tsuzuketainekosanの日記

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もうすぐドラマが始まりますよ~『准教授・高槻彰良の推察』のご紹介

はい。8月だってよ。

まさかまさかの予期せぬ3連休を終えて、今日からまた仕事の私。

いや、3日行ったらまた連休なんですけど。

今日はきっと体が重いこと、この上ないだろうなぁ(笑)

 

連休は嬉しいしありがたいけど、いったん、3日も休んじゃうと、もう体がそれに慣れちゃって、だらけ切っちゃうのが、本当にダメだね。

 

なので定期的に3連休を下さい(どーん)

 

はい。と言うことでそんな8月、8月7日からドラマがスタートするこちらの作品を、本日はご紹介したいと思います!

それがこちら『准教授・高槻彰良の推察』でございます!

 

えーっとですね。私はひょんなこと、多分、男性バディもののミステリ、もしくはそれに近いテイストの小説を探していたところ、こちらの作品を知りまして。

で、そこからずっと、原作小説を追いかけている、原作小説のファンでございます。

なのでここからの私の紹介や意見と言うのは、あくまで、あくまで原作小説ファンとしての視点、かつ私個人の勝手な意見なので、そのあたりはご了承いただけると、そしていつものように生温かい目で見守っていただけると幸いです。はい。

 

てなことで、いやぁ、びっくりしたよ!

ドラマ化と知った時もびっくりしたけど、まさかまさか高槻先生と深町君にジャニーズさんがキャスティングされるとは!

 

てなことで、個人的にはこのキャスト。まず深町君役の神宮司さんは、あくまでビジュアル見る限りですが、ぴったりだなぁ、と。

そして高槻先生役の伊野尾さんは、正直、最初は『ちょっとイメージ違うかなぁ』と思いました。ファンの皆さん、すいません!

雰囲気としては、伊野尾さんの柔らかな雰囲気と言うのは、めちゃくちゃ高槻先生にぴったりなのです。ただしゅっとした、どちらかと言えば鋭角的なビジュアルの高槻先生と、柔らかな曲線的なビジュアルの伊野尾さんでは、ちょっとイメージがな、と言う気がしたのですが。

そう、あと高槻先生を演じられるにしては若いな、とも思ったのですが、4つの年齢差があるのですね。成程。でもそのあたりはぜひとも、演者さんとして、演技でクリアしていただきたいなぁ、と。

 

更に言うと・・・これはあくまで、あくまで私の勝手な推測なのですが。

 

ちょっと小説の高槻先生とは、キャラクターが違う感じなのかな、と伊野尾さんの高槻先生としてのビジュアルを見て思いました。

原作の高槻先生はどちらかと言えばふわふわ系、人懐こい大型わんこ、幼馴染の男性のことを『ちゃん付け』で呼ぶなど、ちょっと可愛らしい感じのキャラクターなのです。

 

で、伊野尾さんの高槻先生のビジュアルを、あくまでも公開されているものだけですが、見る限りだと・・・どちらかと言えばかっこいい系。高槻先生のクールさ、インテリさを前面に押し出した、より原作小説よりも強調したキャラクターになっているのかなぁ、とちょっと思ったのであります。

 

いやいや、これはあくまで、あくまで私の勝手な推測ですからね。

実は公式は『ふふ、ドラマ本編でギャップを味わってもらうために、あえてそこは黙ってるんだぜ』と言う計算をしているのかもしれませんし!

 

何はともあれ。私、ジャニーズ所属のタレントさんには全く詳しくないのですが、伊野尾さんにとっては今までのイメージとは異なる役どころになるだろうから(って、公式サイトに書いてあった(汗))、そのあたりも含めて、今は楽しみの方が大きいです。

 

その他のキャラクターを演じるキャストさんも発表されましたが、個人的には深町君とじょじょに仲を深めていく難波君に、須賀健太さんをキャスティングしたのは『ナイス!』と思いました。

佐々倉さんは、高槻先生の幼馴染で刑事の屈強な男性、吉沢悠さんかぁ・・・意外も意外、かつ、こちらも原作イメージとはちょっと違う感じですが、でもビジュアル見る限り、うん。強面でかっこよくて、とびきり頼りになる佐々倉さんだわ。

瑠衣子さんは岡田結実さん。なんだろ、のびのびとした瑠衣子さんを演じて下さりそう、と言う感じがしました。髪ボサビジュアルすら可愛いのが、ずるいぞ(笑)

 

てなことで、ここからは原作小説のご紹介です。

まぁ、今更、私なんざが紹介しなくても、他のところで紹介されているんですが。

 

作者は澤村御影さん。表紙イラストは鈴木次郎さんが担当されています。小説は文庫のみで刊行されており、現在は6巻、プラスつい最近、番外編的な短篇集『准教授・高槻彰良の推察EX』が刊行されました。勿論、私もゲットしましたよ!

また上尾灯自さんによるコミックも刊行されています。こちらは私、読んだことがないのですが、評判を見る限りでは、とても良い出来になっているようで・・・ちょっと気になるなぁ。

 

過去の出来事が原因で、あることで他人の嘘がわかると言う能力を持ってしまった大学生の深町尚哉。それが原因で、彼は他人に心を閉ざして孤独に生きてきました。そんな彼が、大学で民俗学の講義を受けた彼は、その講義を担当している准教授、高槻彰良に興味を抱きます。そして高槻もまた、深町のことを気に入り、彼にアルバイトを持ちかけることに。

 

他人の目を惹き、心を奪う圧倒的なビジュアル。そして完全記憶能力。人の心にするりと入り込む柔らかな話術を持ち合わせていながら、しかし常識的なことに関しては壊滅的な高槻。そんな彼の助手として、様々な怪異現象の謎解明にあたる深町は、高槻やたくさんの人と関わっていく内に、少しずつ、変化を遂げていきます。

そしてまた高槻の過去にも、大きな謎を秘めた出来事が起きていることを知った深町は、いつしか高槻に対して強い信頼感、共感を抱くようになりなる・・・と言うのが、拙いながら、私がまとめた作品あらすじでございます。

 

と言うことで、この作品にはたくさんの魅力があります。

まずひとつは、高槻と深町のバディものとしての魅力です。とにかく無邪気に深町君や佐々倉さんを振り回す高槻先生と、振り回されながらも、それがまんざらでもない深町君、佐々倉さんの懐の深さと、それ故に、時に高槻先生を本気で叱責する思いの熱さが、本当に読んでいて楽しくて、それでいて胸に来るのです。

 

また深町君の変化と言うのも見どころのひとつですね。あることで(この表現と言うのも、ドラマではどんな感じに表現されるのか。楽しみだなぁ)他人の嘘がわかってしまう彼は、それ故、実の両親との関係も破綻してしまったと言う、非常に辛い経験をしています。

そのことで心を閉ざし『ずっとひとりで』と決めつけていた彼が、高槻や難波君たちに出会うことで、そして怪奇現象の謎に関係する人たちに出会うことで、様々な出来事を経験することで、少しずつ変わっていきます。

 

その深町君が変わっていく姿に、また高槻先生自身も変わっていく・・・その互いの存在が互いの存在に影響し合うと言うのが、もう本当にいいんですよ。最高。

そのあたりの関係性が、とても繊細で、あたたかい筆致で、ちょっとした切なさも感じさせつつ、だけど基本的には明るく描かれているのもいいんですよねぇ。

 

更に怪奇現象、と言うか。『この世のもの』と『この世ではない世界』、『この世の者』と『この世ならざる者』、そう言ったものの対比とか、そのふたつを分けている境界線の、だけど危うさ、不確かさのようなものが描かれている。そのことで、物語にものすごく深みが生まれていると言うのも、今作品の魅力です。

 

そのうえで、だけど怪奇現象だけではない、そこに存在する人の心、その様々な動きや表情と言うものが描かれているのも、とても読みごたえがあるんですよねぇ。

単なる『怪奇現象ミステリー!』だけじゃない、そこに『ヒューマンドラマ』としての面白さもしっかりとある、と言いますか。はい。

 

怪奇現象、この世ではない異界は存在する、と言うスタンスがとられている作品であるため、その不可思議さや怖さ、境界線の危うさ、儚さのようなものも感じさせて、ドキドキ感もある。

そして同時、そこに、怪奇現象でもないのに、不可思議な、時に恐ろしさや、愛おしさ、切なさを感じさせるような愛おしさを感じさせるような人の心、感情、その機微なども関係していて、描かれている、と言う感じでしょうか。

なので物語として、一粒で二度おいしい!と言うのも、このシリーズの魅力です。

 

ちなみに怪奇現象とありますが、個人的には、それほど怖くはないと思います。なのでそう言うのが苦手よ、と言う方でも、安心して読んでいただけるかと思いますが・・・まぁ、あの、この辺りは個人差があるので何とも言えませんが(汗)

少なくとも、そーんなに陰惨であったり、暴力的な描写と言うのは登場しません。

全体的な作品の雰囲気としても、高槻先生や深町君、その他のキャラクターの魅力もあって、ほんわか明るい感じになっています。

物語の展開上、一時的に、どーん、と落ち込むところもあるのですが、今のところは、すべてそう言う展開も後に温かく結ばれています。はい。

 

普段、あまり本を読む習慣がない、読書は苦手もいらっしゃるかもしれません。

が、この辺に関しても、あくまで私個人の感想ですが、そう言った方でも手に取りやすい、そして読み進めやすい作品だと思います。

 

まず文庫であると言うのがその理由です。軽いし、それほどページ数もないので、持ち運びにも便利!(笑)

それから基本的には短編から中編の物語から1冊が成り立っていると言うのも理由です。物語中における『起承転結』がとてもはっきりとしている作品、と言う印象が個人的にはありますから、ちょびちょびと読み進めやすい作品です。

 

あと澤村先生の文章力や表現力が、情感豊か、臨場感あふれていながら、だけどとても読み手側としては受け取りやすいものである、とても読みやすいものであると言うのも、読書に馴染みない方にもおすすめできる理由です。

 

小説家さんに対して、こう言う言い方は非常に失礼なのは承知しているんです。

がっ!

曲がりなりにも、読書好き、そして本を読む習慣がある人間としては、小説家として活躍されている方の中にも、決してこうではない方もいらっしゃると言うのを肌身をもって体験しているので、あえて言わせていただきます!

澤村先生は、文章のうまい、文章をちゃんと書ける小説家さんです!

 

物語の魅力や、高槻先生をはじめとする登場キャラクターたちの魅力にぐいぐいと引っ張られていくので、むしろ読書に慣れていない方でも、あっという間に物語に虜になってしまう可能性もあると思いますよ、うふふふふ。

 

はい。と言うことで本日は、間もなくドラマスタート。

『准教授・高槻彰良の推察』について、原作小説ファンである私が、好き勝手にあれこれと語ってまいりました。

そんなつもりは毛頭、ありませんが、記事内容で不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。

重ねてにはなりますが、そんなつもり、誰かを不快にさせようなどと言う気持ちはこれっぽっちもないことを少しでもご理解いただければ幸いです。

 

どうやらフジテレビ系列で放送された後には、WOWOWでも続編が放送されるみたいで・・・相当、気合入ってますなぁ~。

そうなると・・・もしかしたら、高槻先生の叔父さんである渉さんも、登場したりするのかしら・・・。

渉さん、めっちゃ良い人なんですよ。そして超イケオジ。CV大塚明夫さんで私は脳内アフレコしていたのですが・・・もし、ドラマで登場するとしたら、キャストはどなたになるのかしら・・・。

 

はい。

何はともあれ、ドラマ化を機に、この作品が多くの方に知られるのであろうことは、ファンとしては本当に楽しみ、嬉しい限りです。

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!