tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2021年冬アニメ感想~その1

はいっ!と言うわけで4月に突入し、いよいよ春アニメが始まるぞ!と言う今日この頃、と言うか、既に放送開始されているぞ、『僕のヒーローアカデミア』!

 

そんなこの時期、やっぱり記事にしておかなくてはなりません!冬アニメの感想!

今日から何日かに分けて、ぽつぽつとそれをアップしていきたいと思いますので、よろしければお付き合い下さい。

 

ではでは早速。本日はこちらの4作品の感想でございます。

 

・『はたらく細胞

・・・振り返ってみたら、めちゃめちゃ早くに最終回を迎えたんだよなぁ・・・。全8話でしたっけ?ちょっと短すぎやしないか・・・もっとアニメ化できるエピソード、なかったのかな・・・とかいろいろ、邪推してしまいましたが、まぁ、いろいろあるんでしょうな。知らんけど(知らんのかい)

でも今回も、1期と変わらず、ためになり、そしてほっこりとさせられる、とても面白い作品でした。ちょっとドジだけととにかく一生懸命な赤血球ちゃん、熱く、最高にかっこいい白血球さんなどなど、主要キャラクターを演じられた声優さんの演技も『そうそう、これだよ、これ!』とにんまりしたくなるような、安定のはまり具合でした。

 

そんな中、燦然と輝いていた・・・と言うのは変かもしれませんが、がん細胞を演じられた石田彰さんの演技は、もはや職人技。凄かったわ。そして最終回の、ラストに至るまでの流れは、別アニメにすら感じられたのは私だけではないはず(笑)。キラTー細胞役の小野大輔さんの演技もあってか『ジョ〇ョの奇妙な冒険』のラストバトルかと、一瞬、本当に錯覚しかけたわ(笑)

あと腸内細菌と一般細胞CV小林裕介さんとのやりとりには、泣けた。腸内細菌、可愛すぎ。私も本当に、腸内疾患にかかった身だし、ポリープ持ちだし、改めて腸内環境を乱さないように心がけよう、と思いました。

 

何と言うか、本当に安心して、子どもさんにも見せられる、良アニメ。

 

・『はたらく細胞 BLACK』

・・・これから社会に羽ばたいていこうとしている人に、社会に出て働く心構えを作ってもらうため視聴してもらうには、うってつけの作品だと思いました(白目)

はい。『はたらく細胞』2作品。こうして振り返ってみると、それぞれの作品がもう1作品にいい影響を与え合っていた、そんな理想的な関係だったように思います。

 

で、こちらの作品。体のいろいろな細胞、臓器などの働きが描かれていたのは勿論のこと、ブラックな環境で、下っ端の下っ端として働く赤血球くんの目を通して『働くって何さ!』と言うことが描かれていたことによって、より物語としての面白み、深みが増していましたよね。

またその思いが『はたらく細胞』のように報われたり、救われたりしないのがこちらの作品の辛いところで、でも、現実性と言うか、リアルさがあるのは当然、こちらの作品の方であって。だからこそ、個人的には『はたらく細胞 BLACK』の物語の方に、より惹きつけられました。はい。

 

最終回。赤血球くんが自ら獲得した答えは『働きたいから働くんだ』と言うもので・・・あー・・・なんかそれ、めっちゃわかる。いや、なんだろ。決して働きたいわけではないんだよ。でも『働きたいか否か』と問われれば『働きたい』と答えそうな自分もいて、いや、私のそんな思いと赤血球くんの思いとは多分、違う感じだとは思うんだけど、でも、うん。

最終回。赤血球くんが導き出したあの答え、ひとつの答えと言うのは、なんかとてもわかる気がしたし、胸にずん、と来たし、それはもはやどうしようもないものにも思えたし、でも、それは救いのようにも思えたし。はい。

榎木さんの、そしてKENNさんの演技も、ほんと、良かったなぁ・・・。何と言うか、お話がお話なだけに、めちゃめちゃ染みた。

 

あと皆さん、知ってました?KENNさん演じる、CV榎木淳弥さんの赤血球くんの同期だった赤血球くんが亡くなったあと、榎木さんの赤血球(言い方(笑))と一緒に行動するようになる新人赤血球くんのCV、八代拓さんだったってこと。

私、最終回にそれを初めて知って、また八代さんにしてやられたよね、てへへ。

 

次こそは・・・絶対に『あ、これ八代さんや』と当ててやる・・・ぐぬぬ・・・。

 

・『無職転生異世界行ったら本気だす~』

・・・異世界転生もの、『なろう系』のパイオニアと言われる本作品の、その理由と言うのがしみじみと感じられる、そんな作品でした。

『後悔しかない前世のやり直しを・・・』そんな切実な思いがあってこそ、そして現実ではその切実な思いを叶えるのはとても難しいからこその、『異世界転生』だと思うんですよ。うん。

『ここではないどこかで。自分だけど自分ではない存在として。そして自分を知らない、自分も知らない人たちと共に、一からやり直す。やり直せる』そうした切実な願い、思いがあるからこそ、『異世界転生』と言う設定はより意味を持つのではなかろうか、と言うのを、改めて思い知らされたかのような本作品。

 

その部分でとても大きな役割を担っていたのが、やはり前世の男を演じ、心の声を演じてらっしゃった杉田智和さんの存在だと思います。いやぁ、ほんと、素晴らしかった。マジで杉田さん、前世の男として生きてきた記憶があるんじゃないかと思わされるくらいの素晴らしい演技と説得性でございました。

そしてその杉田さんの演技を受けて、生まれ変わった命として、子ども、少年として言葉を発し、行動を起こすルーデウス役の内山夕実さんの演技も、もうほんと、安心、安定。まじ内山さんの演技は、本当にどの作品見ても、安心、安定(どーん)

 

あとエリス役の加隈亜衣さんの演技は、ただただ可愛かった。暴力はご褒美です。そして舞台変わって登場したルイジェルド役の浪川大輔さんは、私の中でCV浪川大輔キャラの3本の指の中に間違いなく食い込んでくるくらいのかっこよさでした。好き。本当に、めちゃめちゃかっこよかった。ぶっちゃけCV浪川さんのキャラに、ここまで真剣なかっこよさを感じたのは初めてだよ!

 

ルーデウスと言うひとりの子どもと。その中に息づく前世の男と。その2人の成長を描く物語も、毎回、本当に見ごたえがあって、その集大成とも言えるような11話は、いろいろと考えさせられました。前世の男として、ついつい短絡的な行動をとってしまいそうになるルーデウスと。だけどそこに覚悟を見出し、ひとりの男として覚悟を見せつけたルイジェルドと。その2人が言葉を交わし、エリスを交え改めて、パーティとしての結束を強めるシーンは、もう心が震えた、震えた。物語の舞台が大きく変わっても『やり直しと成長』、それを芯にどっしりと据えていることは本当に素晴らしい。

そしてルーデウス、前世の男がたくさんの人と関わることで成長していくのと同時、ルーデウス、前世の男と関わるたくさんの人もまた、成長していく(エリスの成長の著しさと言ったら!)と言うのも、もう本当に心憎いし、物語としても魅力的だよなぁ。

 

と言うわけで1期はここまで。2期は夏クールからと言うことで、今から楽しみでございます。作画のクオリティ、特に戦闘シーンの動きと言うのは圧巻の一言で、こりゃ、この作品のアニメのためだけに、アニメ制作会社がひとつ、立ち上げられただけのことはあるわ。

この作品の制作のためだけに、立ち上げられた制作会社で、だからこその、あの高クオリティだったわけですが・・・何と言うか、もっといろんなアニメ制作を手掛けていただきたいなぁ、と割と真剣に思わされるくらいです。はい。

・『裏世界ピクニック』

・・・良い感じの百合。この作品を語る時は、いつもそれしか言っていないような気がするんですけど、でもそれくらいに、良い感じの百合でした。

ありがとうございます!(どーん)

 

はい。いや、でもほんと。そこはかとなく百合ではありましたけれど、百合云々と言うことを抜きにしても、空魚と言う無器用な女の子が、鳥子と言う女性に出会い、裏世界を共に旅することで、実世界でも確かなつながりに気が付くことができた。そのことで少しだけ、自分の存在を肯定することができた。

そしてそれは空魚だけじゃなくて、鳥子にも言えることだった。鳥子もまた、憧れ故に空魚が気が付けていなかった、いろんな思いを抱えていた。だけどやっぱり、空魚と出会って、危険な裏世界を、まさしく命がけで旅してきたことで、実世界でのつながりに気が付くことができた。

互いが互いにそのことに気が付いて、互いが互いへの思いを吐露した最終回は、もうにまにまにが止まらず、でも胸がぐっ、と来る部分もありました。

 

空魚を演じられていた花守ゆみりさんの演技は、空魚の不器用さとか鳥子に対するいろんな感情とか。そう言うものの表現が本当に見ていていじらしく、また他人事とは思えないくらいのリアルさで、改めてうまいなぁ~、としみじみ感じさせられました。あと何回も言ってるけど、花守さんの低音、本当に良い。もっと低音女の子、演じて。

そして鳥子役の茅野愛衣さんの演技も、花守さんとの対比と言う点でとても鮮やかで、包容力や、空魚が発揮することのできない人間関係における強さのようなものを感じさせて。

でも最終回まで見てみると、その鳥子の強さと言うのも、何と言うか、自分の心や、孤独に負けそうになる気持ちを守るための、彼女なりの武器だったんだろうな、と思うと、またこれ切ない。

 

はい。と言うわけで良い感じの百合、そしてオカルトホラーとしての不気味さ、怖さもありつつ、しっかりとキャラクターの関係性の変化とその成長が描かれていた作品だったなぁ。

 

と言うことで本日はこちらの4作品の感想を書いてまいりました。

残りの作品についても、ぼちぼちとアップしていきますので、よろしければお付き合い下さいね~。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!