と言うことで、本日は5月21日。末尾に1が付く日なので、私の読書歴がネットと言う大海へと放流される日です。
前回は2005年度の読書歴を一気に放出したので、今回は2006年の読書歴からと言うことになります。前回、懲りたので、2006年の読書歴は小出しにしていこうと思います。
ではでは。2006年度の私の読書歴、行ってらっしゃーい!
・西尾維新『ネコソギラジカル 青色サヴァンと戯言遣い』・・・これにて完結。
・大倉崇裕『丑三つ時から夜明けまで』・・・アイディアが面白かったです。
・恒川光太郎『夜市』・・・とても高評価でしたが、私にはピンときませんでした。
・伊坂幸太郎『砂漠』・・・オチにそりゃびっくりさ。しかし本当に、こんな学生生活を送ってみたかったな、と心の底の底から思いました。
・道尾秀介『向日葵の咲かない季節』・・・陰惨、悲惨、残酷。この作品も、真のネタバレを知ったのは、読了後、しばらくしてからでした。いやぁ、何とまぁ、トリッキーな作品だったのか(笑)
・吉来駿作『キタイ』・・・何かの賞の、最終受賞作だったはず・・・そうか、この作品がラストだったのか・・・。
・綾辻行人『びっくり館の殺人』・・・このおぞましさは、さすが『館』シリーズ。こどもに果たして、理解できるのかな。
・福井晴敏『O.Pローズダスト』・・・使振るされた言葉ではなく、私たちが、私たちの思いを乗せた、私たちの言葉で語っていかなくてはならない。
・伊坂幸太郎『終末のフール』・・・伊坂史上、最も静謐な物語だと思いました。
・道尾秀介『骸の爪』・・・シリーズ第2作品目も、不気味さとミステリの融合が素晴らしい仕上がりとなっています。
・伊坂幸太郎『陽気なギャングの日常と襲撃』・・・もう、たまんない。たまんない。こんなギャグたちになら、是非との遭遇したい。どこに行ったら会えますかっ!?
・久部坂羊『無痛』・・・どうすればいいんでしょうね?現状のままで、本当にいいんですかね?
・岸田るり子『出口のない部屋』・・・生きている限り、人はその部屋に閉じ込められる。
・射逆裕二『殺してしまえばわからない』・・・その通り(笑)
・首藤瓜生『刑事の墓場』・・・割と本気で、雨の印象しか残っていない・・・。
・垣根涼介『ゆりかごで眠れ』・・・南米の熱い血に泳いだ男と女の物語。
・北村薫『紙魚家崩壊』・・・かちかち山すら、ミステリに仕上げてしまうとはさすがの一言!
・浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る』・・・踊らされている、とても言うべきか。そしてまさかの十数年後にアニメ化。
・福永武彦『草の花』・・・決して満たされることのない、冷たい愛の物語。
・岡崎隼人『少女は踊る暗い腹の中踊る』・・・私は諸手をあげて『大好きだ!』と叫んだけれど、まぁ、人には紹介しづらい作品。流石はメフィスト賞受賞作。
・浅井ラボ『灰よ、竜に告げよ』・・・どうか伝えて欲しい。灰よ、風よ。
・馳星周『トーキョーバビロン』・・・若気の至りって、怖いですね。うふふ。
・加藤実秋『インディゴの夜 チョコレートビースト』・・・なんだろう。ドラマ化されたけれど、アニメ化してもとても映えそうな作品だよなぁ。
・浅井ラボ『災厄の一日』・・・まったく、災厄な一日。
・香納諒一『贄の夜会』・・・この弁護士の存在は、実はフィクションではなかったのですね。
・乙一『銃とチョコレート』・・・そして少年は、自らのルーツを知る。ようやく子供でも安心して読める作品が、このシリーズからも出てきたか(笑)
・芦辺拓『少年は探偵を夢見る』・・・たまんないよなぁ・・・全編にあふれる、わくわくとドキドキ感。
・浅井ラボ『くちづけでは長く愛には短すぎて』・・・弱いものほど、愛を騙り、愛に騙される。
・島田荘司『帝都衛星軌道』・・・題名通り、電車が、人の人生と言う名の人生が紡いできた軌道の数々。
・荻原浩『押入れのちよ』・・・笑いあり、涙あり、胸きゅんあり、そして血みどろありな(笑)贅沢な一冊でございます。
・浅井ラボ『そして、楽園はあまりに永く』・・・永く、永く、そしてあなたは孤独なままなのです。
・法月倫太郎『怪盗グリフィン絶体絶命』・・・冒険心に満ち満ちた一冊。こう言うので良いんですよ!
・広川純『一応の推定』・・・自殺か他殺か。ただそれだけを突き詰めていくミステリの裏側に透けて見える人間模様。とても読みごたえあり、面白かったです。
・有栖川有栖『乱鴉の島』・・・これぞまさく有栖川ミステリ。畳み掛けるような謎解き部分がたまんない。
・桂木希『ユグドラジルの野望』・・・ユグドラジルってどんなジル。そんな感想しか書いてないよね・・・ほんとに(汗)
・東野圭吾『赤い指』・・・あぁ、あぁ、とただただ、この技巧に感嘆し、そして事の真相にやりきれなさを抱くばかり。
・貫井徳郎『愚行録』・・・何て悲しい、語る人間の愚かさと、語られる人間の虚ろを描いた作品。
・大崎梢 『配達あかずきん』・・・いい子たちばっかりで本と・・・あ、あんまり、好きにはなれない作品でございました(汗)
・逢坂剛『禿鷹狩り』・・・禿鷹、ここに散る。
・大倉崇裕『副家警部補の挨拶』・・・コロンボスタイルの正統派ミステリ。犯人側なら、福家警部補には、絶対に会いたくないぞ!
・真梨幸子『女ともだち』・・『女ともだち』、この言葉の響きの中にある、何かしらの不穏さ、胡散臭さ、あやしさは何なんでしょうね。
・三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』・・・なんでしょう。三浦先生の作品は、これ以降、読み、どの作品も好きなのですが、この作品だけは合わなかったなぁ。直木賞受賞作品でございます。
・西尾維新『DEATHNOTE アナザーノート ロサンゼルスB.B連続殺人事件』・・・さすがは西尾維新のひとことでこざいます。
・日向亘『世紀末大バザール』・・・ごっちゃごちゃ、としか感想文に書いてなくて、どうにか内容を思い出そうしているけれど、まったく、微塵も思い出せませんでした。すんません(土下座)
・石持浅海『顔のない敵』・・・志のあるミステリ、だと思います。あと他の収録作品の、石持先生らしい歪みっぷりも、身勝手っぷりも好き。
・平山夢秋『独白するユニバーサル横メルカトル』・・・だれにもまねできない、凄まじい暴力と純粋な狂気と、そして純愛と祈りの物語たち。やってみろ!映像化・・・う、嘘です(汗)
・宮部みゆき『名もなき毒』・・・普通に生きることの、普通に生きようとすることの、なんと困難な事よ・・・。
・芦辺拓『千一夜の館の殺人』・・・折り目正しい推理小説です。
・米澤穂信『ボトルネック』・・・いやあー、そうは言っても、人生、自業自得ですから。こんな結末を迎えるような生き方をしてきた、あなたが悪いんですよ。あはははは。ラストの数行が強烈過ぎて、もはや笑うしかない(笑)
・鳥飼否宇『樹霊』・・・バカミス、と騒がれていた割には、個人的にはなかなかどうしてな作品でした。
・京極夏彦『邪魅の雫』・・・たった一つの恋。たった一つの言葉。たった一つの願い。たった一つの砂粒に砂にしか、私は過ぎないのだ。あぁ、そしてシリーズ最新作はまだですか・・・もう出ませんか?(涙)
・道尾秀介『シャドウ』・・・痛い。切ない。やるせない。たまらない。だからこそ、物語を読み終えて胸に残るこの感情は、一体、何と呼べばいいのか。
・芦辺拓『探偵と怪人のいるホテル』・・・もう、本と、The物語!って感じで、もう、ほんと、たまらん!
・薬丸岳『闇の底』・・・素直に騙されれば良かったなぁ~。うーん。
・沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』・・・不快だわぁ~。どうしての作者さんは、こんなにも、ここまで不快な物語を描けるのか(笑)
・深谷忠記『毒』・・・注意深く読んでいたら、おおっ、犯人、見破れたぞ!
・麻見和史『ヴェサリウスの柩』・・・嫌いな雰囲気ではなかったけれど、いかんせん、主人公が好きになれなかったよ。
・北国浩二『夏の魔法』・・・オチには納得しかねるけれど、切なさと、思い出の残酷さは痛い。
はい。と言うことで前言撤回。今回も2006年の全部、放出してしまいました(笑)
何と言うか、1行で済んでしまう感想も多かったのでね。
あと次の2007年がとても少ないんだ。
更に言うと2008年、どういうわけか、読書歴が一切、存在していません(ちーん)
多分、ノートに記入していたんだと思う。ってか、そのノートは未だ手元に残っているから、そうなんだと思う。そしてそれをPCに入力すれば済むんだけれど・・・・・・
め、面倒くさい(遠い目)
いやいや。これを機に、もし頑張れれば、2008年分の読書歴も公開できれば、とは思いますが・・・わっかんね☆
はい。と言うことで、今回はここまでです。
次回は5月31日でございますね。よろしければぜひ、お付き合い下さい。
読んで下さり、ありがとうございました~。