tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2024年春アニメ1話視聴感想~その6

今回で終わります。終わらせます。

一体、私は何作品の1話を視聴したのでしょうか。

 

そんなこんなで2024年春アニメ、1話視聴感想、その6でございます。

今日、ご紹介するのは先週末、土曜日深夜に放送された作品が主です。

ビッグタイトル続きの2024年春アニメの中でも、特に注目作品が放送されたような気がするのですが、皆さんはいかがだったでしょうか。

 

ではでは、こちらの作品の感想からスタートです!

 

・『声優ラジオのウラオモテ』

・・・『なんてタイムリーな・・・』

そう思ってしまったのは私だけではないはずです(汗)。

いや、何でもないです。すいません(土下座)

 

めちゃくちゃ面白かったです。楽しみにしていた作品ではあったけれど、正直、この面白さは嬉しい誤算だぞ。

ねー。なんかすごい考えさせられる作品でした。声優と言う職業を取り巻く環境、あるいはそこに対する世間の受け止め方、考え方の変化って言うのは、ここ数年、目まぐるしいものがあるように感じます。また声優さん自身に対しての『キャラ付け』みたいなもの。それは昔から結構、言われているように思うのですが。

とにもかくにもそうした要素を、実に赤裸々に、あけすけに描いていて『これはもしや、ノンフィクションなのではなかろうか・・・』と思わされたくらいです。

 

自分とはかけ離れたキャラを、登場人物としてではなく、『声優』である1人の人間として演じなければならない。自分がキャラクターにならなければならない。そしてそれを演じなければならないと言う、その苦悩や葛藤。そうしなければ、そもそもとしてあまりにも数が多すぎるが故に、自分の存在を打ち出すことすら難しいと言う現実。

そしてそうして自分の存在が打ち出せたとしても、自分の理想が必ずしも叶うわけではないと言う厳しさ。あるいは、そもそも何をもってして評価されているのか。それが決して明確ではない『演技』の世界の厳しさと魅力。

 

やすみと夕陽、佐藤と渡辺。2人の声優と2人の女子高生。その2人の姿を通して描かれていた物語には、時に胸が締め付けられるような感覚すら抱きました。

声優さんが好きで、声優さんのラジオや配信番組なんかも嬉々として視聴している私にとっては『だよなぁ・・・やっぱり皆さん、いろーんな思いを抱えていらっしゃるんだよなぁ・・・』と突きつけられたような思いすらしたと言うか。

 

ただだからこそ、1話のラスト。公開収録を前に緊張する渡部を前に佐藤が言い放った一言には、救われたような思いがしたと言うか。あるいは、私たちの存在、ファン、オタクの存在が、声優さんにとっても重荷ではなく純粋な支えになっていればいいのになぁ。そんなことを心底、思わされたと言うか。

そしてまた、『アイドル声優』として悶々とした思いを抱えつつも、そこに対して腹を括っているやすみの、佐藤のプロ意識。それを垣間見た気がして、私は一気にやすみのファンになったのであります。

 

やすみ、佐藤のキャラクター造形は勿論のこと。それに対する夕陽、渡部のキャラクター造形も良い。仕事の場面においてすら、あまりにもコミュニケーションが下手くそな彼女には、個人的には共感しかないし。でも彼女自身も『これじゃダメだ』『でも声優としては、演技がすべてだし』と言う思いの狭間で苦しんでいるのだろうことも想像できて、やっぱり応援したくなっちゃう。

うーん、これは面白かった(2回目)。何もかもが正反対で、でも『声優』としての思い、その熱さだけは共通している2人の物語が、今後、どんなふうに転がっていくのか。

続きが見たい!でも余裕がない!うぎゃぁ!

 

・『黒執事-寄宿学校編-』

・・・右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、斜めを見ても、どこ見ても、顔が良いキャラクターしかいないっ!

黒執事』なのです。わかりますね?お話が面白いのは勿論、言うまでもないことなんです。でもやはりこの作品を語るうえで、枢やなさんが描かれる絵の美しさ。それも絶対に欠かすことができない要素なんですよ。ってか漫画は全部、そうなんですけど。

 

アニメ1話、もう見事に、原作の枢さんの美麗な絵が、そのままアニメ絵として表現されていて。PV見た時から、それはある程度、わかっていたんですけど。

なんかもう、とにかく24分のアニメとして見たら、その凄さがひしひしと感じられて。ひたすら『ありがとう!ありがとう、CloverWorks!』と言う気持ちしかありませんでした。

この作品もそうだし『WIND BREAKER』もそう。細い線で紡がれる、キャラクターの美しさ、力強さ。原作がある作品において、そのキャラクターの見た目、それがそのまま崩れることなくアニメ絵で表現されていると言うのは、ただただ『ありがてぇ』の一言なのです。ありがてぇ・・・!

 

てなことで1話。作画の美しさ、1話として『掴みは完璧!』としか言いようのないお話。何もかもが『パーフェクト!』と拍手喝さいを送りたくなるレベルでございました。

まつ毛とか髪の毛、その1本、1本の描きこみ具合とか、ほんと半端なかったですよね。背景、建物の描写も本当に『一切の妥協、許さん!』と言うのが感じられるレベルで、だからこそ、作品の世界観、その雰囲気が存分に感じられたのも素晴らしかった。

 

そしてその美しい絵で描かれた、美しきキャラクター。そちらを演じていらっしゃる声優さんたちのお声、演技のハマり具合も『最高かよ・・・最高だよ』でした。

語弊ある言い方になるかもしれませんが、絵の美しさ、キラキラに、声優さんのお声が、演技が浮いてない。素晴らしい。坂本真綾さん、小野大輔さんは勿論のこと、今回から登場したP4の面々を演じられている声優さんも、ほんと・・・ってかエドガー役の渡部俊樹さんは、本当に、実に素晴らしい役者さんを抜擢して下さったことよ。

サブキャラを演じていらっしゃった白石晴香さん、石毛翔弥さん、戸谷菊之助さん。そして今後、登場予定の堀江瞬さんの演技も、実にキャラにぴったりだったし、今から楽しみでしかないのです。

 

1期から数えること、実に16年の月日が流れての新作アニメ。これまでアニメの制作を担ってきたA-1 Pictures、その中のひとつのスタジオがブランド化されたことで生まれた制作会社によって制作されたそれは、何もかもが『最高!(感謝感激)』でございました。ただただこの先が楽しみでなりませんことよ!

 

・『怪獣8号』

・・・原作を読んだ時、市川レノは私、逢坂良太さんのお声で脳内再生されていたのですよ。ちょっと低め、かつ硬めの逢坂さんボイス。アニメの1話見て、加藤渉さんが演じられているレノの第一声を聞いた瞬間『原作通りの声!』と全身、ポジティブ鳥肌が立って、それ以降、もう『おのれ、原作通りの、私のイメージした通りのレノを演じて下さって!加藤渉さん、許さんぞ!好き!』と思ったことをご報告しておきます。

逢坂さんと加藤さんのお声が似ているとか、そう言うことを言いたいのではなく、何てかほんと、マジで私が思い描いた通りのレノが、そこにいたんですよ!かっはー!

加藤さんもほんと、引き出しの多い若手声優さんだよなぁ~。

 

楽しみにしていた作品のひとつ。期待通りの面白さでした。冒頭の怪獣とのバトルシーンは制作会社、Production I.Gの制作会社としての魅力、強みが存分に発揮されていて見入ってしまいました。今後も迫力、臨場感、緊迫感のあるバトルシーンが描かれるとこを期待しちゃうよなぁ~。

主演は福西勝也さん。正直『もう少しおっさん臭いお声でもよかったかも』と言う感じを最初は抱いたのですが。でも、何より、そのお声、演技からはカフカ人間性。やさぐれ、思い描いた理想からはあまりにもかけ離れた日常、仕事にくたびれ、だけどそこに対しても必死に何かを見出そうとし、何より真面目に、使命感を持って仕事にあたっている。勇敢さもあり、人が良い。そうした部分が伝わってきたのが最高でした。

なんだろ。こう言う見方は自分でもよろしくないとは思うのですが。それでもやっぱり、福西さんのこの作品に賭ける熱量。カフカを演じるにあたっての思いの強さ、深さ。それが、カフカと言う役の思い。そこにきれいに重なっているように感じられて『あぁ、なんて素晴らしい相乗効果』と私は思いました。

カフカとレノ。福西さんと加藤さんのお声の、その対比。そして演技の熱さ。その相性の良さが1話で存分に感じられて、私はご満悦です。

亜白ミナ役の瀬戸麻沙美さんに関しては、もう何も言うことはあるまい。

 

1話、個人的にはカフカの姿に共感しかなかったです。だから『すげぇリアルなお仕事アニメじゃん』と思ったくらい(笑)

忸怩たる思いを抱えながら、未だに胸を疼かせる理想を噛み殺しながら、それでも日々、人々のため、自分の生活のためと言い聞かせ。清掃作業に勤しむ彼の姿の、なんとまぁ、切なくも尊いことよ。

『『お仕事』がしんどいのは、その中で『自分』を突き付けられるからかもしれないなぁ』とすら、私は思わされました。

 

そんな日々を経て、ひょんなことから討伐される側、怪獣になってしまったカフカ。さぁ、果たして彼の運命やいかに、と言うことで。

続々、登場予定のキャラクターも、そしてそちらを演じていらっしゃる声優さんの演技も、ただただ楽しみでしかない本作品。

あまりにも思い描いていた形とは異なる形で、手段で、理想を叶える機会を得たおじさんの奮闘、楽しみたいと思います!

 

・『ささやくように恋を唄う』

・・・土曜アニメは瀬戸麻沙美さんナイト。まぁ、ほんと、良いお芝居されますよね。ナチュラルなんだけど、アニメとして浮いていないお芝居と言うか。

てなことで、その瀬戸さんが演じられている依先輩の、まぁ、可愛いこと。ちょろすぎるよ・・・純情すぎるよ・・・ってかその見た目で、その性格で、恋したことがないのは別として、恋されてことないとか嘘でしょ・・・絶対に後輩から告白されたこと、あるはずだよ(決めつけ)

 

『一目ボレ』、その残酷なまでの(ほんとにね!)すれ違いを描いた百合作品です。

 

瀬戸さんの凛としたお声。役の感情をリアルに、繊細に演じられる演技力。それも相まって、先ほども書いた通り、初恋に戸惑い、そしてドキドキしちゃってる依がただただ可愛かったです。

そして同じくらい、主人公のひまりちゃんも可愛かったです。CVは本作で初メイン、初主演を務められている嶋野花さん。とにかく声が可愛い。もう、ほんとに、何のいやらしさも、屈折もない、純粋無垢な天然ものの可愛らしさがあるお声が、無自覚の内に依の心をかき乱し振り回しているひまりちゃんにぴったり。

こんな可愛らしいお声で『一目ボレしました!』と言われちゃって、おまけにあんな可愛らしい笑顔を向けられた日にゃ、そりゃもう、依先輩じゃなくても心を奪われちゃうことよ・・・なんて罪深き可愛いモンスター・・・。

 

『憧れ』と『恋心』、そのすれ違いを描いた作品ですが、1話の感想としては、その切なさは勿論。でもそれ以上に、とにかくそこに一喜一憂する依の可愛らしさ、無邪気なひよりちゃんの可愛らしさ。そんな2人のやり取りが、ひたすら尊く微笑ましかった、そんな印象です。

脇を固めるキャラクターたちも個性的で、この先、彼女たちの物語も描かれていくのかな、と思うとそれもまた楽しみ。

あとバンドシーンもなかなか力が入っていて。楽曲の良さ、依の歌唱を担当されている笹倉かなさんの透明感ある歌声共々、こちらも今後が楽しみです。

脇カプ好きとしては『真理ちゃんと香織ちゃんはくっついたりしませんかね?』と邪な妄想を膨らませているのですが・・・原作を読まれている方、どうなんでしょうか!?

 

制作は横浜アニメーションラボとクラウドハーツ。横浜アニメーションラボと言えば、個人的に『作画面が心配と言えば心配』と言うイメージもあったので『おおっ、今作は1社での制作ではないのね!』と喜んでいたのですが・・・クラウドハーツは、実質、横浜アニメーションラボみたいなものでした。

同制作会社は今期『THE NEW GATE』も制作されていて、こちらにも瀬戸さんは出演されています。

1話見た限りだと、作画はめちゃくちゃ綺麗でしたが・・・このクオリティが全話、続いてくれ、と願うばかりです。はい。

 

本作、元々は冬クールでの放送が予定されていたようです。でもこの作品の甘酸っぱさ、『すれ違いの始まり。恋の始まり』を描いていると言う内容を考えると、春クールでの放送がむしろ運命的なことのようにも思えます。

純情な2人の少女の、すれ違いと恋。私をたんと悶えさせておくれ!

 

はい。てなことで、視聴できていない作品、視聴したい作品もまだまだあるのですが。

2024年春アニメ、1話視聴感想、ここまででございます!

 

頑張った(遠い目)

もっと他に頑張ること、頑張らなきゃいけないことあると思うんだけど、でも、私、頑張った。アニメ見るのを頑張った。

 

てなことで春アニメ、1話視聴した作品本数は・・・38作品!

ここに『ダンジョン飯』と『わんだふるぷりきゅあ!』を加えたら40作品!

5月から放送開始の『鬼滅の刃』も含めたら41作品ですね!

 

おそらく過去最多。

どうりで1話感想記事だけでその6まで行くはずだわ・・・。

 

いやぁ、しかし春アニメ。事前に予想していた通り、面白い作品が多すぎます。

正直、視聴決定作品選び、めちゃくちゃ難航しています。頭を悩ませています。

 

『分散』と言う言葉を知らないのか、2024年春アニメ。

 

てなことで視聴決定作品に関しては、また近い内、記事にしたいと思います。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

2024年春アニメ1話視聴感想~その5

こんなに続くとは私も思っていなかった。

そして恐ろしいことに多分、今回では終わらない。

その6まで続きそうです。

 

どうしてこうなった。

 

知らんがな!

 

はい。そんなこんなでよろしければ一緒に盛り上がって下さい。

本日はこちらの作品の感想からスタートです!

 

・『怪異と乙女と神隠し』

・・・独特の雰囲気を持っていた作品だったなぁ、と言う印象です。ってかBGMが極端に少ないように感じました。だからこその静寂、間が、この作品のホラー、怪異の部分。もっと言うと、日常の中に音もなく忍び込んでくるそれらを感じさせてくるようで、想像していた以上に『ぞわっ』とした感じが味わえました。

音が付くことで、作品の魅力を表現する幅が広がるのがアニメです。でも本作品に関しては、あえてその音を引く、音の引き算をすることで、原作の魅力をアニメとして表現されていたのではないでしょうか。工夫だなぁ~。

 

28歳の女性とちびっ子の頃に戻っちゃった菫子さんのCVはファイルーズあいさん。28歳の時のくたびれた感じ、色気。そしてちびっ子に戻った時の可愛らしさ、天真爛漫さの演じ分けが、見ていてめちゃくちゃ楽しかったです。

そしてその菫子さんの友人で、謎が多そうな少年は山下大輝さんが演じられています。低めの山下さんのお声も良いんだよなぁ~。こちらも初回からがっつり、その演技でキャラクターを見せて下さっていました。

 

基本的には1話のようなお話が続いていくのかな?その中で、菫子さんによって語られていた『ささやかな友情と別れの物語』と言う部分が、どんなふうに描かれるのか。この言葉から感じる切なさ、そこにも注目したい作品だなぁ、と感じました。

 

・『この素晴らしい世界に祝福を!3』

・・・おかえり!いやぁ、もう、ほんとによ!良い意味でなーんにも変わってないカズマ、アクア、めぐみんダクネスの4人がそこにいてくれたのが、めちゃくちゃ嬉しかったです。そしてめちゃくちゃ楽しかったです。『そうそう!このテンポの良さだよ!』と、それはそれは1話から、げらげらと笑わせてもらいました。

それぞれのCVを担当されている福島潤さん、雨宮天さん、高橋李依さん、茅野愛衣さんの演技も『最高!』の一言。AJのステージでも福島さんがおっしゃっていましたが、本当に最高のパーティ、声優さん同士の最高のコンビネーションが、それぞれ演じられている役を通じて伝わってくる、その一言に尽きます。

勿論、この作品おなじみの他のキャラクター、そちらを演じていらっしゃる声優さんの演技にも大笑いです。

みんな、本当におかえりいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

1話はEDとして流れましたが、MachicoさんによるOPも『完璧!』でございます。

 

てなことで、感想も何も、ただただ『楽しかった!笑った!』の一言であり、それ以上、ぐだぐだと難しい感想を語るような作品でもないと思うのです(笑)

その上で1話で言うなら・・・CV小清水亜美さんの演技よ。これももう、げらげらと笑いっぱなしでした。

小清水さん演じられていた安楽少女のシーンと言うのは、本来は劇場版で描かれるべきシーンだったらしいですね。ところが劇場版ではカットされていたとのことで。

いやぁ、これは原作ファンの方も嬉しいことだろうなぁ。

カットされていたシーンが、アニメ最新話で描かれていた。しかもCV小清水さんの、まさしく『裏』と『表』の演じ分けが見事としか言いようのない演技ですよ。

凄かったですよね。めちゃくちゃ笑ったし『声優、凄い。小清水さん、凄い』の一言でした。でもめちゃくちゃ笑った。

 

てなことで今回も変わらない4人の、おバカでにぎやかでドタバタ劇、楽しみにしております!

 

・『喧嘩独学』

・・・楽しみにしていた作品のひとつでしたが、めちゃくちゃ面白かったです。原作は韓国の方による漫画。韓国と言うとニュースとかでめちゃくちゃ学歴社会、学歴によってすべてが決まってしまうお国だと言う、そんな話題も耳目にした記憶があります。

母親の入院費用をバイトで稼ぐ孝行息子。だけどその貧しさ故に、高い学歴どころか、明日の希望すら見いだせない主人公は、韓国のお国事情をめちゃくちゃ反映させているキャラクターなんだろうなぁ。けれど同時、実は韓国だけでなく、日本であっても、他の国であっても、そう言う状況に置かれている人の苦しみ、怒り、やり場のない絶望と言うのは、ものすごく人々の共感を得やすいキャラクターなのかもしれないなぁ、とか。

1話、視聴していてそんなことを感じました。

 

でもぶっちゃけ、そんな小難しい感想が似合わないほど、めちゃくちゃエネルギーに溢れた作品で、視聴していて確実に体温、2、3度は上がった気がします(笑)

主人公を取り巻くキャラクターを演じられていた武内駿輔さん、岡本信彦さんの怪演がとにかく楽しかった。うまいよなぁ。こう言うアクの強い役も、まぁ、実にイキイキとと演じられるんだもんなぁ~。

そしてそのおふたりに負けじと、今作にて初主演を務めていらっしゃる丹羽哲士さんの、主人公の心情にあわせた緩急のきいた演技も見応えたっぷり。ぐいぐいと作品に、物語に引き込んで下さいました。

あと朝宮夏帆ちゃん、めっちゃ可愛い。そしてCVの石川由依さんの演技もめっちゃ可愛かった。こんなん、惚れてまうやろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

ルミ役の青山吉能さんも引き出しの多さを感じさせる演技で笑っちゃった。

皆さんの演技が、エネルギーに溢れたキャラクター、そして誇張され描かれているエネルギーに満ちたキャラクターの表情、ゲス顔、殴られ顔、絶望に打ちひしがれる顔・・・そうした描写としっかり噛み合っているのも、最高オブ最高。

 

ゲーム実況で金儲けをたくらむカネゴンを前に、主人公が『楽して稼ぎやがって』と心の中で吐き捨てているシーンがありましたよね。あそこが見ていて、ものすっごい胸にぐさっ、ときました。

法律に触れるようなこと、見ず知らずの他人に多大な迷惑をかけること。そんなことでお金を稼ぐのは言語道断です。

でも、私も少なからずそうだし、私の親もそうなんですが。日本ってどうも『お金は苦労して、汗水垂らして稼ぐもの』と言う意識が強いように感じます。だから『動画配信で稼ぐなんてけしからん!』『株で金儲けなんて、ダメじゃないか!』と言う声も、少なからずある。

 

でも、よくよく考えてみたら『楽して稼ぐ』ことの何が悪いのか。ハマケンみたいなのは言語道断ですが、何も持たない主人公が、あるいは自分の地位を取り戻すために主人公と手を組むことにしたカネゴンが、その体ひとつと知恵と工夫で、動画を配信することでお金を稼ごうとする、それの何が悪いのか。

むしろめちゃくちゃ夢のある話、『お金を稼ぐこと』の選択肢のひとつを提示しているんじゃないのか。そんなことすら思わされたくらいです。

何よりこの2人がこれから歩んでいく道は、決して『楽』ではないと思うんだよなぁ。

 

だからこそ、この2人が知恵と工夫と度胸と金への愛と。そしてその体を武器に、どうやってこの喧嘩道、金儲けの道を邁進していくのか。クソ醜いやり取りの果て(カネゴンが分配を『9対1』って笑顔で言った時、主人公より早く、私は『死ね、クソが』と吐き捨てていましたよ(笑))結ばれた利害関係に変化は訪れるのかどうかも含めて。

そうしてこの2人の前に、どんな強敵が立ちはだかるのか。めちゃくちゃ楽しみです!

 

・『忘却バッテリー』

・・・配信での視聴です。その時点で個人的には継続視聴はなかなか難しい部分があるのですが。とりあえず1話だけでも見てみた。

 

本作品。アニメが2020年のジャンプのイベントにて公開されています。で、その際に声がついていたキャラクターに関しては、アニメ化に際してほとんどCVが変更になっているのです。まぁ、これは諸事情あってのことなのでしょう。

その中、唯一、変更になっていないのが要圭役の宮野真守さんなのですが。

『まぁ、そりゃ、これは変更にはできんわな』とつくづく思い知らされたかのような1話でした。いや、こんなふうに書くと『なに?じゃあ、他の声優さんは変更してもいいって言いたいの!?』とか思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは露ほども思ってないし言ってないです。

 

ただ、まぁ、うん。要圭はCV宮野真守さんだわ。宮野さん以外に、この役を演じられる人が思いつかない。いや、声優さんもプロだもの。演じられる方はたくさんいらっしゃることでしょうが、それでも『要圭CV宮野真守』が100点満点なんだと思います。他の方が演じていらっしゃる要圭が、どうあがいても想像できないです。

どあうがいても華のあるお声。カリスマ性と人懐こさを感じさせるお声から繰り出される、全身全霊のつまらないギャグ。記憶の行方によって、喋り口調が変わる部分の演技も含めて、まぁ、もう、宮野劇場でございました。凄いわ。

 

私は原作を読んでいないので『予想していた以上に野球してるな!』と驚いたのも感想として挙げておきたい。アニメになり動きが付いたことで、その辺りもとても迫力があり、見応えがあったように感じました。

作品にとっても、そしてキャラクターたちにとっても始まりであると言う、その空気。そわそわするような、わくわくするような。不安と前向きな感情が入り混じったような空気が詰め込まれていたような。それが感じられるようなテンポであったり、演出であったり、色合いであったり。そう言うのも良かったです。

OPとEDもめちゃくちゃ作品に合ったエモさがあって『期待通り!』の1話でした。

 

どうして私が住んでいる地域では、放送されていないんでしょうか!

 

・『Re:Monster』

・・・『小説家になろう』発の作品のアニメ化です。でも原作時代の歴史はとても古いらしいです。この作品から影響を受けている、と言う後続作品もあるらしいです。

らしい、らしいで申し訳ないですが(土下座)、本作品もニコニコ生放送タイムシフトで視聴していたので、コメントでその辺りを学習しました。

佐藤拓也の『おしおき』いただきました』と言うコメントが流れてきた時には、思わず吹き出しちゃったよ!

 

女性にめった刺しにされて命を落とし、転生したらゴブリンの赤子だった。捕食した相手の能力を自分のものにできる異能持ちだった主人公は、ゴブリンの赤子からどんどん、仲間と共に進化を遂げていく、と言うお話です。

ゴブリンスレイヤーが見たら『殺す、殺す』を連呼しそなうな程、ゴブリンが登場するのですが・・・いかんせん、どうもゴブリンらしくないと感じたのは私だけか。もっとステレオタイプでもいいから『ザ・ゴブリンっ!』と言うようなおどろおどろしさ、醜さ全開のビジュアルがあってからの、あの進化にした方が、アニメとしても映えたんじゃなかろうか。そんなことを思ってしまいました。

ね、絶対その見た目の方が、個性豊かな声優さんのお声も映えると思うし、そのギャップでもっと面白くなったと思うんだけどなぁ。

原作はどうなんだろうかなぁ。

 

ちなみにウィキペディアにはあらすじも事細かに紹介されていたのですが・・・この先の、この、ニンフとの激しいナニの部分は描かれたりするんでしょうか。

ウィキに掲載されているあらすじの文章が、あまりにも淡々と内容を書いている、でもその内容があまりにもえっちなので、その落差に笑ってしまいました。

そこ含めて、結構、暴力、性的要素の強い作品でもあるのかなぁ、とも思ったのですが、はてさて。アニメではその辺り、どこまで描かれているのかな。

 

・『変人のサラダボウル』

・・・1話が別作品の録画と被ったのでアマゾンプライムで視聴しました。1話放送時、翌朝、結構、ツイッターでの盛り上がり、反応も多かったような気がするのですが。

 

個人的にはもっとはっちゃけた、もっとドタバタした、もっとカオスな作品かとも思っていたのですが、1話は割と大人しかったなぁ、と言う印象です。

2話以降、登場人物がもっと増えてきたら、本領発揮とばかりにカオスさ、賑やかさ、騒々しさが増していくのかな?

ただドタバタしすぎていないからこその、妙な生活感。それが感じられたのは良かったです。鏑矢の部屋の様子とか、作画の若干の怪しさもあって、めちゃくちゃくたびれた感じが伝わってきて最高でした(どこを褒めてんだ)

 

その鏑矢のCVは古川慎さん。ツッコミが冴えわたっています。似合うよなぁ~。そして異世界から転移してきた皇女、サラ・ダのCVは矢野妃菜喜さん。天衣無縫さ、天真爛漫さが、まぁ、とにかく可愛いこと。あまりの可愛さに、見ていてにやにやが止まりませんでした。

その他、1話にして既に若干の残念オーラが漂っていた女騎士を演じられているM・A・Oさん、そして謎多きホームレス、鈴木を演じられていた鳥海浩輔さんの演技も面白かったです。

 

この先、個性豊かな登場人物が増えることで物語の勢いが増していくこと。そして岐阜を舞台にしたご当地アニメとしての魅力も、ますます増していくことを楽しみしたい作品です。

 

はい。てなことで本日はここまで。

次のその6で終わる予定です、ってか、絶対に終わらせます!

よろしければ引き続き、お付き合いください。ぺこぺこ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

祝!お誕生日記念~諏訪部順一さん

春アニメ以外の話題、久しぶりだね!

 

アニメ情報サイト『アニメ!アニメ!』さんでは任意の声優さんを対象に、その方が演じられてきたキャラクターの人気投票を実施。その方のお誕生日同日、またはその数日後にその結果を発表すると言う企画を行われています。

そのアンケート結果について、やんややんやと語るだけの記事です。

 

いつもは複数人の方をまとめてとりあげているのですが。

私がアニメ、声優沼にハマるきっかけ+新人声優さんのキャリアを追いかける、その楽しみを教えて下さった杉田智和さん、諏訪部順一さん、細谷佳正さん、逢坂良太さんに関しては、その方のみで記事を書いております。

 

てなことで今回、とりあげさせて頂くのは3月29日にお誕生日を迎えられた諏訪部順一さんでございます!はい、拍手!遅くなっちゃったね~(汗)

 

2月にお誕生日を迎えられた細谷さんの回に関しては『えーい!ここ2~3年、アンケート結果が全く変わってなくて面白くない!』と勝手にキレた結果(笑)、ただひたすら、私が思う細谷さんキャラ、その演技の良さを暑苦しく語るだけの記事。しかもそれを2回に分けてお送りすると言う、本人も予想していなかった事態になったのですが。

はてさて。果たして今年の諏訪部さんのアンケート結果はどうだったのでしょうか。

 

わくわく半分、どきどき半分。

『いや、細谷さんの時のように語り尽くす記事でも何の問題はないんだけど。むしろ書きたいくらいなんだけど。ただすいません。5勤を目前に控えている今、とにかくできるだけストックを作りたいので、できれば面白いアンケート結果になっているとありがたい』と、実に勝手なことを願いながら(ほんとにね!)確認した今年のアンケート結果はこちらでございます。

はいっ、どんっ!

animeanime.jp

『おおっ!』と結果を確認して思わず声を上げてしまいました。

これは実に面白い結果になっていますし、去年からかなり順位の変動も大きい。そして何より新旧キャラが入り乱れた結果になっているのが、個人的にはめちゃくちゃ良い!

 

てなことで、今回は無事、このアンケート結果をもとに語り尽くせそうです!

ではでは早速、まずはベスト3の結果を詳細に見てまいりましょう。

 

まずは3位です。3位は去年5位から2ランクアップでベスト3入りを果たしました。大人気作品『文豪ストレイドッグス』の織田作之助でございます。

 

実在した文豪の名を持つキャラクターが異能で戦いを繰り広げるこの作品。その中、織田はマフィアの最下級構成員として登場します。犯罪組織に身を置きながら、決して人を殺さないことを信条とし、抗争に巻き込まれた孤児たちを養っていたと言う、とても心優しき、真面目な男性です。

確かな実力者、そして彼の異能である『天衣無縫』の存在もあり活躍を見せていた彼の出番は、しかし作中においてはそれほど多くはありません。察して。

ただしその存在、彼の物語はある人物に確実な影響を与えており、そのことがその人物の人生、運命を変えたと言うのも事実。つまりそれほど、作中では重要な位置づけにある人物とも言えるわけです。

 

この織田の物語。そこに焦点があてられたお話はアニメでも私、見たのですが。めちゃくちゃ良かった。なんだろ。すごいハードボイルドだった(意味不明)

『強くなくては生きてはいけない。優しくなければ生きる資格がない』と言う、レイモンド=チャンドラーの小説に登場する一説を強く思い出させるような織田の生き様。マフィアに身を置く人間にしては、あまりにも純粋で優しく、甘っちょろすぎたその生き様。そして、その結末。

それがもう、めちゃくちゃ感じられて、ただただ涙だったのです。

諏訪部さんの色気がありつつも、どこか達観したような。それでも自分の信念を貫き通そうとする、その芯の強さを感じさせるお声、そして演技も最高でした。

出番は少なく、語られる物語も少なかった。だけどそれを感じさせないほどの、確かな存在感。濃密な、彼の生きた時間、感情、その重みを感じさせる演技だったなぁ、と。

アニメでは確か、EDでの出演者クレジット、その最初に織田を演じられた諏訪部さんのお名前が来ていたんじゃなかったっけか?

その演出も、リアタイ視聴していた当時、胸が熱くなった覚えがあります。

 

続いて2位です。2位にランクインしたのは『うたの☆プリンスさまっ♪』の神宮司レンでございます。去年ベスト3にランクインしたキャラクターの中で、唯一、今年もベストと2に入ったのは彼のみでございます。うーん、強い!

 

作中に登場するアイドルグループ『ST☆RISH』のメンバーの1人で、神宮司財閥の三男でもあります。趣味はダーツ、サックスの演奏を得意とし、常に取り巻きの女子に囲まれているものの、その子たちが争うのを嫌うため、1人1人に平等に接していると言う、もはや『溢れんばかりの設定!』とツッコみたくなること必至なのですが。

明るく、気さくで親しみやすい一面を持つ一方、冷静沈着、自分にも、そして自分が信用している相手に対してもとても厳しい、そんな一面がある人物でもあります。

 

で、個人的に言えば、このレンの『自分にも、自分が信用している相手に対してもとても厳しい』と言う一面。初めてゲームをプレイして、レンルートで遊んだ時、この部分をめちゃくちゃ感じて『レン様、怖いよぅ。他のアイドルたちみたいに、優しく励ましたり、一緒に頑張ろうって言ってくれないの、めっちゃ怖いよぅ』と思った記憶があります。

この時の諏訪部さんのお声、演技も、めちゃくちゃ説得力があって。『でも、レン様にこんなふうに言われてしまったら、やるしかないよね!』とやる気が出てくる、その演技、お声たるや、もはや魔法か何かなのでは・・・。

ただしだからこそ、頑張ってレンからの信頼に応えた時。あるいはレンを良い意味で驚かせるような結果を出せた時。結果には結びつかなかったけれど、確かに全力を果たしたと認められた時。そう言う時のお褒めの言葉、距離の詰め方、その破壊力がまぁ、凄まじかったこと、凄まじかったこと。

そしてそのお声、演技が諏訪部さんの、色気出力マックスのそれですからね。

『ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!えっち!』と。それはそれはドキドキしながらプレイしていたのは、懐かしい思い出です。

 

2010年に初めてゲームが登場してから、もう14年にもなるのかぁ。

その時から演じ続けられている役が、いまもこうして熱い支持を受けているのって。そしてその作品、キャラクターが今もなお、動き続けているって、本当に凄いよなぁ。

いや、まぁ、それで言ったら『テニスの王子様』の跡部圭吾なんて、もっと歴史があるわけなんでけすれど。

 

ではでは、本年度、CV諏訪部さんキャラクターの中で最も支持を受けたキャラクターの発表でございます。

先ほども書きましたが、去年ベスト3にランクインしたキャラクターは神宮司レンを除いてすべてランク外。去年5位だった織田作之助がベスト3に食い込むなど波乱の展開(いいぞ、やっぱりこうじゃなくっちゃね!)を見せた今年度のランキング。

それを勝ち抜いて堂々1位に輝いたのは・・・はい、どんっ!

 

『呪術廻戦』の両面宿儺でございました!なんと去年の6位からの1位奪取。何と言うか、実に両面宿儺に相応しい力業ではありませんか!

 

アニメの続編も決定している『呪術廻戦』、その主人公である虎杖悠仁の肉体に受肉した特級呪術が両面宿儺です。

一言で言えば史上最強の呪術師。それ故に史上最悪の呪術師。

己が愉しいか、愉しくないか。快であるかそうでないかだけを基準に生きているその性格は、圧倒的な力に裏付けされた天上天下唯我独尊それそのもの。しかもそれでいて弱肉強食主義、強い者には興味を抱き、弱い者は自らの悦楽のために徹底的に痛めつけると言うからタチが悪い(笑)

『呪術廻戦 渋谷事変』での大大大活躍っぷり(おっふ)は、皆さんの記憶にも新しいところかと思います。

・・・ひ、久しぶりの出番だったから、めちゃくちゃ張り切っちゃったんだろうなぁ。

もう、可愛いんだから!(違)

 

いやぁ・・・でも、うん。両面宿儺、これまでのアンケート結果でもランクインはしていたわけですが、ここに来ての1位と言うのはやはり、去年放送されたアニメ。そこでの悪辣非道っぷり、ただただひたすら愉しそうに渋谷の街を破壊して、弱者の命を奪っていく両面宿儺の姿。それがあったからだろうなぁ。

そして演じられていた諏訪部さんの演技が素晴らしかったからだろうなぁ。

 

とんでもないキャラクター。倫理観を踏み外しまくったキャラクターで、共感できそうなころなんて何ひとつ見出せそうにないのに。いや、だからこそ、もうどうしようもなく惹きつけられてしまうキャラクターですよね。

そしてまさしく『極悪』の魅力、カリスマ性、そうしたものも強く漂わせているキャラクターで。

何より、個人的にはこの両面宿儺。やってること、その根底にある価値基準、考え方は『品性下劣っ!』とののしってやりたいくらいのそれなのに、どうしようもなく気品と言うか。

『極悪』としても、そして『最強』としても、どうしようもなく気品を漂わせているのが、もうめちゃくちゃずるいよなぁ、と思うのです。

 

で、諏訪部さんのお声、演技にもまさしく、この気品がひしひしと感じられて。

下品で下劣なのに、気品が、品格があるんですよ。

残虐で身勝手で奔放で最悪で最低なのに、どうしようもなく気品がある。

真っ黒に汚れた池の中、凛と咲く蓮の花を思わせるような気品が感じられるのが、もうこれ最高だしずるい。

威厳、色気、本音、狡猾さ、暴力性、知性。そうしたものが入り混じった、また場面に応じて入れ替わる演技、声の変化も、最高の一言なのです。

 

はい。そんな具合でベスト3の結果を振り返ってまいりましたが。

ここからはベスト3以降の結果についてもつらつら、語っていきたいと思います。

 

いいですねぇ。

相澤先生、アバッキオ跡部様、アーチャー、青峰と、もはや『毎年、君たちの顔は見ているぞ!』と言う面々が、今年もしっかり名を連ねているのが嬉しい。

ちなみにアーチャーは、別サイトで実施されていた『50歳以上の男性が選ぶCV諏訪部さんキャラ』のアンケートでは堂々1位でしたね。

やっぱりアーチャーは、男性が惚れる男なんだよなぁ。わかる。めちゃくちゃわかる。

nlab.itmedia.co.jp

こちらの結果、この『アニメ!アニメ!』さんでの結果とはがらりと違っていて、これはこれでめちゃくちゃ面白いし興味深かったです。

 

そんな中、同率ではあるものの『スペース☆ダンディ』のダンディが9位にランクインしているのが、私としては熱い!

これは間違いなく、再放送の影響だろうなぁ。

諏訪部さんの、力の抜けたおじさんボイス。ダンディのいい加減さと、人としての優しさ、熱さ、情の深さ。その演技も本当に良いんですよぉ~。

 

一方で『マッシュル-MASHLE-』のライオ・グランツや『爆上戦隊ブンブンジャー』のデコトラーデ、『葬送のフリーレン』のリュグナーと言った、最近、放送された作品で演じられていたキャラクターがランクインしているのも嬉しい。

『葬送のフリーレン』のリュグナーに関しては、アンケート結果に貼り付けられていた動画を見たのですが・・・諏訪部さんの、こう言うトーンのお声。そして演技も、もう聞いていて背筋がぞわぞわするのです。そこはかとない色気と穏やかさ。そして冷酷さ。それがこうも絶妙なバランスで声として発せられるのか、と言う驚きしかないわ。

 

また『あんさんぶるスターズ!』の乱凪砂、『Paladox Live』の辰宮晴臣(修羅)などのキャラクター。諏訪部さんのキャラソンでの表現、その魅力が堪能できるようなキャラクターがランクインしているのも良きかな、良きかな、でございます。

諏訪部さんが演じられているキャラ。そのキャラの歌声って、やっぱり低いパートであることが多いんですよ。いや、勿論、キャラによりますよ。

ただいずれにしてもキャラの歌声、キャラの歌唱として一切のブレがないからこそ、めちゃくちゃ他のキャラクター、そのCVを担当されている方の声、歌声、表現を引き立たせる歌声であり、だからこそ、逆に、他のキャラクター、CVを担当されている方の声、歌声によっても引き立たされる歌声だよなぁ。そんなふうに感じています。

 

とりあえず私としては『あんさんぶるスターズ!』にて、諏訪部さん演じられる凪砂とユニットを組む七種茨役に逢坂良太さんをキャスティングされた方に、心底、袖の下を渡したい所存です。

ガチでキャラソンの相性が良すぎるんですよ、このおふたりのキャラ歌唱の組み合わせ。もはや天才の所業。

そしてそこに更に、内田雄馬さんと花江夏樹さんと言う『硬VS柔』を絵に描いたような正反対のお声のおふたりが演じられているキャラクター、ユニットを持ってきて、4人組のグループとしても活動させちゃおう。

そう考えた方、マジで天才。グッジョブ、ありがとう!(五体投地)

www.youtube.com

ってか逢坂良太さんのキャラソンも、本当に罪深いのよ。ええ、それはそれは。

 

はい。そんな具合で最後の方は興奮のあまり、若干、話がそれ始めていましたが。

とにもかくにも今年のランキングは、私としては本当に面白かったです。

 

以前、東京のみで放送されているのかな?そのニュース番組内で放送されているコーナーに出演され、アナウンサーの方と対談されていたのが、公式さんからYoutubeで公開されていたので見たのですが。

 

そのアナウンサーさん、ガチのアニメオタクだそうで、諏訪部さんを前にしてひたすら恐縮しつつ、喜びを隠しきれない様子だったのがめちゃくちゃ微笑ましかったし、ほかりみしかなかったのがひとつ(笑)

 

そして対談で諏訪部さんが、これからの業界全体のこと。そこに言及され、真摯な言葉を口にされていた、そこのパートにはめちゃくちゃ諏訪部さんのお人柄、あるいは職業人としての思い。それが感じられて『素敵だよなぁ。こう言う大人になりたいよなぁ』と心底、思った私(42歳)なのでした。おっふ。

 

いや、『お前が諏訪部さんの人柄の何を知ってるんだ』とツッコまれそうで、まさにその通りなのですが。

それでも配信番組とかツイッターとか。インタビュー記事とか、今回の対談とか。そう言うのを通して垣間見える諏訪部さんのお人柄。ユーモア、ウィットありつつ、真面目に物事をとらえて、しっかりとした、真摯な言葉を発信される、そのお人柄には、本当に毎回、毎回『素敵だよなぁ』と思うばかりなのです。

なんだろ。だから、と言うわけでもないのですが。

諏訪部さんが先生役とか、若い人たちを導く、任せられる役を多く演じられているのも、めちゃくちゃ納得しかないんだよなぁ。

 

諏訪部さんと私は、約10歳の年の差。

こんな素敵な50代になりたいもんだ!

 

遅くなってはしまいましたが諏訪部さん、お誕生日おめでとうございます!

これからのご活躍も楽しみにしております!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

休み~連休終了。また5勤。

小松昌平さん、お誕生日おめでとうございます!

個人的に好きな小松さんエピソードは、某ラジオで話されていた『飲食店でバイトしてた頃、めっちゃ態度の良くないお客さんがいて、イラッ、ときた。でも自分も昔、そう言う感じだったことを思い出して『自分がされて嫌なことは人にしちゃダメだ』と思った』と言うエピソードです。詳細は違うかもしれないけど、大体はこんな内容だったのは違いない。

2017年の『ニコニコ超会議』でのTHE虎道牙のステージでのパフォーマンに度肝抜かれた私は『あぁ、この小松さんって人、多分、めっちゃ良い人だ』とこのエピソードで一気に小松さんに興味を持ったのを覚えています。

34歳、おめでとうございます。これからのますますのご活躍、楽しみにしています!

また益山武明さんもお誕生日を迎えられました。おめでとうございます!今後のご活躍、楽しみにしております!高貴な役を演じられている時の益山さんの、少し高めのお声、たまらんぞ。

 

『山が長く続くとも限らないし、谷が長く続くとも限らない。だから人生は残酷だとも言えるし、だから人生は面白いとも言える』

そんなことを思う、阪神タイガース、今季初の3連敗&借金3と山川穂高選手の2打席連続満塁ホームランでした。

2打席連続での満塁ホームランが、巨人の二岡選手以来と言うのが・・・これ・・・何とも・・・偶然にしては出来過ぎていると言うか、何と言うかごにょごにょごにょ。

 

すいません。初っ端からプロ野球のお話でございました。

 

『5勤明けに連休入れておいたら、あいつも文句は言えんやろ』

そんなふうに思われているのかもしれませんね。

まぁ、そんな感じもないことはないし、もし、そのようなお気遣いをしていただいているのならば、それは大変にありがたいことではあります。

 

が、やっぱり5勤は嫌です(どーん)

 

16日からのシフトが公開されました。

18日と19日が、所要で連休を取ったのですよ。

その時に『あ、これもしかしたら21日休みで、27日の希望休まで5勤かも』とか悪い予感が胸をよぎったんですけど。

その時は退職される方が出るなんて知らなかったから『ま、大丈夫やろ』と何の根拠もなく、その悪い予感を笑い飛ばした過去の私よ。

 

お前の予感通りになったぞ。

22日から26日まで5勤だぞ。

おめでとう!ありがとう!

 

おっふ。

 

なんだろ。前の店長の『5勤はよっぽどのことがない限り入れません。だってしんどいでしょ?私も5勤は嫌ですもん』と言うやさしさが、今になって身に染みている今日この頃です。

ってか、まぁ、働いている人の数の違いはあれど。

売り上げだ何だを理由にして、前の店長の時より、確実に人員は削減されている、つまり1日に入る人の数は減らされているわけですよ。

ってことは、工夫さえしたら5勤なんて入れなくても回せるはずなんですよ。

前の店長はそれで回してたんだから。

 

おのれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

 

はい。そんなこんなです。

まぁ、仕方ない。

仕方ないし、なんかもう、ほんと。

沈みゆく泥船が完全に沈んでくれないなら、自分が沈むか、そこから降りるかしかないと気が付いたので、もう、あの、なるようにしかなるまい(開き直り)

 

てなことで、言うて再来週か。

ブログのストックが全く無いぞ。どうしたものか。

 

『昨日もそう言っていて『ストック作るぞ』って言ってたじゃないか』とツッコまれそうですが。

昨日は10時に起きて朝食をむしゃむしゃと食べ、14時までいろいろアニメ見たりゲームしたりして、そこから寝て、起きたら17時でした。そして夕食を食べて、アニメ見たりゲームしたりして、お風呂行って23時には寝ました。

なのでストックが作れてないんですよ!

眠いんです!私、寝ても寝ても眠いんです!

助けて下さい!

 

てなことで連休2日目です。こんにちわ。

 

本当に寝ても寝ても眠いんです。

なんかもう仕事が嫌すぎて、現実逃避しすぎた過ぎて、その結果としての眠気なんじゃなかろうかと言う気すらしています。

 

そんなこんなでそんなこんな。

愚痴はこの辺にしておくとしまして。

 

とりあえずゲームは『刀剣乱舞』のお里を頑張っています。

ってかこのイベントが始まって、久しぶりにログインしたら、こんのすけに『久しぶりですね』的な嫌味を言われたので(嫌味ではない)、少し、どきっ、としてしまいました。

 

すまんな。ウマと可愛いアイドルちゃんたちの育成に忙しかったんじゃ。

 

秘宝の里のイベント。江戸城に次いで、個人的には好きなイベントです。ルールがわかりやすいし、敵もそこそこ強くて経験値も稼げるし、でも刀装も刀剣も破壊がないのがありがたい。ただしやっぱり、疲労度の仕組みは厄介と言えば厄介。

隊長は、極にして以来、せっせとレベル上げに励んでいる薬研くんです。

 

8万玉で入手できるのは、富田江。『個性の闇鍋』と言われる打刀、その中でも更に個性が強い江の面々に颯爽と現れた、どうあがいてもプリンスな刀剣男士ですよね。

公式も『まさに江の刀の王子様』って言っちゃってるし。

見た目も日本刀ってより、西洋の刀って感じがするし。

 

CVは小野賢章さん。『幸運の王子様』こと物吉貞宗に続いて、2振り目のCV小野さん刀剣男士でございます。

ってか『王子様』つながりでの小野さんってことなのかなぁ?

衣装も2人とも白を基調としているし。

 

刀剣乱舞』と言えば、確かこの後にももう1振り、新刀剣男士の登場が予告されていたはず。

ただしこちらは忌まわしき(言い方)期間限定鍛刀イベントでしたね。

ぐぬぬぬぬ・・・。

直近で行われた期間限定鍛刀で登場していたのって、誰でしたっけ?

多分、いろんなイベントで入手できる刀剣男士は入手しているので、それを除いての誰かだったと思うのですが。

その時に消費されまくった各資源が、いまだに完全回復できていない、70万代前半までしか回復できていないのです。

まぁ、70万代なら、限界まで回せるとは思うのですが。

 

わからんな。資源がごっそり必要な大太刀とか太刀になると、わからんな。

怖い。

 

はい。そんなこんなです。

何はともあれ、今日こそ、せめて1つくらいはブログのストックを作ります。

 

んはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、ってか5勤かぁ~(またそれか)

今から何か、5勤中の心の支えを見つけておかねば。

とりあえずアレだ。

『大阪公演で『千夜アリア』も披露されちゃったし・・・7月の野外ライブまで我慢するか』と思っていた『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の6thライブ。

21日の千秋楽、配信で視聴しようかな。休みだし。そうしたら5勤中の翌週、アーカイブが励みになりそうだし。

 

あとBL漫画、CDも漁りたいのですが、頼みの綱のDLsiteが使えない(クレカ問題)のが痛い・・・おのれ・・・。

ってかブランド切り替える、切り替えたいと言いながら、願いながら、何もしていない私もどうかと思うぞ・・・。

 

だって眠いんだもん!(言い訳)

 

はい。そんなこんなです。

 

とりあえず明日からは3勤です。そしてまた連休です。

さぁ、人がまた少なくなった状況、果たしてどうなることやら。

 

沈め、沈め、もはや泥船、沈んでしまえ~(ヤケ)

『沈まぬなら 沈めてみせよう 泥の船』

若干、リズムが悪いな。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかで良い一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかで良い一日でありますように。

休み~連休1日目。5勤終了。

忘れない内にここ数日『これはブログに書かねば』と思ったことを殴り書きしておきます。

 

熊谷健太郎さんが宣材写真を変更されたんですって。

一昨日?でしたか。帰ってきてYahooのリアルタイム検索見てたら、熊谷さんのお名前が入ってたから『何かいな』と思って見たら、皆さんがそのことで騒いでた。

そして皆さんが悶絶してた。

私も新しい宣材写真、見た。

悶絶した(したんかい)

 

てか宣材写真が変わったのでお名前が話題に挙がるって、相当だよ。相当。

何が相当なのかはわかんないけど、相当だよ!

 

以前の宣材写真も爽やかさ全開で素敵でしたが、今回の宣材写真はほんと、こー、思いを言葉じゃなく表情で物語ってる感じがして、最高にかっこいい。

あとたまたまたどり着いたインタビュー記事。

xtrend.nikkei.com

この中で『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の現場でも『もっと肩の力を抜いていいぞ』と音響監督さんから言われた、と言うお話をされているのを読んで『『アオアシ』以前にも同じようなこと言われてらしたのか。よっぽど熊谷さん、現場ではガチガチだったんだろうなぁ』と思いました。

真面目な方っぽいもんなぁ~。

 

何はともあれ、良い意味で力の抜き方を覚えられ、それが演技にも反映されていると個人的には感じる熊谷さん。ますますのご活躍、期待しております!

 

次。

伊東健人のオハコうた「ロストマン/BUMP OF CHICKEN」【Artist# 18File】 - YouTube

自分の好きなアーティストの曲を、自分の好きな声優さんが歌ってくださると言う、何と言うご褒美よ!

ロストマン』は2003年に発売された曲。なのでボーカル、藤原基央さんの歌声も、柔らかさは感じさせつつ、やはり荒さであったり青さ、尖った部分と言うのも感じさせる。そんな印象が私はあります。

その歌声で歌唱されるからこそ、そして藤原さんが作詞に9か月要したと言う背景を含めてこそ、この歌の凄みみたいなものが伝わってくるように思うのですが。

 

『淋しさなら忘れるさ 繰り返す事だろう どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は同じ』と言う歌詞の一文なんて、あまりにも残酷すぎる世の絶対的な真理を歌っているようで、徹底した現実主義者としての視点をまざまざと感じさせられて、ただただ恐ろしい限りなんでけど。

いかん、ファン故にバンプ語りになりかけてる。

 

伊東さんの硬質でありながら、でも少し鼻にかかった感じがあるが故に、めちゃくち柔らかな感じも帯びているお声による『ロストマン』は、ただただ『めっちゃ希望の歌みたいやん!』と言う感じがあって。

知っている曲なのに、またがらり、と雰囲気が変わって。まるで知らない曲のような感じすらして、私は大変、新鮮でございました。

 

今朝も起きたら畠中祐さんが、大好きな『丸の内サディスティック』をカバーされていて、うはうはしました。楽しみ過ぎてまだ聞いてない。あとで大事に聞く。

いつか声優さんカバーと言う題目で、記事を書いてみたいものです。

よし、書こう。

 

そんなこんなでそんなこんなです。

こんにちわ。

5勤が無事、終了いたしました。

そしてまた、1人、パートさんが辞職されました。

朝から夕方まで働かれていた方です。

 

いつぞやの記事で『もはや泥船、沈みゆく泥船だ』と、その当時の人手不足の状況を嘆き倒したように記憶しているのですが。

 

沈みゆく泥船なら、いっそ、さっさと沈んでくれないかい?

そう、心の底から願っている私です。

 

とりあえず1人、人数が減ったと言うことは、当然ながらその分の仕事を誰かがしなくてはならないわけで、でもそんな人員的余裕は当然ないわけで。

 

あぁ(嘆)

 

これも以前の記事に書きましたね。

『4月の占い見たら『4月後半に仕事面で大きな変化が』『今の仕事にこだわる理由は何ですか?収入やプライドだけでない理由もある』と書いてあったよ』と。

 

なんか、それがまんま当てはまりそうな気がして、今から怖い。

既に怖い。もう怖い。

怖い。

耐えられそうな気がしない。

 

乗っている泥船が沈んでくれないなら、いっそ私が沈めばいいのか・・・。

 

はい。そんなこんなでただただ仕事面に関しては不安とストレスしかないのですが。

 

お陰様でオタク活動は充実しております。

春アニメ、面白いね(唐突)

とりあえず『WIND BREAKER』の主人公があまりにも可愛すぎて『春アニメのナンバーワンヒロインはお前に決定だ、桜!』と叫び倒した第2話でございました。

あまりにもCV内田雄馬さん過ぎて『こりゃ、どうあがいてもCV内田雄馬さんだよな』と訳の分からないことを思っているくらいです。

楡井くんも可愛い。ってか、もう声優さんのハマり具合が半端なくて『一体、私をどうしたいんだ!』と頭を抱えています。

狂犬、杉下も既に可愛い。CV内山昂輝さんなのも、既に可愛い。

どういうことなの(錯乱状態)

 

あとは『終末トレインどこへいく?』も面白い。ってか作画、演出、物語云々は勿論なんだけど、やっぱ登場人物たちの会話、そのテンポが良い、緩急がきいている作品と言うのは、もう目も幸せだし耳も幸せ、故に本当に楽しいし面白いんだよなぁ。

 

はい。まぁ、春アニメに関しては今月いっぱい、だらだらと記事にしますので。

よろしければお付き合いください。

 

あと昨日『ちるちる』さん主催のBLアワード2024の結果が発表されましたね。

こちらもいつか記事にできれば、と思いつつ。

コミック部門で1位に輝いたのがマミタさんの『40までにしたい10のこと』だと知って、秘かに小躍りした私です。

 

この作品もそうですが、マミタさんの作品。本当に良い意味での生活感、日常を感じさせる作風であり、だからこそ恋をすることで生まれる変化。それによって、何気ない日々が、時間が色を帯びる、魔法にかかったかのように鮮やかになっていく。そうした物語が紡がれているので、読んでいて幸せな気持ちになれるのです。

絵も綺麗なんだけど、綺麗すぎない。とても人間らしい表情であったり、体温を感じさせるような柔らかさがあって、そこも本当に好きだし素敵。

あと絶対に、マミタさん、私と同じ眼鏡男子フェチだと思う。

 

てなことで今から月曜日の仕事が嫌で嫌で仕方ないのですが(早い)

とりあえず今日と明日は連休です。わっしょい!

 

何を隠そう、5勤でブログのストックがすかすかです。1つしかありません。あはは!

幸い、記事の題材はあるので、連休中にせっせとストック、作りたいと思います。

がんばるぞーい。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかで良い一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかで良い一日でありますように。

2024年春アニメ1話視聴感想~その4

まだまだ続きます。春アニメ1話視聴感想記事です。

『もうこれでほとんどの作品、放送されたかな?』とか安心しかかっていたんですけど、そんなことはありません。

今週末にもビッグタイトルが放送予定になっています。

わぉ!

 

てなことで本日はこちらの作品から。どうぞ!

 

・『じいさんばあさん若返る』

・・・じいさん、ばあさん、若返った。イケメン、美女に若返った。うん。楓さんも口走ってたけど『孫×祖父』だけじゃなくて何かしらの過ちが、ありとあらゆるところで起きてしまいそうな予感がするよ(笑)

 

面白かったです。面白かったですけど、惜しい気がしたのが方言。私は原作を読んでいないので、ツイッターで呟かれていた方の感想からの流れになるのですが。

原作だとこちら、じいさんもばあさんも、文字だから方言、東北の方言?津軽弁?で話しているらしい。ところがアニメだと、本格的な津軽弁にしてしまうとどうしても伝わりにくい。だから音声としてはだいぶマイルドな方言になっているらしいです。

らしい、らしいで、本当に申し訳ないのですが。

 

でもなぁ・・・これ、絶対に津軽弁、何言ってるかまったくわかんない方言にした方が、もっと面白かったように思うんだよなぁ~。じいさん、ばあさん、若返った。若返ったけど方言はそのままだった。イケメン、美女が、三木眞一郎さんのお声と能登麻美子さんのお声で。ほとんど聞き取るのが不可能な言葉をまくしたてるようにして喋る。その破壊力よ。

そんなことを思いながらの1話、視聴だったのですが、でも面白かったです。面白かったし、基本的には良い人しか登場しなさそうなので癒されました。

なんだろ。じいさんもばあさんも死んでないんですけど。なんか転生ものに近い魅力がある作品だとも感じたのですが、いかがでしょうか。

 

・『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』

・・・アイディアだなぁ。他人の能力を見抜くスキル。その力で仲間を増やして、領地を守り、拡大していく。『鑑定スキル』がしっかり活かされている。それだけでももう、見ていて気持ちが良かったです。ちゃんと個性がある。

だけどいくらスキルが立派でも、そのスキルを使う人に魅力がなければ、その人についていこう、そう思う人はいないわけですよ。

てなことで、ここで主人公を転生した少年、身も蓋もない言い方をすればショタですよ、ショタ。ショタにしたのも、またこれうまい。

ショタだから可愛い。CV藤原夏海さんボイス、演技だからますます可愛い。そして健気さ、まっすぐさがある。自分が無力であることを知っていて、だからちゃんと、人の力を借りようとする。人に自分の能力の恩恵、それを分け与えることをいとわない。その優しさがある。

 

そりゃぁ、もう、こんな可愛いうえにいい子に『仲間になって欲しい』なんて言われた日にゃ、誰が断れますか、って話ですよ!

弱小貴族の長男ショタに生涯の忠誠を誓う褐色少年。

最高でございました。ありがとうございます!

 

いや、でも何でしょ。本当に『鑑定スキル』と言うアイディアが光り、活かされている作品であり、それを使う主人公もとても魅力的な作品であり。またマルカ人に対しての差別もはっきりと描かれていることで、それを通して主人公の優しさ、まっすぐさ、そうしたものも、より明確に浮かび上がってきていた。

ひとつひとつの要素がちゃんと絡み合っていて、物語が進んでいく。登場人物たちが動いている。物語の構成、展開がバランスの良い作品だなぁ、と1話のみの視聴ではありますが感じました。

 

1話の冒頭が既にネタバレみたいなもんでしたが(笑)この先、いろいろな物語を背負ったキャラクターがたくさん登場し、主人公の仲間になっていく。彼ら、彼女らがどんな物語を背負っているのか。そして主人公がどんなふうに、彼ら、彼女らを仲間にしていくのか。その仲間たちが、主人公をどう支えていくのか。その支えを力に、主人公がどう、乱世の世を生き抜いていくのか。

RPGの仲間集めの楽しさを味わわせてくれそうな、そんな魅力もある作品でもありそうで、うーん、これは少し続きが気になるぞ。

 

・『無職転生異世界行ったら本気だす~』

・・・おかえりなさい、と言うことで、分割2クールの後半戦、始まりでございます。前半戦のラストでは、ようやく、ようやくルーデウスとシルフィが結ばれて『良かった、良かった(涙)』の一言。

そして『さぁ、そこからの後半戦スタートは、どんなお話から始まるのかな?』とわくわくしていたのですが。

 

良かったよね・・・いや、何が良かったってさ。ルーデウスの、これまでの人生。あるいは前世の男としての人生。その記憶。そうしたものを考えると『あのルーデウスが、人を愛し、人に愛され、身も心も結ばれた!良かったな(涙)』なんですよ。

1期からずっと、この作品を視聴してきた方なら、皆さん、そうでしょうよ!

その上でなおかつ、ルーデウスが同性の友人、ザノバとクリフと共に、わちゃわちゃと冒険を繰り広げていたと言う、13話で描かれていた、その内容もまた、私としては『胸熱っ!(涙)』の一言だったんですわ。ええ。

 

転生してもなお、失敗したし、痛い目も見た。逃げたこともあったし、閉じこもったこともあった。だけどそのひとつひとつにしっかりと向き合った結果、ルーデウスは1人じゃなくなった。彼の周りには、彼が愛し、彼を愛してくれた女性もいる。そして彼が慕い、彼を慕ってくれる友人もいる。

1人じゃないんだな。本質的には1人なんだけど、でもルーデウスは1人ではなくなった。孤独ではなくなった。

それが13話、賑やかなお話からはひしひしと感じられて、私は本当に胸が熱くなったし、嬉しかったのです。

 

ザノバ、めっちゃ良い奴・・・そしてクリフくん、めっちゃ可愛い・・・。

ルーデウスと3人合わせて、本当に良いトリオだよなぁ~。

 

まだまだ続くルーデウスの人生。家族との再会、ロキシー、エリスとの再会もこの先、待ち受けているのだと思うと、早くもわくわくが止まりません。

今期も熱いやり直しの物語、楽しみにしています!

 

・『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』

・・・『メタバース』と言う言葉、その存在が、もはや当然のようにして登場するんだな。そしてその言葉、存在が登場する作品を、今の子どもさんは視聴しているんですよね。アニメを通して『メタバースって、こう言うことか』と言うのを知る子もいるわけですよね。そこにもう、とんでもない時代の流れを感じた次第です。凄いなぁ~。

 

てなことで人気シリーズの最新作でございます。今の今まで一度たりともシリーズ作、見たことない人間ですが1話、視聴してみました。

1話の冒頭で描かれていた戦闘シーン、めっちゃ熱かった!先ほども書いた通り、初めてシリーズ作を視聴した私には『思った以上にロボットアニメしてる!』と新鮮さすら感じたくらいです。

 

キャラクターもしっかりと1人、1人の個性がわかりやすく描かれていて、見ている人が誰かに共感できる、あるいは応援したくなる。個人的には主人公くんが、電車の中でお年寄りの方に気が付いて、黙って席を譲ろうとした。ここのシーン、その後、何故、黙って席を譲ったのかが語られるシーン含めて『うまいなぁ』とうならされました。

私のお気に入りですか?(聞いてない)。勿論、高輪先生だよ!CV小林親弘さんボイスの破壊力よ!顎ヒゲ、最高か!

絶対に世のお母様方も『あら、この先生、顔も声もかっこいい・・・』ってなってるはずだよ!かっこいいよね!

 

公式サイトでは既にCV含めて紹介されていますが、今後、新キャラクターも登場するようで。その辺り含めて、ロボットアニメとしての熱さ、そして少年、少女たちが戦いを通じて成長していく姿。更に主人公くんのお姉さんの行方。正体不明の敵側のキャラクターなどなど。楽しみな要素満載の作品だと感じました。

あとOP、めちゃくちゃかっこよかった!

 

・『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』

・・・勇者候補として勝手に異世界に召喚されたにもかかわらず、勝手に失敗作とみなされ、勝手に王都を追い出され。元の世界に戻るゲートは閉じてしまったから、田舎で暮らすことは許してやんよ、と辺境の地に追いやられた主人公。

 

ねぇ!そんな理不尽極まりない状況を押し付けられたのに!どうして!そう明るく!ポジティブに!気味が悪いくらいに物わかりの良い子みたいに!すべてを受け入れてるの!なんなの!なんなの!なんなのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 

はい。まぁ、うん、はい。じゃあ、あそこで『いや、そんな勝手な!』とたてついたところで。あるいはあがいたところで、どうなるわけでなし。最悪、その場で殺されるかもしれないので『そうなのか・・・ならば仕方ないな。さーて、どうやって生きていこうかなぁ』と受け入れるしかないんでしょうけど。

 

CV日野聡さんの優しくも芯の良いお声の力もあって『この主人公となら、どんな世界でも生きていけそう』と思いました。

生きていけそう。でももう少し、人間らしく怒っても、悲しんでも良かったと思うよ。

 

そんなCV日野さんの主人公と、CV釘宮理恵さんの、本来は巨大な魔力を持つ狼なのですが、魔法の力によって少女の姿をしている。主人公との戦いに負けた結果、主人公に忠誠を誓って主人公のことが大好きになったその少女との物語のようです。

CVの組み合わせ的に、私もそうですが、たまらない人にはたまらない。だからこそ1話、せめてそのいちゃいちゃの片鱗だけでもいいから見せて欲しかった。

 

こちらも『小説家になろう』発の作品のアニメ化です。とにもかくにも個人的には、散々、書きましたが、主人公のあまりの状況受け入れ能力の高さ、物わかりの良さに『なろう系』作品の、その最先端を垣間見たような思いです。

 

・『リンカイ!』

・・・女子競輪の世界を描いたオリジナル作品です。『競輪の試合シーンとか、どんな感じなんだろう』となかなかの期待を胸に1話、視聴したのですが。

ちょっと思ってたのと違った。おっふ。そうか。1話だし、まずは主人公が競輪の世界に飛び込むまでの流れを、と言う内容でしたね。

そうか。それは確かに大切だもんな。大切だし、競輪の世界に入ってからの主人公の成長を描くとなれば、あるいは共に夢を目指した仲間たちの姿を描くとなれば、このきっかけを描くと言うのも大切ではあります。

 

なんだけど・・・せっかく女子競輪と言う、これまでに無かったような題材をアニメにしている作品なので、1話、もう少しがっつり、迫力ある試合シーンが見たかった。それを中心にしても良かったんじゃなかろうか、と言う気が個人的にはしてならないです。それだけに、少し勿体なかったなぁ、と言う印象の1話でございました。

ただ試合のシーンは今後、増えていくことでしょうし、たくさんのキャラクターがどんなふうに関係していって、どんなドラマを展開していくのか。その辺りも今後の楽しみではあります。

 

主人公を演じられる川村海乃さんは、女優、タレントとしても活動されている方。てなことで『声優さんとしてどんな演技を披露されているのかな』と注目していたのですが・・・いや、めっちゃ躍動感のある、そして等身大の演技で驚かされました。

所属事務所はステイラックと言うこともあるので、この作品を機に、今後は声優として活躍されることも増えるのでは、と秘かに期待しております。

 

・『Unnamed Memory』

・・・中島ヨシキさんの色気たっぷりのイケボの有効活用。1話終盤、『おまえはどうなんだ』とティナーシャを口説く(口説いてはない)シーンで、つくづくそんなことを感じさせられました。

一言一句がエロい(直球)。エロいんだけど、ちゃんと主人公、オスカーとしての、あるいは王太子であるカリスマ性みたいなものが伝わってくるのが素敵なんだよ。

そしてそれにひとつひとつツッコミを入れ、ツンツンして、戸惑い、結局、それを受け入れるCV種崎敦美さんのお声の、演技のティナーシャの可愛いこと。

 

おふたりの演技力が存分に味わえた2人の会話。ここに入ってからはめちゃくちゃ面白かったです・・・だいぶ終盤でしたけど。おっふ。

ただ今後、出会ったこの2人、その関係を中心に物語が進んでいくことを考えると、絶対に面白い作品だろうなぁ、と言う感想も抱きました。

なんかこー、オスカーとティナーシャの軽妙なやりとり。徐々に距離が縮まっていく、そんなやりとりがもっと見たいです(願望)

 

かなり壮大そうな物語だなぁ。そんな印象も受けたのですが、どうやら原作小説は完結しているようで。と言うことは、続編は別にして、きれいに1クールアニメとしてまとまりそうなのかな?

何はともあれ、もう少し、様子見したいと思った1話でございました。

 

・『ヴァンパイア男子寮』

・・・軽率に背景に花を散らさないで!『キララーン』って感じのBGMを流さないで!

1話、視聴していていちばん、心拍数が上がり、ドキドキが止まらない作品でした。

どういうことなの!?

 

何もかもが期待通り、否、期待していた以上の『ザ・王道少女漫画っ!』満載で、もうなんか、ドキドキは止まらんし、妙な緊張はするし、でも笑いは止まらんし、にやにやも止まらんし、胸はキュンキュンするしで大忙しでした。

 

面白い。いろんな意味で面白いよ、この作品!

 

主人公は見た目は美少年の女の子。CVは市ノ瀬加那さんなのですが、まぁ、この市ノ瀬さんのお声、演技が可愛いのよ!『いや、こんなもん、どう聞いても女の子の可愛らしい声じゃんか!』と意地悪なことをPVを見た時には思ったのですが。

1話、視聴したらその印象がガラリ、と変わりまして。ものすごく絶妙なラインをついてるんですよ、市ノ瀬さんのお声、演技が。

『女の子の声に聞こえるけど、でも、この見た目の、美少年の声って言われれば、男の子の声に聞こえないこともない』『ものすごく頑張って、男の子の声であろうとしている感じ』が伝わってきて、それ故にもう、胸がきゅんきゅんする可愛らしさがある。

で、1話のラスト。実は女の子であることが明かされるのですが、その時の『私、女なんだけど』『どうしよう』の時の声は、演技は、まんま女の子の声なんですよ。ほんとに肩の荷を下ろして、素が出ちゃった、って感じの、可愛らしい女の子のお声で。

『はぁ~!市ノ瀬さん、はぁ~!』ってなりました。うまいなぁ。

 

そしてそんな主人公ちゃんの本当の性別を知らないまま、彼女を愛することになる吸血鬼、ルカのCVが土岐隼一さん。気品あるお声から発せられるドS台詞、ぶっきらぼう台詞、最高か。そのくせ、妙なところでポンコツなのも最高か。

ってか、この『王道少女漫画』と『ヴァンパイアものの耽美さ』を掛け合わせた作品に耐えうる土岐さんのお声よ。

 

で、ここにCV梅原裕一郎さんの少年も登場するんだぜ。この子は、主人公ちゃんの性別を知っていて、CV土岐さんの吸血鬼から主人公ちゃんを守ろうとしていく内に、主人公ちゃんのこと好きになっていくんだぜ。

かっはー!かっはー!かっはー!

もうこれもまた『お約束!』じゃないですか!こんなもん、もう、胸がキュンキュンどころか、ギュンギュンレベルじゃないですか!

 

2人の少年の間で揺れ動く、そして主人公ちゃんに心乱される2人の少年の姿を描いたEDも、『何、このED・・・秘かに昭和の香りを感じるのは私だけ?』と感無量でした。

 

個人的には小学~中学生くらいの女の子か、この作品見て『うわぁ~、えっちだよ』とか『どっちの男の子のかっこいいよ~』って感じで、胸をドキドキさせていて欲しいです。そしてその内の何人かは、主人公を少年だと思い込んだまま愛していくルカの姿に萌えて、BL沼にハマってくれればいいな、と心の底から思います。

どんな願望。

 

はい。てなことで本日はこの辺りにしておきましょうか。

1話視聴感想、恐ろしいことにまだ続きます。

私も正直『マジか』と言う気持ちでいっぱいです。

よろしければ引き続き、お付き合いください(土下座)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

1が付く日なので読書感想文~『すみせごの贄』

てなことで本日は11日。春アニメ1話感想もお休み。1が付く日なので読書感想文をお送りいたします。

本日、感想をお送りするのは澤村伊智さんの『すみせごの贄』でございます。

本作品は人気シリーズ『比嘉姉妹シリーズ』の最新作です。

 

シリーズにある通り、霊媒師である比嘉姉妹、真琴と琴子、そして彼女たちとかかわりのある人たちが、次々と謎の怪異に遭遇する、と言う物語です。

映画化もされた『ぼぎわんが、来る』から始まり『ずうのめ人形』『ししりばの家』『などらきの首』『ぜんしゅの跫』『ばくうどの悪夢』『さえづちの眼』と続いて、この『すみせごの贄』が8作目となっています。

ホラー、怪奇小説としての魅力をベースにしながら、そこにミステリー、社会的要素を組み合わせた物語。そして個性豊かな登場人物たちのドラマは『面白い!』の一言。

私はシリーズ全作品、読んでいますが、毎回、毎回、本当にページをめくる指を止めるのが難しい。物語、作品に対しての吸引力が凄まじい。だから毎回、『面白い、あぁ面白い、面白い』と心の底から楽しんでいます。

そして毎回、夜中、トイレに起きた際に作品のことを思い出して、背筋をぞくぞくさせると言う(笑)。そんな中で物音なんかしちゃった日にゃ、あなた。

勿論、本作品もこの通りでございました。

 

ちなみに。シリーズ通してレギュラー出演している人物はほぼほぼ一緒です。

ただし先行作品の結末が、その後に発表された作品で明かされていたりもしているので、できればシリーズ作品。刊行順に読まれることをおススメします。

長編、中編集、短編集と作品によってボリュームは異なりますが、今回の『すみせごの贄』は全6編の物語から成る短編集です。

 

ではでは、早速。各作品の簡単なあらすじと感想です。

 

・『たなわれしょうき』

・・・いじめのために不登校になっていた少年は、父親の勧めでとあるライターの取材にアシスタントとして同行することに。訪れたのは滋賀県のある田舎。その地では手が四本ある独特の鍾馗『たなわれしょうき』と呼ばれているその像を門柱に置く習慣があった。それにまつわる伝承を取材している最中、少年は不気味な影を目撃し・・・。

 

澤村さんの作品。この『比嘉姉妹シリーズ』は勿論、それ以外の作品もなのですが、とにもかくにも不可解な存在。不気味な存在。怪異の存在。それの描写がめちゃくちゃ鮮明なのです。だから情報としては文字のそれしかないのに、読んでいてその存在を脳内でリアルに描くことができるし、その存在をめちゃくちゃ感じられる。自分の隣、あるいは後ろ、すぐそこに『それ』はいるのではないか。そんな生々しい錯覚をめちゃくちゃ抱かせるんです。

少年が不気味な影と遭遇、目撃してしまったシーンは、まさにその澤村さんの描写力、それが冴えわたっていて、読んでいてひたすら『ひぃぃぃぃ。怖いぃぃいい』の一言。背筋がぞわぞわしっぱなしでした。

 

不登校になった少年。理不尽ないじめに悩んでいる少年。その少年がこの出来事を通じて成長していく様。それが描かれている作品でもあるのですが・・・まぁ、その成長の仕方と言うか、そこで少年が学んだことと言うのも、またこれめちゃくちゃリアル。

『夢も希望もへったくれもないじゃん!』なのですが、でもこの年で、そう言うことを知っておくこと。悟っておくこと。良い意味で『諦め』を知ることは、それはそれで大切なことではあるよなぁ、とか思ったり。

 

実は怪異でも何でもなく、そこには意地汚い大人の思惑が絡んでいただけ。そんな結論で、苦々しい思いこそすれ『そうだったんだぁ~』と安堵させておいてからの、ラストの展開も、またこれお見事。

怪異を呼び起こしたもの。それが昔話同様、大人たちの意地汚い思惑、それであると言うのも、また実に皮肉がきいていて何とも。

 

・『戸栗魅姫の仕事』

・・・インチキ霊能者であることを隠しながら、動画配信で人気を集めている戸栗魅姫は、珠美と言う少女と共に、長い時間、旅館で迷子になっていた。そんな中、2人は、やはり自分たちと同じく旅館内で迷子になっている女性、華子と出会う。

何とかして旅館からの脱出を試みる3人。その道中で交わされる会話によって明かされていく驚愕の真実とは、と言うお話です。

 

戸栗魅姫、珠美、そして華子。3人の会話の合間には、とある人物の人生。それを綴ったエピソードが挟まれています。それがどう、3人の脱出劇と関係していくのか。またそれぞれの登場人物の『本当の正体』とは誰なのか。そうした部分のミステリー的な仕掛け、驚きも楽しめる作品です。

まぁ、シリーズ通して読んでいらっしゃる方なら、華子の正体についてはすぐにわかるかと思います。ポンコツな私ですらすぐにわかったくらいですので。

 

切ないお話です。でも救いのあるお話だとも感じました。タイトルが良い。まさしくその通りのタイトル。物語の締めくくりの1行にも、このタイトルが登場しているのですが、そう決心したインチキ霊能者、戸栗魅姫の決然とした表情、凛としたまなざし、そしてまっすぐな思い。それらがひしひしと伝わってきて、ただただ胸熱でした。

少しネタバレになってしまうかもしれませんが。

インチキだからわかること。嘘つきだからわかること。インチキで、嘘でしか人の心を惹きつけられなかったからわかること。その術しか知らなかったからわかること。その孤独を知っているからわかること。

その悲痛さ、やるせなさが胸を締め付けてくると同時、『だからこそわかる』と言う部分にはただただ説得力しかなくて、物語の終盤は、ひたすら戸栗魅姫を応援していた私がいましたよ!

 

・『火曜夕方の客』

・・・とあるカレー専門店に、毎週火曜、訪れると言う不思議な客。千円札でカレーを2人前購入し、一口だけ食べた後、残りはすべて持ち帰ると言うその客が気になった店主は、客の後をつけることに。ところが客は墓地の近くで忽然と姿を消してしまった。そこで店主は、比嘉真琴に相談するのだが・・・。

 

『比嘉姉妹シリーズ』では『家族』がひとつのテーマになっているように思います。『家族』、あるいは、『その中で虐げられる人の存在』と言ってもいいかもしれません。それが描かれている作品も少なくないのですが、今作品もそのひとつです。

琴子、そして彼女の夫である野崎(『たなわれしょうき』で紹介したとあるライターとは彼のことで、彼もまたシリーズを通して出てきている人物です)が突き止めた真実。

火曜夕方の客。カレー店にやって来る不思議な客。その正体。そしてその目的には、ただただ言葉を失うばかり。深い悲しみと圧倒的な怒りがこみあげてきて。

また、この、あまりにも残酷な真実。それを招いた大人たちの言い分。これがまぁ、もうめちゃくちゃ生々しくて。『あぁ、こう言う言い訳、ニュースとかで見たこと、聞いたことあるわぁ~』と呆れ返るしかないくらいの生々しさがあって、より一層、もうやるせなさしかこみあげてこなかったと言う。

 

火曜夕方の客が、どんな思いでカレーを買い続けていたのか。そして自分は一口だけ食べた後、それを持ち帰っていたのか。それを思うと、本当に胸が締め付けられます。泣けてくる。こんなの、あまりにも惨い。

自分たちを宣伝に利用された、その怒りも、そりゃ、こんな切実な、痛切な思いがあったなら納得しかないわ。

 

あと物語の終わり方が、ぶつ切りと言うか。ちゃんと解決をしているんだけれど、その後に起こったこと、そして店主に起きたことを描く、その描写が余韻をぶった切るようなそれだったのも、なかなか衝撃的でした。

『宣伝文句に、火曜夕方の客を利用した報いだ』と言う皮肉のようにも思えたし。『利用して良いのは、報いを受ける覚悟がある奴だけだ』的な皮肉と言うか。あるいは昨今のSNSでの炎上、それがいとも簡単に人の人生を狂わせると言う、ひとつの表現のようにも思えたし。

こうした社会的な要素の取り入れ方も、澤村さんの作品、本当に巧みなんですよねぇ。

 

・『くろがねのわざ』

・・・邦画界に名を遺す職人でありながら、1本の映画での仕事を機に業界内での評価が一変。最後はそれを苦に自殺をしたとされる特殊メイク、特殊造形のプロであった鉄成生。その死の謎に1人の青年が迫っていく物語です。

 

なんだろ。適切な言葉が浮かんでこないのですが。もはや怨念と言うか。己の業、技、それに対しての自負であったり、思い入れであったり、覚悟であったり。そうした思い、感情が、もはや怨念と化している。そしてその怨念が、生きものとなってそこに存在している。

『自分の仕事に殉じた』と言う言葉が作品のラストには登場していますが、なんかもう、そこにある怨念がただただ鬼気迫るそれであり、壮絶で凄まじくて、圧倒的なエネルギーを放っていながらも、どこまでも真っ黒で。そんなふうに感じられて、もう言葉を失うばかりの物語、そしてその締めくくりでした。

あれだ。中島敦の『名人伝』、それを今、ふと思い出しました。

語弊ある言い方になってしまうかもしれませんが、ある道を突き詰めた人。突き詰め、突き詰め、その究極を見た人と言うのは、もはや人ではない。その思い、その怨念に凌駕された『何か』なのかもしれないなぁ、と思ったり。

 

また、このラストの声の描写も。

ただその声が発している言葉。それが描かれているだけなのに、どうしてこうも、登場人物たち同様、恐怖に駆られるのか。その臨場感たるや凄まじいし、文字だけで描かれているのに、その声が、言葉が、一言、一言が確かに脳内に聞こえてくるようなのも凄い。それでいて文章としては決して難しくなく、とても読みやすいと言うのも、澤村さんが作家さんとして素晴らしいと思う理由のひとつです。

 

くろがねのわざ。自らの仕事に、道に、そして業に殉じた職人の、仕事人の、男の怨念。怪異の謎に迫ると言うのは、そうしたものを呼び起こすことにもつながっている。怪異を刺激することにもつながっている。そこにどうしようもなく惹きつけられてしまう人の好奇心、それが招き寄せた恐怖を描いたお話も多いこのシリーズらしいお話。そしてその先を読者に委ねるような結末も、いろいろと想像が膨らんだなぁ。ふふ。

 

・『とこよだけ』

・・・オカルト専門サイトで連載を持つライターと共に、和歌山のとある島を訪れた野崎とその妻である真琴。一時は栄えたものの、ある時を境に完全な無人島となったその島に流れる怪談めいた噂を調査するのが、ライターと野崎の目的だった。かくして3人は島での調査を開始。早速、島に残されていた1冊のノート、そこに書かれてあった日記を発見するのだが、と言うお話です。

 

んあー。この作品に関しては、もうこのあらすじからしてネタバレって言うか、重大な虚偽が含まれていると言うかごにょごにょごにょ。

シリーズを読まれている方なら『ばくうどの悪夢』の後の話だと書けば、先ほどのあらすじに『?』と思われることだと思います。『ばくうどの悪夢』の後の話だとしたら、絶対に・・・ですよね。はい。

 

ばけもん。その正体、そしてばけもんに変化してしまう、成り果ててしまう、その理由。それがもう、めちゃくちゃ切ない。悲しい。そこにはただただ納得しかない。

この島に足を踏み入れたが最後、誰しもが、ある理由からばけもんに成り果ててしまう。あまりの説得力からくる恐怖と切なさ。そのふたつがないまぜになった感情は一体、どんな言葉にすればいいのか。

私がばけもんになるとしたら、私の前に現れるのは誰だろう。

・・・あれ、おかしいな。思い浮かんでくる人がいないよ!(涙)

 

ネタバレにはなってしまいますが、ばけもんになりそうな、その寸前のところまで追い込まれた野崎。妻である琴子に対する思いを、普段はそう多く口にしない彼の思いが吐露された描写もまた、非常に来るものがありました。

そして正直、萌えました(土下座)

 

ぶっきらぼうな男がたまに見せる、自分の愛する人に対しての思い。

たまらんよね。ええ、たまりませんね。

 

野崎と真琴。そして琴子と真琴。それぞれの人間関係、その絆の強さ、深さも熱かった。それが野崎を救ったんだもんなぁ。

ってかそうなんだよなぁ。『ばくうどの悪夢』は、完結したようであれ、完結していないんだよなぁ。

シリーズ作品、ほぼ毎年、新刊で読ませていただけるのはとても嬉しいしありがたいですが、そろっとがっつり長編で『ばくうどの悪夢』の続きのお話も読みたいなぁ。

そんな思いもこみあげてきた作品でもありました。

 

・『すみせごの贄』

・・・高級料亭の元料理長だった男性は、ある日『外出する』と言う一言を残して失踪した。彼のアシスタントを務めていた娘、そして彼の料理教室に通っていた生徒たちによると、失踪前、彼の周囲では奇妙な予兆があったらしい。料理教室には代理の講師として1人の女性がやって来るのだが、彼女は男性失踪の謎を解き明かしていく、と言うお話です。

 

代理講師としてやって来た女性。その名前を見た瞬間、やはりシリーズ全作品を読んできた方なら『ひぃっ!』と思われることでしょう(汗)。

あなた、『さえづちの眼』に収録されていた作品にも登場していたわよね。相変わらずお元気そうで何より。

・・・何より、じゃないんだよ!

シリーズ屈指の最恐にして最凶を呼び寄せるあの女性が、探偵役として活躍しているのが本作品です。

この時点で、この物語の結末。それが推測できてしまうのが、もはや『何とも』としか言いようがなかったのですが、案の定、案の定な結末には『ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ』でした。

 

めっちゃ怖かった。めっちゃ怖かった。めっちゃ怖かった(大事なことなので3回言った)

 

ハッチが閉まった、その音が耳に聞こえてくるようで。その直前にこの人が見たもの。見てしまったもの。それがまざまざと目に浮かんでくるようで。

そしてハッチが閉まった後。狭い密室の中で繰り広げられるのであろう血の惨劇、暴力。それがもう、嫌でも想像できてしまって。

『ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ』でした。

夜中、トイレに行ってこのシーンを思い出した時の『ぞわっ』と感と言ったらよ。

 

ただ勿論、怖いだけではないお話であるのがさすがなんですよねぇ。

澤村さんの作品では『家族』、その歪さ、それが多く描かれているように思うのですが、この作品においてもそれはひとつのテーマに据えられていたのではないかなぁ。

 

『家族』と言う名の、閉じられた人間の関係。その呪縛。それに捕らわれ、縛められ、苦しめられてきた者。そこから逃れられず、そこで芽生えてしまった黒い感情、愉悦に支配されてしまった者。そして道を違えてしまった者。

このお話の犯人を『悪い』と断ずるのは簡単で、勿論、悪いことには間違いないのですが。

それでも、そこに僅かばかりの同情を感じてしまうのは私だけではないはずです。

だからこそ、恐怖一色のこの結末にも、またやるせなさを禁じえず。

 

澤村さんの作品で描かれる、語弊ある言い方かもしれませんが『家族』と言う人間関係の犠牲、そこに押し潰されている人の姿、心情、その描写。

そこには本当に胸を塞がれるような思いを抱くのです。

うまいんだよなぁ~。

だからこの作品のタイトルにある『贄』と言う文字、その重みもものすごく胸に落ちてくると言うか。

 

はい。

そんなこんなで本日は澤村伊智さんの『比嘉姉妹シリーズ』の最新作『すみせごの贄』の感想をお送りいたしました。

いやぁ、本作もめちゃくちゃ面白かった。シリーズ、どの作品、読んでも、もれなくめちゃくちゃ面白いって、本当に凄いよなぁ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。