と言うことでMAPPAです。
現在、放送中の『呪術廻戦』の作画開放が、もはや劇場版として大きな話題を集めている、そんなアニメ制作会社のMAPPAです(どんな紹介の仕方よ)
何でしょ・・・アニメ沼にどっぷりとつかるようになってから、間もなく10年になろうかと言う私ですが・・・ここ5年くらいで、MAPPAに対する評価とか認知度とか、そう言うものが飛躍的に高くなったように感じています。
はい。と言うわけで本日は、そんなMAPPA制作で放送予定となっている作品と、個人的におススメしたいMAPPA制作のアニメをまとめていきたいと思います。
早速、まずは今後、放送される予定となっている作品ですが・・・ぶっちゃけ、調べてみるまではもっと、もっと本数があるもんだと思って、勝手に『大丈夫!?MAPPAさん、大丈夫!?』とか思ってたんですけど。
放送予定として公表されているのは、以下の3本でした(どーん)
まずはこちら。こちらは7月からの夏クール、ノイタミナでの放送が予定されています。唯一、放送時期が決定している作品ですね。
はい。『平穏世代の韋駄天達』でございます。さてはて・・・こちらの作品は、どういう作品なのでしょうか。いや、一応、あらすじとかはいろいろ調べて、なんとなくではありますが把握はできたのですが・・・そのまま受け取っていいのかどうなのか。
いやごめん・・・もう原作者、天原さんと言う時点で、私の頭の中では『異種族レビュアーズ』や『33歳独身女騎士隊長』とかしか浮かんでこないのだよ(笑)。その路線の雰囲気もありつつ、基本的にはこちらは、ごりごりのシリアスバトルものなんでしょうか。何はともあれ、放送予定作品の中ではいちばんの直近なので楽しみにしたいと思います。原作の絵の魅力を損なわず、しかしアニメ絵として落とし込むことのうまさ、と言うのもMAPPAの魅力だよなぁ、とこのPV見て思いました。
はい。お次はこちら。『RE-MAIN』でございます。
と言うわけで、情報解禁されてまだ間もないので、PVもまだでございます。
『平穏世代の~』の後にこちらの作品が並んでいたこと、そして2021年放送予定と明記されていることを考えると、やはり『チェンソーマン』よりは先に放送開始されそうですね。
多分、アニメでは初!となるのではないでしょうか。水中の格闘技、水球をアニメで描くと言うことで・・・ならば個人的には、夏クールに放送してほしいと思うのですが・・・果たして『平穏世代の~』と同時放送なるか、期待したいところです。
タッグを組むのは『TIGER&BUNNY』の西田征史さんと言うことで・・・いやぁ、これはもう、早くも期待大!ですよね。
水球の激しい動き、そして陽光受けてきらきら輝く水の美しさ、煌めき、そう言ったものもきっと美しく描かれていることだろうし、青春ものとしての楽しみも味わえそう!ってかもう、このキービジュアルだけでも、じゅうぶんに迫力、美しさを堪能できる!
CVも既に一部キャラクターで解禁されており、今後の追加情報解禁も楽しみです!
そしてラストはこちら。
【FULL】『チェンソーマン』宝島社「このマンガがすごい!」2021オトコ編第1位受賞記念PV
はい。こちらもアニメとしての公式PVはまだな・・・い、は・・・ず(汗)。探し方が下手なのか・・・もし、公式のアニメPVがあるのであれば申し訳ない。
まぁ、本当に楽しみ。楽しみオブ楽しみとしか言いようがない。どうなるのか。MAPPAだから期待は裏切らないはず。その期待を超えて、どこまで熱くぶっ飛んだ悲しいこの物語を描き切ってくれるのか、それが早く見たい。
見せて(どーん)
あとはCVですね。原作者の藤本タツキ先生の読み切り作品『予言のナユタ』がボイスコミック化された際には、内田雄馬さんと小松未可子さんがCVを務めておられて『すわ、これはもしかしたら、この2人が『チェンソーマン』にも・・・?』と言うコメントも多く見られたのですが・・・はてさて、果たして果たして。
何はともあれ、こちらの作品は放送時期もまだ未発表。と言うわけで、本当に首を長くして待ちたいものです・・・できるだけ早くにお願いね・・・できればCVだけでも発表して下さると、おばちゃんは嬉しいよ・・・。
はい!
と言うことで以上が、現在、発表されているMAPPA制作放送予定作品のまとめでございました。
そしてここからは、個人的におススメしたいMAPPA制作のアニメをご紹介したいと思います。まずは『坂道のアポロン』ですな。
こちら小玉ユキさんの漫画を原作として、全12話、ノイタミナで放送された作品でございます。横須賀から佐世保へと転校してきた主人公の少年と、彼と出会う様々な人物の青春と恋の模様を、ジャズを絡めて描いた青春物語です。
先程、MAPPAは原作がある作品の原作絵をアニメ絵に落とし込むのが上手い、みたいなことを偉そうに書いた記憶があるのですが、本作品もそんなMAPPAの魅力が存分に発揮されている作品だと思います。
そしてそのうえで、キャラクターだけではなく、原作の雰囲気、漫画として描かれているそれをアニメとして描くのもうまい。うまいと言うか、原作の雰囲気を損なわないよう、丁寧に、繊細に描いていることがひしひしと伝わってくるのです。
きらきらとした輝き、そしてそれ故のどうしようもない、胸を刺すような痛みに彩られた、無器用な登場人物たちの青春物語。『坂道のアポロン』、是非とも、多くの方に見ていただきたい作品です。
ちなみに。原作の絵を云々と言うことで言えば、同じようなことは『ドロヘドロ』や『BANANA FISH』にも言えるんだよなぁ~。『ドロヘドロ』のあの、煮詰めて凝縮した結果、混沌がもはや匂い立ってくるような世界観の作り方、そして描き方と言うのは圧巻だったし『BANANA FISH』も原作の柔らかさと頑なさ、その両方が同居し、シーンごとにそのバランスが入れ替わるような絵を、見事にアニメで再現して下さっていた。吉田秋生さんが描く、登場人物たちのあの『何とも言えない』としか言いようがないような、すべての言葉の無力さを突き付けるような表情をアニメ絵として表現し、描き切ったのは素晴らしいの一言。
ってなわけで『ドロヘドロ』『BANANA FISH』もMAPPA制作のおススメ作品です。
『ドロヘドロ』2期はまだか(どーん)
それから2016年の『ユーリ!!! on Ice』も挙げないわけにはいかない。こちらは何と言っても、あのスケートシーンの作画ですよ、作画!
もはや毎クール、そのシーン(だけと言うわけでなく、スケート以外のシーンの作画も、さすがはMAPPA、本当に安定しているのですが) の作画に関しては、劇場版クオリティと言っても過言ではない素晴らしさで、当時、とても大きな話題になっていたことを記憶しています。
【特報】ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE(アイス アドレセンス)
劇場版、いつまでも待っとるさ!『活撃 刀剣乱舞』の続報が一向にないことを考えたら、こんな映像まで出してくれたうえで、丁寧に制作状況のご報告までしてくれるなんて、ほんと、最高かよMAPPA!見習ってufotable!
はい。と言うわけでこちらの作品。勇利とユーリ、そしてヴィクトルをはじめとする個性豊かなスケーターたちの人間ドラマも見どころのひとつですが、やはり圧巻のスケートシーンの印象が個人的には強い作品です。
それ故『スポーツアニメ』として、もっともっと評価されても良い作品ではないのかな、とも思うのですが・・・いや、ほんと。あんだけ動きの激しいスケートと言う競技をアニメとして描こうとしたのも、そしてそれを見事に実現させたのも、本当に素晴らしいの一言!
またオリジナルアニメと言う点で言えば、2020年放送の『LISTENERS』も個人的には印象深い作品です。惜しむらくはもう少し、2クールとまでは行かなくても、もう2、3話、尺が、話数があればなぁ・・・と言う気持ちはあるのですが。
何と言うか・・・こー、おとぎ話とか童話とか。そう言ったものを感じさせるキャラデザや世界観だったけれど、でも描こうとしていたこと、描いていたことと言うのはても奥深くて。
そうなんだよ。やっぱMAPPAの作画って、こー、レベルが高いんだよ。平均レベルが高いと言うか。偉そうな言い方で本当に申し訳ないんですけど、全体的に作画が安定していて、かつ、その中で『ここぞ!』と言う見せ場になると、そのレベルが劇場版クオリティにまでアップすると言うか。はい。
なので視聴者としても本当に安心して視聴できるし、『あー・・・作画よ・・・』とか『せっかくの見せ場なのになぁ・・・この作画は残念だよなぁ』と言う、いらん雑念を抱くことなく作品に没入できるのです。
いや・・・ほんと、アニメ制作の現場は、本当に大変で、厳しいものだと言うのは、こんな私でも察してはおります。
そんな中で日々、アニメ制作に奮闘されているすべての方々には、アニメファンとしてはただただ、感謝の気持ちしかありません。はい。
ただ・・・ただ、やはり・・・やはりっ・・・。
アニメにおいて、情報として最も大きな割合を占めているのは作画だと、私は思うのであります。はい。視覚情報ですからね、うん。これはもう、仕方がないと言うか何と言うか。
なのでやはり、作画は一定レベルで安定していて欲しい。そしてきれいで、安定しているに越したことはない、と思うのであります。
そこにつまずきがあると、もうその時点で真っ先に『作画よ・・・』と言うツッコミを入れざるを得なくなってしまうのですよね・・・うん。
そう言う意味では、作品通してレベルが高い、その上でしかも『ここぞ!』と言う時の作画開放力、作画レベルの高さが凄まじいMAPPAと言うのは、本当に安心して作品を視聴できる制作会社です。
そして自分が好きな漫画や小説のアニメ化が決まった時、『あ、あの会社に出がけて欲しいぞ』と思う、筆頭格の制作会社でもあります・・・これはきっと、私だけではないはずだ(笑)
なので、もともと、世界観が既に構築されている原作がある作品に関しては勿論ですが、クリエイターの方々によって一から世界観が作り上げられていく、そしてそれをアニメとして描くことが必要になってくるオリジナル作品も、MAPPAは強いんだよなぁ。
『LISTENERS』のほかには『残響のテロル』『ゾンビランドサガ』『さらざんまい』と言ったオリジナル作品の印象も、本当に強く残っています。
結論。どれもおススメよ(にっこり)
はい!と言うことで本日は、今、最も勢い、話題性がある制作会社と言っても過言ではないでしょう、MAPPAが手掛ける予定の、そして手掛けた作品について、あれこれと語ってまいりました。
ではでは。読んで下さりありがとうございました!