tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2023年冬アニメの感想~その3

『鴨乃橋ロンの禁断推理』、阿座上洋平さんと榎木淳弥さんが主役コンビを演じられるのが、昨日、発表されましたね。

おめでとうありがとおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!最高かよ!

 

そんな具合で冬アニメの感想、その3です。

一応、今回がラストです。この記事を書いている段階で最終回を迎えていない作品『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』『UniteUp!』そして『NieR:Automata Ver1.1a』に関してはその都度、他の記事に差し込む感じでお送りしようかと思います。

 

てなことでラストは5作品の感想です。早速、この作品からどうぞ。

・『HIGH CARD』

・・・アップルさんっていたじゃないですか。ピノクルの顧客で、眼鏡をかけたのんびりした感じの男性。彼、怪しいと思うんですよね。ええ。CVも住谷哲栄さんだし。絶対この人、2期で本性をあらわしてくると思う。

てなことでアニメジャパンで発表されましたね。season2の制作決定が。確かに。今回の最終回でも登場していた黒い鎧、あいつの正体、明かされてないもんな。うっかり忘れそうになっていた私もいたけど。最終回、ラストのラストに出てきて『おおぅ、そう言えば、君、いたね!何者なんだい!?』ってなったけど。ふへへ。

 

と言うことでこの作品も個人的には追い込み型だったなぁ、と。続編が制作されるうえでのこのスロースターター、話の焦点が若干、散らかっている感じだったんですね。

結構、コメディタッチなお話、ドタバタした感じのお話もあって『こ、これで1話消化しちゃって大丈夫なの?』と割と真剣に不安になったりもしたのですが、それも続編があるからこそ。そして1期の最終回、フィンとクリス、あるいは2人にとっての『チーム』と言うもの。それを描くからこそのものだったんだな、と最終回まで見た、続編決定を知った今なら納得できる思いです。

 

私としてはですね。何度も書いていますが、フィン役の佐藤元さんのお芝居がただただ良かった。楽しかった。そしてウェンディー役の白石晴香さんのお芝居がただただ楽しかった。半ばそちら目的で視聴していた作品なので、引き続き、このお芝居が見られると言うのは嬉しくもあり、楽しみでもあります。

そしてお話の方も、フィンとクリスのバディとしての活躍。チームとしての活躍。そして黒鎧の正体などなど。盛り上がる要素はたくさんある作品だと思うので、season2では1期以上に盛り上がって欲しいなぁと思います!期待してるよ!

 

・『トモちゃんは女の子!』

・・・最終回、智ちゃんじゃないけど見終わった後、めちゃくちゃ幸せな気持ちで胸いっぱいでした。あぁ~、なんて尊いの。そしてなんて可愛らしいの・・・はわ~、こんな、こんなピュアピュアでまっすぐな恋愛物語、久しぶりに見た気がする。

と言うか最終回、淳一郎の部屋でドキドキしちゃってる智ちゃんの作画、明らかに『作画っ開放っ!』って感じでいたよね。めちゃくちゃ綺麗で、もう淳一郎、智ちゃん、双方のドキドキが伝わってきて『はわわはわわ』でした。でもその後の流れがこの作品らしくて『おいおい、今日で最終回だぞ!これ、果たして無事まとまるのか』と笑いながらもハラハラしていたのですが。

当然ですが、ちゃんとまとまりました。そして最後は智ちゃんからのキス。

はぁ~、尊い。なんだろ。両片思いの不器用もの、そんな作品でしか味わえないようないじらしさ、尊さ、健気さ、切なさ、面白さに溢れた作品だったなぁ~。

 

またそれだけでなく智ちゃんとみすず、キャロルの友情模様が活き活きと描かれていたのも素敵でした。特にキャロルとの関係は、キャロルにとってはほんと智ちゃんと出会えたこと、みすずと出会えたことは一生の宝になったことだろうなぁ。

笑顔はペルソナ、どうしても誤解を招きやすい性格から友人と呼べる存在がいなかった彼女が、智ちゃんやみすずに対してものすごく愛着、親しみを見せる姿がとても可愛くもあり、また切なくも感じられて。

智ちゃんたちに対しても今まで通り、悪意のない(ほんとかな?(笑))無邪気さで接して、智ちゃんやみすずを呆れさせているキャロルの姿はほんと幸せそうでしたよね。

 

そしてそのキャロルと御崎くんとの恋愛模様も!めっちゃ!良かった!エモい!尊い!キャロルの身を案じて壮大な勘違いをしちゃった御崎くんが、普段とは違う様子で激高したのも、もうキュンキュン。みすずの嘘、でしたっけ?それに涙しちゃったキャロルの思わぬ姿にも、もうキュンキュン。

良いな。主人公カップルは勿論だけどサブキャラクターの恋愛模様が描かれ、それも魅せてくれると言うのもこう言う作品ならではの魅力ですよね。脇カプ好きにはたまらんでしたよ・・・はぁ~、尊い。そしてここもまた、女の子の方が積極的って言うのが、最高に萌える。

あと脇カプと言えば・・・田辺くん、ファイト!(笑)

 

不器用でまっすぐな青春。恋愛も友情も、特別なイベントも何気ない毎日も。それらすべてが輝いているような。そんなふうに智ちゃんたちの物語が見えたのは、やはり私が年をとったせいだからでしょうか。げっふん。

いやいやでもでも、本当に微笑ましくて見ていて清々しくなる、楽しい作品でした!

 

・『ツルネ』

・・・ヤダ、ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ、終わらないで、ヤダヤダヤダ。永遠に続いて欲しい。永遠に、彼らの物語を見ていたい。ヤダ!来週から何を支えにして生きていけばいいのよ!マサさん、結婚して!

 

いや、もうさ。なんだろ。どのお話も本当に素晴らしくて。心揺さぶられて、京都アニメーションの圧巻のクオリティに魅せられて、本当に目も耳も、心も満たしてくれる作品だったんですけれど。

特に、特に12話と13話、凄くなかったですか?12話、桐先高校との対戦はただただ緊張感、静かな熱量に圧倒され、呼吸をすることすらためらわれるような。私が呼吸したが最後、画面の中に満ちている彼らの作り出している全てが壊されてしまうような気がするくらいで、ただただ息を殺して見惚れるばかりで。

そして13話、夏祭りが舞台のお話は『夏祭り』特有の雰囲気。わくわくが詰まっていて、でも夜になるにつれて、そこにそっ、と静けさが重なっていく。その雰囲気みたいなのがめちゃくちゃ描かれていて、そこに胸がきゅっ、となったし。その中で色んなキャラクターが心を通わせていくシーンも、もう『尊い』の一言だったし。そしてそこから湊たちが射を奉納するシーンは、またこれ圧巻のクオリティで、ただただ胸が熱くなるばかりで。

 

ねー。ほんと。全13話、なんて尊い、瑞々しい、まっすぐな、不器用な青春の物語だったんだろう、と。それが集約されていたようなこの12話と13話は、途中から目に涙がぶわっ、と浮かんできて。この涙の理由となった感情が何なのか、と言うか、その感情を完璧に表現できる言葉を私は知らないのが本当に悔しいのですが。

なんかもう、ね。ほんと、もう、ただただ『ありがとう』と言う気持ちで今はいっぱいです。本当に素晴らしい、素敵な作品をありがとう。

 

登場したキャラクター、その全員のいろーんな感情。それを経ての成長、それが丁寧に描かれていてとにかくどのキャラクターも愛おしかったです。またその成長を経て、あるいは成長をする中で変化していった、各キャラクター同士の関係性と言うのもこれまた本当に胸を揺さぶられたなぁ・・・。

尊かった・・・なんかもう、私が経験のしたことのない青春、日常。その時間を、彼ら、彼女らの姿、物語を通して経験させていただいたような思いすらして、そこにも感謝しかないのです。いいなぁ。みんな、本当にまっすぐで、不器用で、青くて、最高だったなぁ・・・思い出しても泣けてくるわ。尊い

そしてそれを、本当に本当に『完璧』なクオリティ。すべての力をもってして作品の世界を作り上げ、維持し、彼ら、彼女たちの日常を、物語を、青春をそこに表現して下さっていた京都アニメーション、制作スタッフさんにもただただ感謝なのです。

 

てなことで語りたいキャラクターはたくさんいるのですが。やっぱりここは二階堂先輩のを語りましょうか。

彼の変化もまた最高でしたよね。12話での悔しそうな表情。そして13話、敬愛しているおじさんからのラインを確認した時の、あの表情。どうよ!最初の頃の彼を知っている身としては『二階堂、お前、こんな表情もできるようになったのか』と感涙ものでしたよ。それでいて、ツンな部分が完全に消え失せていないのがまた愛おしい。

二階堂先輩には『スノードロップ』の花があてられていて、その花言葉は『初恋のため息』です。

彼もまた、初めてその心を奪われたもの。初めてその心を射止められたもの。初めて自分が憧れたもの。その思いを、その存在を守り通そうとしていただけで、その思いは健気ですらあって。だからこそ、不器用極まりない、その守り方があまりにも不器用で幼い彼の姿は、見ててほんと切なかったです。

そして彼自身もまた、そんな自分自身に苛立ちを感じていたのでしょうね。それもあっての『初恋のため息』とは、もう言いえて妙。素晴らしい。だからこその愛おしさもあって、ほんと2期の物語、キャラクターの成長、それを具現化してくれていたキャラクターだったなぁ、と感じます。福山潤さんの演技も、もう最高かよ。最高だよ。

あと辻峰高校弓道部の、型って言うんですか?あれもめちゃくちゃ個性的で、でも誰とも似ていない、我が道を行くと言う辻峰高校弓道部の意思表示みたいにも感じられて、とてもかっこよかったです。

 

ちなみに。本作の主人公、湊にあてられている花はニオイバンマツリで、その花言葉は『青春の喜び』です。泣く。もうそのまんま過ぎて泣く。

 

終わっちゃったのか。寂しいなぁ。でも録画、消していないから、いつでもみんなに会える思うとその寂しさも少しは薄れる気もします。

原作的にはどうなんでしょ?続き、期待できる感じなのかな?もし期待できるようなら、いつまでもいつまでも待っているので、何卒、よろしくお願いいたします!

はぁ、尊い

 

・『Buddy Daddies』

・・・冬アニメは追い込み型の作品、後半にかけてどんどん面白くなっていく作品が多かった、と言う印象と言うのは再三、書いてまいりましたが。その最たる作品がこちらだったと思います。

正直1話視聴終了時には『うーん。これは・・・これは』と言った感じで、それ以降もしばらくの間は『面白くしたいのはわかる。けれどそれがどうにも空回りしている感が否めない』と言うのが続いて。

 

ただある時から『ごちゃごちゃ』『わちゃわちゃ』の物語の中にも、一騎と零、2人が背負っているもの。一騎であれば後悔であり、そこからくる諦めであり。そして零であれば諏訪家の縛めであり、そこからくる諦めであり。

そうしたものと、2人が殺し屋であること、その意味。どれだけ平々凡々、楽しく、穏やかで『普通』の生活を送っていても、殺し屋である以上、それが突然、壊れてしまっても何らおかしくはない、その緊迫感。それらが混ざり込んでくるようになったあたりから、単なる『ごちゃごちゃ』『わちゃわちゃ』なだけではない、物語、雰囲気に緩急が生まれたように思えて、そこからは一気に面白くなっていったように感じます。

 

最終回のひとつ前の作品では、2人がミリと出会ったために、出会ってしまったが故に、ミリの母親が殺されてしまうと言う展開に。ここで一気に、改めて2人に対して、自分たちが置かれている状況を突き付ける。そこから『それで、お前たちはどうする?』と問いかけるような物語にしてからの、『それでも俺たちは変わりたい』と言う2人の思いが描かれたのは、胸熱でした。

特に零の姿、思いがね。諏訪家の血、それにずっとずっと縛られていた彼は、だけど心の奥底では平々凡々な生活、そして家族と言うものに強い憧れがあったんだろうな。それをずっと押し殺し、見て見ぬふりをして生きてきたけれど、ミリちゃんの存在が、ミリちゃんと一騎との生活が、零に、自身の思いに目を向けさせることになった。

『変わりたい』と言うその思いを口にした零の声。それが一騎よりも切実な響きを伴っていたように感じられたのが、最高に切なかったです。

一騎役の豊永利行さんの、軽妙さと諦念が絶妙な塩梅で入り混じった演技も、零役の内山昂輝さんの諦めと無気力、そこから芽生えた『家族』に対しての思い、愛おしさ。その変遷の演技も最高でした。

ミリちゃん役の木野日菜さんも、まぁー可愛かったこと。

 

キャラクターの背景、あるいはその置かれている立場。それを中盤からうまーいこと物語に組み込んで、活用していった。そのことで物語に緩急、深みを持たせると同時、キャラクター自身の変化にも無理なくつなげていった。

そんな構成のうまさが光った作品ではないでしょうか。偉そうな言い方ですいません。

 

で、最終回。個人的には『一騎か零、どちらかが瀕死の重傷を負う。片方が片方を背負いながら、ミリちゃんの元に行こうとする。ミリちゃんは、2人のパパが来てくれるのを待ち侘びながら一生懸命に歌を歌っている。そして再び、2人が映し出される。片方が重傷を負った方に声をかけるも返答がない。無事な方は『ミリ、待ってろよ。パパたち、もうすぐしたら着くからな』と空を仰ぐ。降りしきる雪』みたいな。最高にやるせない終わり方でも良かったんですけど(鬼か)

いやいや、でもここは王道。ご都合主義と呼ばれてもいいでしょう!確かにご都合主義すぎる感は否めませんでしたが(せめて零の親父さんは、去り行く息子の足元に一発、発砲しても良かったと思う)、私としては最高の終わり方だったと思います。

 

10年後の3人の姿まで描かれて。それぞれの言葉の端々から、あるいは映し出された写真から、ここに至るまでにもまたいろーんなことがあったんだろうなぁ、と。ミリちゃんの反抗期もあっただろうし、実母のことをどう教えたのかはわからないけど、その辺りの後悔、罪悪感と言うのも、一騎と零の中には存在し続けていることだろうし。

でもそう言うの全部、3人はにぎやかに、ごちゃごちゃとぶつかり合いながら乗り越え、あるいは飲み込んで、飛び越えて、一緒に生活していったんだろうなぁ。

そんなことを思うと、もう目にはうっすらと涙が、でした。

 

まさか、こんな。

最終回で泣くような作品になるとは。

1話見た時には、露ほど思わなかったよ!

 

そんな具合で終わってみれば、かなり、かなり面白かった、面白くなった作品と言う印象です。それだけに1話、あるいは序盤で『うーん。いまいちだなぁ』と思い切られてしまったことが多いだろうことは、本当に惜しい!そのような方は、是非とも今一度、見直してみて下さい!

 

・『東京リベンジャーズ』

・・・ほら!やっぱり続編制作じゃないか!(歓喜)。これはもう、原作最後までアニメ化ルート、決定ですな。

はい。と言うことで・・・いや、なんだ。こう言うタイムリープものって、何見ても思うんだけど、辛いよなぁ。しんどいよなぁ。

本人としてはもう、めちゃくちゃ頑張ったわけじゃないですか。『今度こそは、これが最善!』、そう信じてがむしゃらに行動を起こして、めちゃくちゃ傷だらけになって、それでようやく、ようやく!と信じていたのにさ・・・『え?どうしてこんなことになってるの?』って現実、また突き付けられてって・・・いや、もうメンタルへし折られるわ。私なら絶対無理。

 

ヒナのために、ヒナを生かすためにと言う思いから始まった武道のタイムリープ。だけどそれはだんだんヒナのために、マイキーのために、そして皆のためにと言う広がりを見せていくわけだけど。いや、だからこそ武道のその精神力、へこたれてもへこたれても決して折れない精神力、凄いわ。

武道役の新祐樹さん、上から目線で申し訳ないのですが、1期の時以上に演技が、良い意味でスムーズになられているように感じられて最高でした。武道の熱量、思いが抑えきれない生き方、行動に、新さんの、この作品に懸ける思いが重なっているように感じられて、いや、ほんと素敵な人がキャスティングされたもんだ。

あと千冬に狩野翔さんをあてたのも、最高だと思うの。確かにビジュアル的には、もう少し高めの、柔らかいお声の方がぴったりだったかもしれない。でもそこに狩野さんの、低めの、がしっ、とした男性ボイスが当てられたことで、千冬の強さ。精神の強さ、それが表現されているように思えて最高。

 

マイキーの謎、心に抱える『何か』が明らかにされたことで、マイキーも救う、そう覚悟を決めた武道。その前に立ちはだかるのは・・・これは、CV島﨑信長さんの黒川イザナ、と言うことでいいのかしら?イザナがどんなキャラクターなのかは知らないけど、なんかもう島﨑さんボイスで、既に『色気はある』『でも多分、とても残酷な人』『闇』と言うワードが頭に浮かんでくるのがすごいね!

そしてCV稲田徹さんのキャラクターも登場。あぁ、いいですね。CV稲田さんの大男。最高。

 

主人公は武道だけれど、でもたくさんのキャラクターが登場し、それぞれが、それぞれの絆、関係を結びあっている。その熱さに胸を揺さぶられると共に、しかしそれががらっ、と異なる様相を見せると言う緊迫感。そして『どうしてこうなった!』と言う謎も、本当に魅力的ですよね。

続編も今から本当に楽しみです!

 

と言うことで本日も5作品の感想をお送りいたしました。

いや、ほんと『Buddy Daddies』の、ここまでの追い上げっぷりは予想だにしていなかったわ。

これだからアニメ作品、最後の最後まで見ないとわかんないんですよねぇ~。

うーん、奥深い!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!