tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

買ったBL、紹介していくよ!~『pop one’s cherry』

いつか来るだろうは思ってたけど、とうとう来たか。

『異修羅』のアニメ化!楽しみ!

そしてアイマス合同ライブ2日目も、やっぱり最高でした。

エモのエモ、エモ散らかした!

とりあえずイケボかっこいい女性アイドル達による『MOON NIGHTのせいにして』は、抱かれました。予想はしていたけれど、予想の1000000倍はかっこよくて、やっぱりただの女の子にされました。ありがとう。ベッチュアもありがとう。

今週はライブアーカイブが見られるだけ、もう生きる価値が生まれたよ!

如月千早役の今井麻美さんの言葉じゃないけれど、ほんと、この記憶は墓場まで持っていくわ!ってかもう、アイマスのライブの記憶、全部、墓場まで持ってくわ!

ありがとう!アイマス、最高!

 

はい。てなことで本題です。

今日から3日間は、BL話題の記事をお送りします(固い決意)

苦手な方は何卒、自衛の程をお願いいたします(土下座)

 

てなことで1日目の本日お送りするのはシリーズ記事のこちらです。今回で10回目。

でも『前回、この記事を挙げたのはいつかしら』と調べる気力も失せるくらいに挙げていないのは確かです。

ってか他のシリーズ記事も、読書感想文と『このミステリーがすごい!』の振り返りを除いては、ろくに挙げてないじゃないか・・・。

 

そんな具合で久しぶりにお送りするおススメBL本は、タイトルにも書きました百合アズルさんの『pop one’s cherry』です。

 

この作品を購入するに至ったのは他でもない。YouTubeがドラマCDのCM動画を軽率にすすめてきたからです(笑)

ドラマCDは3月31日に発売予定でございます。

 

まずはあらすじを。本作品はオメガバースの作品です。『オメガバース?何じゃい、それは』と思われた方が万が一にも、億が一にもいらっしゃいましたら。

ざっくり説明しますと。

・生物学的な『男性』『女性』の他に3つの性が存在している。

・3つの性とは『α』『β』『Ω』である。

・『α』はヒエラルキーの最上位に位置し、生物学的な性に関わらず、他者を妊娠させることができる。

・『β』はいわゆる一般的な人間と言う位置づけ。数も多い。

・『Ω』はヒエラルキーの最下層に位置付けられている。生物学的な性に関わらず、妊娠することが可能。

 

ざーっくり、こんな感じの設定です。ほんとにざーっくりだな(苦笑)

詳しく知りたい方は、ネットなどで調べてみて下さいね~(丸投げ)

 

『Ω』でありながら、しかし屈強な肉体と精神を武器に、決して『α』に屈することのない咲真。そして眉目秀麗で学園の生徒会長を務める『α』の廉次。

2人は幼いころからいつも一緒に過ごしている、腐れ縁の幼馴染。

しかし『Ω』と『α』と言う性差から、高校生の今は、一定の距離を保っていた。

そんなある時、咲真は突然、ヒート、つまり発情に襲われてしまう。耐え切れない思いでうっかり、すぐ傍にあった廉次の制服、そこについていた廉次の残り香で自慰にふける姿が、あろうことか廉次本人に見つかってしまい、と言うお話です。

www.dlsite.com

はい。作品ページです。黒髪の方が、オメガバース作品ではなかなか見かけない屈強ゴリラ『Ω』の(笑)咲真。受けです。

で、銀髪の、目つき悪くて粘着そうで執着が過ぎて性癖も歪みに歪んでいそうな(その通りなのよ!素敵!)イケメンが『α』の廉次です。攻めです。関西弁喋ります。最高。

 

ドラマCDでは、咲真を鈴木崚汰さんが、廉次を小林千晃さんが演じられています。

最初、漫画を読んでいない時点で、CM動画を見た時も『!』とおふたりの演技力、キャラクターの表現力にも驚かされたのですが。

漫画読んでから改めてCM動画見てみたら・・・はぁ~(悦)

もう涎が出そうになるくらい(汚)興奮しました。

ぴったり過ぎるし、何より本当におふたりの演技、表現が素晴らしいのだよ。

だからこそ、漫画を読んでいても、もう何の違和感もなく自然に、鈴木さんと小林さんのお声で、咲真と廉次の台詞が再現されたのです。


www.youtube.com

はい。こちらも全人類、聞くがいい。小林さんの関西弁、最高か。

あと下の方にちらり、と記載されています。『東雲出雲 小林裕介』のクレジットも気になるのですが、東雲君は、西園寺さんと言う女の子と共に、この物語を盛り上げてくれるキャラクターです。

東雲君は勿論のこと、西園寺さん、めちゃくちゃ良い味出しているキャラクターなんですよ。彼女のCVはどなたが務められるのかしら・・・気になる。

 

で。

漫画の感想です。

 

黒髪屈強ゴリラツンデレ受け、最高(感涙)

銀髪イケメン関西弁ハイスぺ性癖歪みまくり粘着攻め、最高(感涙)

幼馴染、腐れ縁、最高(感涙)

 

もうね、めちゃくちゃ面白かったです。

そしてめちゃくちゃキュンキュンさせられました。

 

まず咲真と廉次、2人のキャラクターが良いんです。

『Ω』でありながら決して『α』にも屈しない。そのことから『Ωの希望』とまで同じ『Ω』からは崇められてすらいる咲真。

『Ω』であっても、俺は俺、と鋼を思わせるような精神力で邁進していく彼の姿は、見ていて本当に気持ちが良いくらい。

一方、カースト最上位に位置付けられている『α』であり、イケメンで生徒会長も務めている廉次は、その一見すると爽やかな見た目とは裏腹。性癖歪みまくり、超絶ドSの粘着質で、自分の欲求を満たすために何人ものセフレと関係を続けていると言うキャラクターです。

 

咲真は『Ω』そして廉次は『α』なんです。

なんですけれど、ぶっちゃけ『多分、この2人は『Ω』であろうが『α』であろうが、そしてもし『β』だったとしても、そんなことには左右されずに振り回されずに、こんな感じで、自分の生き方を貫いているんだろうなぁ』と。

そんなことを思わせるくらいの、個性の強さが最高に読んでいて楽しいし、惹きつけられる。

 

そしてこの、オメガバースの中での立ち位置も、位置づけも、そして性格も正反対な2人の繰り広げるやり取りが、まぁ面白い。

それこそ漫才を思わせるようなテンポの良さ、片方がボケたら片方がつかさず突っこむ、その逆も然りの阿吽の呼吸を思わせる会話。

先程の販促動画を聞いた後に、2人の会話が自然と脳内で、鈴木さんと小林さんボイスで再現される幸せと言ったら。

にまにまが止まりませんよ。ふふ。

 

そしてBL作品としての『萌え』がしっかり描かれていて、それがこちらの胸を悶えさせ、切なくさせてくれるのも最高です。

今作品で言えば、『萌え』ポイントのひとつは、咲真と廉次のギャップが挙げられるかと思います。

屈強ゴリラの咲真は、しかしその内面は、とても繊細。じょじょに自分の中で芽生えていく廉次に対しての思いや、廉次からぶつけられる思いに振り回され、戸惑い、その感情がまんま、顔に出てしまうところ、最高に可愛い。素直になれなくて、あんなことしてる途中ですら、ゴリラになっちゃうところとか、もう最高に可愛い。

可愛い。黒髪ゴリラ受け、ただただ可愛い。

一方の廉次も、咲真に対しての執着と歪んだ性欲。それを隠そうともしない言動が目立つキャラクターです。なんですけれど、本人も多分、意識してないし気が付いていないんでしょうね。時折、咲真に見せるやさしく柔らかい表情であったり、あるいは純情が過ぎる咲真の言動に困惑させられている表情とかが、普段とのギャップも相まって、もうぎゅんぎゅん、こちらの胸を穿ってくるんです。

なーんだ。こいつも結局は、純情じゃんか!

 

そしてもうひとつの『萌え』のポイント。

先程、『2人は『α』であっても『β』であっても『Ω』あっても、そんなことには左右されずに、自分の生き方を貫いているんだろうな』と言うような感想を書きました。

が、結論から言うと、そんなことはないんです。当然だ。オメガバース作品だもの。

 

咲真が『Ω』であったのも、そして廉次が『α』であったのも、2人にはどうしようもないこと。自分では選びようにないこと。勝手に押し付けられたことです。

だからこそ2人は、特に咲真は、そのことに打ちのめされ、傷つき、自信を奪われかけるんです。

でもそうはならなかった。

何故か。

その瞬間、『Ω』だとわかった自分を、廉次が受け止めてくれたからです。

『Ω』である自分を、だけどなにひとつ変わらない自分として、受け止めてくれたからです。

 

一方の廉次はと言うと。

ネタバレになるので詳細は差し控えますが、こいつに関しては(こいつ呼ばわりかい(笑))ずっと咲真に対して、異常なほどの執着を抱き続けていたんです。うん。

で、自分が『α』で、咲真が『Ω』であると明らかになった瞬間、廉次は、それに流されそうになるんです。

自分の中のたまりにたまった咲真への執着。そこから来た歪みに歪んだドSな性癖を満たしてしまおう、と言う流れになるんです。

(欲望と本能丸出しで、あんなことやこんなことを夢想しながら、息を喘がせ興奮しているこのシーンの廉次の表情は最高でした(笑))

でもやっぱり、廉次もそうはならなかった。

何故か。

その瞬間、咲真が、『Ω』であってもなくても、ただただ自分にとっては大切な友達で、大切な人で、何よりも愛おしい存在であることに気が付いたからです。

気が付けたからなんです。

 

ずーっと、幼いころから一緒に過ごしてきた。

腐れ縁の幼馴染。

 

その中で築き上げてきた関係。その強さ。

それは決して、『Ω』と『α』と言う関係になっても、揺らがなかったんですね。

いや、揺らいだからこそ、2人は距離を置くようにはなったんですけれど。

でも読んでいる側としては『は!?そんだけ仲良くて『距離をとるようになった』って言うなら、その前はあんたら、どんだけいちゃいちゃしてたん!?』って突っ込みたくなるくらいなんですけど(笑)

 

でも個人的には、ここがもう、最高に萌えに萌えまして。はい。

オメガバースの設定がちゃんと生かされつつ、でも、そこの中でだからこそ輝く2人の関係性であったり、2人が過ごしてきた時間。その強さ、濃密さ、きらめきみたいなものもしっかりと描かれていて、生かされている。

『α』と『Ω』と言う、自分たちではどうすることもできない事態に振り回されつつ、だけど、いちばん大事なところでは振り回されず、変わらずいられた。

だからこそ、その流れの中で隠されていた2人の思いが明らかになると言うのも、もう最高にエモいし、萌えた。悶えた。

 

ともすれば、なんか湿っぽくなりがちなこうしたお話が、だけどコミカルに明るく、時折、シリアスを挟みながら。実に緩急のきいたテンポで描かれているのも、個人的にはめちゃくちゃ好感が持てました。

 

はい。でも勿論、あんなシーンやこんなシーンもてんこ盛りであると言うのも、魅力のひとつとして挙げておきましょう!

わかるね!?

屈強だけど、多分、性的にはめちゃくちゃ初心な受けと、関西弁喋るイケメンだけど、執着拗らせた挙句、歪みまくった性癖と激重粘着を手に入れたドS攻めだぜ!?

うひひひひ(笑)

 

あと百合さんの絵、とても綺麗。それでありながら、キャラクターの表情、その些細な変化や動きまでが実に丁寧に描かれているのもポイントです。

また咲真にしても廉次にしても、体がひょろっとしていない。ちゃんと少年の、特に咲真に関してはがっしり鍛えていることがわかる体であると言うのも、なんてかちゃんと『ボーイズラブ!』って感じがして、私は好き。はい。

 

てなことでとりあえずではありますが。

・屈強黒髪受けが大好きだと言う方。

・執着が過ぎた挙句、歪んだ性癖と思い粘着愛を手に入れた攻めが好きだと言う方。

・幼馴染、腐れ縁と言う単語が大好物だと言う方。

・他とはちょっと違うオメガバース作品を読んでみたいと言う方。

こんな方は是非とも、本作品、読まれてみて下さい!

 

ちなみに・・・単行本の最後の方。

なんか、どう考えても新キャラクターとしか思えないような眼鏡君が一瞬だけ描かれていたのですが・・・これは続編への布石と考えてもいいのかしら?

『一瞬だけど、こんな思わせぶりな描かれ方していて・・・これで『いや、この子は別に何でもないですよ』だったら、逆にびっくりするわ』と思いつつ百合さんのツィッターにお邪魔してみたら。

おおっ!やっぱり続編、準備中とのことで!これは嬉しい!

そして自己紹介欄に書かれてあった『男前受至上』の文字には、思わず『ですよね。うふふ』となりました。

 

そんなこんなで本日は、3月31日にドラマCDが発売予定の『pop one’s cherry』をご紹介いたしました!

うーん、BLもちょこちょこ読んでいるので、このシリーズ記事ももう少し定期的に投稿できるようにしたいなぁ~。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!