はい。と言うことで連休終了。
本日は末尾に1が付く日なので、タイトル通り、私の読書歴をネットと言う大海に大放出する記事の日です。
前回、やってみて思ったこととしては、想像していた以上に大変だ、という思いです。
でもがんばる。
そんな具合で、今回は前回よりもやや冊数多めで行きたいと思います。
あいよっ!
ではでは皆様、よろしければ私の読書歴を楽しんで行って下さいませ~。
・有栖川有栖『英国庭園の謎』・・・稚気炸裂。国名シリーズ、長編は勿論のこと、短編集のこの遊び心炸裂も、ほんとにいいんだよなぁ~。
・三島由紀夫『禁色』・・・くらくらするような、嫉妬と悪意、そしてそこからくる、日本ならではの色気の物語。
・古処誠二『少年達の密室』・・・少年たちの密室は、実は大人たちが閉じ込めるために作り上げたそれだったりもする。
・久世光彦『陛下』・・・それでも、私はあなたをお慕い申し上げておりました。
・五條瑛『プラチナ・ビーズ』・・・日本に生まれた、そのありがたさと、その恐怖のようなものを感じさせられた作品。キャラクターも、本当に魅力的なんだよなぁ~。
・五條瑛『スリーアゲーツ』・・・家族。その存在に、どうして人は、こんなにも、こんなにも縛められ、それでも、救われてしまうんだろうか。
・宮部みゆき『火車』・・・あなたは一体、誰なのですか。ある時代のある問題を切り取った、けれど、どの時代にも燦然と輝く、不朽の名作だと思います。
・花村萬月『ジャンゴ』・・・血と性と暴力の物語は、また智と生と暴力の物語だったりもする。
・森茉莉『恋人たちの森』・・・耽美とエロスが融合した、類まれなる作品。流石は、大文豪の血をひく作家さんだなぁ。
ここから2001年です。
・黒武洋『そして粛清の扉を』・・・受賞当時は結構な話題になった記憶があるのですが・・・それほどその波が広がらず・・・。
・末弘喜久『塔』・・・当時の感想文としては『あはははははは』と言う一文しか残されていません。何があったのか、どんな物語だったのか(笑)
・五條瑛『夢の中の魚』・・・夢の中を泳ぐ魚は、誰にも捕まえられない。それは幸福で、でも、とてもさみしく、悲しいことで、だから魚は、ずっと泳ぎ続けるしかない。
・花衣沙久羅『蜜柑』・・・和服!年下!そして日本語のエロス!万歳!
・貫井徳郎『妖奇切断譜』・・・明詞シリーズ、第二弾。どうして私は、こっちから先に読んだのでしょうか。誰か教えてクレメンス。
・榎田尤利『夏の塩』・・・夏の塩は生きている証。そしてそれを味わうもまた、生きている証。まろやかな、けれど鮮烈な生が存在するBLシリーズ、1作品目。
・貫井徳郎『鬼流殺生祭』・・・しかしこのシリーズの続編は、もう発表されないのかなぁ・・・地味に待ち続けているのですが。
・黒田晶『メイドインジャパン』・・・話題と言えば本作品もなかなか話題になった気はするのですが・・・それも広がらなかった気が。
・榎田尤利『プラスティックとふたつのキス』・・・バター飴。うふふ。
・村上春樹『スプートニクの恋人』・・・すいません。あまりに感覚的すぎて、私には良さがわかりませんでした。なんか水を飲んでいるような感覚でしかなかったと言うか。はい。
・古処誠二『UNKNOWN』・・・日本の空には、今も昔も、そして多分、未来も、色々なものが飛んでいるのだ。
・古処誠二『未完成』・・・未完成なままに、だけどさも完成したような面をしている国。それが日本と言う国の正体なのだ。
・榎田尤利『メッセージ』・・・もう永遠に会うことができない、小さな少女からのメッセージが、青年たちに変化を起こす。だけど、とても悲しくて、辛い物語。
・金城一紀『GO』・・・俺は、韓国人でも、日本人でもない、ただの根無し草だ。くはぁ~、かっこよすぎるだろうよ!
・馳星周『漂流街』・・・漂流する街。そして、その中でただただ漂流するしかない男と女の、乾いた物語。
・有栖川有栖『ブラジル蝶の謎』・・・切ないまでの、けれど切なる、市井の人に対する願いに溢れた『蝶々がはばたく』が、本当にこの作者さんらしくて好きです。
はい。そんなこんなで今回はここまで。2001年まで来ましたか、と言うか、2001年ってもうほぼ20年前なんだぜ・・・くへぇ・・・恐ろしや。
ではでは。今回はこれにて終了。
次回のこのシリーズは21日に投稿予定となっておりますので、よろしければおつきあいくださいませね~。