と言うことで、特定の声優さんにクローズアップして、その声優さんを意識したのはどのキャラクターか、初めてその声優さんを知ったのはどのキャラクターかなどを紹介していくこのコーナー。
今回は若手女性声優さんの中では、毎クール、安定した出演数を誇る高橋李依さんをクローズアップしたいと思います。
私が言うまでもないことですが、声優さんの世界と言うのは本と言うに、めちゃめちゃ生き残りが難しい、生き残ることがとても厳しい世界なのだと思います。これは男性、女性、そして年齢問わず言えることだと思うのですが、特に若手の女性声優さんの枠と言うのは、これが顕著なのではないでしょうか。
とにかく次から次へと新しい人が出てくる。勿論、アニメファン、声優ファンとしては、それは新しい声優さんとの出会いを意味することですから嬉しいことではあります。しかし一方で『あれ、そう言えば、あの声優さん、ついこの前のクールにはあんなに出ていたのになぁ・・・』と言うことも少なくなく、そんな思いが胸をよぎるたび、『いや、本と、若手の女性声優さんの枠は凄まじいなぁ』と言う思いと『出演数が減っている声優さんとか、本とどうしてらっしゃるのかなぁ』と言う勝手な心配を抱いてしまうのであります。
一方でこのような状況であっても、ぽっ、と出てきてから以降、毎クール、安定した出演数、そしてアニメ出演以外にも様々な活躍を継続していらっしゃる若手女性声優さんと言うのもいらっしゃるわけですが、私の中ではその代表格が高橋李依さんだったりします。
はい。と言うことで私が高橋さんのお名前を初めて知り、そしてその演技を初めて見たのは2015年にノイタミナ枠で放送された『乱歩奇譚』のコバヤシでございます！
んがっ！私、この作品、第1話を見ただけで切ってしまったんですよね～(汗)。なんだろ、多分、継続して視聴したら面白かったんだろうけれど、どうにも1話だけですが、あまり魅力を感じなかったと言うか、はい、そんな感じだったので、1話で切ってしまったんです。
なのでコバヤシを演じられた高橋さんの演技と言うのは、失礼ながらあまり印象には残っていないのですね。いや、本当に失礼な話なのですが。ただキャストが発表された時に『高橋李依』と言う、知らないお名前を見て『わー、また若手の女性声優さんで新しい人が出てきたなぁ～。本と、ここんとこ、どんどんどんどん、毎クールごとに新しい人が出てくるなぁ』と思った、と言うのは鮮明に覚えているのです。
で、強烈に高橋さんの演技を堪能させて頂いたのは、やはり、とでも言うべきでしょうか。もはや高橋さん演じる代表的キャラクターの1人と言っても良いでしょう、『この素晴らしい世界に祝福を』のめぐみんですね。
何でしょ。『このすば』のキャストって、もう、本当に文句なしに完璧と言うか、まさしくキャラクターがそこにいる、生きていて、冒険をしていて、バカなやり取りをくりひろげている(笑)としか言いようがないのですが。
その中でも高橋さんが演じているめぐみんと言うのは、個人的には年相応の可愛らしさと幼さと、どこかチャーミングな生意気さと、でもとにかく憎めないバカバカしさがとてつもなく魅力的なキャラクターだと思うんです。そしてそんなめぐみんを、とにかく高橋さんは生き生きと、見ているこちら側にまで、演じているその楽しさが伝わってくるくらいに楽しそうに演じていらっしゃって(まぁ『このすば』に関しては、どの声優さんの演技もこう言うことを感じるのですがね)
と言うことで『このすば』で『あぁ～、あの『乱歩奇譚』の時にお名前知った高橋李依さんって、こんな演技される声優さんなんだなぁ～』としみじみと感心するように思った記憶があるのですが。
がっ！
実は『このすば』が放送される2016年よりも先に、先程、紹介した『乱歩奇譚』が放送された2015年に、私は高橋さんの演技を本格的に視聴しておりまして。それが『がっこうぐらし！』のみーくんこと、直樹美紀役ですね。
いやぁ『がっこうぐらし！』懐かしいな。色んな意味で話題になった作品なので、ご覧になっている方も多いかと思いますが。もし、まだ見ていないと言う方がいらっしゃいましたら、アレです。とにかく余計な事前知識とか持たないで、ネットで検索とかしないで、とにかく見てみよう！うふふ(笑)
ということで。そう。『がっこうぐらし！』の中で高橋さんが演じられていたみーくんと言うキャラクターがとても印象的だったから、それこそ『がっこうぐらし！』と言う作品の騙し具合と相まって(笑)強烈に頭に残っていたからこそ、『このすば』でのめぐみんの演技が、ものすごく鮮烈に感じられたと言うのもあるかもしれません。ギャップ、大きすぎるやろ・・・あまりの落差に風邪ひいちゃいそうよ！(どーん)
はい。ちなみに2015年には作中に登場したユニット『イヤホンズ』が、実際の声優さんたちによっても結成されることになった作品『それが声優！』に出演されていますし、2016年には『魔法つかいプリキュア！』のキュアミラクル・朝日奈みらいや『Fate/Grand Order』のマシュ・キリエライトも、療養されることになった種田梨沙さんに代り担当されています。
いや、しかしすげぇな。今Wikiを見ながら記事を執筆しているのですが、ほとんどのキャラクターが黒太文字で記載されているよ・・・黒太文字はメインキャラクターってことですから、2015年から以降、勿論、メインではないキャラクターやいわゆるモブキャラと言われるようなキャラクターも担当はされていますが、それでも数多くのメインキャラクターを担当されているわけだ・・・これは凄い。
そして2016年と言えば、更に高橋さんと言えばこのキャラクター！と言う方も多いでしょう、『Re:ゼロからはじめる異世界生活』のエミリアも演じられています。
いやぁ『Re:ゼロ』もまたね、これ、ほんと。どの声優さんの演技も、本当に素晴らしいんですよ。それこそ、もう話によっては、その演技で心をがっつりとえぐられるくらいに苦しさとか、辛さとか、恐怖とか、痛みとか伝わってくるし、その逆も然りで、本当に声優さんの渾身の演技を、そのストーリーと共に堪能できる作品だと思うのです。
その中で高橋さん演じるエミリアと言うのは、私の中では本当に、本当にヒロインたるヒロインだよなぁ、と言う気がひしひしするのです。いや勿論、物語が進むにつれ『あれ、しばらくエミリア、見てないぞ・・・(汗)』と言う展開にはなるんですが。それでも、『Re:ゼロ』と言う作品の中のヒロイン、少なくとも、主人公スバルにとっての唯一のヒロインと言うのは、他の誰でもないエミリアだと思うんです、ってか、これは、もう第1期を見て頂ければ、誰しもがそう思うことだと思います。はい。1期、スバルがあそこまでもがいて、もがいて、もがき倒したのって、端的に言えばもう、『エミリアに対する恋心』ただ、それだけのため、ですからね。はい。
あぁ～、本当に夏からの2期、楽しみだなぁ。
今期だと『LISTENERS』のミュウ、そして『かくしごと』の姫ちゃん役で、そのお声を、演技を耳に、目にできますね。いやぁ、このふたりのキャラクターを並べてみても、本当に高橋さんの声や演技力の魅力を存分に堪能することができると言うか。
ミュウのような元気溌剌！気が強い！でもちょっと繊細な面も持ち合わせているの！と言うような少女役もいいし、姫ちゃんのようなもう、可愛らしさの塊みたいな役、その声と言うのも本当にたまらん。あと高橋さんのショタ役も、たまらんと思いませんか？
たまらん(どーん)
『からかい上手の高木さん』の高木さんみたいな、ちょっと囁き声の入った演技ってのも、ほーんと、ぞくぞくしちゃうんですよね。
はい。そしてそして高橋さんと言えば！
個人的には、とにかくキャラクターに対する愛が強い！と言う印象があります。ツイッターなどでもすごく、演じたキャラクターに対する思いとかを語られていたり、イラストでそれを表現されていたりすることもありますし。
最近だと、自分が演じたキャラクターの誕生酒と言うのを調べて、楽しくてたまらない、みたいなツイートをされていましたよね。
なんか『あぁ、高橋さんに演じてもらえるキャラクターは幸せだなぁ』と、そう言うのを見る度に私は思うのであります(笑)
またファンの人たちに対する語りかけと言うのも頻繁に行われていて、たとえばご自分が出演される舞台、それが始まる際には、観劇のルールのようなものを、実に可愛らしいイラスト共に説明されていましたし。
何と言うか、語り口調がとてもやわらかくて、やさしくて、凄く気を使われているのがわかるので、もうおばちゃんとしては、それだけで『あかん、高橋さん、良い子すぎる。あかん。良い子すぎる。あかん』と胸がきゅんきゅんしてしまうのであります。
演技力は勿論のことですが、こうしたキャラクターに対する敬意や愛、作品に対する敬意や愛、仕事に対する敬意や愛。そして自分を応援してくれている人たちに対する、とても繊細な気配りと言うのがあるからこそ、今のようなご活躍と言うのもあるんだろうなぁ、とも勝手に思ったりしている私でございます。はい。
と言うことで、私と『声優・高橋李依』さんとの出会いは『乱歩奇譚』のコバヤシだったけれど、それは一瞬(ちーん)。本格的に意識したのは『この素晴らしい世界に祝福を』のめぐみん、でございました。
ではでは最後に。高橋さんが所属されている『イヤホンズ』から『AKIBA’S TRIP-THE ANIMATION-』のOPでもあったこの楽曲のPVを貼り付けておこう。
『AKIBA’S TRIP-THE ANIMATION-』には『イヤホンズ』の皆さんが声優としても出演されていましたが・・・いやぁ、この作品、本当にバカバカしくて、でもそのバカバカしさのエネルギーと言うのがたまらなく痛快で、面白くて好きな作品だったなぁ～。
こういうアニメ、やっぱりたまに恋しくなる。
毎クールあると、ちょっと疲れちゃうけど(笑)
これからも高橋さんの活躍が本当に楽しみですし、年齢を重ねていくにつれ、演じていく役柄と言うのも少しずつ変わっていくでしょうから、その辺りの変化と言うのも、今から期待してしまう私でございます！
ではでは。今回はここまでです。
読んで下さりありがとうございます！
