寺島拓篤さんがぎっくり腰になって、今日と明日のSideMのファンミ、歌唱は控えられるとのことで。
この情報に対して『ぎっくり腰って、予兆とかないもんなん?急すぎへん?』みたいな反応を見かけたんですけど。
ぎっくり腰はな、予兆なんてないぞ!
ってか『あ、これやばいかも』と思った瞬間には、もう遅いんだぞ!
はい。ほんと、ぎっくり腰、怖いよ。私も無職の時に、2017年か、ぎっくり腰、経験したけど椅子から立ち上がったと同時『あ、やばい』と思ってそこから、もう全然、動けなかったもん。そして丸2日間、横になっているしかなかったもん。風呂にすら行けなかったもん。
介護の勉強した時『ぎっくり腰で寝たきりになる高齢の方もいる』って話、聞いたことあるけど、ぎっくり腰になったらそれ、めちゃめちゃ頷ける話だわ。ほんとに。
と言うことで、寺島さん、どうぞお大事に。歌唱がないのは残念だけど、こればっかりは本当に仕方ないもんなぁ。むしろ、ぎっくり腰の状態でも出て下さるのが、ぎっくり腰経験者としては本当に凄いと思う。
はいっ!そんな具合で毎クール恒例、そのクールに放送されているアニメ作品の中で、個人的に印象的な声優さんを女性別、男性別に取り上げてあれこれと語っていくこのシリーズでございます。
今期はいつもに比べるとアニメの視聴本数が多い!
と言うことで作品単位で印象的な声優さんを語る記事を昨日、1本挙げましたが、今回は声優さん、女性声優さん個人での記事でございます。
男性声優さん編は、また作品単位で声優さんを語る記事を挙げた後にアップできれば、と思っておりますので、引き続き、一緒に盛り上がっていただければ嬉しいです。
ではでは、早速。
個性豊かな作品ぞろいの冬クールの中で、私が個人的に印象的だと感じた女性声優さんはこちらの方々です!
・花守ゆみりさん
・・・元々、毎クール、安定して出演されているイメージのある花守さんですが、今期は本当に目に見えて様々な作品に、様々なキャラクターとして出演されているな、と。
たとえば『裏世界ピクニック』では、ちょっと低めのお声で、鳥子に対していろんな思いを抱いていて、人付き合いに不器用な空魚と言う女の子の繊細な心情を巧みに演じていらっしゃいます。あるいは『ゆるキャン△』では、元気いっぱいでちょっとおっとりとしたなでしこちゃんの可愛らしさを、花守さんにしては少し高めの声で演じていらっしゃって、この2つの作品、2人のキャラクターの演じ分けを見る、聞くだけでも、花守さんの声優としての魅力や、演技力を堪能できる、と私は思います。
更にメインキャラクター以外でも、たとえば『怪物事変』では紺と言う妖狐の少女を演じていらっしゃるのですが、あの危うさすら感じさせるような喋り方、時折、滲む儚さや悲しみと言ったものの表現には心揺さぶられましたし、『ワンダーエッグプライオリティ』での美和と言う少女の演技は、そもそも花守さんだとはわからなかったくらいで、そう言う強みもある声優さんだとしみじみ、感じさせられたのであります。
花守さんと言えば、個人的には無理なく低めの声が出せる女性声優さん、というイメージがあって。勿論、なでしこちゃんのような可愛らしいお声での演技も魅力的なのですが、私としては、時折、なでしこちゃんの声にかすれが入ったりすると、もうたまらなく興奮します。『あ゛ー!がわ゛い゛い゛っ!』と(笑)
ただ当然のことながらお声だけじゃなくて、やっぱり様々なキャラクターを演じ分ける演技力と言うのも、花守さんはお持ちで。前クール作品の話になってしまい恐縮ですが『アクダマドライブ』の処刑課弟子の正義に突っ走り、その果てに復讐の鬼と化す、と言うキャラクターの変化、その演技と言うのも本当に痺れたし、『裏世界ピクニック』の空魚の、一歩、踏み出したいのに踏み出せない、と言う感情表現の演技とか、だからこそ鳥子が逆に一歩、自分側に踏み込んできてくれた時のどうしようもない嬉しさを感じた、その表現とか、もうめちゃめちゃ繊細で、なのにとてもリアルで、凄い。
『ゆるキャン△』のなでしこちゃんの、天真爛漫でわんこみたいで、でも他人に対してはぐいぐい行き過ぎない、ちゃんと相手に対する距離の詰め方をわきまえてる、そう言うキャラクターの演技とかが最高で。で、おまけに可愛い。嫌味のない可愛らしさがそこにあって、ほんと、我、なでしこちゃんと友達になりたい。
と言うわけで、プリキュア新シリーズへの参加も決定している花守さん。まだ23歳とのことで、いやいや、これから先のご活躍が本当に楽しみな女性声優さんでございます。
しかしあれですね。これまたしごく個人的な意見ですが。やっぱり、女性声優さんで無理なく(ここ重要)低音を出せる声優さんは、強いなぁ、と思います。はい。
・戸松遥さん
・・・と言うわけで昨日、取り上げた『Re:ゼロから始める異世界生活』にも登場されていた戸松さんでございます。
何でしょ。戸松さんの演技って、なんかものすごくリアルと言うか、生々しいと言うか。こー、全部が全部、そう言う演技だったら多分、聞いているこちらとしてはしんどくなってしまうと思うんです。はい。で、戸松さんの場合、リアルなんだけどいい意味で力の抜けたリアルさがあって、でもある瞬間の演技が、ものすっごいリアルで、生々しくて、何と言うかこー、『ぐわっ』と心を掴まれるみたいな感覚を味わうことがあるのです。
で、更に言えば、そのものすっごい生々しさが出てくる時と言うのが、物語において、あるいは戸松さんが演じてらっしゃるキャラクターの重要なシーンにおいて、と言う時に限らない、と言うのがまたこれ、戸松さんの恐ろしいところだなぁ、と。
たとえばふっ、と出たため息ひとつとか。こー、腑抜けた声のセリフとか。 そう言う何気ない一瞬の演技に、なんか途方もない生々しさを感じる時があって、そう言うとき、私としては本と『戸松さん、一体、あなた何者っ!?』と瞠目することがあるのであります。
いや、これらは本当に、本当に私の勝手な見解です。なのでご不快に思われる方がいらっしゃったら申し訳ないのです。はい。
で『ホリミヤ』です。何と言うかこちらの作品、ちょっと塩梅を間違うと、多分、本当に『ただの』じれったい、甘酸っぱい恋愛ものになってしまう、そんな作品だ思うんです。はい。でもそうはなっていない。それは当然のことながら原作漫画がそうはなっていないから、そしてアニメの製作陣がこの作品がそうではない作品だと言うことをしっかりと理解しているからだと思い、更に言えば、声優さんの演技の力と言うのもとても大きいと思うのです。
アニメーションのお芝居だけど、でも、そこに寄りすぎていないお芝居と言うか。生々しくて、リアルで、大げさすぎなくて。本当にキャラクターの会話や感情の変化、その流れの中で出てきている言葉の演技だからこそ、この作品のどうしようもない痛みや、どうしようもなく、自分ではどうすることもできない部分の、こー、醜さや苦さや、誰かの存在でかき乱されてしまう感情のどうしようもなさみたいなのが、すごく浮き上がってきていて。
だからこそ、声優さんのリアリティのある、等身大のキャラクターとしてのお芝居に溢れている作品だからこそ、何と言うか戸松さんのリアルなお芝居の凄さを私は強く感じるのであります。はい。戸松さんのお芝居って、そう、異彩を放ってる気がする。
うーん、なかなか言葉で伝えるのは難しいなぁ(汗)
・M・A・Oさん
・・・いや、今、M・A・Oさんのウィキペディアを見たんですが・・・ここ数年の出演数、えぐいことになってるな・・・何だこれは(驚愕)。
はい。と言うことで顔文字さんこと、M・A・Oさんです。多分、前にもいつかのクールの時にお名前を出させて頂いた記憶があるのですが・・・どうだったか。
冬クールもたくさんの作品に出演されていますが、個人的には『ホリミヤ』のレミちゃんですね。ピンク頭のツインテールの彼女です。
いやぁ~、嫌い(笑)。と言うか、彼女に関しては、もう最初の登場の仕方と言うか、そこでなした所業(言い方よ)からして、視聴者から嫌われてもやむを得ないキャラクター、と言う気はするのですが・・・何と言うか、俗に言う、同性に嫌われやすいキャラクターだよなぁ、と。はい。人気投票14位も頷けるわ・・・。
で、その後も、彼女のエピソードもいくつか描かれているのですが、個人的にはやっぱり好きにはなれない。そこに輪をかけて、M・A・Oさんの、あの、可愛らしすぎるくらいに可愛らしすぎる、『ですよね!ピンク髪のツインテールで可愛い顔した女の子は、これくらい可愛い声じゃないとだめですよねっ!』ともはや、どこにぶつけても良いのかわからないくらいの苛立ち(笑)すらわいてくるような声で、本当にレミちゃんが出てくるたび、私はげんなりしていたのでございます。はい。
ただもうこの時点で、それだけレミちゃんと言う女の子を具体的なまでに演じられて、表現されているわけで、それだけでも印象的すぎるくらいに印象的なわけです。
で、8話です。この回では彼女と仙石くんの過去、付き合うきっかけの物語が描かれていたのですが。
あの回のレミちゃんは、相変わらずのレミちゃんだったんです。でも何と言うか、その相変わらずの中に、彼女の、多分、他人には、特に付き合いが浅い人からはなかなか理解されにくい、多分、気づかれにくい純粋さややさしさ、そして何より、何よりも!
あざとさも、嫌味さもない可愛らしさがあった!(大声(笑))
はい。いや、多分、キャラクター的にレミちゃんは、あざとくも、嫌味のある女の子ではないと思うんです。俗に言う『誤解されやすい女の子』なだけで。ええ。ただやっぱり、あのM・A・Oさんの演技だもん。そりゃあざとさも感じちゃうってば(笑)
なのに、8話に来て、あの演技、ただただ仙石くんのことをちゃんと見て、大切に思ってる、純粋に恋してる女の子だけがいる、あの演技は・・・ずっこいわ。あそこで私は、一気に・・・とは言えないけど、でも、レミちゃんのことが好きになった。うん。今までのイメージも、演技もあったからこそ、ほんと、もう胸をぎゅっ、とわしづかみにされたような切なさ、甘酸っぱさ、温かさを感じました。
と言うことでM・A・Oさんです。ほんと、この人、何者なんですかね?何人いらっしゃるんですかね?(真顔)。役の、そして演技のふり幅が広すぎて、割と真剣によくわからないことがあります。
・相川奏多さん
・・・ウィキペディア情報なので真偽のほどはわかりませんが、16歳で初めて読んだ本が、西村京太郎さんの『夜の狙撃』って渋すぎやろ・・・いや、あんまり人のことは言えないけど・・・ってか16歳か・・・16歳・・・かっはー・・・。
はい。と言うことで相川さんは『ワンダーエッグプライオリティ』で主役の大戸アイを演じていらっしゃいます。今期は『IDOLY PRIDE』にも出演されていますが、そちらは見ていないのでアレなのですが。
ミュージックレイン3期生と言うことで、注目度が特に高い新人さんと言えるのではないかな、と個人的には思うのですが・・・。
いやぁ・・・『ワンダーエッグプライオリティ』での、あの演技、どうですか!
『新人離れした』って言葉がありますけど、もう、そんな言葉の限度、超えてますよね?ね!(圧)
と言うわけで、いやぁ・・・いいわぁ。本当にあの作品でのアイの演技、めちゃめちゃ良い。何と言うかこー、あの作品で描かれている、10代の少女たちの様々な感情、それをフレッシュに演じられていて、本当に良い。
そう『新人離れした』演技だとは思うんです。うん。でも何と言うか、フレッシュさはあって『声だけで表現することを主としていない俳優さんが、アニメ映画とかに声をあてた時』に抱く感覚を持つこともあって。
なんだろ。演技されるうえでの演出を受けてのことなのかもしれないけど、アニメらしい押した演技と、ちょっと引いた演技、そのバランスがとてもいい塩梅で保たれていて。そこまた、よりフレッシュさを強めているように個人的には思うのです。
で。『ワンダーエッグプライオリティ』でメインの少女4人を演じてらっしゃる声優さん、そのどなたの演技も本当に素晴らしいのです。
それぞれの事情を背負って、それぞれの環境下で、それぞれの方法で必死に戦う少女たち。その思いを、それこそ本当に必死に表現しようと、演じ切ろうと、声優さんたちも戦っていると言うのが伝わってくるくらいに。
その中で相川さんの場合、特に『怒り』の感情の演技が、もう半端ないな、と。喜んだり嬉しくなった時の可愛らしさあふれる演技や、悲しい時のこちらの胸が掻き毟られるような演技や、そう言うのも素晴らしいのですが、もうアイの『怒り』、それを表現する時の、あの、ぐっしゃぐっしゃになった感情を力いっぱい、その場に叩きつけるようなあの演技と言うのが、個人的にはもう本当に印象的で。
怒ることを微塵も諦めていない、そう言うことがぶつかってくるような演技、だと思うんです。はい。
だからあの演技を思った時に、相川さんがまだ16歳だと言う現実を途方もなく恐ろしく思うと同時、でも16歳だからこそ、あの演技が出てくるんだろうなぁ、と言う思いもしてきて。
16歳の相川さんがこの作品を経て、年齢を重ねていくと同時に、今後、どんな活躍をされるのか。本当に楽しみでございます。
はい!と言うことで本日は冬クール放送アニメの中で、個人的に印象的な女性声優さん4名を挙げさせていただきました。
でもでも、他にも印象的な声優さんはたくさん、いらっしゃいまして。
例えば『無職転生~異世界行ったら本気だす~』の内山夕実さん!『はたらく細胞』のブラックの方では白血球として、また他の作品にもご出演されていますが、『無職転生』では中身はおっさん(笑)の自我が残っている状態での少年役、と言うのが、もう本当に巧い。
何と言うか、こー、現世のおっさん役の杉田さんの、ともすればリアルすぎてちょっと引いてしまいそうになるくらいの本音とかも(笑)次の瞬間、内山さんの演技が入ることですごく中和される感じがあって。でも確かに、現世のおっさんとしての自我をそこには感じさせる、その説得性もあって。
杉田さんの演技とのバランスが見事で、おまけに少年役として本当に違和感のないお声なので、いや、なんかもう、本当に巧いなぁ、と。
『無職転生』に関しては、加隈亜衣さんや小原好美さん、茅野愛衣さん、金元寿子さん、Lynnさん、豊口めぐみさんと言った女性声優さんの演技も、本当に印象的なのでございます。はい。どの方も、本当にキャラクターの人生を生きている!と言わんばかりの演技で、もうなんか、見ていると、聞いていると、キャラクターの人生に引き込まれるような、そんな感覚すら抱きます。
それからもうおひとり。戸松さん、M・A・Oさんと同じく『ホリミヤ』から、桜ちゃんを演じられている近藤玲奈さんです。
近藤さんに関しては多分『ドロヘドロ』の時に、このシリーズの記事でお名前を挙げさせて頂いたように記憶しているのですが・・・。
『ホリミヤ』を見ていた時『桜ちゃんの中の人、いい演技するなぁ~』と思って、調べてみたら近藤さんで『あー、近藤さんか』とても納得をしたと言いますか。はい。
何だろ。語弊を恐れない言い方をすれば、決して特徴のあるお声をされているわけではないと思うのです。
でもだからこそ、桜ちゃんのようなやさしくて、それ故、一歩、なかなか踏み出せない優しすぎる少女とか。『ドロヘドロ』のニカイドウのようなかっこよさと可愛らしさが同居している少女まで、様々なキャラクターを声優として、声を変えるだけではない演技力で演じ分けることができる声優さん、というイメージが個人的には強いです。
あと、お声の中に独特の品の良さみたいなものがあるのも私は好きです。はい。
と言うか。結局いつもの結論になるのですが。どの作品のどの女性声優さんも、本当に素晴らしい演技を見せて、聞かせて下さっていて、私としては本当に、それに日々の嫌なことを乗り越える力のようなものをもらっている限りでございます。
ありがてぇ、ありがてぇ・・・(土下座)
と言うわけで、本日の記事はここまででございます。
読んで下さりありがとうございました!