tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

あなたの○○はどこから?~井澤詩織さん

特定の声優さんを取り上げ、その方を初めて知った作品やキャラクター、またその方を意識するようなったのはどの作品だったかなど、個人的な歴史を振り返るシリーズ記事でございます。

 

豪華すぎるラインナップで話題の秋アニメ。その中でもひときわ大きな注目、期待を集めている作品と言っても過言ではないのが『チェンソーマン』だと思います。

先月、開催されたワールドプレミアムで発表された話題も、大きな話題となりましたね。

まず音楽関係の話題としては、OPは米津玄師さんが担当、共同編曲としてKing Gnuの常田大希さんも参加されていることも発表されました。タイトルの『KICK BACK』がまたこれ、非常に意味深なタイトルですよねぇ。にやにや。

それからEDは、なんとびっくり全12話、毎回、違う。つまり週替わりだと言うことで、それを務められるアーテイストの方のお名前とアーシャが紹介された画面が『これはフェスか?』と話題になるほどの豪華さ!

挿入歌は、EDも担当されるマシマム ザ ホルモンさん(なんだろ。このバンドに『さん』をつけることへの大きな違和感(笑))が担当されると言うことで。ちなみにタイトルは『刃渡り2億センチ』・・・最高かよ。

いやぁ・・・この気合の入れ方たるや半端ないですね。ほんと勢ぞろいしたアーティストの方々、並べてみたら『フェスかよ』と呟きたくもなりますよ。

 

同じく発表されたのが追加CVの方々です。デンジの先輩でアキのバディである姫野さんは伊瀬茉莉也さん。愛されコベニちゃんは高橋花林さん。デンジの同僚で、こいつもやっぱり良い奴な荒井ヒロカズは八代拓さん。自称『最強のデビルハンター』、姫野とアキのお師匠さんでもある岸辺は津田健次郎さんが演じられることが明らかになりました。

 

そしてそして!大きな注目を集めていたデンジの相棒であり、作中でも大きな役割を果たすチェンソーの悪魔、ポチタを演じられるのが今回、記事で取り上げさせて頂く井澤詩織さんでございます!

前置きが思いのほか、長くなっちゃったね!

 

はい。てなことでポチタに関しても、実際のCVが発表されるまでの盛り上がりが凄かったですよね。

簡単に分けるとすると『可愛い系ボイス』か『渋いイケボ系ボイス』か、その二大勢力に分かれていたように思います。

そしてさぁ、どうなったか!と言うところで、井澤さんのお名前が発表されたわけですが・・・。

 

私は井澤さんだと発表された時に『あぁ、ぴったりやん』とにやにやしてしまいました。

なんでしょ。基本的には『可愛い系ボイス』だとは思うのです。はい。だけどそこに可愛くなりすぎない何かがある。あるいは単純に声だけの可愛らしさではない、井澤さんだからこその味もある。その味とポチタのキャラクターや、ポチタが物語中で果たす役割みたいなものの相性を考えた時に『あぁ』ともう、どこに対してかはわからないけれど、やたらと感謝をしたくなったと言う。

はい。

 

だいぶ前ですが。ニコ生で井澤さんが出演されているアニメを見ていた時に『名誉人外声優』と言うコメントを見かけた時があって。

その時は『!?』となったのですが、何だろ、今となってはこのコメント、めちゃくちゃ理解できるし、井澤さんご本人の意思は確認のしようもないのでアレですが、個人的には声優・井澤詩織さんを表現するひとつの誉め言葉だと思います。はい。

 

そんなこんなで、ではでは。

私と井澤さんの個人的な歴史を振り返ってまいりましょうか。

ウィキペディアで調べていくと・・・2013年『銀の匙』で吉野まゆみを演じていらっしゃるのですが、私、この作品、見ていたはずなのに記憶にないわ・・・。

てなことで、2014年に移って見ていきますと・・・あぁ、これですね。

ウィッチクラフトワークス』でございます。個人的にはこの作品、小林裕介さんの出世作のひとつと言う認識が強いのですが、この作品にて井澤さんは倉石たんぽぽを演じていらっしゃいました。

 

ウィッチクラフトワークス』は歴史の陰で対立を続けてきた『工房の魔女』と『塔の魔女』。その戦いに小林さんが演じられた主人公くんが巻き込まれる、と言うお話です。主人公くんを守ることを使命とする『工房の魔女』を瀬戸麻沙美さんが演じていらっしゃいました。

井澤さん演じるたんぽぽも当然、魔女でございます。『塔の魔女』に属する魔女で、更に言うと『KMM団』と言う団、5人の魔女によってなるこの団のリーダー的な存在でございます。ケモ耳(万歳!)で、威勢のいい性格。好戦的な一方、天然で稚拙、また常識人としての一面も目立つと言う魔女。

 

で。

何が印象的かって、多分、私と同じく当時、この作品をリアタイしていらっしゃった方であれば『『KMM団』によるED!』を挙げられるかと思います。はい。

いやぁ・・・なんだろ。『KMM団』によるED、『ウィッチ☆アクティビティ』、ほんとね、めちゃくちゃ『THEアニソン』と言う感じの楽曲で。すごく中毒性の高い、テクノホップスと言うか、いや音楽のジャンルなんて詳しいことわかんないんですけど。ほんと癖になるんですよ。ええ。

 

それでこのEDでの歌唱も含めて、作中でのたんぽぽのお声も、要はこの作品で初めて井澤さんのお声を知った時はですね。

『!?』となりましたよね。ええ。いろんなアニメを見るようになってまだ時間が経っていない頃だったわけですが、それでも『なんじゃこの声は!?』と。いや、失礼な言い方になってしまうかもしれませんが。

言葉では形容しがたいお声で、でもめちゃくちゃ可愛らしさもある。どこか中世的な響きもあって、それまでに聞いたことのないお声だった。

『凄い声だ・・・凄い声だ・・・』と痛切に思った記憶があります。

 

で、その次が2015年ですか。『戦姫絶唱シンフォギア』の3期、響たちの前に立ちはだかった敵として登場したミカ・ジャウカーンですね。

このキャラクター、無邪気で残忍、残酷な性格。『~ゾ』が口癖と言う、とてもアクの、個性の強いキャラクターだったのですが、いやぁ・・・これまた、井澤さんのお声がこの個性の強さにめちゃくちゃ合っていたし、井澤さんが演じられるからこその妙なリアリティがあったように思います。

あと・・・私は見ていないのですが。2016年『ヘボット!』でヘボットを演じていらっしゃったんですね。あー・・・なんだろ。『ですよね。井澤さんしかいらっしゃいませんよね』って気が、今、ひしひししています。

 

そして来ました!2017年の『メイドインアビス』ですね。夏クールでも2期が放送されていましたこちらの作品にて、リコとレグに出会い2人と共に旅をすることになるナナチを演じていらっしゃいます。

いやぁ・・・もう、井澤さんのナナチ。お声がぴったりなのは言うまでもないことなんですけれど、それ以上にもう、ほんと、あの演技がさぁ、ずるいですよね。

特にミーティ絡みの場面での、あのもういろーんな、いろーんな感情がないまぜになっている、その心理状態の演技が本当に泣ける。2期で言えば10話の、あのミーティとの、・・・ネタバレになるから言えないけど、あのシーンの演技ね。泣いた(泣いた)。

賢くて、優しくて、かっこよさもあって。そんなナナチ、成れ果てである、あまりにも苦しい過去と共に生きる、生きるしかないナナチ。そのナナチに、井澤さんのお声はまさしく『命を吹き込み』、その結果としてナナチはアニメの中で立体的な存在になったとすら、私は思うのであります。

こー、何言うか、声優さんの声により、キャラクターが『立った』と言うか。漫画の世界からアニメの世界に、より立体的な存在としていたと言うか。うん。そう言うことをひしひしと感じさせる、そんな一例だと思うのです。

 

あと個人的にはこの翌年、2018年に放送された『citrus』、こちらでの井澤さんの演技も印象深いなぁ~。

こちらの作品、端的に言うと百合作品。義理の姉妹になった、見た目も性格も正反対の女子高生が、ひとつ屋根の下で共に過ごしていく内にじょじょに惹かれあっていく、と言う内容。なかなか刺激的な描写があったり、あとこの年代の少女特有の、自意識の錯綜みたいな部分もあって、めちゃくちゃ面白かった作品なのですが。

この作品で井澤さんが演じていらっしゃったのは、水沢まつりと言う少女。ある思いがあって、主人公たちの恋路を邪魔する役割で登場するのですが、まぁ~っ、まぁ~っ(ためにため)、最初の頃のその言動、本当に憎たらしいんですよ!

もう見てて『きいーっ!』ってなるくらい(笑)。でもそこから彼女の真意が明かされて、やがて彼女の態度も、と言う変化を、井澤さんが実に巧みに演技で見せて下さっていて、作品をより盛り上げていた。なのでとても印象に残っています。

 

そうよ。井澤さん、『名誉人外声優』なんて一部では呼ばれていらっしゃるけれど、人間の女の子もとても魅力的に演じていらっしゃるんですよねぇ~。

そういう意味では私の中では去年、2021年に放送された『イジらないで、長瀞さん』『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』そして『逆転世界ノ電池少女』での演技も印象深いです。

特に『究極進化した~』は・・・これ、もう、出てくるヒロインたち、全員、ちょっと頭がおかし・・・いや、あの、とても個性豊かなヒロインだったのですが(笑)、その中でも井澤さん演じられていたミザリザは、もうね、もうね(笑)

いや、でもやっぱり、ミザリザのぶっ飛んだキャラクター、井澤さんのお声と演技によって立体的になっていた気がします。凄い。

 

あと今、気が付いたんですけど。

CV井澤さんキャラって、特徴的な語尾のキャラクターが多いですね。その辺りも井澤さんの声の力があるからかなぁ、とも思うのですが。

こー、ぶっ飛んだキャラクター、特徴ありすぎる語尾にも、井澤さんの声が負けないくらいに個性的と言うか。だからこそ特徴ある語尾のキャラクターを演じられても、その個性に負けない。声が負けない。負けないどころか、そのお声とキャラクターの個性の強さが掛け合わさって、更に魅力が増す、楽しくなる。

そんなふうに私としては思います。そういう意味ではほんと、井澤さんって唯一無二の存在感を放たれている声優さんだなぁ、と。

 

さ、そして。

冒頭でも少し触れましたが、いよいよ10月11日より放送開始となる『チェンソーマン』にて井澤さんはポチタを演じていらっしゃいます。

井澤さんの個性的なお声、そしてキャラクターの可愛らしさや心情を訴えるように表現して下さる演技によって、アニメのポチタはどれくらい魅力的な存在になっているのだろうかなぁ、と今から楽しみでなりません!

絶対に可愛い。そしてファンキー。だからこそとびきりに切ないに決まってる!

 

はい。てなことで本日のまとめとしましては。

私が初めて井澤さんのお声に触れたのは『ウィッチクラフトワークス』の倉石たんぽぽ。そして声優さんとして意識するようになったのは『メイドインアビス』のナナチでございました!

記事書いている時も、井澤さんのお声、それぞれのキャラクターのお声がよみがえってきて『凄いなぁ~』と改めて思った次第です。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!