マジで桐生つかさと白瀬咲耶の夢女になりそう。
あのムンナイはあかん。あかん。あかん。
あかん。
本題です。
アップするタイミングを逸し続けて、しかし2月が見えてきた時点で、天啓のようにして閃いた私。
『ここまで遅れたんだ・・・ならば恋人同士が愛を祝い合う日、2月14日、バレンタインに挙げようではないか』
そしてついに、それが現実となりました!
ありがとう!
統吾はきっと、とても高いチョコレートを海島先輩に渡してそう。
海島先輩は『またまた、こんな高いものを』と言いつつ、もふもふ、それを食べてそう。『美味し』って呟きもらしてそう。そしてそんな海島先輩を、統吾はただただ穏やかな表情で見つめてそう。
その後ですか?
ご想像にお任せしますよ!ってか今までの流れも、私の想像、妄想以外の何物でもないんですけどね!ははははは!
てなことで、去年のクリスマスイブに素っ裸で清水の舞台から飛び降り、その結果(関係はない。ただの偶然、のはず)、クリスマス年末年始、体調を崩し、ようやく年明けてから聞くことができました。『男子高校生、はじめての』第15弾『部活の後輩はガチ恋している』の感想でございます。
いやぁ・・・本当に遅くなってしまったなぁ・・・。
『男子高校生、はじめての』に関しては、詳しい説明は省略します。どうせ感想が長くなるだろうから(苦笑)
詳細を知りたい方は、こちらの公式サイト様をどうぞ。
まぁ、あの『男子高校生、はじめての』と言うタイトルから、大体は察することが可能かと思います。その通りです。
で、今回、私が聞いたのはその15作品目。佐藤元さん演じる後輩、高江統吾×伊東健人さん演じる先輩、海島漣の『はじめての』を描いた作品です。
ちなみにどうでもいい情報です。
私がいちばん好きなCV佐藤さんキャラは『よふかしのうた』のコウと『Dr.STONE』のクロムが激しくぶつかり合った末、クロムと言うことになりました。
そしていちばん好きなCV伊東さんキャラは、文句なし、ダントツで『アイドルマスターSideM』の硲道夫です。好き。ほんと好き。
私はBL漫画はそこそこ読んでいるし、最近はBLボイコミにもハマっています。が、BLCDは今まで聞いたことがなかった。その理由は単純で、聞いたが最後、沼にずぶずぶ沈んでいく自分の姿が、容易に、かつありありと想像できたからです。あはは!
ただ今回は、佐藤さんが、アニメでは見かけない感じのキャラクターを演じていらっしゃるのが、とても新鮮で。『こんな感じのキャラクターで、CV佐藤さんって初めてじゃない?』と言う感じで。その演技を見てみたいなぁ、と言う思いもあったので、『えいやっ!』と購入してみた次第です。
で、ここからは初BLCDとなった本作品の感想なんですけど。
いや、ぶっちゃけ、あんなシーンやこんなシーンも声優さんの熱演で、声として表現されているわけじゃないですか。
なので聞く前は、もうめちゃくちゃドキドキして(笑)
『こんな緊張したの、何時ぶりよ・・・大丈夫か。不整脈持ちの私、大丈夫か』と心配するくらいに、割とドキドキしてたんですけど。
全然、大丈夫だったわ。
いける。大丈夫だったと言うことは、私、BLCD、全然、いける。
ドキドキはしたけど、でもちゃんと物語として楽しめた。
私、やっぱりBLCD沼にずぶずぶ沈んでいく素質、あるわ。
ってか素質しかないわ!
私のことはどうでもいい。
作品の感想を語ろう。
そうだなぁ。何から語っていこうかなぁ。やっぱり作品を聞いて感じたウエイトが大きい部分から語っていきましょうか。
ならばまず出てくるのが、佐藤さんの演技ですね。うん。とにかくロイヤルで物腰柔らかで、だけど本性はアレで粘着で(最高)、でも海島先輩のことが大好きで。本当に、本当に大好きで。そんな統吾のキャラクターって、ほんと、CV佐藤さんにしては珍しいんですよ。うん。
アニメで見かけるCV佐藤さんと言えば『声が大きい』『元気』『うるさい』『とにかくめちゃくちゃ熱くて良い奴』が圧倒的に多い。そしてその次に、その正反対を地で行くような『青春の葛藤を思わせる』『言葉数が少ない』『言葉を置くように口にする』と言うキャラクターが来ている、と言うイメージで。
だから統吾のようなキャラクターを佐藤さんが演じられる、と言うのは、先程も書きましたが、普段、アニメ沼に入り浸っている私からしたら、本当に新鮮だったのです。
でも視聴の時から感じていて、実際、作品を聞いてみたら。
まぁ~、ほんと素晴らしかったです。
統吾の物腰の柔らかさ、それが言葉のトーンとか、あと語尾の『ふわっ』と浮き上がるようなやさしさ。そこからめちゃくちゃ伝わってきたし、彼の感情の動き。
海島先輩に対しての純粋な思い、一途な思い。だからこその粘着的な部分、サディスティックな部分。でもやっぱり、どこまで行っても統吾にとっては、海島先輩が全てなんだと思わせる切ない部分。そう言う感情の変化、動きが、佐藤さんのお芝居からはひとつずつ、伝わってきて。
何て言うのかな。絡みの時の飴と鞭の使い分けみたいなのも、めちゃくちゃ引き込まれた。で、飴と鞭なんだけど、どっちにも当たり前なんですけど、海島先輩に対しての思いが濃厚に滲んでいて。特に鞭の部分が強く出た時の『海島先輩が相手だからこそ』と思わせる部分と同時『それは統吾自身の中に眠っていた本性的なもの』とも思わせる部分の、そのギリギリの揺らぎ?みたいなの。それがもう、聞いててすごい色気を感じたし、ドキドキした。ちょっと自分でも何が言いたいのかよくわかんないけど。
正直、話数を重ねるBL漫画を読んでいる身としては、展開が早すぎる感は否めなかったのです。うん。否めなかったけれど、でも、それでも佐藤さんのお芝居から、統吾がこれまで培ってきた海島先輩との時間(ネタバレになるかもしれませんが、実際には『海島先輩』だけとの時間ではなかったわけなのですが)、そこで彼が育てに育て、育てまくった挙句に、こじらせて彼の内側を巣食うほどにまで成長してしまった海島先輩への、ある種、凶暴な思い。でもやっぱり、純粋極まりない思い。
それがもう、無理なく伝わってきて。だから展開の速さは否めなかったけれど、でも、その中でも、私は物語に、彼らの『はじめての』に没頭できました。
あと統吾の言葉の言い方、その端々に時折、母性を感じることがあって。『いや、さすがにそれは私の思いが過ぎるだけか』とも思ったんですけど。あながち、これはこれで間違ってはいないのかもなぁ、と聞き終えた後には思ったり。
うーん。やっぱりBLコンテンツって、割と声優さんの新たな魅力にあふれている、そんなコンテンツのように感じるぞ。適切な言い方ではないのかもしれませんが、アニメよりもCV担当するキャラクターに関して冒険している感が強い気がする。
次。伊東さんの演技。いや、もう伊東さんのお声って、個人的にはめちゃくちゃ理知的で、それ故の色気に満ちている。こー『知識と論理で相手を打ちのめす天才キャラ』が醸し出している、そう言うキャラ特有の、独特の色気(どんなたとえ)に満ちている、そんなお声だと勝手に思ってるんですよ。で、なのにまたちょっと鼻にかかった感じて、柔らかい感じ、甘い感じがするのが、もうずるいと言うか。
なのでね、もうね。ほんと。海島先輩の受けっぷり、その演技、最高でした。えっち。何せBLCD聞いたのが初めてで、ぶっちゃけ絡みの時の演技がどんな具合なのか、他の声優さんのそれも聞いたことがないもんだから、とにもかくにも一切わかんないから、こんな感想しか出てこないのを許してね!
とりあえず、ほんと最高でした。あの上擦った感じの声とか、もう、聞いてて『可愛っ!』とにやにやが止まりませんでしたことよ・・・。統吾に意地悪されちゃってる時は苦しそうだったし、でもだんだんもう理性ぐずぐずになっていく様子とか。懇願しちゃうところとか、そのいちいちのセリフ回しが・・・はぅ(萌)
ってか、視聴聞いていた段階から『この2人がどうしてこんなことになったのだろう』と、その流れが気になって気になって仕方なかったんですが。
これは海島先輩が悪いぞ!ってか、まぁ、多分、海島先輩もどこかでわかっていて、期待していて、と言う部分はあったんだろうな、と言うお話はまた後で。
あとは、そうだなぁ。統吾といたした後の、海島先輩の、実にすっきりとしたような話し方。何かが吹っ切れたような、振り切ったような話し方。そこの演技は聞いていて、なんか胸にずさっ、と来ました。
それまでにも海島先輩に何かしらの事情があろうことは伏線が張られていて(さすがに序盤、アレされてる最中に『○○○○』と口にした時には『!?』となりましたけど)、『最後にはそれが明かされるんだろう』と言う予感はあったわけなんですけど。
その予感的中となってからの、ここの伊東さんのお芝居。ほんと、憑き物がとすん、と落ちたかのような吹っ切れた感じ、振り切った感じのお芝居は、すごく人間味を感じた。だからものすごく胸に来たのです。
またそれを受け止めての、統吾の『先輩のせいじゃない』と言う言葉も、そこの佐藤さんのお芝居も、ほんと、繊細さと愚直さと、何より深さに溢れてて最高でした。その後のフォローの台詞も、もう最高。
『男子高校生、はじめての』ってBGMがないんですよ。音声のみのコンテンツでこれは凄いことだよなぁ、と思っていたのですが。
BGMが付いた瞬間、そこには『制作側の解答』が生まれちゃうんだろうな。そうじゃなくて、制作側としては、声優さんの演技だけで生まれるキャラクターの感情、そのやり取り。そこから『聞いた人の答え』を見出して欲しい、感じて欲しい。大事にしたい。そんな思いがあるからこその、音声のみコンテンツなのにBGMなしと言う選択肢をとられたんだろうなぁ、とか。
佐藤さんと伊東さんの演技に触れて、そんなことを感じたのですが。まぁ、これはあくまで私の推測です。推測ですが、繰り返しにはなりますが音声のみコンテンツでBGMなしと言うのは、これほんと、凄いことだと思う。大冒険だと思う。
てなことで、ここからはお話面の感想を。『男子高校生、はじめての』って完全オリジナル。このドラマCDが原作と言うか。なので『いや、どんな感じなんだろ。語弊ある言い方かもしれないけど、ストーリーはあってないようなものなのかなぁ?』とか、聞く前は勝手に思っていたんですけれど。
ごめんなさい(土下座)
想像していた以上に、当たり前だけれど、きっちりとしたストーリーが展開されていたのには、めちゃくちゃ驚いたし衝撃すら受けました。
限られた尺の中で、多少、詰め込み過ぎな感は抱いたけれど、それでも起承転結があって、絡み以外の部分。お話として魅せる部分での盛り上がりもあって。
私としては海島先輩の正体が明かされた流れ辺りは『おっ』と、ちょっとしたどんでん返しを食らったような気持ちもあって。
ミステリー小説大好き人間なので、短編ミステリーを1篇、読んだような満足感を味わわせてもらったと言っても良いくらいです。
今回のCDの裏ジャケットには『俺は先輩の恋になりたい』と言う統吾の思いが書かれてあります。CDを手にして最初、この言葉を見た時、その思いがわかるような、でも同時、なんか真意が掴み切れない、そんな言葉だなぁ、とも思ったんです。
改めて言うようなことでもないだろうに。これだけ、その思いを口にする、改めて口にすると言うことは、何かしら、統吾の中にも素直に口にできない強い思いがあるんじゃないだろうか、と。
でも作品全編を聞き終えた今なら、めちゃくちゃわかる。
この言葉に込められている統吾の思い、その真意。痛切なまでの、願いにも似た思いが、めちゃくちゃわかる。
初恋、だったんだろうなぁ。統吾にとっては。海島先輩への思いと言うのは。
『男子高校生、はじめての』の『はじめての』に込められているであろう、いろーんな思い、ニュアンスが、一見するとスマートに見えて、その実、めちゃくちゃ不器用な統吾のこの言葉、思いからは感じられて、ぐっ、となりました。
青春やなぁ・・・尊い。
一方の海島先輩は、多分、統吾に期待していたんだろうなぁ。自分の中のありとあらゆる罪悪感であったり、虚しさであったり。絶望であったり。そう言うものを、だけどのらりくらりとかわすように、ごまかすようにして生きている自分。そう言うもの一切合切を暴いて、壊して、ぐっちゃぐちゃにして、それでもなお、受け止めて、何事もなかったかのようにしてそこにいて欲しい。
そんなことを統吾に期待していたんだろうなぁ、と私は勝手に思いました。
だから統吾を試すような言動を繰り返してきた。多分、心の奥底では『統吾なら大丈夫だ』と言う確信めいた思いを存在させながら、でも何よりも、自分のそうした思いを信じ切ることができなかった。
冒頭の自虐的な海島先輩の話し方に、私はすごくそんなことを感じたのです。
だけどそうした感情にしていた蓋みたいなもの。それが吹き飛びそうになって、強固だけれどとても淡く引かれていた理性と本能を隔てていた境界線。それが、元カノとの出来事とか、自分の過去の一端を自暴自棄の極みで話しちゃったことで、海島先輩でもよくわからない内に吹き飛んで、消滅しちゃったんでしょうね。
それでも理性の片隅では『どうよ?お前、こんな俺を受け止めること、できんの?』って言う思いもあって、多分、統吾次第では踏みとどまることもできた。
それならそれで海島先輩としては『だよな。やっぱり、そうだよな』って自虐めいた思いと、でも微かな失望、悲しみと共に諦めることもできたかもしれないのにね。
相手が悪かった。
統吾だもん。
どんだけその思い、熟成させたと思ってんだ!
初恋モンスター、粘着ドSロイヤルやぞ!
『人生=海島先輩』やぞ!
はい。でも、何もかも暴かれて、壊されて、ぐっちゃぐっちゃになって、でもちゃんと受け止めてもらって、何も変わらないままでそこに統吾がいてくれる、そこで海島先輩が見た光景って。
多分、今までとは全然、違っていたことだろうなぁ。
誇張でも何でもなく、海島先輩は、救われたんだろうなぁ。
そして海島先輩に関しても、統吾に抱いた思いと言うのは『はじめての』ものだったんだろうなぁ。
ここら辺が、プレイ内容が割とハードだった割に(ま、こんなのまだまだ序の口なんでしょうけど(笑))全編聞き終えた後、妙な爽やかさ、清々しさ、青さを感じた理由にもなっていて。
『男子高校生、はじめての』と言うタイトル。それを意味するところを改めて感じさせられたのでありました。
いいなぁ。青春じゃん。
はじめての恋。
そのはじまりの物語。
お幸せに!
個人的には統吾が海島先輩のことを下の名前で呼ぶお話が聞きたいです!
Sっぷりも今作よりさらに増して『絶対に下の名前では呼びませんよ』って言いつつ、でも最後には、海島先輩への愛に負けて名前で呼んじゃう。
か、ぐっずぐっずにされた挙句、気を失っちゃった海島先輩の耳元で、やっと、ようやく、めちゃくちゃ優しい声で名前を囁く。
そんな感じのお話が聞きたいです!
でもやっぱり、統吾にとっては海島先輩は『先輩』、そう言う線引きもしっかりされているだろうから、下の名前で呼んだ挙句、その後に気まずそうに、照れくさそうに『先輩』って呼ぶ、そんなのが見たいです!
以上、ただの願望でした!幸せ!
と言うことで長々と『男子高校生、はじめての』第15弾の感想をお送りしてまいりましたが。
結論から言うと、あかん。他のBLCDも聞きたくなったし、『男子高校生、はじめての』の他の作品もめちゃくちゃ聞きたくなった。
ほら沼った(笑)
今まで抑制してきた分、その反動でずぶずぶ沈んでいくじゃんか。
ナニコレ、統吾と海島先輩と同じじゃんか!
欲望は!
過剰に抑制させちゃダメ!
こまめに外に出してかないと!
いつか大爆発するの!
『男子高校生、はじめての』に関してはですね。全ての作品のラインナップ見た時に、もうダントツで聞きたい作品があったんですよ。視聴とか聞いてもそれは変わってなくて。で、今回、15弾を聞いて、このシリーズだったり、BLCDの魅力に実際に触れてみたら、もうダメ。
『聞かずに死ねるか』そんな心境にすら至っている自分がいるよ!
買お。
また清水の舞台から、真っ裸で飛び降りよ。
以前みたいにその後に体調崩しませんように(汗)
そんなこんなで、あぁ、また新しい楽しみを知ってしまったよ・・・。
うふふ。
うふふ(笑)
あぁ!
『アイドルマスターSideM』の7thライブの感想記事と、こちらの記事。
去年から持ち越しに持ち越していた記事をアップできた!
やっと本格的に私の2023年が始まったような気がする!気分晴れ晴れ!
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!