はいよ!
てなことで最終回ラッシュに突入している2022年夏アニメ。
全話視聴した作品の感想を書いていく記事です。
本日より、何回かに分けてお送りしていきます。
いやー。何が怖いって、もう秋アニメの足音がすぐ間近で聞こえてきていることが、私としては怖い(笑)
いや、楽しみだし嬉しいんですけど。とにかくくどいほど書いていますが秋アニメ、ラインナップが凄まじいので、始まってしまったが最後、しっちゃかめっちゃかになりそうで、それが怖い。楽しみだけど怖い(ちーん)
はい。ま、でもそれはそれ。秋アニメに関しては始まったらまた記事にどんどん、関連の情報を書いていこうと思いますが。
その前に夏アニメを総括せねば気持ちはすっきりしませんね。うむ。
ではでは。早速。こちらの作品の感想からスタートです。
・『RWBY 氷雪帝国』
・・・簡潔に言ってしまうと『え?これで終わり?』でした。はい。虚淵玄さん、冲方丁さんのお名前が並んでいることから、どれだけのヘヴィな展開が、鬱展開が待ち受けているのかとわくわくしていたのですが(悪趣味)。なんかあっさりまとまって、にこにこのハッピーエンド、最終回のラストなんてなんか別作品になってなかった!?と言う感想すら抱いたくらいです。はい。
とは言え、まぁ、一応、原作と言うか、アメリカでのシリーズと言うものがあるわけだし。完全なオリジナル作品だったらいくらでも好き放題できるだろうけど、なかなかそう言うわけにもいなかったんだろうなぁ、とか勝手に思ったり。はい。
どうなんでしょ?先程、ハッピーエンドと書き、それは確かにそうなのですが、でもナレーションはめちゃくちゃ不穏なこと言ってましたよね。ルビーと学長との面談でも、あの影の動きがとても印象的で、故にあれが今後のルビーたちの状況を示しているようでもあったし。
そう考えると何てか『嵐の前の静けさ』的な。今後、彼女たち、否、彼女たちだけではない、ビーコン・アカデミー、そこに所属している生徒たちに襲いかかる大きな出来事、不幸であったり悲しみであったり苦しみであったり。そうしたものに対抗するための力、すなわち仲間との関係性の強さ、それを得るための物語として描かれたのが、今回の『日本からのRWBY』だったのかなぁ、とも思いました。はい。
なんでしょ。私はこの作品、本当に何も知らなくて、それ故の不安もありました。が、蓋を開けてみたらそんな私でも、変な言い方ですが普通に楽しめた。最終回まで見た今は若干の物足りなさはあるものの、でも普通に楽しく視聴できた作品でした。
・『ブッチギレ!』
・・・私は凄い好き。夏クール作品の中でもトップ5に入る面白さだったと思います。最終回も良かったじゃないですか。勢いそのままラスボス戦への流れは本当に熱かったし、その熱さの中にも人情味、それぞれの人情味のようなものもあってほろり、とさせられる部分もあった。最後の、藤堂さんのセリフ『本当の新選組ができなかったことまでやり遂げたのかもしれません』と言う言葉も、ものすっごい胸に染みた。
第1話、とにかく『考えるな!感じろ!』を絵に描いたような、熱さと勢いで突っ走ったような感じで、それはそれでめちゃくちゃ楽しかった、わくわくした。だけど回を重ねるごとにそれだけじゃない、キャラクターそれぞれの心情や立場を深堀していくことで『動』に対しての『静』の部分でも見せる、そんな作品になっていったように思います。そういう意味ではめちゃくちゃ物語らしい、決して珍しさや突飛さはなかったけれど、安定して構成が素晴らしい作品だったなぁ、と。
なんだろ。キャラクターの描き方、見せ方、動かし方が巧みな作品だったと言う印象がありますね。うん。こんだけ強い個性の持ち主が揃っていながら、しっかり1人1人の背景や変化が描かれていたし、それぞれの関係性の面白さも描かれていた。作品終わった時には『あー、もう賑やかなこいつらともお別れなのかぁ~』と言う寂しさがこみあげてきたくらいに、物語を通して登場人物のことがどんどん、どんどん好きになっていった。それはやはり、キャラクターの描き方や動かし方がうまかったお陰がひとつ。
そして声優さんの、キャラクターへのはまり具合も最高でした。キャラクター描写が、動かし方が最高だった。だからこそ声優さんの演技も最高にはまっていたんだろうしし、だからこそ、一層、キャラクター達も躍動しているように、私には思えた。素晴らしい相乗効果だよなぁ~。
どの声優さんも素晴らしかったのですが。やはり佐藤元さんと八代拓さんの演技が、個人的にはめちゃくちゃ印象深いです。佐藤さんは、一番星のようなキャラクターの演技は、もう本当にうまい。良い。こー『情』を声で表現できる、そんな演技をされるような演者さんだとつくづく思うの。八代さんは個人的には、この作品で新たな魅力を見せられたなぁ、と言う感じがします。良かったなぁ。うん。
偽の新選組としてはまさしく『途中』までの物語が描かれたわけで。あの後、彼らがどんな道をたどっていくのか。激動の歴史の中、偽の新選組としてどんな生き様を刻んでいくのか。それを見てみたい気もする。名前だけで出てきていた坂本龍馬と、この偽物の新選組が出会ったりしたら、最高に面白いことになりそうじゃないですか。でも同時、それを考えると何となく切ない気持ちにもなってしまうのです。だから今は、ただただ突っ走っている偽の新選組、個性豊かな咎人たちの熱く、楽しく、賑やかな姿だけを想像したいと思います。いやー、面白かった!
・『それでも歩は寄せてくる』
・・・あー・・・良かった・・・最終回、と言うか、あの終わり方。締め方。めちゃくちゃ良かった。なんだろ単純に恋愛関係的な面で一歩、前へと進んだのであろううるしちゃんと歩、2人の姿が描かれていたのもそうなんだけど。それ以上に『将棋を通して、かけがえのない存在を得ることができた』、そんなメッセージが込められているような終わり方、描写だったようにも思えて、それがめちゃくちゃ胸にぐっ、と来た。
うるしちゃんにとって歩は、勿論、『好き』を自覚した以上、単純な友人や後輩ではなくなったわけだけれど。でも将棋を通して出会えた、本当にかけがえのない存在、友人であり後輩であり、大好きな人である、そんな人なんだよなぁ、と言うのがもうひしひしと伝わってきて泣きそうになりました。
あと凛ちゃんタケルと桜子、マキちゃんが最終回でもしっかり描かれていたのも良かったなぁ。凛ちゃんは切ないなぁ。でも名前の通り、切ない思いを胸に、それでも凛として前を向いていく彼女の姿には、ただただ応援したい一心でした。
そしてタケルと桜子は・・・ふふ。あの後は『皆さんのご想像にお任せしますよ』と言う感じなのかな?それとも原作では描かれていたりするのかしら?ここも終始、きゅんきゅん、にやにやさせられっぱなしでしたよねぇ~。ふふ。ふふ。あー楽しい(笑)
更にマキちゃんね・・・この子、ほんと良い子。いくら払えばマキちゃんと友達になれますか?(迫真)。うるしちゃんが歩のことが好きだと気が付いて、それをマキちゃんに告白した後、マキちゃんがうるしちゃんを抱きしめたじゃないですか。あのシーン、私はぼろぼろ泣きまして、ええ。なんて素敵なシーンなんだ、と。なんて素敵な子なんだ、と。もうほんと。
決して登場人物が多いわけでもなく、物語としても派手さがあるわけではない。だからこそ1人1人の登場人物を丁寧に、大事に描いていることが伝わってきた。そしてそれがしっかりと物語として面白み、深みを醸し出していた。派手さはない、だけどくすっ、とできたり、きゅんきゅんさせられたり、じーんと来たり、と心にまっすぐ届いてくる、そんな作品になっていたように感じます。
あー・・・良かったなぁ。なんかもう、爽やかさを詰め込んだような、そんな青春胸キュンストーリーだったなぁ。せいぜい幸せになってくれ!ってかうるしちゃん、歩と3日、離れることすら危ういじゃないか。もう歩中毒じゃないか。ふふ。可愛い。
あ、あと。声優陣、実にフレッシュな面々の演技も、この作品の瑞々しさやフレッシュさ、胸キュン、そうしたものとぴったりで最高でした。なんだろ。やっぱり1クールに1本は、こう言うフレッシュなメンバーで固められた作品、あってほしいですよねぇ。
はい。そんなこんなで本日は3作品の感想をお送りいたしました。
夏アニメ感想、今後も続きますのでよろしければ引き続きお付き合い下さい。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!