿には目を奪われたのです。
特に第4コーナー曲がって直線に入ってから。
残り200を切って先頭に立ってからの走る姿。
これ、今見ても、もうため息が出ちゃうくらいに美しい。
風に揺れる尻尾もたてがみも、地面を跳ねるように蹴る脚も、なんかもうこの世のものとは思えないくらいに美しい。
何だろ。
『リアルファンタジー、ここにあり』と当時も、そして今、改めて見ても思うんです。
ソダシちゃんが走っている姿。特に先頭に立ってからの姿と言うのは、これもう、ファンタジーなんですよ。
あまりに美しすぎて。いっそ神々しさすら漂わせてくるくらいで。
『気が付いたら深い霧立ち込める森の中で迷っていた。途方に暮れる私。それでも出口を求めて彷徨い続けていた私の目の前に、その白馬は現れた』って感じの始まりを告げる、小説なり漫画なりアニメなり。そうした作品を思わせるくらいの、圧倒的な美しさでありファンタジックさなんですよ。幻想的ですらあるんですよ。
ペガサス。
ソダシちゃんの走る姿を見ていると割と真剣にそう思います。
ソダシちゃんはペガサス。
性別は違うけど。細かいことは気にしない(細かいことではないけれど)
他の黒や茶、濃い青を基とした毛色のお馬さんとは明らかに違う・・・こー、軽やかさとでも言うのかな?あるいは光り輝く雰囲気。そう言うのがありますよね。
それらがあるから、先頭に立ってからの走る姿は、なんならそのまま天へと駆けて行っちゃうんじゃなかろうか、と思わせるくらいで。
綺麗だわ・・・美しいわ・・・。
はい。
で、このソダシちゃん。
明日、開催予定のヴィクトリアマイルに出走する予定なんです。
ソダシちゃんにとっては今年初のレース。
先の動画でもあった通り、去年、ソダシちゃんはこのレースで1着に輝きました。なのでソダシちゃんにとっては連覇もかかっている、そんなレースでもあるのです。
この記事が目に留まってしまい、あまつさえ優しさのあまり、ここまで読んでしまったと言うそこのあなた。
明日の15時40分頃、お時間あったりします?
もし、もしお時間があって暇で暇で仕方ないわ、と言う感じであったなら。
ちょろっとでも良いので、テレビで、ヴィクトリアマイルの生中継、見ていただけませんか?お住いの地域にもよりますが、ほとんどの地域では生中継されているようなので。はい。
そしてソダシちゃんの走りの美しさ、ぜひぜひ、体感されてみて下さい。
勿論、ソダシちゃん以外のお馬さんの走り、その力強さと美しさにもぜひぜひ、目を奪われて下さい。
『はぁ~、馬の走る姿って、こんなにも凄いのか』と少しでも思っていただけたのならば、それは私にとっては望外の喜びです。
ちなみに明日の天気はどうやら雨のよう。
重くなった馬場がレースにどんな影響をもたらすのか。
豪華メンバー勢揃いのヴィクトリアマイル。
果たしてどんなレースになるのか。
そして栄冠を掴むのはどのお馬さん、騎手になるのか。
いやいや楽しみですね。
しみったれた金額ですが、今回も複勝で馬券、購入いたしました。
願うのは、お馬さんと騎手の方、全員が無事、ゴールに戻ってきて欲しい。
ただそれだけです。
・・・で、でも・・・買った馬券も当たって欲しい・・・。
そんな願いがあるのも事実です・・・ご、ごめんなさい・・・。
複勝、全部、当たったら嬉しいなぁ・・・うへへ・・・。
違う!
競馬はロマンだ!
ロマンは大事!
ロマンの火は燃えているかっ!?
そんな具合で、あの、ほんと。
暇で暇でどうしようもなければ、ちょっとだけでもいいので明日のヴィクトリアマイル、見てみて下さい。
ソダシちゃんの、他のお馬さんの美しき走り、見てみて下さい。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!