tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

今期の印象的なED!~背景の絵もひとつの物語

はい。と言うわけで昨日のOPに引き続き、本日は2021年冬アニメの中での印象的なEDについて語ってまいりたいと思います。

 

アニメのOP、そしてEDを語る上で欠かすことができないのが背景の絵、ですが。

 

個人的には今期のEDは、楽曲は勿論のこと、その絵でも物語る、そう言うのが多いなぁ、と思ったのであります。

一粒で二度おいしい。ありがたい限りです(何だこれ(汗))

 

と言うわけで、早速、2021年冬アニメ、個人的に印象的なEDのご紹介です。

まずはこちらの作品の、こちらの楽曲!

『魔道祖師』のED、Aimerさんの『季路』でございます。


Aimer 6th full album『Walpurgis』teaser(2021.04.14 on sale)

はい。こちらの動画は『季路』も収録されている、4月14日発売予定のアルバムの宣伝動画なのでございます。

同じくこのアルバムに収録されている『Torches』、こちらは『ヴィンランド・サガ』の後期だったかな?EDとして使用されていた楽曲なのですが・・・こちらももう、作品の雰囲気にぴったりな、哀切極まる楽曲で、本当に好きな楽曲だったのでおススメです。

 

いや、Aimerさんと言えば、作品の世界観をそのまま閉じ込めたような楽曲、そしてそれを表現力たっぷりに歌い上げられる歌唱力とそのお声なのですよ!

 

何でしょ。あくまでこれは私の勝手な意見なんですけれど。

Aimerさんの歌声って、とても湿っている、と思うのです・・・って、あぁ、この表現じゃ語弊が生まれてしまう、ネガティブにとらえられてしまう恐れもある、と思うのですが・・・でも、そうとしか私のつたない語彙力では表現できないと言うか何と言うか・・・ほんと、申し訳ないのですが。

 

ただ、その湿り気のある歌声だからこそ、とても説得力がある。心を直接、打ってくるような、特に悲しみ、哀しみ、切なさ、怒りと言った、ともすればネガティブにとらえられがちな感情を歌い上げられた時には、その湿り気ある歌声だからこそ、他のシンガーの方にはない、独特の説得力、魅力がある、と思うんです。はい。

そして勿論、アップテンポな楽曲では、迫力や勇敢さ、また安心感があると言うか。

 

で『季路』も、もう、そうしたAimerさんの歌声だからこそ、の楽曲だなぁ、と。

切々と歌い上げられる美しい歌詞。流れる時間、季節の美しさを歌う一方で、その流れに取り残されてしまった、あるいはただただ、その流れに流されるしかなかった登場人物たちの哀切極まりない心情も歌われていて、もう聞いているだけで胸がきゅっ、と切なくなる、なんか涙が勝手に浮かんでくるような・・・そんな楽曲だと思います。

そして背景絵は、美しい景色の数々が流れるわけなのですが・・・そこで描かれている人、キャラクターの姿がとても小さく、あえてたたずんでいるようなそれであるのが、また一層の切なさを感じさせると言うか。

 

Aimerさんの歌声の魅力について話を戻しますと。こー、歌声が日本っぽいと言うか。ちょっと何言ってるか自分でもわかんないんですけど(汗)。とても日本風土的な声、歌声、温かな大地、ちゃんと土のにおいがする大地、あるいは雨に濡れた森、樹木、青いにおいのする雨に濡れた緑、大樹、そうしたものを思わせる歌声だなぁ、と。

 

・・・なんかもう、ほんと、語彙力がないのが悲しくて泣けてきた・・・。

次だ、次行くぞ(投げやり)

 

はい。お次は『ゆるキャン△』のED、佐々木恵梨さんの『はるのとなり』です。

あー・・・ほんとね。『ゆるキャン△』、個人的には1期以上に面白く、そして癒しの効果抜群に仕上がっていると思うのですが、視聴されている皆さんも、そう思いませんか?ほーんと、毎話、毎話、ゆーったりと視聴して、ゆーったりとした気分を味わい、ほぅ、っと満足の吐息を漏らすような時間を過ごさせていただいております。

 

そんな作品を締めくくっているこちらの楽曲も、ほーんと、ゆるやかで、ほんわかしていて。でもどこかちょっとだけ寂しさも感じさせるような楽曲で。佐々木さんの囁くようなやさしい歌声も、楽曲の一部となっていて、ほーんと心地いい。

 

いいよなぁ~。こんな素敵な楽曲がEDとして作品を締めくくる、と言うそのことで、『ゆるキャン△』と言う作品がどんな作品で、そしてどういう魅力にあふれた作品かと言うことが、めちゃめちゃ伝わってくるように思います。

 

それからお次は、年末の紅白歌合戦出演以降、様々な歌番組に出演し、素晴らしいパフォーマンスを披露していらっしゃるYOASOBI手掛ける楽曲『優しい彗星』でございます。作品は『BEASTARS』です。

 

YOASOBIさんは同作品でOPも手掛けていらっしゃいます。こちらの楽曲『怪物』も作品の世界観をこれ以上ないと言うほどに表現している、素晴らしい楽曲なのですが。

何と言ってもEDの『優しい彗星』はですね。その楽曲もさることながら、背景絵が個人的には『まさか、こう来たかっ!』と言う驚きがありまして。

 

ネタバレにはなりますが、この楽曲に乗せて背景で描かれているのは、イブキとルイなのです。もっと言うと、ルイと言う存在に対して様々な思いを持っているのであろうイブキの姿が描かれていると言いますか。

で、これがまた本当にひとつの物語なのです。絵を見ているだけで、そのイブキの表情を見ているだけで切なさがこみあげてくると言うか。そこに『優しい彗星』と言う楽曲が合わさることで、より一層、そうした感情が高まっていく、物語がより物語として、絵と楽曲がセットとなったひとつの作品として、こちらに迫ってくるように感じられるのです。

 

いやぁ、さすがだなぁ。これはやっぱり小説、作品から楽曲を生み出すYOASOBIだからこそ生み出すことができた楽曲であり、そうした楽曲だからこその、この背景絵なんだろうなぁ、としみじみ思いました。

でもほんと。『BEASTARS』の主人公はレゴシで、彼を中心に物語は描かれる。だけど同時、イブキやルイも物語の世界の中で生きている存在であり、彼らにも物語がある。それがしっかりと描かれている、いわば『もうひとつのBEASTARS』と言うようなEDですよねぇ~。

 

そしてもうひとつ。楽曲もさることながら、絵も訴えかけてくる作品として挙げさせていただきたいのが『呪術廻戦』のED 、Cö shu Nieの『give it back』でございます。


Cö shu Nie – give it back (SPOT) / TVアニメ『呪術廻戦』第2クール エンディング主題歌

ノンクレジットED映像は、YouTubeで公開されていますので、よろしければそちらも見てみて下さい。

はい。何だろ、もういろんな意味で『前期のPOPなED、戻ってきて』と思いましたよね。いや、もう、ほんとに。

前期EDのPOPさで癒してほしい・・・それくらいに、ある意味、破壊力抜群のED、これ以上ないと言うほどに作品の一面を表現している、素晴らしい楽曲だと思います。

 

とにかくまず歌詞が泣ける。泣けるってか、何だろう。個人的にはこの作品の登場人物の声にならない声、声には出さない気持ちをすくいあげているように感じられて、切なくてたまらないです。特に虎杖の、あの優しすぎるくらいに優しい繊細さが歌われていると思うと、もうそれだけで発狂しそう(ちーん)

 

特にサビの部分でぐわっ、と盛り上がるじゃないですか、歌い方も。そこからのボーカルさんの細い、細い声での盛り上がりと言うのが、もう、本当にか弱くて、繊細で、それがより一層、虎杖をはじめとする登場人物たちの優しさ、繊細さを表現しているように、また彼ら、彼女らの『普通の日々』の脆さを表現しているように感じられるのです。

 

そう。そしてその『普通の日々』『あまりに脆い普通の、平穏な日々』が映像として描かれているのが・・・もう・・・。

言葉が出てこない。

切ない(それしか言えんのか)

 

そうなんだよなぁ・・・。言うてみんな、まだ高校1年とか2年なんだもんな。10代の、本当ならば無邪気に、だけどあんなことやこんなことに悩みながらも、わいわいがやがやと日々を一生懸命に生きているはずの年代なんだもんな。

 

なー・・・。

個人的には、パンダと棘がはしゃぎまくってるのが、可愛すぎて、ほんと、もう永遠にふたりにはああやって無邪気に戯れていて欲しい。

守られてほしい(どーん)

 

せめて、せめて。この歌詞に歌われている『手を握っていよう』とつながれた手と手が、理不尽に、無惨に、引き離されませんように。

 

はい。そして『はたらく細胞 BLACK』のEDで『上を向いて運ぼう with 赤血球と白血球』です。POLYSICSさんによる楽曲に、赤血球役の榎木淳弥さんと白血球役の日笠陽子さんが歌声で参加されていらっしゃいます。

 

辛いわ(ちーん)

 

いや、あのね。聞いてみると明るい曲調に、明るい歌詞なんですよ。うん。番組HPに掲載されていますが、POLYSICSさんのコメントによると『飲み屋で愚痴をこぼすような、『お互い大変だけどさ、頑張ろうぜ』と言うような曲。そして聞いた方が『明日も頑張ろうかな』と思ってもらえるような曲に』とのことです。

そして実際、そんなふうに感じられるんです。うん。

 

でもね、あかん。

本編視聴し終わった後にこの楽曲が流れてくると、もう社歌のようなメロディラインと言い、そして『運べ 運べ』と繰り返される歌詞と言い、なんかもう、ほんと、ブラック企業の明るい社歌のようにしか聞こえないっ(どーん)

 

『運べ 運べ』の歌詞が、ほんと、『あれ、これ、一生、『運べ 運べ』って楽しく口ずさみながら運び続けなきゃいけないんじゃないの?』という錯覚を、不安を抱かせると言うか・・・うーんブラック!(笑)

 

なんだろ・・・もはや『明日も頑張ろうかな!うん!』と言うよりは『あー・・・明日も頑張るしかないよね・・・うん・・・』と言う気持ちにさせられるような、これ以上ないほどに作品の世界を表現している楽曲だと、私は思うのであります。

 

お仕事最高!感情殺して今日も頑張るぞ!(白目)

てかこの作品も・・・OPもEDも、ほんと、良くできていますよねぇ・・・。

こー、言い方はなんですけど、曲調はめちゃくちゃ明るい、でもよく聞くと、歌詞が結構ブラックで・・・OP、ED詐欺と言うか(笑)

 

はい。そしてラストは『スケートリーディング スターズ』のEDですね。

仲村宗悟さんによる『JUMP』です。

この楽曲はもう、あれだ。作品の世界観が、特に主人公、絢晴のとにかくへこたれない気持が表現されている楽曲だと思うんですけど。

仲村さんの歌唱力を堪能するための楽曲だとも思ったのであります。

うーん、やっぱり仲村さん、うまいなぁ。何と言うか、とにかく歌としてめちゃめちゃ聞きやすいんだよなぁ~。それでいて、しっかり、楽曲ごとの魅力も伝わってくるんだよなぁ~。

 

はいっ!

と言うわけで印象的なEDを挙げさせていただきましたが、こちらもOP同様、本当にどの作品のEDも、作品の世界観やキャラクターの心情をぎゅっと濃縮したような曲ぞろいだと思います。

 

しかしこうやってOP、EDを振り返ってみると、ほんと、楽曲としてバラエティ豊かですよねぇ・・・。

放送されているアニメ自体がバラエティ豊かだからこそ、のことなんだろうけれど、それでもほんと、1クールでこんなにもバラエティ豊かな楽曲が楽しめるジャンルも、そうそうないように思います。

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございましたっ!