tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

1が付く日なので読書感想文放出の日~最近、買った本の紹介も含めて

てなことでぶっちゃけるとストックが現状、5冊しかありません。

あはははは(汗)

 

と言うわけで今日は2冊のみの読書感想文。

残りは、最近、購入した本を紹介してお茶を濁そうかと思います。

ちなみに。

ドラマ化された話題にもなった澤村御影さんの『准教授 高槻彰良』シリーズは、何故かしら感想が残っていません。

あれかなぁ。シリーズものだし、ラストにまとめて、とか思ってたのかしら。

今のところ、シリーズ作品は全部、読んでいますのであしからず。

 

てなことで残り2冊ですが、読書感想文です。どうぞ。

・澤村伊智『ぜんしゅの跫』

・・・比嘉姉妹シリーズとしては最新作になるのか。早く続編、出ないかなぁ。楽しみだ。と言うかタイトルにある『跫』、これ、昔のパソコンだと『あしおと』って打ち込んでも変換されなかったんだよなぁ~。はい。そんな具合で短編集です。表題作である『ぜんしゅの跫』もホラーと、そして人間関係のドラマが入り混じったこのシリーズらしい面白さがあったのですが。1作品目の『鏡』は、このシリーズの読者であれば、とても切なくなるような物語。2作品目の『わたしの町のレイコさん』は悲しみと共に怒りが、気持ちはわからなくはないけれど、だけどそれでもそれは身勝手じゃないか!と泣きたくなるような悲しい怒りがこみあげてくるような作品です。そして4作品目『赤い学生服の少女』は、これ、ほんと入院中に読んでたら、多分、夜、怖くてトイレとか行けなかったと思う(笑)。懐かしいあの人が登場して、大活躍してくれたのも嬉しかったなぁ。万事解決!と思わせておいてからの、ラストの数行でがらり、と物語の様相をひっくり返して、ぞくり、とさせる手腕はさすがの一言です。なんだろ。個人的にはやっぱり長編の方が好きなのですが、澤村先生のこのシリーズの短編は、短編だからこその切れ味もあって、ほんとたまりません!

 

岩井志麻子『でえれえ、やっちもねぇ』

・・・氏のデビュー作『ぼっけえ、きょうてえ』、その恐怖が20年ぶりに帰ってきた、などと言ううたい文句が出てきちゃったら、読まざるを得ないでしょうよ。てなことで読んでみましたけど、まぁ、うっすら感じていた通り『ぼっけえ、きょうてえ』には遠く及ばなかったよね、と言うのが率直な感想です。はい。『ぼっけえ、きょうてえ』はあれ、ほんと、怖いんだけど、同時に悲しいんですよね。悲しい。寂しい。うん。そう言うのを求めていた私にとって本作品は、その悲しみが圧倒的に足りなかったよな、と言う気が。ただ全く描かれていなかったわけではないんですが・・・『ぼっけえ、きょうてえ』のそれに比べると、こー、ある意味『あー、人間ってほんと、バカよね』と笑うしかないような、そんなテイストでの悲しみだったように思うのです。はい。個人的には、すいません、タイトル忘れてしまったのですが、往復書簡で物語が進んでいく作品、これがめちゃくちゃ好きだし、ぞくっ、ときました。はい。

 

はい。となことでここからは、最近、購入した本です。

まずはこちら。相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の文庫です。

去年ですかね・・・違った、おととし、2020年度版の『このミステリがすごい』の1位に輝いた作品。それ以外のランキングでも軒並み、上位にランクインしていた作品だったので、読まれた方も多いのではないでしょうか。

私としてもめちゃくちゃ気になっていた作品だったので、それはそれは文庫になるのを楽しみに待っていたのでした。

で、全然、文庫になっていたのを知らなかったのですが、ある日、たまたまアマゾンを見ていたら『・・・なにっ!もう文庫、発売されているのかっ!?』と驚き、翌日、慌てて、書店へと駆け込んだ、という次第です。

 

ちなみに。発売元は講談社講談社の文庫は、立ち読み防止のためなのか、発売元である講談社からシュリンクされているんですよねぇ。

どうですか、これ。

個人的にはめちゃくちゃやめて欲しいです。いや、勿論、立ち読み防止とか商品の品質を保つためとか、いろいろポジティブな理由はあるんでしょうが・・・。

 

破りにくいことこの上ない!(笑)

 

すげぇぴっしり、シュリンクしてあるんだもん。ちょっと何かを突き刺して穴をあけてから破ろうにも、その隙間すら見つけられない、与えてくれないほどの密封っぷり(笑)ですから、破るのに相当、苦労しました。

あと・・・ゴミが出るのもやだ。量にしたら大したことないから、そんなやんややんや言わなくても、と自分でも自分の器の小ささにドン引きなんですけど(笑)、でも、なんで文庫購入して読むのに、こんないらん手間とゴミが発生するのかと、ちょっと空しくなりました。

 

まー、でも、確かに立ち読みされたらそれまでだしなぁ。

あと品質保持と言う点で言えば、確かに、書店時代、立ち読みされてぼろぼろになる本も少なくはなかったし。そう言うの、結局、返品に出しても『こんだけぼろぼろだと、返品は難しいですねぇ~』と言う理由で戻ってきてしまうんですよねぇ。

そう言うことを考えると、まぁ、わからなくはないけど・・・。

うーん、難しい。

 

はい。てなことで話を本題に戻しますと、こちらはただいま、絶賛読書中です。

とにかく、ラストに待ち受けていると言う衝撃、大どんでん返しが楽しみでならない。

『すべてが伏線』のとのことで・・・いや、ほんと、どんな衝撃が待ってくれているんだろうか・・・ドキドキするなぁ。

ちなみにこちら、シリーズとしては今年、新作が発表されていますね。

今年の、年末のミステリランキングは激戦が予想されていますが、こちらの作品もランクインしているんだろうなぁ。

 

なおこちらの作品、オーディオブックとしても配信されています。

『城塚翡翠と香月史郎はどなたが演じていらっしゃるのかしら?』と調べてみたら、翡翠古賀葵さん、そして香月先生役は赤羽根健治さんとのことで・・・あー、なにこれ、このままアニメ化して頂きたいほどのドンピシャ配役じゃないですか。

たまらん(たまらん)

 

はい。読み終えたら、また感想、書きますね~。

 

それからもう一冊、ほとんど勢いで買いました。

道尾秀介さんの『N』です。

何が気になったって、こちらの作品、全6編の物語、どの作品から読むか、どの作品で締めくくるかと言うのを、読者自身が決めることができる、と言う点です。

そのことで全く異なる味わいを味わうことができる・・・と言うことで『なんじゃそりゃ!』と気になり過ぎて、結果、本屋に向かった際にはほとんど迷わず、手に取っていました。はは。

 

いやぁ、でもこういう企みと言うか工夫、面白いですよね。

きれいに、読後の感触まで含めて計算された短編集と言うのも、それはそれで大好物ですが、成程。

逆にその順序を読者自身が決定する、そのことで読後の感触も全く異なってくると言うのも、短編集だからこその工夫のような気がします。

しかし優柔不断の私だからなぁ。決めるのに難儀しそうだ(笑)

 

あー。しかしあれ。

何度も書いていますが、今年は本当に年末のミステリランキングが楽しみでならない。

そして今年刊行された単行本が、数年後には続々、文庫化されるのだと思うと、今からそれが楽しみでならない(笑)

 

はい。と言うことで、残りストックの少なさを考えると、そろっとこのシリーズに変わる読書記事の内容を考えなくてはならないなぁ、と頭を抱えそうな今日この頃。

まいった(まいった)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!