tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

あなたは覚えていますか?~『バビロン』で思い出した『正解するカド』

10月クールからのアニメ作品、楽しみなものも多く個人的には楽しみにしているのですが。その中のひとつに『バビロン』と言う作品があります。

 

野崎まどさん(そして例のごとく、さきは立つさきのさきです)の同名小説を原作としたアニメ作品です。最近、キャストが発表され、中村悠一さん、櫻井孝宏さん、小野賢章さん、M・A・Oさん、堀内賢雄さんが現状では名を連ねていらっしゃいます。

 

で、この発表を見て、『そうか、この作品、今年の秋クールだったのか』と思った私は、同時にある作品の存在を思い出していたのでした。

 

それが『正解するカド』と言う作品です。この作品は野崎まどさんがシリーズ構成として関わっていらっしゃるので、思い出したと言う次第です。

 

と言うことで、語りたくなりました、『正解するカド』について。ラストのラストで、もはや暴力に近いような力技をぶっ放して颯爽と消えていった、と言う感想ゆえ、個人的には色々な意味で印象に残る作品として胸にあるこの作品について。

 

放送されたのは今から2年前(そんなに年月が経っていないことに、個人的には驚きましたよ!)の2017年の春クールです。全12話ですが、総集編とテレビ未放送分のお話があります。

 

見ていないと言う方は、アマゾンプライムで見られます。まぁ、いろいろ言いたいことはあるのですが、見られる方はとりあえず見て下さい。見て下さい(有無を言わせぬ)。

 

簡単なあらすじを紹介すると、突然、『カド』と呼ばれる謎の存在が羽田空港滑走路上空に出現する、と言うところから物語は始まります。その『カド』と深い関係にある異邦の存在、ヤハクィザシュニナと、敏腕交渉官、真道を中心にして物語は進んでいきます。

 

まぁ、どんな作品にしても、その評価と言うのは個人によって大きく異なるのが常だと思っています。なのでここから先の感想は、あくまで私個人の感想です。

 

正解するカド』、その序盤はとても面白かったです。それは単純な面白さではなく、何と言うか哲学的な話題、あるいは明確な正解がない難問を前にして『どうしようか、どうすれば良いのだろうか』と無い知恵を振り絞って考えるような、そうした面白さでした。

 

異邦の存在であるヤハクィザシュニナ。それに対するは真道などの、私と同じ『人間』であり、その決して相容れることがない両者がコミュニケーションを交わしていく、そして少しずつ交流を深めていく。その中でヤハクィザシュニナの中に芽生えていく感情と言うものは、『孤独であったモノが誰かと交流する、そのことで生まれ得る感情』であり、そこに『異邦/人間』の差はないのではないかとも思わされました。

 

また物語の途中で、ヤハクィザシュニナが差し出す様々な存在は、便利であり過ぎるが故にもろ刃の剣のような存在でもあって、そう言う要素も本と、考えさせられる面白さがあったのです。

 

な・の・に、です。はい。

 

アマゾンのレビューなどを見てみると、人によっては9話から『ん?』と思い始めた方もいるようですが、まぁ、それも分かるような気がします。

 

しかしやはり何と言っても最終回です。ええ。本と、最初見た時は、何が起こったのかわかりませんでしたよ。いや、わかるんですけど。

『え、何これ。どうしたの。最終回のお話考える時間が無くてこうなったとか?制作陣、最終回だけ作るの嫌になった?それともなんか変な夢でも見ちゃってこうなった?どうしたの、本と、どうしたの!?』ってな具合です。

 

端的に言えば、あいた口がふさがらなかったよ!

 

凄腕の交渉官と言う主人公を登場させておきながら、それまで(特に前半)、曲がりなりにも『自分とは明らかに異なる異邦の者との交渉』『自分とは同じだが、けれど自分とは違う、様々な立場にある人間同士のコミュニケーション』と言う題材で物語を引っ張っておきながら・・・どうして最終回の、この、超絶展開になった・・・(遠い目)。

 

と言うことで、アマゾンプライムに加入している方は、ぜひ、見ましょう。ってか、見て・・・お願いだから見て・・・そして私のこの気持ちを体感して下さい・・・(どーん)。

 

ってか、ただただヤハクィザシュニナが・・・その・・・アレでならないよ・・・突然、真道のアレとか出てきてさ。もうギャグ漫画のひとコマとしか思えないような最終回だったよね・・・ヤハクィザシュニナにとっては、本と・・・本と(以下、ネタバレになりそうなので省略)。

 

今、これを書くにあたって『正解するカド』のウィキを見ているのですが。各話リストの最終回のまとめを見ると、『いや、ここからがコミュニケーションの始まりなんですよ』と言う感じになってるけど・・・いや、いやいやいやいや(笑)。

 

そんなこんなで、何だか長くなってしまいましたが。『バビロン』楽しみですね、と言うお話でした(違う)。いやでも本と、『バビロン』が楽しみなのは事実ですよ!