はい!と言うことで特定の声優さんと私との歴史を勝手に振り返るこのシリーズ。
多分、年内ラストですね。
今回、取り上げさせて頂くのはM・A・Oさんでございます!
M・A・Oさんと言えば、先月に開催された『アイドルマスターシンデレラガールズ』の10thライブ千葉公演初日に出演されたことが、大きな話題になりましたね。
M・A・OさんがCVを務めていらっしゃるアイドルは、鷺沢文香でございますが、声帯が実装されたのが2014年からですか?あんまり詳しくは知らないので、間違っていたら申し訳ないのですが(土下座)
それから約7年の時を経ての、満を持してのライブ出演と言うことで・・・当日、ツイッターで皆さんの盛り上がりを追いかけていたのですが。
曲数は少なかったものの、素晴らしいパフォーマンスを繰り広げられたとのことで。あとトークの時のM・A・Oさんの手が、めちゃくちゃ動いていて、それが可愛いと言う声も多く見かけました(笑)
お忙しいことと思いますし、ライブに対しては声優さんごとに気持ちや意見も異なることでしょうから、なかなか難しいところではありますが・・・。
『また出て欲しい』『(今回、歌唱されなかった曲があると言うことは)またライブに出てくれるってことだな!』と言う声がたくさんあったことが、すべてだと思います。
そんなこんなで、早速、私がどの作品、どのキャラクターでM・A・Oさんを知り、声優さんとして意識するようになったのかを振り返っていきましょう・・・といつものようにウィキペディアを開いて、驚いた、驚いた。
ここ数年の出演本数の多さよ!2018年なんて、下にスクロールしないと全部、閲覧できないじゃないか!そして既に来年、2022年、メインキャラクターを演じる5本の作品への出演が決定していること!
いやぁ・・・凄いわ。
何でしょうね。M・A・Oさん、声の印象としては、それほど強くないんだよなぁ。いや、あくまでも私個人の意見になりますが。語弊ある言い方になってしまうかもしれませんが、それほど特徴のある声ではない、と私は思うのです。勿論、声に特徴がなければ声優としてはあかん、とかそんなことを言うつもりはまったくありませんからね。
そして、だからこそ、この出演本数の多さなのだと思います。声に特徴がない。そのキャラクターに合った声で、声に頼らない演技をすることができる。だからこれだけたくさんの作品に出演されている。そして演じられているキャラクターも、メインからサブキャラから、更には俗に言うモブキャラまで演じられている。
ぶっちゃけると『え?この人がモブキャラを?』と言うことって、よくあることじゃないですか。そう言う時でも、やっぱりわかる時はわかるんですよね、声の特徴で。
なんですけど、M・A・Oさんに関しては、本当にわからない。わからない、そこにこそ、M・A・Oさんの強みと魅力があり、だからこそのこの出演本数の多さがあるのではないか、と勝手に分析しております(笑)
てなことで、2011年、スーパー戦隊ものに出演され、翌2012年から本格的に声優としてデビューされたM・A・Oさん。
私が初めてそのお名前を知ったのは・・・おおっ、割とすぐ出てきたぞ。2013年から2014年にかけて2クールで放送された『サムライフラメンコ』でございますね。
懐かしい・・・もう7~8年前にもなるのか・・・早っ・・・。
『サムライフラメンコ』個人的には『美男高校地球防衛部』で本格ブレイクを果たす前の増田俊樹さんの、出世作のひとつとも思っています。
ノイタミナ枠で放送されたこちらの作品、ストーリーはほとんど覚えていないのですが(はは(汗))とにもかくにも、コメディとシリアスが忙しく入れ替わるような、そんな作風だったことだけは、なんとなく覚えています。何と言うか『はちゃめちゃ』と言う印象がいまだ残っているのは・・・どうなの、これ、正しい印象なのか?(笑)
で、M・A・Oさんはこちらの作品で、戸松遥さん、山崎エリイさんと共に3人組の女性アイドルユニットの1人を演じていらっしゃいました。
そうか・・・M・A・Oさん、声優として本格的に活動を始められた時点から、めっちゃいろんな作品に出演されていたのね。
私が見ていた作品だと2014年放送の『世界征服~侵略のズヴィズダー~』や2015年の『がっこうぐらし!』『デュラララ!×2』などにも出演されていたのですが・・・個人的に、やはりM・A・Oさんを声優として強烈に意識したのは、こちらの作品の、このキャラクターですね。
それが『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のジュリエッタでございます。
いろいろ賛否両論ある作品でございますが、その賛否両論のひとつとして、個人的に、あくまで個人的に、多く挙げられているな、と感じるのが、M・A・Oさん演じられたこのキャラクターではないでしょうか。いや、あくまで個人的な意見ですよ、はい。
てなことでジュリエッタですが、この役を演じられているM・A・Oさんのお声、演技を聞いた時に『!?』となりまして、はい。
それまで個人的に聞いていた、見ていたM・A・Oさんのお声、演技と言うのは、どちらかと言えば可愛らしい系やおっとり系が多かったのです。ですからジュリエッタの、それまでのM・A・Oさんのイメージからすると、ちょっと低めの声で、かつ、自分が心の底から慕い、信頼している相手以外に対しては、コミュニケーションに難あり、時に人間性の未熟さが露呈してしまう話し方などは、とても新鮮だったなぁ。
何と言うか、あの作品の、非常にハードでシリアス、ギスギスしたような世界観、雰囲気の中で、戦士として戦うジュリエッタと言う女性。それを、それまで可愛らしい系しか知らなかったM・A・Oさんが、何の違和感なく演じられていたと言うのが、私としては結構な衝撃だったと言いますか。うん。
なので、この作品、そしてジュリエッタと言うキャラクターで『M・A・Oさん、凄っ!』と強烈に思い、以降、意識するようになったように記憶しています。
で・・・この作品が終わった2017年の4月。つまり春クールには『ひなこのーと』の放送が始まっています。こちらの作品でM・A・Oさんは主人公、桜木ひな子を演じていらっしゃるのですが・・・いや、ジュリエッタとの温度差よ(笑)
人見知りであがり症と言うひな子を、M・A・Oさん、それはそれはまぁ、実に可愛らしい、甘々ボイスで可憐に演じていらっしゃいますからね。
ジュリエッタとひな子。この2人の演技を見比べるだけでも、声優としてのM・A・Oさんの凄さは実感いただけるかと思います。
あとこの年、2017年には『正解するカド』も放送されていますね。
はは(笑)近年屈指の、超高速失速作品(どーん)・・・いつかこちらの作品も、ネタバレありでいろいろ語りたいのですが、こちらの作品にもM・A・Oさんは出演されています。そのM・A・Oさんが演じられていたキャラクターってのも、これ・・・まぁ、あの、凄いんですわ、いろいろと(意味深)
この『正解するカド』は野﨑まどさんがシリーズ構成を務めていらした作品です。で、野﨑さんが手掛けられた小説をアニメ化した作品『バビロン』にも、M・A・Oさんは出演されています。
M・A・Oさんが演じられていたのは、瀬黒陽麻と言う女性です。主人公、正崎、CVは中村悠一さんでございます、と共に、集団自殺の謎、その中心にいると思しき女性の謎に迫っていく、クールながらも胸に熱い思いを秘めたキャラクターです。
凛としたお声、話し方。そして時折、そこに滲む人として情の部分。そうした演技が本当に、時にかっこよく、また時に、言葉は適切ではないかもしれませんが可愛らしくも感じられる、M・A・Oさんの新たな魅力を見ることができるキャラクターだと思うのですが・・・。
が。
ねぇー・・・あのシーンでの、あの演技は・・・具体的には、くぐもった悲鳴、声にならない声での悲鳴ですね。あの演技は、もう聞いているのが、めちゃくちゃしんどかったし、辛かったし、悲しかった。
小説を読まれている方、またアニメを見た方なら、どのシーンかは想像に難くないと思うのですが・・・まぁ、ほんと、よくあのシーン、アニメ化できたもんだなぁ(汗)
あまりにショッキングな内容なので具体的な記述は避けますが・・・どんなシーンか気になってアニメを見てみようかな、と思われた方は、どうぞご注意ください。はい。
うーん、こうやって振り返るとM・A・Oさん、やっぱり変幻自在、神出鬼没の活躍っぷりですよねぇ。ほんと演じるキャラクターも、そして出演されている作品も、偏りがないと言うか。
ごりっごりの可愛らしい系キャラクターも、ほんわか癒し系のキャラクターも、頼りになるお姉さん系キャラクターも、クールで仕事できる系キャラクターも、そしてコメディ、シリアス、日常系と、もうなんでもござれ状態だよなぁ・・・。
なんだろ。
改めて、そしてつくづく感じたんですけど、M・A・Oさんって相当、凄いんじゃなかろうか・・・生き残るのが厳しすぎる女性声優業界において、こう言う立ち位置にいる声優さんって、ちょっと他に思いつかないんだよなぁ・・・。
良い意味で無色透明。それ故に最強と言うか。はい。
そんなこんなで本日の記事をまとめますと。
私が初めてM・A・Oさんのお名前を知ったのは『サムライフラメンコ』の三澤瑞希で、声優さんとして強烈に意識するようになったのは『鉄血のオルフェンズ』のジュリエッタでございました!
冒頭にも書きましたが既に2022年の出演作品が6本、決定しているM・A・Oさん。内5本はメインキャラクターと言うことで、それぞれ色の異なる作品で、まったく違う役を演じ分けるM・A・Oさんの演技が、今から本当に楽しみですね。
個人的には、なんかわかないけどとにかく楽しそう、そんなイメージしかない(笑)『異世界美少女受肉おじさんと』が楽しみです。
・・・ってかこれ、解釈のしようによっちゃ、実に手の込んだBLとも取れる気が・・・。
ではでは。
本日の記事はここまででございます。こちらのシリーズ、来年も書く予定ですので、引き続きお付き合い下さると嬉しいです。
読んで下さりありがとうございました!