冬アニメ、絶賛放送中でございますが。
アニメに限らず、作品を彩ってくれるのがOP、EDでございます。
と言うわけで本日と明日は、冬アニメの中でも個人的に印象に強く残っているOPとEDを挙げて、あれこれと勝手に語っていきたいと思います。
はい。では早速、本日はタイトル通り、冬アニメの中でも印象的なOPについて語ってまいりますよ。
まずはこちらの作品の、この楽曲からです。
はい。タイトルに書いてありますが、ぶっちぎりで、今期アニメOPの中で好きです。
『2.43 清新高校男子バレー部』のOP、yamaさんの『麻痺』でございます。
いや、もう、何と言ってもまずはこの歌声ですね。
失礼ながら私はyamaさんのこと存じ上げていなかったのですが、成程・・素顔も明かされておらず、更に詳細なパーソナルデータなども不明な点が多いと言うことで・・・。
だからこそ、最初、作品を視聴してこの歌を聞いた時には『この歌声は男性?女性?どっち?』とめちゃめちゃ興味がわいて、ネットなどで調べまくったものです(笑)
本当に良い歌声と言うか、とても印象的な歌声ですよね~。
女性的な高音の美しさや柔らかさもある一方で、どこか少年的な力強さや頑なさみたいなものも感じられて。
それらが瞬間、瞬間ごとに入れ替わると言うのが、またこれたまんない・・・。
個人的には『忘れらんないよな』のとこで、ぐっ、と低音になるのがたまらなくセクシーだし、ものすごく訴えかけてくるなぁ、と。
そして疾走感あふれるメロディラインは聞いていてめちゃめちゃ気持ちいいし、そこに乗せられている、自分の中の弱さや情けなさ、それを自覚して、それでもそこから強くありたいと願う気持ちや、そんな自分を強くさせてくれた人に対する思い。痛みとここから先への希望を歌っている歌詞と言うのも、作品にぴったり。
本当に作品の、少年たちの熱く、瑞々しい人間ドラマを彩る、素晴らしい楽曲だと思います。
はい。お次はこちら。
『天地創造デザイン部』の96猫さんによる楽曲、『Give It Up?』です。
何と言ってもこちらの楽曲は楽しい!様々な生きものを生み出すまでの四苦八苦、奮闘、苦労がありつつ、だけどにぎやかさ、楽しさをそのまま詰め込んだような楽曲で、まさしく作品の幕開けのOPとしてぴったりです。
あと『この星の将来どうだい?』から始まる歌詞も、意味ありげなんですけど、でもあえて韻を踏むような調子で、リズミカルに歌われていることでポップさが際立っている、それ故に最後まで聞きやすい楽曲だなぁ、と思います。
それから『無職転生~異世界行ったら本気だす~』のOP、大原ゆい子さんによる『旅人の唄』でございます。
いやぁ・・・『無職転生』、相も変わらず本当に素晴らしいクオリティで。特に作画は本当に一切の妥協すら許さない!と言った気迫がびしびしと伝わってくるような美しさで見惚れてしまうくらいなのですが。
そんな作品の世界観を更に盛り上げてくれるのが、このOPでございます。
雄大さ、壮大さ、悠久さ、そう言ったものを感じさせるメロディラインが、もうめちゃめちゃファンタジーの世界で繰り広げられるこの物語にぴったり!
そして大原さんの、情感たっぷりの美しい歌声が、前世の男の心を持ったまま、新しい世界で、新しい人生を歩みなおそうとしている少年の背中を、やさしくそっと押しているかのように感じられて、ほんと、聞いているだけで心が浄化されていくような楽曲なのですよ・・・。
ちなみに大原さんは同作品のEDも担当されています。
はい。そしてこちらの楽曲も好きです。
『裏世界ピクニック』のOP『醜い生き物』です。アーティストはCHiCO with Honey Worksさんでございます。
CHiCO with HoneyWorks 13th シングル「鬼ノ森/醜い生き物」クロスフェード
いや、最初聞いた時はびっくりしたんです。と言うのも、個人的にはちょっと作品の雰囲気に合わない、と言うか、作品の雰囲気からずいぶんとはみ出した、元気な楽曲だよなぁ、と。失礼ながらそんなふうに思ってしまったのです。はい。
でも聞いている内の、ロックチューンバリバリのメロディラインは、裏世界で奮闘する空魚や鳥子の冒険譚、あるいは鳥子に対して『特別な感情』を抱いてしまったがゆえに、その思いに振り回されてしまっている空魚の心を表現しているようにも感じられるし。
あと歌詞がもう、めちゃめちゃ空魚のこと歌っていて、もう恐ろしいくらい!ここまで歌われてしまっている空魚が、むしろ少し不憫にすら思えたくらいですよ!(笑)
鳥子に対して、特別な感情を抱いている空魚の、無器用さゆえの一途で、切なくて、むしろ自嘲すらしてしまっている気持ちがここまで歌われているこの歌、この歌詞。これを聞くだけでも、『裏世界ピクニック』と言う作品の魅力を、そして空魚と言うひとりの女の子のキャラクターを存分に感じることができる楽曲だと思います!
そしてラストはこちら。
『ホリミヤ』のOPで神山羊さんの『色香水』です。
いや、この楽曲はですね。前にも書いたと思うんですけど。とにかくめちゃめちゃ懐かしいのでありますっ!
こー、たとえるなら80年代歌謡曲を彷彿とさせるようなメロディラインとでも言いますか。もっと具体的に言うと、個人的には村下孝蔵さんの『初恋』をめちゃめちゃ思い出しましてね、ええ。
村下孝蔵さんの『初恋』
知らない人も多いかもしれませんが(『月がきれい』で東山奈央さんがカバーされていたので、それで知ってる!と言う方も多いかもしれませんね)、めちゃめちゃ心に来る、切ない楽曲なのだよ・・・ほんと、世代を超えて歌い継がれるべき名曲と言うのは、こういう曲のことを言うんだろうな・・・。
そしてそんなメロディライン、懐かしさ漂うそれに乗せて歌われているのが、またこれどうしようもなく切ない歌詞なんですよね・・・。
ってかこれ、歌詞自体も、それこそ『今』から『過ぎ去った時間』を顧みて、懐かしんでいるような、その淡い切なさと微かな痛みにたちすくんでいるような光景と言うものを歌ってませんか?
現在進行形でまさしく『青春』を送っている少年、少女たちの物語であるはずの『ホリミヤ』、そのOPで、『終わった時間を振り返る。そして二度とは戻ってこないその時間に切なさと痛みを感じる』と言うような(いや、これはあくまで私の勝手な推測なのですが)歌詞が歌われている、この楽曲が使用されている、と言うのがまたこれ憎いなぁ、と思うのですが。
はい。と言うわけで勿論、ここに挙げさせて頂いた楽曲以外にも、各作品のOP、本当にその作品を彩り、盛り上げて下さっているような楽曲ぞろいでございます。
何と言うか、こー、作品が本格的に始まる前から、OPで既に楽しい、楽しい気分が盛り上がるぜ!と言うような楽曲ぞろいの冬アニメ、と言いますか。はい。
ちなみに。今回、挙げさせて頂いたOPを担当されているアーティストさんのほとんどが、ほとんどパーソナルデータなどを公表されておらず、ネット中心で活動されている、と言うのは、個人的にはとても印象深かったです。
EDの記事で取り上げさせて頂く予定のYOASOBIさんも、最近は結構、テレビにも出演されていますが、主な楽曲公表の場はインターネットですしね・・・。
そう言うことを考えると、ほんと、ネットを主戦場としてそこで活動をする、そこで支持を獲得して支持を広げていくと言うのは、今や普通のことなんですね・・・。
いやー・・・時代は進歩したなぁ(遠い目)
インターネット黎明期を知っている人間としては、ほんと、なんかこの時代の流れと言うのが、もうただただ凄いなぁ、と。
でもネットを通じれば、誰もが、全世界に向けて、自分が作った楽曲などの作品を公開できるわけですから。
そのことで、様々な、個性あふれるクリエイターさんが世に知られ、その素晴らしい作品が世に放たれると言うことを思うと、それはとても良いことですよね~。
はい。と言うわけで本日の記事はここまででございます。
明日は印象的なEDについて取り上げさせて頂く予定ですので、よろしければ、引き続き一緒に盛り上がって下さいませませ。
では。読んで下さりありがとうございました!